『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕は窓を見るのが好きだった。
窓の外を見るのではなく、
窓越しに見える君が好きだった。
君はいつも大人しく本を読んでいる。
その時の表情はとても豊かで可愛らしい。
病院はいつも退屈だったけど、
窓越しに見る君のおかげで
楽しくなった。
【窓越しに見えるのは】
#67
葛藤
守られている内側と
野晒しの外側
拘束される内側と
自由な外側
狭い内側と
溢れる外側
安心と冒険
※窓越しに見えるのは
夜に遊ぶ風の子
植物の愛のうた
子供達の空模様
美しい色の文字
箱から流れる嘘
言葉の中の真実
鏡に映るわたし
わらってますか
こちらとあちら
あなたのきもち
『窓越しに見えるのは』
サカバンバスピスをイーロンマスクと踊り食い
あぁ、夏だなぁ
窓越しに見えるのは日の出前の空。白と黄、水色と橙色で染まってしまった空だ。少し前は青と薄い水色だったのに。
全体に比べればほんの一瞬しかないその移り変わりが美しくて、つい起きてしまうのだろう。
『季節』
医者から言われた。
余命があと半年だってこと。
私の病気は凄く稀で、治らないんだって。
こんな体、いらないよ。
最初から生きられるなんて思ってなかった。
だけど、やっぱり少し寂しい。
羨ましかった学校生活も、いつしかどうでもよくなっていた。皆みたいになりたいって思ったこともあったけど、今では死ぬのを待つだけで、私は憧れも、好きなものも全部無くなったようだ。
病院での暇潰しにも飽きて、ただ、ぼーっと窓の外を見ているだけのことが増えた。
今は春。病院の外に植えてある桜の木が、綺麗に花をつけている。
少し前まで冬だった。窓のふちにまで雪が積もっていた。少しだけ元気な子が、外で雪だるまをつくって遊んでいたな。
その前の秋は、紅葉が見えて綺麗だった。誰かへの差し入れがいつもより暖かい色だった。ぶどうやりんごにさつまいも。
その前の夏は、外が暑そうだった。日差しが強かったから、私はずっとカーテンを閉められていてあんまり覚えていない。でも木々は緑色で空は凄く綺麗な晴天だった。
今は春。桜が見える。
小鳥のさえずりが聞こえる。
窓の外の景色は毎日移り変わる。
私が次、冬を迎えられることはないのだろう。
また雪を見たかった。
お題:《窓越しに見えるのは》
見慣れた深夜の住宅街。
Twitterの障害で、今日は自分の思いを書き込むことも他の誰かの呟きを見ることもできず。
街灯は見えるけど、世界がしーんとしていてなんだか寂しい。
Twitterが無くなるかもしれないと言われて暫くたつけど、無くなってしまうとこんな感じなのかもしれない。
10年以上Twitterと共に生きてきたから、この小さな画面から人の気配がしないのが寂しい。孤独だ。
これが依存。
もしTwitterが無ければどんな生き方をしただろうと今ふと思うが、果てしない話すぎて検討もつかない。
これが良かったのかそうでなかったのかも分からないけれど、やはり同じ志をもつ仲間がすぐに見つかるTwitterは魅力的だ。
できることなら帰ってきてほしい。
窓越しに見えるのは
はしゃいだ声と啜り泣く声が入り混じる。
だが大半の人間は、所在なさげに立ったり浮いていたりした。自由に過ごせと言われても、何をしていいかわからないのだ。
西暦2233年、地球環境はついに人間の生息が不可能なまでに変質し、他惑星への移住が断行された。
政府に言われるまま「避難」を決めた一般人も多い。だから僕も含めて「故郷を捨てた」という実感は薄い。
ただ、宇宙船の窓越しに見える地球は、まだ青く美しかった。
安定した旦那
可愛い子供たち
やりがいのある仕事
譲れない生きがい
羨ましいようで
どれもさほど欲しくない
だけどいつだって正しさの眩しさは感じてる
実際は手を伸ばすことすら考える前に
目を瞑ってしまうほどの眩しさを感じている
だけどそちら側にはいけない
こちらとそちらが繋がっていることすら知らない
同じ世界線ではないようだ
あるいはたったガラス一枚くらいの違いかもしれないけれど
窓越しに見えるのは
光、山、流れていく鉄塔、電柱
真っ暗、また光が差し込む
憧れ、夢、現実、嘘
窓越しに見えるこれらを愛している、
と思っている
窓越しに見えるのは私の大好きな
アンダラちゃん。光に当たってキラキラきれいだね。虹の世界に連れて行ってくれるよ。
イルカたちも歌うよ
たくさんのアンダラに囲まれて暮らしたいね。大きなのほんとにきれいだろうなぁ。
そして私たちはグレートセントラルサンから
たくさんのエネルギーをもらっているよ。
私は本当に幸せだな。
窓越しに見えるのは
ずっと、ずっと真面目なことは良いことだと、教えられて来たのに。
真面目で、面白味のないと言われる。
1度言われたことは、2度とやらないでと言われたから、そうしてきたのに。
じゃあ、どうするか、他に手はないか考えたの?
