窓越しに見えるのは』の作文集

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窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/2/2023, 1:15:10 AM

いつからあそこにいたのかは覚えてない。窮屈な箱の中。決まった時間にごはんが出てくる。それだけ。見えない壁があって、向こう側には神様がやってくる。たくさんの神様。匂いがわからないのが不気味で、じっと僕を見る目が怖くて、いつも箱の隅で震えてた。夜になれば少しは楽になれた。ビョウインの匂いの人がやってきて、僕と遊んでくれたから。でもいつも悲しそうな目をしていた。僕の頭を撫でながら、いい人に巡り合うんだよ、と言っていた。なんとなくわかってたんだ。僕は行かなくちゃいけないって。窓の向こう側に。たくさんの神様がいる場所に。
 あの時、窓の向こうの君と目が合った時、僕は本物の神様と出会った。君はその小さな両手を壁につけて、ずっと僕を見ていた。二つの丸い瞳がきらきらしていて綺麗だった。ちっとも怖くなかった。それから君は言ったんだ。この子がいい、って。奇跡を告げる声はちゃんと僕にも聞こえていたよ。
 はしゃぎ疲れた君が眠っている。大好きな匂い。毛布を引っ張ってきて、その体に掛ける。上手く広げられなくて不恰好だけど仕方がない。僕はその隣で目を閉じる。すやすやと君の呼吸が伝わってくる。あの時のことは時々思い出すけれど、こうして君に触れていればするりほどけて消える。後に残るのは守るべきものがある幸せだ。君がくれたもの、全部お返しできるといいな。

7/2/2023, 1:06:44 AM

窓越しに見えるのは

私を捨てたあなたの笑顔。

一生恨んであげる

7/2/2023, 12:49:57 AM

窓越しに
シーツの洗濯物が揺れている
まるで風と戯れるように。

7/2/2023, 12:49:54 AM

窓越しに見えるのは
手を振る貴方
何時も私を気遣ってくれる
優しい貴方

7/2/2023, 12:38:03 AM

窓越しに見えるのは今の季節にある紫陽花。草や雑草。父が植えている畑の食物。山にはえている木。今日は晴れているから窓越しから見える風景は最高だ。

7/1/2023, 11:49:28 PM

窓の中から見える景色は、とても美しくて、希望に満ち溢れているように見えた。少なくとも、大人達が話す(世界)とは比べ物にならないくらい。ここにいれば、幸せな生活が送れると、大人達は言った。でも、僕はこの生活には幸せを感じられない。ただただ生きるくらいなら死んだ方がマシだ。遠くで、蝉が懸命に鳴いている。それと共鳴させるように、僕は窓を突き破って外へ出た。奥から、大人達の叫び声が聞こえる。でも、僕は振り返らない。きっと、世界は僕が楽しいと思うもので満ち溢れている。それがいくつ消えたとしても、また探せばいい。この世界は美しい。そう信じたいんだ。


あの子が、私のもとから去っていった。あれだけ、外の世界は危険だと教えこんだのにあの子は何も残さずに、この家から去っていった。この世界は残酷だと、私はいやというほど思い知らされた。そんな世界であの子が生きていけるはずがない。世界で一番できないあの子が。
いや、違う。
世界で一番できない子は私だ。あの子には、きっと勇気があった。私には、それすらもない。きっと、あの子なら立派に生きていける。私だけがそう知っている。遠くで蝉の声が聞こえる。どうせ、すぐ死ぬにと私は冷めたように、その声を聞き続けている。
窓の中から見える景色は、とても色褪せて見えた。

7/1/2023, 11:47:41 PM

白色のシャツの袖で乱雑に汗を拭った。右で拭えば左が流れ落ち、左を拭えば右が流れ落ちる、堂々巡りの攻防戦。ガラス一枚隔てた向こう側では、刺すような日差しがじりじりと町を焼いていた。ふと顔を上げた彼と視線が絡む。待たされているというのに笑顔でこちらに手を振る姿に申し訳なさと少しの呆れ、嬉しさがほんの少し。小さく手を振り返してからカーテンを閉めた。ここから見える彼は、私だけの特別だ。



/窓越しに見えるのは

7/1/2023, 11:44:00 PM

『窓枠』
窓枠は切り抜き名人だ 朝も昼も星降る夜も 名画のように私に映す 素敵だなぁって思って じっと観る
時には時間も忘れてね ある日、嫌な事があって窓枠を観ることがなくなった 正確に言うと見えなくなった そこには朝と昼とただの夜 大まかな時間を示す
ただの景色、ただの窓枠

