『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『突然の別れ』
いつかは来ると分かっていた。
閉まったシャッターとそれに貼りつけられた紙。
「一身上の都合により、K書店は閉店いたしました。長い間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。」
小さな頃から通っていた。高校のとき少しだけ職場体験をさせてもらって、後継者がいないからそう長くは続けられないと聞いてはいた。
店主はもう八十代半ばだ。
よくやったよと、最後の営業日に常連さんと話している姿を見たのが最後だった。
「お悔やみ申し上げます」
私と両親がそう告げたとき店主の奥さんは泣いていた。閉店してから二ヶ月。店を追うように店主は天へ飛び立っていった。ある朝起きてくる様子がなくそのまま、だったそうだ。
大好きだという本に囲まれた写真の中の店主はとても穏やかな笑みを浮かべていた。
最近、友達のおじいちゃんが亡くなった話を聞いた。
『会える時に会っといた方がいいよ』
その言葉の意味を理解しているつもりだ。
でもなかなか行動に起こせないのは
時間が空いたせいなのか
突然大切な人がこの世からいなくなるのは怖い
けどそれ以上にその人が死に近づいているのを見るのが怖い
細い身体、染めなくなった髪の毛
動かない身体、やつれた顔
居なくなってしまったら
きっと後悔するのを分かっているのに。
後悔しないためには、自分が死んだ方がいいな
残された人間になりたくない私は
先に逝くことを考え
行動に起こせず
大切な人の死を突然味わうことになるんだろう。
馬鹿な、人間だ。
「またね」
なんて言わないで。明日を期待してしまうから。
ー 突然の別れ ー
【突然の別れ】#1
嫌です…まだ…死なないで…。
「お父さん!お母さぁん!嗚呼ぁッ!逝かないでッ!ねぇっねぇ!ぁぁぁぁッ!!」
あの日私の御屋敷が燃え盛ったあの日…。両親が帰ってこないと通告を受けてしまった。あの火事の中両親は残された。生きたまま焼かれた。
私は突然の別れに心が落ち着かなかった。
「姉さん…。私は、私はどうすれば…」
数十年前 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は、宇恵途家の三女としてうまれた。
長女は梅子。次女は紗代子。私は京子。
姉2人は私にとても良くしてくれた。甘玉を内緒で五つ渡してくれたり、勉学や作法を教えてくれたり、海を見せてくれたり…。
私の両親の秋千お父様と綾子お母様も大好き。
そんな幸せな家族に一通の手紙が来た。それは私が13の時だった。
姉を嫁に貰いたいと言うのだ。それは鬼頭家の御当主様だった。御当主様は白桃郎でわずか23だった。噂では顔も良し性格良し能力良しの全てが揃っている当主様だったので勿論両親と、梅子姉様は大賛成。私と紗代子姉様も賛成したので結婚は決定。結婚する日にちは梅子姉様と紗代子姉様と私、京子の同じ誕生の日にすることにした。
結婚の日-
両親は御両家の鬼頭家と宇恵途家の挨拶をしに少し遠出をした。帰るのは数時間かかると伝達を受けた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄そして
結婚式が終わり御屋敷に戻るとそう。言った通り御屋敷が燃え盛っていた。
両親は御両家の挨拶でその御屋敷の中にいた。
しかし鬼頭家の両親はいなかった。
そう。そうだ。鬼頭家が企んだ宇恵途家を抹殺するための計画だったのだ。宇恵途家の京子、梅子、紗代子。3人しかいない状態で帰る家も無い。そんな時鬼頭家が助けに入り、宇恵途家の余った財産を奪い取ろうとしていたのだ。
私は許さない。私達宇恵途家に取り入ろうとしていたのも、親を殺したのも。
私は許さない。絶対に!!
2024/05/19
昨日沢山勉強したから、疲れちゃてあまり勉強できなかった。
まぁでも切り替えていこ?
後もう少しでテストという難問がある!
