窓から見える景色』の作文集

Open App

窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/26/2024, 5:15:00 AM

自室に何週、何ヶ月と篭っている。
この6畳が自分の世界で、窓越しに別の世界を見ることができる。
誰にも合わない。でも、たまに窓に訪問者がくることがある。
この間は蜂が来た。羽音を立てて、まるで自分を慰めるかのように窓の付近をウロウロとしている。
その前にはバッタが窓に付いていた。動かずにじっとこちらを見つめる。
その前には鳥が来た。まだ朝早いのに、何かを全うするように飛び回っている。

どれも純粋無垢な訪問者だ。
それを嬉しく思う反面、現状の自分が情けなく感じられた。

9/26/2024, 4:45:20 AM

窓から見える景色


近年温暖化が進んでいるからと、エアコンかガンガンに効いている部屋でふと、普段気にしていなかった雲一つない青空に目が行った。

よほど外の気温が暑そうだと、そう感じるレベルでの澄み切った青空。

ふと、その青空にポツリと白い雲が浮かんでいた。

その形は、かつて自分が幼かった頃こことは違って遠い昔の時代で出会ったあの侍の象徴としてつけていた印ににていて。


好きな人には赤面し、敵には力強く勇敢に立ち向かって。


最後は悔いがないと、そう言って息を引き取った。


当時のこみ上げる気持ちを抑え、また自分は窓から見える青空をみつづけた。

あの頃から成長してしまった己を彼が見たらどのように反応するかと思いながら。

9/26/2024, 4:43:24 AM

窓から見える景色

いつも同じように見えて

同じじゃない

毎日窓の外を眺める私も

少しずつ変わっていたらいいのに

心が止まってる気がして

そう願ってしまう

9/26/2024, 4:43:00 AM

窓から見える景色

助手席から見える景色って
どうしてあんなに楽しいのだろう。

塾の帰り道は母が家まで送ってくれる。
好きな音楽をかけて、時々母と会話をして
外の景色を見る時間。

苦手な勉強も、少しだけ好きになれるんだ。

9/26/2024, 4:41:02 AM

「窓から見える風景」

                      今は、私の窓から見える風景は、田舎なので山と青い空かなぁ。

                        私が育ったのは都会の田舎が少しあるけど、工場地帯。

                          周りは、社長のボンボンやお嬢が、多いなぜか。

                                  私は普通だ。

                               今は、シングルマザーだ。

                                平凡な主婦だしね。

                         今日も、窓から見える風景は、少しずつ秋の風景だ。

9/26/2024, 4:31:32 AM

昨日は小雨が降っていた。今日は、晴れ。出不精が祟って、あまり外には出ないけれど。小雨に打たれた葉っぱが小刻みに揺れるさまだとか、翌朝まだ乾ききっていない地面が光を反射してキラキラと輝くさまだとか。ちゃぁんと、知っている。
 あまり大きくない部屋の中。一つだけある小窓から今日も私は。世界の切端を覗き見ている。




テーマ「窓から見える景色」

9/26/2024, 4:04:52 AM

《窓から見える景色》
カーテンを開けるとそこは夢の国
君と私の夢はミラコスタに泊まること

9/26/2024, 3:51:53 AM

窓から見える景色は木の桟橋。
今しがたエンジンが入った。
船内は華やかなBGMが充満しており、これから限界集落の島から離れる事実を、なんとかかき消す作用をしている。
六割強の席が埋まり、家族連れが多い。
そのため、外よりも内に注意の目は動いていた。

一席に座り、外を見ていた。
船の窓より見通せる外の景色は、海の上に立つ桟橋と海を捉えていた。桟橋の根元はコンクリート。寂れる港である。
自身の乗っている船のエンジン音が一段と強くなり、機械がぐんと気合を入れたようだ。
やがて動き出す。ゆっくりとした時間をかけて、ゆっくりとバックする。大げさなエンジン音が水面下で火を吹くようだった。
船はバックして、徐々に桟橋から離れていく。
桟橋の待機人は、繋留紐を素早く手繰り寄せている。