と言われても、知らないよ、だってやっちゃ駄目って言われたんだから。
毎日、毎日、鬱屈した気分ばかりで、人生とは何なのか、生きる意味とは?
結局、真面目な良い子なんて失敗なのだ、我を通す悪い子が持て囃される、自分勝手に好きなことをして生きてられて、結構、結構。
大嫌いだよ、本当に。
電車の窓に反射した、自分を睨み付ける
羨んでばかりの卑屈なお前が、心底嫌いだ。
窓越しに見えるのは
薄ぼんやりとした丸い月と
疲れ切った僕の顔
何も変わらないような日々の中で
目を凝らして些細に変わっていくものを拾い集めて
なんとなく運ばれていく
怖いくらいに先の見通せるこれからに
どうやって期待すればいいんだろう
どうやって愛せばいいんだろう
「この家は暖かい
何も脅威なんてない」なんて
言うのは簡単で
君が僕の母親を酷く嫌っている事実に安堵するような
確かな裏切りと冷たい内面を
僕はあと何度見過ごすのだろう
上手くやり過ごすのだろう
この場所で根を張るように
時間に比例して無分別に増える責任を
時折ぐしゃぐしゃにしてしまいたくなる
いい子になんてならなくて良かったのに
もう考えたくないから目を閉じるよ
まだ耳に残ってる君の声を
抱きしめて今日も眠るよ
さよなら おやすみ
窓越しに見えるのは、馬鹿げた未来とか風化された過去じゃない。
きっとこれは、ずっと大切にしていたあの夏と似ている。
思わず息を飲んだ。
あの日の暑さを感じる。
あの日の蝉時雨がきこえる。
確かにあの夏の匂いがする。
そこには確かにあの夏があるのに、なぜか君だけがいない。
今自分が観ているものは果たして現実、夢、幻覚、幻想、過去、未来なのかわからないこの世界は今何が起きているのだろう窓越し見えるものはいったいなんなのだろうかこの世界はきっと終わったのだろ。
僕は普通の平凡で凡庸な人間だそう思いつつ毎日過ごしていた。いつも変わらない日を過ごしていた、だがそれは絶望と言う名の死が訪れる前触れ出会った。
ベッドから起き上がりいつもの太陽の光を浴びのが日課になっていたある日の事カーテンを開けたら其処には世界が崩壊している光景が有り目の前が真っ暗になり彼は混乱し自分が今錯乱でもしているのではないかと思いつつ窓をしばらく見つめていた。
スマホが突然鳴り出した出てみると母の震えた声が其処にはあった今何が起きているか母に訪ねただが母も
それはわからないのだと言った大きな爆発音が彼の耳に響いた彼は母を呼んだだが返事は返ってこなかった。
数日後自分の家に母と姉の遺体が政府から送られてきた彼は二人の遺体を10日間ずっと見つめて涙を流していた。
なぜ世界が崩壊してしまったのかなぜあちらこちらで爆発音 発砲音 悲鳴 叫び声が其処ら中で
鳴り響いていた。
家族失い彼は絶望に満ちていたそして其処に更なる
絶望を突きつけられてしまう。
学校の友人が戦闘に巻き込まれて死んだのだ。
彼は外に出て友人の家に行ったがその場所は跡形も無くなっていた友人の家族は重症ではあったものの一命は助かったけれど友人の遺体を観て更なる絶望が彼を襲う友人の体は火傷、擦り傷、無数の銃弾の跡
原形を留められない程酷い有り様で遭った。
自分がどれ程、無力で、非力で、無能で有るか
か思い知らされたのか打ちひしぎられて要るのか
だが彼の絶望はまだ始まったばかりなのである。
IST
窓越しに見えるのは家の屋根と電柱だけでこんな所誰も通らない。昼過ぎまで寝転がってスマホに手を伸ばす日々。目の前を通っていくハエトリグモですら可愛く見えてくる。風が強い夜中にいつも思うんだ。この窓を開けたら風と一緒に君が戻ってくれたらって。そんなの幻想だって、都合のいい妄想だって、何百回も思い知らされてきた。いくら自分が窓を開けようと、カーテンで閉ざされた君を見ることは出来ないって。
窓越しに見えるのは
あなたにとってどんな世界だろう
視力は悪いし、色はほとんど識別できないらしい
それでも、風に揺れる木々や
雨粒が欄干を叩く音
虫や鳥を、興味深そうに見ている
そんなふうに思える
今では完璧な箱入り息子だけれど
自分が元野良猫だったことは、覚えているのかな
外の世界を羨むこともあるのかな
いや、覚えていないだろうな
生後二週間だけの野良猫生活なんて
「僕はこのおうちで生まれたよ」なんて思っていそう
【窓越しに見えるのは】
