『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
美しい(914.6)
美人は3日で飽きるというが、嘘だと思う。
というのも、私の推しは美人(男)なのだが、ファンになって8年経った今でも、新鮮に「わっ!美人!」と驚く事があるからだ。
要因には、顔の角度、光の当て方、表情、目の輝きなど様々あるが、いずれにせよ、美人を再認識して惚れ直す瞬間が多々ある。
誰しも同じ経験はあると思う。
美しいは正義。
そういえば美人と聞いて思い出した事がある。
昔、友人と恋バナをしていた時のこと。
共通の友人を「美人系」と「可愛い系」に分類していたのだが、私の分類になった時、彼女が急に、それまで登場したこともない分類で「面白い系」と言ったのだった。
美人でも可愛くもないって事?!と地味にショックを受けつつ納得もして、何ならちょっと面白かった思い出。
美しい
最近美しいモノを見ただろうか?
例えば人。
容姿や仕草、行動が、
可愛らしい、面白い、賢い、段取り上手な、
そんな人たちは身近にいる。
でも美しい人は滅多にみない。
例えば景色。
綺麗な、鮮やかな、ゴチャゴチャした、
そんな景色はたまにみる。
でもそれらは美しい訳ではない。
いったい 美しい は何処にあるのだろう?
相撲の仕切り、
柔道での礼、
放物線を描くホームラン、
静寂な空から降る雪。
そうか、
時には、行いや息を呑む瞬間が、
心に響き、
落ち着かせ、
お腹に落ちた時に、
私の感じる 美しい となるのかも。
—完璧なプロポーズ—
綺麗な夜景がみえるイタリアンレストラン。
今は、コントルノの『季節野菜のグリル』を食べ終えたところだ。
彼女の好きなダリアの花束を用意し、彼女に伝える言葉は、何度も何度も練習した。
そして、背広の内ポケットには、メレダイヤをあしらった指輪が潜んでいる。
我ながら、美しいほどに完璧なプロポーズだと思った。
「僕は、君のことを必ず幸せにしてみせる。その準備も覚悟も全てできてる。だから、君のそばに居させて欲しい。僕と結婚してください」
映画に出る俳優のように堂々として言い、ケースを開いて掲げた。
「ちょっと待って……。すごい準備してくれたのはわかるんだけどさ……」
彼女は顔を赤らめ、僕の目を見て言った。
「私は、いつものあなたがいいな」
「……あの、今のはなかったことにしていい?」
彼女は頷いた。
そして、二度目のプロポーズに入った。
「僕は春菜のことが好きで、これからもずっと一緒にいたい。僕と結婚してください!」
彼女は少し笑って、小さく息を吸い込んだ。
「はい」
小数点まで合わせた指輪は、彼女の指にぴったりとはまった。
窓の外は、さっきよりも少し、夜景が輝いて見えるような気がした。
お題:美しい
着る、より纏う、のほうがすき
孕む、より宿す、のほうがすき
なんてことはないです
個人の好みです
→ブロッコリー
ふつふつと沸き立つ湯のなかに、ブロッコリーを沈める。
くすんだようなオリーブグリーンが、即座に鮮やかな明るい緑色に変わる。
その美しさにいつも見惚れる。
テーマ; 美しい
「美しい」
なんて美しいんだろう
笑う時に口元に添えられる華奢な手
少し長めのまつ毛
丁寧にアイロンがかけられた黒髪
全部
全部
美しくて
愛しくてたまらない
だから
だからさ
君のことはなんでも知ってる
好きな食べ物
好きな教科
いつも使っている制汗剤
家の住所と部屋の間取り
起きる時間だって
全部
全部知ってるの
これも全て、君が好きだから
どうしようもないくらいに君が美しいから
こんなに知ってるのに
君を愛せる自信があるのに