一方、船はというと緩慢とした動き。
車両なら、トラック三台が発車していることだろうに。
船のUターンは海上故に、それ以上の穏やかで叙情を感じさせた。

瀬戸内海の穏やかな海側の水。
その水をかき混ぜる船の白い泡。
それに紛れて……

窓から見える景色は桟橋。
桟橋の下。海と、船のかき混ぜられて流された白い泡に隠れるように、誰かが捨てたであろうコカ・コーラの赤いラベルがふよふよ浮いていた。

9/26/2024, 3:45:50 AM

遠くの空をV字の形で飛んでいく鳥の群を見た。

 これから越冬地へ向かうのか、それとも遠路遥々やって来たのかは分からないけれど「もうそんな季節なんだな」と開け放したガラス戸をカラカラと閉めていきながら、しみじみと思う。

 少し湿り気を帯びた秋風を完全に締め出すと、すぐ側のイスに腰を下ろして、テーブルの上の温かいココアが入ったマグカップを掌で包み込んだ。

テーマ「窓から見える景色」

9/26/2024, 3:41:47 AM

お題『窓から見える景色』

 電車の外の景色が都内のビルばかりの街並みからなにもない畑が広がってるだけの風景だったり、ときどき変わった感じのホテル街が見えたりする時、あぁ都会から出られたなぁと思う。
 たまたま今日休みがとれたので、一人で温泉地へ向かう予定だ。たまにこうして温泉行くために遠出することがある。
 最近、仕事が忙しく、終わりが夜遅くなることがあるからそろそろ温泉に行きたいと思っていたところにたまたま気になっていた旅館があいて、『休みます』と言い切って出かけているところだ。
 しかし、窓から変わる景色を眺めていると『旅行が始まる』という感じがして毎回高揚するのである。

9/26/2024, 3:39:34 AM

「朝焼けにおやすみ」


暦の上では秋だが、まだまだ気温の高い日は続いているため、取り込んだばかりの洗濯物はホカホカと温かい。

まだ高校生は学校にいるであろう時間帯だ。
そっとカーテンを閉める。
繁華街に住んでなくてよかった。
ゴロリとベッドに寝転がる。
まだ明るいから、もうひと眠り。

次にカーテンを開けるのは、陽が落ちてから。
月を眺めながら、今夜の話題を探してネットの海を彷徨う。

日付が変わってからの逢瀬は画面越し。
「月が綺麗ですね」なんて、言える度胸はない。
だけど、同じ月を見ていることが、私と貴方が生身の人間だということを証明している気がする。


学校に行けなくなって、外にも出られなくなった。
それでも、誰かと繋がっていたいなんて、都合が良過ぎると思う。
だけど、この時間が楽しいと、まだ思える。
それなら、大丈夫。
私も貴方も、大丈夫。


朝陽が近づいてくる気配がして、カーテンを閉める。

おやすみ。また明日。
そう言い合えることがとても救いになっていること。
たぶん、私と貴方以外には理解できないだろう。
でも、今は、それでいいのだ。



────窓から見える景色

9/26/2024, 3:34:40 AM

『窓から見える景色』

王城の窓から見える景色はいつだって退屈だった。剣の稽古も魔法の勉強も極め尽くし、城にある書物の形をしているものはすべて読み尽くした。手を付けられていないものといえば私が成長して王権を譲られ、国を治めるのみとなる。しかし父も母もまだまだピンピンしているので当分先の話であろう。
「なにか大事件でも起こらないだろうか」
窓の外を頬杖ついて眺めていたとき、ぼそりとこぼした言葉を聞き届けたかのように空の果てに黒い染みが現れた。黒雲渦巻き、雷鳴轟いてなにやら禍々しい気配をひしひしと感じる。
「……これは、大事件だ!」
急ぎ軽装に着替え手近にあった剣を掴み、まだ何も知らぬ様子の父の元へと馳せ参じる。
「ちょっと偵察に行ってきます!」
街へ行くときの常套句なので父は今日も行先は同じだと思っていることだろう。気を付けるのだぞ、とのんきな言葉を背にして城門を抜け、強化魔法をこれでもかと重ね掛けする。門兵たちはただならぬ様子に声を掛けようとしていたが、そのときにはもう風より速く走り出していた。

9/26/2024, 3:33:34 AM

《窓から見える景色は、いつもと同じ
何処か変わるとしたら、山の色が深緑色から
黄色や赤に変わること。
それから、田んぼの苗の色が黄緑色から、
黄色に変わること。

それから……なんだろうか?