窓越しに見えるのは狐の笑顔だった。俺は自分の目を精一杯凝らして窓の中を凝視する。本来ならば人は知りえないはずの秘密のポーズ。使う際には気をつけろ、と。何度も念を押された。深淵を見る時に深淵がこちらを見ているように。また、俺が人ならざるものを見ている時人ならざるものも俺に見られていることに気づいてしまうのだ。
「君、僕の事見たでしょ。」
ほら、見られてる。
「私」
放課後の薄暗い廊下を走っていた。ぽつぽつとしかついてない蛍光灯の下はぼんやりとしていて人の姿は大してなかった。階段を降りる音だけが響く。
好きだった。
その横顔も笑顔も仕草も、話し方から爪先に至るまで全部全部。
拭いきれない思いが涙と一緒に溢れて、私は階段の踊り場で止まった。相変わらず誰もいなくて、なのに人に見られたくない一心で涙を手で拭った。
電気のついていない教室で告白されていたのは確かに君だった。告白していたのは誰だろうか。すごく、可愛かった気がする。私なんか目じゃないほどに。
そうだ、君は格好いいのに、能天気で、それでいてモテるんだった。なんで忘れてたんだろう。
曇った窓ガラスに映った私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていて
「ハハ…酷い顔」
と向こうで雨に打たれる私を笑ってやった。
テーマ「窓越しに見えるのは」
いつも通りの朝……
ベットから起きて、顔を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いて…学校の準備をして…………それが私のいつも通りの生活
学校も普通に友達は居るし、いじめなんてされたことない。
大切な友達だって居るし…まぁ(笑)苦手な人もいるけどね(笑)
いつものように学校に着いたら…友達に挨拶して、それから席について、授業が始まるまで窓の外を静かに眺めている………。
チャイムが鳴って…先生が来て…授業をして…放課後になって…そして家に帰る…いつも通りの日常…。
玄関を開けて、『ただいま』っと言ったら…『お帰り』っと声が返ってきた…もしかしてっと思い!
急いで靴を脱いで、廊下をダッシュで駆け抜けてリビングに繋がる扉を勢いよく『ガチャ!?』っと開けたら…。
『も~う(笑)そんなに慌てて来なくても良いじゃな~い(笑)』っと笑っている母親が居た……。
あぁ~、お母さんと会ったのは何年ぶりだろ……もう覚えてないなぁ~(笑)
私の母親は忙しくて、会えるのなんて…1回~2回ぐらい(笑)
だから久しぶりにお母さんに会えて凄く嬉しい♪
『お母さん…仕事は落ち着いたの?』っと聞いてみた。
母親は『うん!今は落ち着いてるから、次の仕事が来るまでは…家に居るよ。』っと言った。
私は嬉しさが爆発して、お母さんに(ギュ)っと抱きついた!
『本当に…本当に家に居れるの?』っと言ったら。
『本当よ!さくらの行きたいところとか沢山行こうね!仕事がない間は家に居れるから(笑)』っと言った。
今幻を見てるんじゃないかってくらいビックリしている。
『明日……明日!!土曜日で学校も休みだから、買い物しよ!!!!』
あまりにも嬉しくって大きい声でお母さんにそう言ったら…。
『いいわよ(笑)』っと言ってくれた!
やった~!?久しぶりにお母さんと買い物出来る!?
『それにしても……さくらもう高校生か~(笑)ほんとに月日が流れるのは早いなぁ~(笑)』
そういえば、私がお母さんと会って話したのは中学1年生の時だったな……。
『お母さん、私が中学生の時に海外に行ったもんね!』
『そうそう!!最後に話したのが中学1年生の時だったわよね~(笑)』
『そりゃ!長い間海外に行ったら分かんないよね(笑)』
その後は、お母さんが作ってくれたご飯を食べて、たくさん話して、お風呂に入って…一緒に寝る。
『お母さん…』
『なぁに?』
『忙しいのに帰ってきてくれてありがとう!』
『お母さんも…いつもさくらに寂しい思いをさせてごめんね…』
『そんなことないよ…お母さんが帰ってきてくれただけで嬉しい!』
『ふふっ(笑)ありがとう!お母さんも、さくらに会えて嬉しい!』
お母さんと見つめ合って笑った。
『明日は出かけるんだから、早く寝るわよ~(笑)』
『は~い!!』
『おやすみ…さくら』
『おやすみ…お母さん』
いつも通りの日常…だけど明日は違う、だって、会えなかったお母さんと一緒に居れるから…だからいつもとは違う!
いつもは…おはようっと言うと返事は返ってこないけど…。
でも明日は、おはようっと言うとおはようっと返ってくる。
それだけでも嬉しい…。
お母さんと過ごす時間を一つ一つ大切にしよう……。
お母さん!!大好き!!!!!!