射馬弓午

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 青い空に浮かぶ白い雲。寄せては返すさざなみに乗り、遠く彼方から運ばれてきた潮の香りが鼻をくすぐる。泳ぐのは嫌いだけど、この空と海が交わる景色と波の音は好きだ。だだっ広い砂浜に寝転び、空想するのはいつも水平線の向こう、決して届きはしない見果てぬ場所のこと。ちっぽけな自分に似つかわしくない大きな夢だ。
 けれどいつかは行ってみたい。舟に乗り、波をかき分け、歌を唄い、時に嵐に立ち向かい……そんな旅に。

1/16/2026, 2:43:17 PM