いつもと同じ時間に起きて、仕事に行って仕事して
帰って来て、ご飯食べて寝る。

毎日毎日……365日ずっと同じの繰り返しを32年
景色が変わっても、私は変わらないまま15年
好きではない仕事に行っている。

やる気なんか、はなっから無いけれど。
生きるための目的だけで仕事に行っている。

あー…。
つまらない人生だ。》

ガリガリガリガリ…
Campusノートに、鉛筆で乱暴になぐり書きをする。
日頃想っていること、不満、楽しい事を
こうやって、雑に書いていくのが僕の日課。

パソコンでも、スマホでも無く
Campusノート。

理由は、データが綺麗さっぱり吹っ飛んで全滅。
あの時は……膝から崩れ落ちた。
〆切が、近かったのに…。泣

学校新聞の一部に、小さく僕の日記が掲載されている。
新聞部の僕が、〘編集日記〙と云う名の日常に感じていることや、周りの人から聴いた話をまとめて書いた、
言わば公開日記である。

今日のインタビューの相手は……姉である。
姉も、僕が持ち帰ってくる学校新聞を読むのが好きらしい。今日の冒頭の内容は、姉の日頃の不満と苛立ち。が主なテーマだ。
続きを書こうと思ったが……段々瞼が下りてきて
眠りそうになる…どうやら睡魔には勝てないようだ。

……寝みぃ。
僕は、あくびを1つしてから続きを書こうと思っていたが…どうにも出来ない。瞼が下がり…鉛筆を持った利き腕が…………zzz


はっ…!
止めだ止めっ!!もう寝よう。
僕は、開かれたノートをそのままにし
ライトに手を伸ばしパチッと音を立てて明かりを消した

9/26/2024, 3:25:34 AM

窓から外を眺めると、桜の花びらが宙を舞っている。
「綺麗だね」
その景色を眺めて、私は呟いた。
「ええ、そうですね」
その人は素直に頷いた。それから桜から私に視線を移す。
春風に揺れる彼女の髪が、私の視界で柔らかに揺れた。
「私が好きな花です」
彼女はそう言って、また笑った。
ある時は風に揺られた彼女の黒髪が美しく輝いていた。

9/26/2024, 3:24:07 AM

窓の外には自由がある
今はまだ行けないけれど、
想像の翼でならたどり着けるよ


「窓から見える景色」

9/26/2024, 3:10:03 AM

窓から見える景色


一人暮らしをはじめたころ

まだ家具が少ないきれいな部屋の

大きな窓を開けて

外を眺めたとき

なんてことはない ただの住宅街の風景だったけど

なんだかとても

気持ちよかった

9/26/2024, 3:01:37 AM

「部屋の窓、車窓、潜水艦の窓に監察窓、
ネットの検索窓とか窓際族とか、心の窓もあるな」
他には?某所在住物書きはそれこそ「検索窓」から、「窓」の1文字を持つ言葉を検索して、結果としての景色を確認している。
7月2日のお題が「窓越しに見えるのは」だった。
あの日は狐の窓を取り扱った筈である。

「そうだ、絵本……」
絵本は子供が世界を見る身近な窓。
ページをめくるたびに見えるファンタジーでお題回収が可能かもしれない。物書きはひらめいたが、
この物書き、絵本ネタは6月16日頃のお題「好きな本」で既に投稿していたのだった。
で、どうしよう。 検索窓の景色を再度見る。

――――――

本は極めてアナログながら、文字だの絵だの写真だので様々な世界を見せてくれる、一種の窓です。
図鑑は遠く離れた地の狐の寝姿を、
絵本はかつて昔の日本を舞台にしたおとぎ話を、
専門書はどこかの裁判官が下した判決の根拠を。
めくるページを窓にして、見せてくれるのです。
今回物書きがご用意したおはなしは、本を窓に見立ててお題回収するおはなし。

最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。広めの貸し倉庫を図書館のように本棚と書籍で整えた藤森という雪国出身者がおりまして、
娯楽文学ゼロ、雑誌も写真集もナシ、ただ専門書と実用書とお高めの図鑑なんかが置いてあるそこは、
図書館用語で言うところの、「7類と9類がスッポリ抜けた開架書庫」。
つまり芸術と文学に限りなく乏しいのです。