7/1/2023, 11:40:37 PM

朝っぱらに話す事ではない、、、のだが ... 夜のカーテンを意味も無く思わず捲る ... カーテンレールをローラーが転がり滑る音に耳を撫でさせながら開いては拡がる夜の景色が100万ドルのネオンだろうが暗闇の海原だろうが山岳だろうが ... 其れヲ思わず拝もうとするその衝動が不貞の憶(※こころ)というやつであろうと自分は勝手に念って、そして決めていたりする。目を閉じて眠りの中の夢が降るのを待てばよいのを甘く香ばしい一瞬を欲しくなる虚しい日々が積み上がってしまっている羊のような男と女 ... 。

 夜雨が帰って行った今朝みたいな爽やかな窓の外に誰もが各々理想の夏の極致が映(※み)えている人が殆どのような気がしている。自分に映えているのもやはり美しい夏だが但し過去の夏だ。自分以外の誰もに映えている夏がどうか未来であったり近い未来であったり将又今この瞬間である事を夏の詩人である太陽に祈ったりする。

 月並みですが私は過去というか終ているものなので ... 本来ならこうした地味乍らでも記す語るの何れも誰にとっても随分ウザく迷惑なのを重々鑑みながら ... ... ..... 。

7/1/2023, 11:33:26 PM

〖窓越しに見えるのは〗

令和5年7月2日(日)8時20分現在...

鼻風邪をひいて、鼻水で顔全体をカピカピさせた姪っ子が
満面の笑みでこちらを見ている( '-' )...

ものと時間帯によってはとてもホラーである( '-' )...

なにがホラーかと言うと、ティッシュを持った私の手を振りほどき、私の服に顔を擦り付けて来る( '-' )...

ワシはソナタのティッシュでは無いわ(笑)

今年の怪談話はとりあえずこれにしよう。

怪談名 : 「ティッシュしない」

7/1/2023, 11:25:08 PM

物語①(全7話)

お題:窓越しに見えるのは

フロントガラス越しの映画館

使い捨ての一度きりのフィルムの世界が広がる

BGMは自由です

チケット代はガソリンです

摩天楼から草原へ雪の降るまちへ

監督と観客を兼ねた私は

未知の物語を紡ぐために

一人だけの映画館へと

身体を滑り込ませる

映画の目的は

誰かに出会うためだ

7/1/2023, 11:24:51 PM

─窓越しに見えるのは─

山の中にある、病棟の奥。

二階には三角の窓があり、いつも光が入っている。

太陽の光、月の光。どちらも明るすぎて、不気味と感じる程。

そしてその窓越しに見えるのは、いつも笑う彼。

彼はいつも夜中になっては、小さな声で呟く。

『僕は此処でヒーローになったなぁ。懐かしい。』そう言って笑う。

何故かは分からない。何で笑うのかも、何もかも分からない。

きっと彼を他の人が見たら、間違いなく通報するだろう。

まぁ、他の病人が居ればの話だが。

この病棟には、私以外誰も居ない。否、居なくなった。

ある人のせいで、病人も看護師も医者も全て殺された。

私もその人に殺された。そして私は殺される寸前、その人の顔を見た。

月の光に照らされた、いつも窓から見える笑う彼だった。

今考えれば、彼の言うことが分かる気がする。

此処は精神病棟。皆、死にたがりだった。

彼は何処も可笑しくない、誠実な人だった。否、そう見えた。

だからそんな彼に、助けを求めた。

『殺してくれ。』『生きているだけで辛いんだ。』と。

優しい彼は、願いを聞いた。そして、それを実行した。

でも彼は、助けを求められた時には狂っていた。

『誰かに認めて貰いたい、頼られたい』と。

そんな彼がとった行動は、正しかったのだろうか。

7/1/2023, 11:22:26 PM

窓越しに見えるのは赤い靴を履いた女の子

隣の家の子で

いつも庭に出て遊んでいるみたいだ。

僕は生まれてから

体が弱いから外に出ることは許されない。

正直彼女が羨ましい。

窓越しに見えるのは彼女の笑顔

窓越しに聞こえる彼女の声

窓越しに見えるのは近いようで遠い彼女の姿

話すこともなかったのに

君のことが気になってしまったよ。

いつか窓越しじゃなくて正面で話がしてみたいな





─────『窓越しに見えるのは』

7/1/2023, 11:05:59 PM

わたしは、城館から町を見下ろすような夜景しか見れない。陽の光は、眩しくて熱くて痛い。わたしには、陽の光は強すぎて外には殆ど出られない。出られたとしても日傘は勿論、服は黒一色。帽子のつばが広いものしか被れない。

