《窓から見える景色は、いつもと同じ
何処か変わるとしたら、山の色が深緑色から
黄色や赤に変わること。
それから、田んぼの苗の色が黄緑色から、
黄色に変わること。
それから……なんだろうか?
いつもと同じ時間に起きて、仕事に行って仕事して
帰って来て、ご飯食べて寝る。
毎日毎日……365日ずっと同じの繰り返しを32年
景色が変わっても、私は変わらないまま15年
好きではない仕事に行っている。
やる気なんか、はなっから無いけれど。
生きるための目的だけで仕事に行っている。
あー…。
つまらない人生だ。》
ガリガリガリガリ…
Campusノートに、鉛筆で乱暴になぐり書きをする。
日頃想っていること、不満、楽しい事を
こうやって、雑に書いていくのが僕の日課。
パソコンでも、スマホでも無く
Campusノート。
理由は、データが綺麗さっぱり吹っ飛んで全滅。
あの時は……膝から崩れ落ちた。
〆切が、近かったのに…。泣
学校新聞の一部に、小さく僕の日記が掲載されている。
新聞部の僕が、〘編集日記〙と云う名の日常に感じていることや、周りの人から聴いた話をまとめて書いた、
言わば公開日記である。
今日のインタビューの相手は……姉である。
姉も、僕が持ち帰ってくる学校新聞を読むのが好きらしい。今日の冒頭の内容は、姉の日頃の不満と苛立ち。が主なテーマだ。
続きを書こうと思ったが……段々瞼が下りてきて
眠りそうになる…どうやら睡魔には勝てないようだ。
……寝みぃ。
僕は、あくびを1つしてから続きを書こうと思っていたが…どうにも出来ない。瞼が下がり…鉛筆を持った利き腕が…………zzz
はっ…!
止めだ止めっ!!もう寝よう。
僕は、開かれたノートをそのままにし
ライトに手を伸ばしパチッと音を立てて明かりを消した
9/26/2024, 3:33:34 AM