で、そんな藤森のプチ倉庫図書館に、本日ひとり来館者がお見えになりまして。

「バチクソ久しぶりにね、アナログのスケジュール手帳に、日記とか予定とか手書きしてるの」
彼女はこの倉庫図書館の館長たる藤森の、職場の後輩。藤森とは長い付き合いでした。
「『マジメ』って書こうとして、漢字忘れて、
『真 自 面』って書いちゃったの。
なんで『真 面 目』って書くんだろ、って」
気になっちゃってさ。藤森の後輩はそう付け足して、辞典の見開き、文字の窓から見える景色をパラパラ眺めておりました。

「ネットで調べれば、すぐだろう」
館長の藤森、せっかく倉庫の鍵を開けたので、庫内の掃除などホウキでサッサカ、さっさか。
「『元々仏教用語、シンメンボク』と」
何故か肩に遊び盛りの子狐が乗っかっています。
おててとあんよでバランスとって、カジカジ、噛み噛み。自分から伸びるハーネスだの藤森の髪の毛だのにイタズラする子狐は、稲荷神社の子狐。
藤森、散歩をお願いされたのです。

仏教ネタに稲荷のコンコンとはこれいかに。

「それそれ。シンメンボク。
そこから他の仏教ネタが気になったの」
「『他の仏教ネタ』?」
「仏の顔も三度とか、仏頂面とかは知ってるけど、実は八ツ橋もたくあんも仏教にゆかりアリって」
「それで?」
「なんか一気に気になっちゃって『先輩ならバチクソ分かりやすい仏教用語辞典持ってそう』って」

「何故そうなる」
「だって事実」
「まぁ、1〜2冊程度は、ひょっとしたら。仏教系も興味半分で購入した……気がしないでもない」
「ほら事実」

ぎゃぎゃっ、きゃんきゃん、くわぁーっ!
藤森に乗っかっている子狐、突然尻尾をビタンビタンして、そこそこ大きめの声で鳴きます。
仏教だけでなく神道、特に稲荷系の書籍も買え!
と言っているのでは、ないのです。
料理の本を見つけたのです。しかも背表紙においしそうな、鶏肉料理が描かれています。

くわぁー、くわぁあーん!
狐は雑食寄りながら、お肉がとっても大好き。
コンコン稲荷の子狐、美味しい肉を見たいのです。
「子狐すまない、さすがに耳元の至近距離でお前に吠えられるとだな。……子狐、こぎつね?」
困り顔で掃除を続け、美味しそうな背表紙の本を通り過ぎた藤森の無慈悲な仕打ちに、子狐コンコン、十数秒ほど鳴き続けました。

「仏教カフェ?」
子狐の声もどこ吹く風。藤森の後輩は『無神教にも分かりやすい仏教語辞典』なる本を手繰って、
ぱらり、ぱらり。ぱらぱら、パラリ。
書籍の見開き窓から見える仏教の景色をチラ見。
「ぶっきょうかふぇ……?」
自分の知らない世界が目について、なんならそれの所在地まで載っておりましたので、
後輩、一瞬で目が点になってしまって、
それは狐につままれたようであり、あるいは、荼吉尼天様にイタズラされたような顔でもあったとさ。

9/26/2024, 2:57:23 AM

窓から見える景色は、時が経つごとに蒼から赤に、それから藍に染まっていった。あんなに真っ白でもうもうと広がっていた雲も空に染められ、光をなくしてしぼんでいった。もう宙には星が輝いてこちらを見ている。少し、何もしてない自分を後悔した。明日には、この怠け癖を良くできるのだろうか。もう数日しかない。でも、
…星が綺麗だなぁ。なんて呑気に思ってしまう。
この満天の星を、欠けて満ちゆく月を、いつまで呑気に見ていられるのだろう。
『窓から見える景色』

9/26/2024, 2:43:41 AM

(下書きとして一時保存)



20240925.NO.62「窓から見える景色」

9/26/2024, 2:09:00 AM

#窓から見える景色

 風が強く、半分欠けた月が妙にギラギラ明るい夜。
 窓を開けると冷えた空気が吹き込み、静まり返った住宅地の庭木と電線が狂ったように揺れている。
 遠くに救急車のサイレンの音、どこかで黒猫の鳴き声、夜空に浮かぶのは異星人の船、通りを走り去ったのはナイフを持った殺人鬼。
 …急いで鎧戸を閉めた。

 怪奇短編集をパタンと閉じて、テーブルライトをつけたまま、今夜はもう眠ってしまいましょう。

Next