『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終わりにしよう
ついこの間、これまでずっと、ってお題あったじゃん!被ってませんか!?
言うことがないな…。
終わりにしよう。って実際に言う人は個人的には好きじゃないなーとか。
絶対それ、〜しようっていう希望じゃなくて、一方的な突き放しでしょ?
それならいっそ、終わりにする。っていうほうがいいな、潔くって。
一択しか無いくせに相手に選択させようっていうのが、責任負いたくない!みたいな感じがして気に入らない。
終わりにしませんか?とか説得ならわかるけどね。そも説得が必要なのやら…。
うーん、いや、自分の書いた文面を見て改めて思うけど、こいつホントモテなそうだよな。
「終わりにしよう」
いつも、自分の気持ちを隠していませんか?
いつも、自分の想いに蓋をしていませんか?
貴方は、本当にこのままで良いのですか?
変なプライドも、周りの視線も、
自分を締め付けていませんか?
どうか、貴方のしたいこと
想っていること、願っていること、
忘れないで下さい。
もっと言うなら、やってみませんか?
1度だけの自分の人生なのです。
自分を隠し蓋をするのは終わりにしませんか?
この文章を読んで、貴方は
「"終わりにしよう"」、そう思いましたか?
どちらでも良いのです。
このままの自分で良いんだ。
ちょっと自分をさらけ出してみようかな。
どちらを選んだってそれは貴方の気持ちです。
ちょっとした質問を幾つか。
今日の空は綺麗でしたか?
嬉しいこと、悲しいこと、
何も思わなかったこと、何かありましたか?
こんなことをしたい、これはしたくない、
そう思う出来事はありましたか?
ここでどんな解答をしたって貴方は正解。
何も思わなくても正解。
"終わりにしよう"そう思っても思わなくても正解。
どうか、他人の人に気持ちを伝えなくてもいい。
自分の想いに蓋をしてもいい。
ですが、どうか自分には素直に
なってみては如何ですか?
1度だけの人生____ですから。
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終わりにしよう
7月、友達の彼氏が出場する中体連のバスケットボールの試合を観について行ったのが始まりで。
ありがちな、出場選手の一目惚れした私。
友達の彼氏とやらは、キャプテンで1学年上。
私の一目惚れの男の子は背番号17番の同じ歳。
私が観戦した試合には一度も出なかった。
ただそこにいる17番がキラキラして見えて、心臓がバクバクする。ただそれだけ。
一度も勝ちのないまま終わった弱小バスケットボール部。
中高一貫校の私立なんてそんなもん。
とは言え、キャプテン含め選手は一生懸命に走り、シュートをうち、勝ちを捕まえに行く姿はかっこよかった。
スポーツっていいね。汗くさな男子は遠目で見るに限る。
『ありがとうございましたー』
と、涙流しながらコートや保護者、対戦相手に頭を下げる姿は、弱小とは言え、勉強の間、みんなが遊んでる間に頑張っていたんだろうなってちょっと胸が熱くなった。
私の一目惚れ、背番号17は、先輩達の背中を支えて一緒に頭を下げていただけだった。
目立つ…わけでもなく。イケメンキラキラって訳でもない17番は、そっとそっとみんなの側にいて、誰も気がつかないような、でも誰かがやらなきゃならないような事をさも当たり前のように、黙ってそっとするような人なんだと思う。
ベンチで応援する時に大きな声は出さないけれど、なんのかわからない秒数を選手に伝えてた。
試合中、何か紙に書いてた。
みんなが体育館から出た後に、忘れ物ないか確認して、体育館にしっかり頭を下げて最後に退出した。
中体連が終わって二学期。17番は隣のクラスにいた。体育で一緒になる事もあるけれど、名前も知らない話した事もない。
じっと観察してしまうのは惚れた性だと思う。
中学生の一目惚れ。大人になったら違うのかな?