恐ろしい😱
それでも頑張りますか🔥
さてと今日はここまで🐶(意外と続けられてる😊)
『突然の別れ』
突然とは言っても予告があった
鏡の中から男が現れる
私は明日からやって来た、と
全てを失うわけではない、と
だからお別れを言いに行った
それぞれに
気の済むまで
【突然の別れ】
「体を殺しても魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」(マタイ福音書10章28節)
ある時、これを読んでハタと気づいた。
(…あ、“魂”を滅ぼせる存在っていないんだぁ、、、)
そしてその魂は永遠と転生を繰り返す。
ならば“死”とは、最強にして最高のエンタメ。
無条件に全ての人が強制参加する極上の舞台
死の無い人生を想像してみる。
それこそ恐ろしい。。。
いわば、ゴールのないマラソンみたいなものw
そんな人生で、どれほどの情熱とエネルギーを燃焼できようか
つくづく神様は完璧。
「突然の別れ」も同様……w
何年後の何月何日、何時何分にお別れです。
なんてイヤw
真綿で首を締められるようで、、、
僕なら耐えられない。。。
まるで袈裟斬りに一刀両断されるように
鮮やかに極めたい。
突然の別れ
#突然の別れ
出会いは
突然にと言うが
別れも
また突然で
しばらくは気持ちの整理がつかなかった。
一瞬私のLIFEに光が灯っただけで
偽りの愛だったことを痛感した。
花びらが一枚
また一枚
力尽き
朽ちた
ショコラ
記憶の中のその人は
永遠に笑ってる
それだけが救い
#突然の別れ
突然の別れを私は受け入れず
ゆっくりと下へ落ちていった
第3話黒鉛病
※ここで言う黒鉛はグラファイト(炭)の事ではありません。
ご了承下さい。m(_ _)m
ミアラム視点
突然だけど、私の過去の話をしよう。
昔は幸せで何でも屋なんてしてなかったんだ。
数年前、当時12才だった私に…いや…。
私達に悲劇が襲った。私を含める町の人達全員に、
中毒症状が起こった。何が原因かは分からなかった。
仕方無く、隣り町の医者の所に行った…。
が、追い出された。『バケモノ』とか、
『ブラックモンスターだ!!!』とか行ってた。
私は少し悲しかった。でも、その時はまだ意味を、
知らなかった。私は自分の町に戻っり、図書館に行った。
何か分かるかも知れないと思ったから。
私は1冊の本を見つけた。本は『珀鉛病は中毒だ!!』と言う題名だった。……少し見てみた。私達の事みたいだった。
……2つだけ違う所があった。
1つ目は、珀鉛病は肌が真っ白になって、私達の中毒は
肌が真っ黒になる事。
2つ目は、珀鉛病は珀鉛って言う鉱石の毒だけのせいでなるけど、私達の中毒は黒鉛って言う鉱石の毒と月光でなる。
私は直ぐに皆を監禁した。
……思えばそれからだった、私が何でも屋になったのは。
【突然の別れ】
別れはいつだって突然
USBメモリ
ハードディスク
パソコン
データとの別れは突然訪れる
バックアップは定期的に!
毎日あなたがいる世界が
当たり前だった
突然の別れ
生きる意味が無くなった
あなたじゃないと
ダメなの
他の誰かじゃ
ダメなの
お願い
いなくならないで
私
死んだまま生きてる……
[突然の別れ]
「及川さん!サーブ教えてください!」
「やだね!ばーかばーか!」
俺は及川さんに憧れている。
でも及川さんは俺が嫌いだ。
数日前…
いつものように
「サーブ教えてください!」
そう言いに行った。
でもその日の及川さんはいつもと違って俺を殴ろうとした。
その時は岩泉さんが止めてくれた。
俺は、突然のことすぎて反応が出来なかった。
俺は岩泉さんに言われて帰る用意をして外にでた。
その時話し声が聞こえて来て、
「相手が天才1年だろうがウシワカだろうが6人で強い方が強いんだろうがボゲが!!!」
そう聞こえた。
俺はその時、動きが止まった。
(天才1年って俺のことか?俺は仲間じゃないのか?俺は…及川さんや岩泉さんの敵って、こと…なのか、?)
俺はショックだった。
その日は走って家に帰って泣いた。
仲間って思われてなかった。
俺は敵だって思われてたんだ。
そう思ったら涙が止まらなかった。
そんな時俺は引っ越すことになった。
金田一や国見に
「また一緒に遊ぼうな!」
「俺たちのこと忘れないでよね」
そう言われた。
岩泉さんと及川さんにも言おうとしたけど、この前の事を思い出して言いに行けなかった。
そして数週間後…
俺は今日引っ越す。
結局、及川さんと岩泉さんには言えなかった。
「飛雄!そろそろ行くわよ〜!」
お母さんに言われ、俺ら車に乗った。
その時、バックミラーに及川さんと岩泉さんが写っていた。
俺はびっくりした。
でももう車は発車している。
それでも2人は必死にこちらに走ってきている。
俺は
(ごめんなさい)
そう、心の中でつぶやいた。
-------------キリトリセン--------------
この題名見た時これしか思いつかんかった笑
生きているか、死んでいるか、それが問題だ。
- 突然の別れ -
題名『いたずら』
(裏テーマ・突然の別れ)