 『仕方ない。』分かってる。分かってる。生まれつきの疾患。私の枷。たまに呪ってしまう。

 それでも、良いことにしてる。其れがわたしだから。

 他者と比較は、確かに良くない。己の欠点を他者と比較し、己を追い詰めるのは、確かに良くない。 

 でも、他者と己を比較し、他者から学び、己をより良くすることは決して悪いことでは無いと思う。

 わたしは確かに他者とは違い、陽の光をまともに浴びることも…昼の景色も見ることも出来ない。

 だからこそ、周囲の音や声に耳を澄ませられる。だからこそ、匂いに敏感で季節の訪れも感じられる。だからこそ、視覚だけでは捉えられない些細な変化を感動に変えられる。

 其の事を教えてくれたのは、紛れもなく他者である貴方たちなのだ。

7/1/2023, 11:02:24 PM

『窓越しに見えるのは』


外に出てみたい。

そう思ったのは、いつだっただろうか。

生まれた時から病気で、物心つく時にはもう病院にいた。

病室は個室で、ご飯や点滴の交換の時ぐらいしか人が来ない。

お見舞いなんて半年に1回来たらいい方だと思う。

なんの病気かは分からないけれど、周りの大人たちは

「いつ死ぬか分からない」

「見たことの無い症状だ」

と言っている。

私はこの何とも言えない感じが嫌いだ。

でも、窓の外だけは違う。

見た目はほぼ一緒だけど、毎日違う景色を見せてくれる。

晴れてる日もあれば、少し曇っていたり、土砂降りだったり、綺麗な夕焼けが見えたり。

鳥がないていたり、猫が来る時だってある。

人間の友達は少ないけれど。

窓の向こうだけは私の事を少しわかってくれている気がする。

7/1/2023, 10:50:55 PM

窓越しに見えるのは

私は窓際に座って、授業を受けている。
外では体育の授業をしている。
走っている、気になる彼を見つけた。
声はかけられないけど、ずっと見てしまっている。
そっちに気をとられて、授業を聞いていなかった。。

7/1/2023, 10:37:03 PM

窓越しに見えるのは

好きな人かな、家族かな、友人かな、先生かな
下を見ればたくさんの人がいる
上を見れば綺麗な空が水平線のように広がっている

世界は私だけじゃないんだ

みんな1人にならないで。

7/1/2023, 10:14:15 PM

「、っしょ、と…」

 窓際の椅子に座り、外を見るともなく眺めていると昔のことを思い出す。
 君と最期に会った日から、もう長い年月が過ぎた。あの頃の僕は、父がいなくなって生活も苦しく、自分はなんて不幸せだろう、と思い込んでいた。だが今になって、あの頃の僕がいかに幸いであったかが身に染みる。
 大人になった僕は父の跡を継がず、君の好きだった星を見て過ごした。そんな日々の中で、僕は多くの新たな発見をし、そのために色々なものを発明した。いつか再び、あの日銀河に消えた君に逢うため、研究に勤しむのは楽しかった。

 今、この国では空を見上げても星は見えない。窓越しに見えるのは、どこまでも続く温度のない灰色と、時折上がる焔の赤だけだ。私の心を満たしてくれるものは何もない。かつて私が発明したものは、そのほとんどが戦争に利用され、今では私の手を離れてしまった。愛する家族は私と共にここに軟禁され、私はそのために軍事開発に従事させられている。

 あの日君が持っていた星座早見は、今では何の役にも立たない過去の遺物と軽んじられている。その原因は他でもない、私の発見と発明だ。私が最先端の発明をする度に、君との思い出は静かに強く否定されていたのに、愚かな私は気付かなかった。やっと気が付いたときにはもう取り返しがつかなかった。

 あの日、君は命を懸けて僕の幸いを願ってくれた。でも僕はどうやら、幸いにはなれないようだ。

(窓越しに見えるのは)

7/1/2023, 9:39:58 PM

#窓越しに見えるのは

車の窓から

車で遠い場所に行くときは退屈で、
いつも窓から見える外を眺めています。( •᷄ὤ•᷅)

窓から見える空はいつも違っていて、
いつも綺麗な空を見せてくれて、

窓から見える雲はいつも違っていて、
いつも面白い形を見せてくれて、

窓から見える緑はいつも綺麗で、
いつも景色を良く見せてくれて、

窓から見える外はいつも違う。
ずっと見ていたい景色も長くは見れない。

そのかわり、外はいつも綺麗でいてくれる。

7/1/2023, 9:23:58 PM

お題:窓越しに見えるのは


窓越しに見えるのは
私が行きたかった世界
窓越しに見えるものは
私を狙う殺人鬼

時計の音が聞こえている
朝4時の空を椅子から見ている
空が段々明るくなっていき
おおきな目玉が私を探す

窓越しに見えるのは
私が見つめなければいけない世界
窓越しに見えるものは
異質な人の形をしたもの

鳥の鳴き声が聞こえる
ベッドから朝五時の空を見ている
曙の空が私を責めて
青白い手が手招いている

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