一週間前の事は過去の事ってくらい時間が早く進むし、流行りを知ったらすぐに古いと言われる速度。
だけど、1か月前の一目惚れを忘れられずに17番を見つけて、心がキラキラしたから惚れたんだと思う。
友達にも誰にも彼の良さを教えたくなくて、独り占めしたいけれど、誰かに知ってほしい気持ちと喧嘩中。
隣のクラスの前を通る時はゆっくり歩いちゃうし、知られてもいないのに前髪なんか気にてしまう自分が可愛い。
しかしながら、期待は禁物で、17番に彼女がいるかもしれないから、『私は17番推し』と自分に言い聞かせる。
握手はいくらですか?
って気持ちを忘れちゃいけない。
17番は、私の観察してる限り常に男子といる。
休み時間、お弁当の時間、朝も帰りもいつも男子と一緒。
1人でいるところを見ていない。
さすがです。ガードが硬いのも素敵です。
女子といるところを見ていない私は運がいいだけかもしれない。
キラキラな気持ちはこのまま保てる。
なんてファンサービス溢れる17番。
当番を理由にして、友達に先に帰ってもらってこっそり体育館を覗く。もちろん男子バスケ…17番を見る為に。
17番はふわりと笑って部員と話したり真剣にシュート練習したり、ダッシュで汗をかいたりで、眼福。
少女漫画的には①17番が怪我して私が手当てしてから恋が始まるパターン。②覗いてるところを見られて叱られるパターン。③帰りにばったり出会うパターン。
を想像…妄想を3周くらいして帰宅。
んな簡単に友達になれたら、世界は恋で溢れてるよね。
出会いがないって大人が言ってるんだもん。
学生の出会いは美形か目立つ何かを持ってるか合コン。
恋愛講習って授業あってもいいと思う。
少子化対策に。
17番を推し活中の私に思いを寄せてくれてる人もいないようで、さもしい中学生活。高校も同じメンバーなわけだから、進学の安心を買い、出会う機会を売ったようなもんだ。
翌日、クラスで友達と話してると、17番がやってきた!
プリント持ってきただけみたいだけど…
もしかして!?少女漫画コース入りました!?
友達のどーでもいい話を聞いてるフリしながら頭も耳も心も17番に集中!
ってしていると、どーでもいい話していた友達が、小声で
『あ!あの人カッコよくない?』
17番を視線で伝える。
は?
…え?は?
「17番の同担無理!」
心の声は、リアルマイマウスから発せられました。
「17番?」「怪人?」「アイドル?」
って他の友達が口々に何のこと?って聞いてるけれど、
17番がこっち見てバカにしたようなフッて笑ったような口角あげたのが見えて、聞かれた!?ってパニックになった。
推し活は終わりにしよう。17番。
「17番。お名前教えてください 泣」
お別れの 三文芝居 演じきり
拍手おきない カーテンコール
今日はここまでにしてやる! 強がりで
ゲームオーバー画面を消すな
【終わりにしよう】
終わりにしよう
「もう終わりにしよう」その言葉で私は固まった。どうして私のどこがだめなのそう聞きたかったが、私は言葉を飲み込んだ。なぜか声が出なかった。彼にも理由があるんじゃないか。そう考えると問い詰めることができなかった。あの日から数週間後私は小さな頃からの幼馴染の颯に会った。誰でもいいから愚痴を聞いてほしかったのだろう。颯が私の愚痴を聞きながらため息をついた。「あんなやつ忘れれば」そう言って颯は指を差した。差した方を見ると元カレだった。私は「泣きそう」っと思った。するとそれを読み取ったかのように颯がフワッと私を抱きかかえた。私は戸惑ったが、颯に身を任せた。颯は私をバイクに乗せるとこう言った。「俺の背中だけ見てろ」私は颯の上着をぎゅっと握ってこくんとうなずいた。元カレとすれ違うとき私は思わず目をつぶってしまった。颯は私の頭をポンポンと慰めるように優しくなでた。その手は暖かく、大きかった。私が「ありがとう」と言うと颯はボソッと「俺のほうがあいつよりお前のこと好きだっつーの」私はその言葉がはっきり聞こえたが、「えっ」と聞き返した。すると颯は「なんでもない」と言って誤魔化した。その後ろ姿は耳まで真っ赤で私は思わず笑ってしまった。その時思った。あの時あいつが「終わりにしよう」って言ってくれて良かったのかもしれない。でもあいつには感謝しておこう。あいつのおかげで本当の恋に気づけたんだから。
『終わりにしよう。』
その一言でこの関係が終わるのなら。
それはどんなに幸せだろう。
彼との出会いは運命だと信じていた。
だけど、一目惚れで始まった恋は1夜の過ちで苦しみへと変貌を遂げた。
それまで大事に大事にしていた。
お酒に酔った勢いで間違えた。
苦しみから逃げ出したい。
そんな気持ちが溢れる。
しかし、彼との繋がりを無くしたくない。
我儘な私をどうか許して欲しい。
今日も彼に逢いに行く。
終わりにしよう
もう、テストは終わった
だから、テスト勉強は終わりにしよう
と思ったら、またテスト
休みがほしい。
別に嫌いになったわけじゃないよ
うん
今でも好きなの
うん
でももう手繋いでも何も思わないの
うん
外にデート行こうって思わないの
うん
愛してる?