君が答えてくれないから
「ごめんなさい」
なんていうから
いくらそれが照れ隠しなのだとしても
僕以外のものを見るから
僕だけを愛してくれないから
こうするしかないんだよ
「ただいま!いい子にしてた?」
僕の部屋の中
いつも
いつも
君がいる僕の家
僕しか見てくれないから目をつぶして
逃げようとするから手錠で縛って
もう僕を頼るしかない
「新しい服を買ってきたよ
さあ、着替えようか」
美しい
美しい
僕だけのもの
震える手をそっと掬い上げる
首筋を撫でる
涙と血で濡れた目隠しを外して、そっと抱きしめる
やっと僕のことを愛してくれたんだろう
彼女の体から力が抜ける
ああ
なんて美しい
耳元でキスをしながら、僕は呟いた
「あいしてるよ」
【美しい】
綺麗なものには刺がある。鏡を見てはそんな言葉を思い出して下を向く。寒すぎる朝に冷たい水で顔を洗ってそれなりに顔を彩る。私は可愛いの。綺麗なの。美しいの。作った可愛いだとしても私が可愛ければそれでいい。それ以外には何も残らない。この鏡に映る顔以外何も、残らない。
「行ってきます。」
不機嫌な自分は可愛くない。どうにか声を絞り出して1人の部屋に向けて告げる。外の空気もひんやりとしてる。いくら綺麗だからと言って、人からの視線が集まるわけではない。ナンパをされるわけでもない。ただ、なんとなく。今日は違うことが起きる気がする。まぁ、きっとそんなわけないか。
「肩を落としてどうしたんですか、美人が台無しですよ。」
誰がが誰かに向けたキザなセリフ。そんなこと言われる人もいるんだな。小さい頃、言われたなこんなキザなセリフ。可愛い顔が泣いちゃってるって子どもながらに可愛い表現。
「無視しないでくださいよ。この声忘れたんですか?」
なんか、私以外いなそうな朝の寒い道。なんとなく、振り向くか。いや、やっぱり見たことない顔だよ。覚えてもない。違うことが起きるなんてあるわけもない話か。私が美しいばかりにきっと狂わされて存在しない記憶を頼りに声をかけてしまったんだな。
美しい
美しいものを見るとなぜか腸が煮えくり返りそうだ。
嫉妬というのだろうか。
素直に「美しい」「綺麗だ」と言えなくなったのは
いつからだろうか。
美しくありたいと願うほど、
私の心は溺れるように汚れていく。
外見と反比例する内面に苛立って、
更に自分を醜くする。
もううんざりだ。
(美しい。)🦜
あのね
僕は、日本に生まれ、
育ったから 世界の
美しさ、の概念。は
解らないんだね。🦜
【日本の 美しさ。の原点。】
❞侘。寂。[花鳥月花]
物事の不完全さ、や静寂。
心の内面。が美しい。と
思うんだよ。🦜
❣ちなみに、「美」の語源。は
・羊。(神聖な供物)
・大きい。が組み合った
会意文字。で
「神。に捧げる。とても立派で
美しい。意味が込められて
入るんだね。🦜
❣なを、雀。は供物。成る程
美しくも、無く。神に捧げる
依り、眷属。として
扱き使った方が僕は
役にたつと想って居るんだよ。🦜🦜🦜
🦜🦜🦜
【美しい】
美しい世界
それはどういうものなのか
私はこれから手に入れることができるのか
一生手にしないままかもしれない
世界は美しくなくとも
私の心は美しく居たい
自分をうまく愛せなくて、
自分を自分が一番責め立てて、
自分で自分を罰する。
自分を大切にすることが上手な人が
羨ましくて
嫉妬するほどに眩しくて
また自分の傷をえぐった。
この傷が
美しいものだと
この傷が
右も左も分からない一度きりの人生を
懸命に生きた証だと
そんな風に思えた時、
きっと私は私を好きになれる気がする。
最後に見た笑顔は…
中座して戻る君の柔らかな笑顔
