「もう俺たち終わりにしよう。」
そう告げるとお前はこういった。
「なんで?なにか理由ぐらいあるだろ?」
「男と付き合ってるといろいろ言われるんだよ。」
「だからそれも二人で乗り越えようって話しただろ?」
別れたくなんてねえよ。お前とずっと一緒に居たいしお前をこれ以上傷つけたくねえんだよ。
「それでもいろいろ言われるのは嫌なんだよ、、!」
「じゃあなんで別れ話切り出してきたのに悲しそうな顔してんだよ。」
そう言われ抱きしめられた。この温もりが落ち着くんだよなあ。
思わず抱き返してしまう。
「ほんっとお前素直じゃねえのな笑どーせ俺が周りから言われてるのが嫌だからそう言ったんだろ?」
いつもそうだ。いつも俺のことばかり気にして優しくしてくれる。大好きだよ。千秋。
「ごめんね。俺のせいで。」
「那琉が俺を救ってくれるんだよ。那琉の笑ってる顔見ると今日も生きてて良かったって思える。」
駄目だ。今までどれだけ沢山の人をなくした?いつも辛くなって俺の前から居なくなってしまう。求めたら駄目だ。
「それでも別れたい。」
「嫌いではないだろ?」
駄目だ俺。嫌いって言うんだ。
「嫌いだよ。」
「そっか。じゃあ別れよう。嫌いなのに一緒にいたら那琉が辛くなるだけだもんな。」
「じゃあバイバイ。」
「おう。」
家に帰ると生きた心地がしなかった。千秋と別れた後の家は凍えてしまうほど寒くて悲しかった。
次の日
「うい〜!お前ら別れたんだって?」
「別れたよ。」
「別れた。」
「やっぱ男同士だと続かないんだな〜笑」
続かないよ。いろんな意味で。お前らみたいな奴らのせいでね。
「だな笑」
そう言うと千秋は悲しそうな顔をした。なんでそんな、、、、悲しい顔すんだよ?俺はお前に笑って欲しかっただけなのに。
「俺帰るわ。」
そう言って教室から出ていく千秋を追う。
「千秋!待って!」
「なんだよ?」
「俺、、間違ってた?千秋に笑って欲しかったのに傷つけた?またなくしちゃう、、、、っ?」
「また付き合ってくれたらなくならない。」
「付き合う、、、!付き合うから!いなくなんないで?」
「分かった笑」
千秋が笑うと自然と涙が溢れてくる。
「泣くなよ笑また抱いてやるからさ笑」
「抱くって言うと違う方想像するんだけど。」
「この変態が!笑」
「抱いてくれるんでしょ?笑」
「いいぜ。そう言うなら思いっきり抱き潰してやるよ。」
また後で書きます!
7/15/2024, 11:58:22 AM