愛してるよ
私も愛してる
わかってる
この先あなたより好きな人できる自信ない
俺もだよ
でもね、でも、
うん
終わりにしよっか
2人が出会う確率は ''72億分の1''。
好きな人と出会う確率は ''30億分の1''。
好きな人と両思いになる確率は ''400分の1''。
そんなことを聞いたことがある。
でもね、わたし400分の1の確率を引いたみたい。
彼は優しくて、凄く努力家で、
子供みたいにやんちゃで心配が途切れないけど、
どうやらわたしはそんな彼を好きになったみたい。
彼は沢山想いを伝えてくれるけど、
わたしにとって愛情表現は言葉にするのも、
行動に移すのも難しくて中々伝えれない。
だけど、彼は無理にやらせてくることもせず、
優しく見守ってくれてる。
そんなわたしにできることは、
そんな彼から「もう終わりにしよう」って言われるまで、
心の底からずっと愛し続けること。
そして、傍で支え続けることだと思う。
「終わりにしよう」
これでもう終わりにしよう。
始まりは、学生の頃に見た一本の映画。とにかくすごかった。これまで見たどんな映画とも違った。ブッ刺さった。
胸の中から感情がどんどん溢れてくる。何かを作りたくて作りたくてしょうがなかった。絵や音楽はやってこなかったから、頭の中のイメージを文章にしてみた。拙くて、まるで落書き。それでも、楽しかった。
今年で生まれて23年。
仲の良い友達は、みんな一般企業に就職している。
これ以上好きなように生きるのはやめよう。
やるべきことをちゃんとやる。
半端に抱いた憧れは捨てよう。
これでもう、終わりにしよう。
夢を夢のままにするのは、もうやめる。
ひたすら書いて、掴みに行く。
「終わりにしよう」
最近ドタバタし過ぎて余裕がない。
だからこの4年続けてきたことを
終わりにしよう、と思ってた。
どうしても続けることが出来ない気がして。
でも今日久しぶりにやってみた。
やっぱり楽しい。
出来る範囲でもう少し続けてみようかと思えた。
少し心に余裕が出来たのかも。
「もう俺たち終わりにしよう。」
そう告げるとお前はこういった。
「なんで?なにか理由ぐらいあるだろ?」
「男と付き合ってるといろいろ言われるんだよ。」
「だからそれも二人で乗り越えようって話しただろ?」
別れたくなんてねえよ。お前とずっと一緒に居たいしお前をこれ以上傷つけたくねえんだよ。
「それでもいろいろ言われるのは嫌なんだよ、、!」
「じゃあなんで別れ話切り出してきたのに悲しそうな顔してんだよ。」
そう言われ抱きしめられた。この温もりが落ち着くんだよなあ。
思わず抱き返してしまう。
「ほんっとお前素直じゃねえのな笑どーせ俺が周りから言われてるのが嫌だからそう言ったんだろ?」
いつもそうだ。いつも俺のことばかり気にして優しくしてくれる。大好きだよ。千秋。
「ごめんね。俺のせいで。」
「那琉が俺を救ってくれるんだよ。那琉の笑ってる顔見ると今日も生きてて良かったって思える。」
駄目だ。今までどれだけ沢山の人をなくした?いつも辛くなって俺の前から居なくなってしまう。求めたら駄目だ。
「それでも別れたい。」
「嫌いではないだろ?」
駄目だ俺。嫌いって言うんだ。
「嫌いだよ。」
「そっか。じゃあ別れよう。嫌いなのに一緒にいたら那琉が辛くなるだけだもんな。」
「じゃあバイバイ。」
「おう。」
家に帰ると生きた心地がしなかった。千秋と別れた後の家は凍えてしまうほど寒くて悲しかった。
次の日
「うい〜!お前ら別れたんだって?」