また君は隣に座ったけど…
女将さんに
もう帰ると俺は挨拶して
右横の君の顔を見れず
振り向かないと決めて…
左横のドアを開けて
女将さんに見送られながら
ドアは閉まって行った
あの日の君は…
僕を呼出して…
怒ってるふりして…
僕を呼出して…
怒ってなくて
ぜんぜん怒ってなくて
心配したから…
ほんとに心配したから…
僕が怒るから…
何で怒ってしまったのか…
下手だ…
恋が歳を重ねるほど下手になる…
でも…
君への気持ちにウソは付けないから…
ほんとに心配だったから…
恋が下手だ…
嫌になるほど下手だ…
こんなに好きなのに…
下手だ…
ずるくなれない大馬鹿者だ…
「美しい」 #249
あなたは美しい。
220日前と変わらず
今でも彼女の価値を知るのは私だけ
私だけの芸術作品であってね。
どれだけ歪でも大好きよ。
美しい国
あるところに、美しい国があった。
華々しい都、豪奢な建築物、目鼻立ちの素晴らしい天女のような人々しか存在しなかった。
この話を聞いたある村人は、不治の病にかかっており、死ぬ前にその国を一目見ようと旅に出た。
病が悪化して、
たどり着かないだろうと考えていた村人だが、
目的があったのが良かったのか、
美しい国に辿り着くことが出来た。
案内などおらずとも、そこが美しい国なのが村人には分かった。ある境目から、草花までもが水晶のような光を帯びて、額縁に収まるべき輝きを放っていたからだ。
村人はあまりの美しさに圧倒され、
迷い込むように国に入り込んだ。
森をかき分け進んでゆくと、
集落のような場所に行き着いた。
村人は、そこに美しい人々が暮らすのを見て、
そこで力尽きて倒れてしまう。
美しい国を見るという夢を叶え、
とうとう病が、彼の身を奪おうとしていた。
彼は幸いにも目を覚ました。
薄い絹の柔らかい布団の上に寝かされていた。
彼の故郷では柔らかい布団などはなく、
藁の上に布を引いて眠っていた。
柔らかい布団で寝るのは領主様だけだった。
このため、何か罰されるのではないかと不安になり始めた矢先に、部屋の扉が開いた。
驚いている村人に、入ってきた人が驚いた顔を見せ、
「お客さんが起きてるわ!」
と大きな声で叫んだ。声からして、女の子のようだった。あまりにも美しい顔立ちのため、年齢が分からないほどだったのだ。彼女の声に反応したのか他にも数人やってきた。どうやらここは2階らしい。
最も身長の高い人が話しだした。
「こんにちは。驚かれたでしょう。貴方は村に入ってきてすぐに倒れられたんです。」
「なので私たちが代表して家で手当をいたしました。」
「特に変わったことはしておりません。お荷物もございますので、確認していただければ。」
村人は、さらに驚いた。3人が続けざまに話し始めたからだ。まるで、ひとつの脳を共有しているかのように。
「おや、さらに驚かれましたか。」
「外からこられた方ですからね。」
「私たちは、ひとつなのです。」
なにが、と村人が聞いた。
「私たちは全て、同じものなのです。」
理解が追いつかない村人はその時、
彼らの容姿が年齢と性別の異なる双子のように
そっくりなことに気がついた。
妄想愚痴らせて?
家族がわからない
おれぼくアタシあんた私
おばあちゃんばーちゃん
おじいちゃんじいちゃん
おとうおやじおじいおばあ
おかあ
つまのまつの?
は?何言ってんの?
偽名通名
台湾の方は好きな名前名乗れる
ここはどこ?
日本
私は誰なんだろう
タヒ
あー
意味わからん笑笑
あなたは何を見た時に「美しい」と思いますか?
華やかに暖かく春を彩る桜?
暗闇にふわりと浮かび光る満月?
日の暮れ時の驚くほど色鮮やかな夕日?
