ほむら

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僕は、泣き虫でとても臆病だった。でも、そんな僕に優しくしてくれる人がいた。それが一目惚れした彼女だった。

「大丈夫、私が居るから」
「私があなたのことを守ってあげるから」

僕が泣いていると、いつも彼女が励ましてくれた。彼女のその笑顔が眩しくて、とても可愛らしくて、ずっと見ていたいと思った。

ある日、彼女が人知れず涙を流しているところを僕は見かけてしまった。どうしたのか聞いても、何でもないと答えるだけだった。絶対大丈夫な訳が無いと思った僕はどうか話して欲しいと何度もお願いした。曰く、彼女は嫌がらせを受けている様子だった。

「そんな…酷いですっ。こんな優しい人を傷つけるなんて…」
「本当に大丈夫だから…」
「今度は僕が…いや、俺が貴方を守りますから!」

それから、俺は強くなるために努力をした。泣き虫を克服して、彼女を守るのだと心に決めて。泣き虫で臆病な自分も、もう終わりにしよう。

テーマ「終わりにしよう」

7/15/2024, 11:53:51 AM