「別れたよ。」
「別れた。」
「やっぱ男同士だと続かないんだな〜笑」
続かないよ。いろんな意味で。お前らみたいな奴らのせいでね。
「だな笑」
そう言うと千秋は悲しそうな顔をした。なんでそんな、、、、悲しい顔すんだよ?俺はお前に笑って欲しかっただけなのに。
「俺帰るわ。」
そう言って教室から出ていく千秋を追う。
「千秋!待って!」
「なんだよ?」
「俺、、間違ってた?千秋に笑って欲しかったのに傷つけた?またなくしちゃう、、、、っ?」
「また付き合ってくれたらなくならない。」
「付き合う、、、!付き合うから!いなくなんないで?」
「分かった笑」
千秋が笑うと自然と涙が溢れてくる。
「泣くなよ笑また抱いてやるからさ笑」
「抱くって言うと違う方想像するんだけど。」
「この変態が!笑」
「抱いてくれるんでしょ?笑」
「いいぜ。そう言うなら思いっきり抱き潰してやるよ。」
また後で書きます!
終わりにしよう…
もう終わりにしよう…
バイバイ…
「だめだ、平行線だ……」
そろそろいい時間になるぞ、この不毛な争い。
正面には唇を尖らせ、頬を膨らませた恋人が座っていた。
くっそ〜。
本人は納得いっていないのだと思うけれど、この表情がめちゃくちゃ可愛いの、ズルくない?
「終わりにしよう」
「なら、引いてください」
「それはちょっと……」
話は大したことない。
美味しいお菓子を貰ってきて、それに入っている数が奇数で、どっちが食べるかという話しなんだ。
「最後、食べてください」
「美味しいって言っていたでしょ、食べていいよ」
小さな押し問答が続けられてしまう。
食べたくない訳じゃなくて、君が喜ぶところが見たかったんだけれど、何してんだろ、俺たち。
頭を捻って出した答え。
「分かった、俺がもらうね」
そう答えると、パァッと花が開く満面の笑み。
もう、根本的に引かない理由が俺を喜ばせたい、俺に食べてもらいたいだからって分かるし、俺も同じなんだよ。
だから。
俺は最後のひとつを無理矢理ふたつに分けて、ひとつを自分の口に入れた。そして残りを迷わず彼女に向ける。
「あーん」
「ふぇ!?」
ほんの少しだけ俺に視線を向けて、くすりと笑ってぱくりと食べた。
「うふふ、一番美味しいです」
「俺も」
おわり
お題:終わりにしよう
僕は、泣き虫でとても臆病だった。でも、そんな僕に優しくしてくれる人がいた。それが一目惚れした彼女だった。
「大丈夫、私が居るから」
「私があなたのことを守ってあげるから」
僕が泣いていると、いつも彼女が励ましてくれた。彼女のその笑顔が眩しくて、とても可愛らしくて、ずっと見ていたいと思った。
ある日、彼女が人知れず涙を流しているところを僕は見かけてしまった。どうしたのか聞いても、何でもないと答えるだけだった。絶対大丈夫な訳が無いと思った僕はどうか話して欲しいと何度もお願いした。曰く、彼女は嫌がらせを受けている様子だった。
「そんな…酷いですっ。こんな優しい人を傷つけるなんて…」
「本当に大丈夫だから…」
「今度は僕が…いや、俺が貴方を守りますから!」
それから、俺は強くなるために努力をした。泣き虫を克服して、彼女を守るのだと心に決めて。泣き虫で臆病な自分も、もう終わりにしよう。
テーマ「終わりにしよう」
起きてもないことを心配するのは終わりにしよう
もしも不安でいっぱいなら
今の自分にできることを精一杯やろう
きっと大丈夫
「終わりにしよう」
彼に私はそう伝えられた
私も薄々気づいてはいたが、ついに来てしまった