これらも美しいが、それ以上にもっと美しいものを
私は知っている。
それは…
「あなたの笑顔だ。」
#2 美しい
朝焼けの鉄塔
私が根元に立ち、見上げた時
世界は美しいと思えた
無骨な金属で構成された塔と
その隙間から見える紅掛空色
風は孤独を囁き
私は世界となる(ミクロコスモス)
この鉄塔で死のうと思った
冬がいい
頂上まで登って見る朝焼けは
きっと世界を肯定するから
美しい
お題『美しい』
――美しい。
その言葉が猪野琢真の胸に浮かぶたび、決まって隣には七海建人がいた。
夕暮れのリビング。窓から差し込むオレンジ色の光が、七海の横顔をやわらかく縁取っている。スーツの上着は脱がれ、シャツの袖が少しだけ捲られている。その手元で、丁寧にコーヒーが淹れられていた。
「熱いので、気をつけてください」
七海はそう言って、マグカップを差し出す。言葉遣いは恋人になってからも変わらない。けれど、その声音は以前よりずっと、やさしい。
「ありがとうございます。……ねぇ、七海サンさ」
「はい、何でしょうか」
「今、すげーきれい」
七海は一瞬きょとんとしたあと、わずかに眉を寄せた。
「突然ですね。具体性に欠けますが」
「夕方の光とか、コーヒーの香りとか、七海サンの顔とか。全部ひっくるめてです」
猪野は照れもせず、まっすぐに言う。七海は困ったように小さく息を吐き、視線を逸らした。
「……全く君は、そういうところが反則です」
耳が、ほんのり赤い。それを見つけた瞬間、猪野の胸がきゅっとなる。年上で、理性的で、いつも落ち着いている七海が、自分の言葉ひとつで揺れる。その事実が、どうしようもなく愛おしい。
「七海サンのそういう顔も、きれいです」
「褒め言葉として受け取っておきますが、多用は控えてください。……心臓に悪いので」
そう言いながらも七海は猪野の隣に腰を下ろす。肩が触れ、体温が伝わる。
「美しい、ってさ」
猪野はカップを置き七海の手を取った。大きくて、少し硬い、傷もある、闘う人の手だ。
「完璧で、もっと遠いもんだと思ってました。でも七海サンといると、こういう普通の時間が一番きれいなんだって思うんです」
七海は黙って、その手を握り返す。指先が絡まり、逃げ場をなくす。
「……それは、光栄です」
低く落ち着いた声に、確かな温度が宿る。
「私にとっても、君と過ごす時間は美しいですよ。騒がしくて、少し無茶で……ですが、まっすぐで」
七海はそう言って、ほんの少しだけ微笑んだ。作り物ではない、柔らかな笑み。
猪野の心臓が跳ねる。
「やっぱずるいですって、それ」
「自覚はありません」
「あるくせに」
二人の距離が自然と縮まる。額が触れ、呼吸が重なる。
「……猪野くん」
「なんですか?」
「今の君も、十分美しいですよ」
そう告げてから、七海はそっと唇を重ねた。深くはない、確かめるようなキス。それでも、世界が静かに満ちていく。
夕暮れはやがて夜に変わる。それでも、この瞬間の美しさは、確かにここに残る。
猪野は思う。
――この人と生きる日々を、美しいと呼ぶんだ、と。
あなたの周りにある
ほんの少しの「美しさ」に気づいてみて。
宝石?虹?絵画?
たしかに美しい。
でもね
あなたが思っているより、「美しいもの」って、日常の中に溶け込んでるの。
朝起きたときのいつもと変わらない部屋
家族の少し騒がしい声
教室の雰囲気
先生や友達への挨拶
少しめんどくさい授業や部活
ふと見上げた時の空
何気ない通学路
友達と交わす「またね」の言葉
「当たり前」だと思っているものが、実は自分の中ですごく大切なものだったりするよね。
でもね
「当たり前」がどれだけ美しいか、知って欲しい。
あなたも含めて、
『 世界は美しい』よ。
青い空に浮かぶ白い雲。寄せては返すさざなみに乗り、遠く彼方から運ばれてきた潮の香りが鼻をくすぐる。泳ぐのは嫌いだけど、この空と海が交わる景色と波の音は好きだ。だだっ広い砂浜に寝転び、空想するのはいつも水平線の向こう、決して届きはしない見果てぬ場所のこと。ちっぽけな自分に似つかわしくない大きな夢だ。
けれどいつかは行ってみたい。舟に乗り、波をかき分け、歌を唄い、時に嵐に立ち向かい……そんな旅に。