窓から見える景色
近年温暖化が進んでいるからと、エアコンかガンガンに効いている部屋でふと、普段気にしていなかった雲一つない青空に目が行った。
よほど外の気温が暑そうだと、そう感じるレベルでの澄み切った青空。
ふと、その青空にポツリと白い雲が浮かんでいた。
その形は、かつて自分が幼かった頃こことは違って遠い昔の時代で出会ったあの侍の象徴としてつけていた印ににていて。
好きな人には赤面し、敵には力強く勇敢に立ち向かって。
最後は悔いがないと、そう言って息を引き取った。
当時のこみ上げる気持ちを抑え、また自分は窓から見える青空をみつづけた。
あの頃から成長してしまった己を彼が見たらどのように反応するかと思いながら。
9/26/2024, 4:45:20 AM