彼の違和感に気づいたのは3ヶ月ほど前だった
一緒に出かけようと誘っても用事があると断られたり、一緒にいる時間もスマホを見ることが多くなった
不審に思った私は彼を尾行した
そのとき、決定的な瞬間を見てしまった
彼が女の人と歩いていたのだ
その女の荷物を持ったり、カフェで一緒に話したり、しまいにはアクセサリーショップに入った
私は呆然としたままだった
そのまま家に帰ると複雑な感情がこみ上げてきてつい、泣いてしまった
だが私は彼のことを愛していた
だから、この関係を少しでも長く続けるためにこのことを黙秘した
そして今に至った
彼の言葉は続いた、が私の思っていなかった言葉だった
「終わりにしよう、そして今とは違う関係になろう、これからも君のことを守らせてほしい、そして一緒に幸せになりたい。結婚してくれ。」
私は驚きを隠せなかった
浮気したまま結婚するのか、と
今思ったことが言葉に出てしまった
そのことに彼が
「浮気?なんのことだ?」
としらばっくれた
今までの事情を洗いざらい喋ると彼は
「そいつは姉だ。姉に結婚について聞こうと思ったんだ、俺には乙女心なんてわからないからな。」
続けて彼は
「君を心配させておいて守るなんてことを言ってしまい悪かった、もう君を不安になんかさせない。」
ポタポタと涙が零れ落ちた
彼からの愛情、今までの不安からの脱却…
私は彼の目を見て言った
「喜んで」
『………これで終わりにしよう』
俺と好敵手、お互いが泥沼にハマるような戦いを続けて約10日が経った……。お互いの力が拮抗するためかなりの体力が削れていっていた。痺れを切らしお互いがお互いを認め、最期の一撃に賭けるそうして、終わった結末は、
『また引き分け、か』
引き分けだった……。
「終わりにしよう」
と彼はいった。
私は、それがあまりに突然過ぎて、
頭がついて行かなかった。
意味が分からなかった。
わたしは、何かに夢中になると
周りが見えなくなる。
きっと、最近、そのせいで
彼をほったらかしにしていたのかも
しれなかった。
別れは、突然やってくる。
突然と思っているのは、
私だけなんだ。
ごめんね。
本当にごめんね。
謝ることしか出来ない。
泣きながら、
わたしはその場を走り去った。
蝉の鳴く声だけが
あたりに響き渡っていた。
もう別れよう、貴女が幸せになる為に
忘れられそうにない、未練がましい僕と違って
貴方はきっと、僕を忘れてくれるから
---二作目---
「別れよう」
そう口にした時、お前はボクの頬を思いっ切り叩いた
何すんだ、なんて出かけた言葉は、歪められたあいつの表情によって音にならなかった
どうして、お前がそんな顔をするんだ
だって、僕と付き合ってても何もいい事は無いじゃないか
悩みが増えるだけだろう、苦労が増えるだけだろう
ボクはお前の事が大好きだけど、
ボクの存在で、お前の未来を奪いたくないんだよ、
僕への想いなんて、一時の思い違いだって忘れられるだろう
なのに、なのに
「どうして...」
「どうして、って...色々言いたいことはあるけれど、その前に一つ確かなことがある」
「?」
「...好きな人が泣いていて、苦しくならないやつなんて居ないでしょ?」
「は、」
あれ、ボクは
いつの間に泣いてたんだ?
--
「それと、何を勘違いしてるか知らないですけど、貴方から離れる気なんてサラサラないので」
「!?」
「いやいや言っても、離しませんからね?」((ニコッ
「ヒェッ」
#終わりにしよう
359作目
一周年記念まで...あと5日