朝は、目覚まし時計が鳴らなかった。そのせいで仕事に遅刻して恥をかいた。
昼は定食屋の玉子巻きに殻が入ってた。文句は言わず黙って食べたが気分は沈んだ。
仕事の外回りで歩いていたら靴底が破れた。確かに古いのに無理して履いていたが靴底が剥がれるなんて想像してなかった。
その夜、居酒屋に寄って注文したらなかなか品物が来ない。痺れを切らし我慢の限界で店員に聞いたら品切れらしい。だったら早くそう言えって怒りたくなったが、まわりの目も気になり他の串とかを注文した。
家に帰る途中で自動販売機を見つけ、コーヒーを買うためにお金を入れてボタンを押した。出ない。出ない。あきらめる。
なんて日なんだろうと思いながら風呂に入ると今度は排水口が詰まった。裸で少し寒い中、掃除をした。
寝る前に小腹が空いてカップラーメンを食べることにする。フタを開け粉末だしやかやくを麺の上に出しお湯を入れるため保温ポットの電動給湯ボタンを押してもお湯が出ない。何度押しても出ない。結局これは壊れていた。買い替え決定。しょうがなく雪平鍋で水を沸かしカップラーメンに注いだ。
さぁ寝ようと思ったら、テーブルからスマホを落とす。画面が割れる。
それでもまた明日も寝坊するわけにもいかないと布団をかぶって寝ようとしたら、電話が鳴る。
祖母の急死の連絡だった。
まったく関係ないかもしれないが、朝からのいろんな出来事が一本の線で繋がった気がした。
お婆ちゃんはいたずらが大好きだったんだ。
最後のお別れに会いに来てくれていたんだろう。
考えてみれば、お婆ちゃんの家によく泊まっていたけど最近は正月に顔を見せるくらいになっていた。
突然の別れだったけど、1日を振り返ると心が熱くなった。
昔お婆ちゃんと一緒に寝た時、寝つけない僕に、面白おかしくお婆ちゃんの失敗談とかを話してくれたんだ。
そうそう、全部お婆ちゃんの失敗談だ。
やられたー。
葬式の時に少し怒ってやろうと思ったら、視界が歪んで見えなくなった。泣いていた。
そうか、明日と明後日は仕事を休まないと。
翌朝、ポストに祖母からのハガキが入ってた。
そうか昨夜はポストを見なかった。
「たまには顔を見せろ。じゃないと、いたずらするぞ!」って書かれていた。
寂しかったのかな。
「ごめんね、お婆ちゃん………」
「あ、前髪切った」
そう隣から覗き込まれて咄嗟に「んぐ」と声が出た。突然失われた前髪について言及されただけでなく、疑問ではなく断定の形だったのがどうしようもなく悲しい。
「テレビ観てたの…」
「前髪切りながら?」
「そお…」
前髪を手で隠しながら少しでも見られないように距離を取っていると、小さな小さな声が聞こえる。
「顔、よく見えてうれしい」
ばっちり聞き取って、臓器がドッッッとなった。
"突然の別れ"
突然の別れ
( ゚д゚)ファッ?
────────────────────────
「困った」
深夜1時。
研究室のパソコンの前で、僕は唸っていた。
個人的に分析をかけたいサンプルがあるのだが、研究所にある分析機では難しい。
さて、どうしようか。
時間と手間をかけて研究所の分析機を使うか、他部署の最新機を使わせてもらうか。
上から目を付けられているので、なるべく目立った事はしたくない。
研究室の壁にかけられた時計を見る。
時刻は深夜1時15分。
「仕方ない」
この時間なら多分、繋がるだろう。
パソコンの隣りにある電話の受話器を手に取る。
電話帳内にある見慣れた名前を選択すると、発信音が鼓膜を叩く。何回かの呼び出し音の後、不機嫌そうな声が電話に出た。
懐かしい、彼の声だ。
「こんな時間にごめんね。ちょっとお願いがあって」
「こんな時間とわかりつつ掛けてくる、嫌がらせ以外に何があるんだ?」
言葉にからかいの音が含まれているのが電話越しでもわかる。本気のご機嫌斜めではなさそうだ。
僕はホッとすると、本題へ入ることにした。
「あのね、君のところにある最新の分析機にかけてほしいサンプルがあって」
「…また上に良いように利用されてるのか、お前?」
声のトーンが下がった。
「いやいや、今回は…」
違うと続くはずだった僕の言葉は、かき消された。
「面倒事処理やら、無理難題が来てるなら断るのも大切だぞ。入社前のかぐや姫っぷりを披露してやれよ」
「あっ、あのねぇ。好きでかぐや姫したわけじゃないの知ってるでしょう?」
「知ってるよ。でも、大学生にしては見事なかぐや姫だったじゃないか。一人で研究したいので、研究所をください。住むところもないので、生活スペースがあると助かります。異動等もしたくありません。最近は、一人でというのはあまり叶えられていないみたいだが、他は叶えてもらっている。かぐや姫より高待遇じゃないか」
「全部この会社を断る為の口実だよぉ…知ってるでしょ…」
「高飛車な鼻持ちならない奴になれば、入社しないで済むって思っていたんだもんな。折角、かぐや姫演じたのに、全部用意されちまって四面楚歌。泣く泣く入社することになったんだもんな。かわいそうに」
「これっぽっちも可哀想って思ってないでしょう…」
「入社早々、1つの研究所持ちとか馬鹿待遇だぞ。しかも、住居として使用可とかどんだけだよ。昇進したいヤツから見れば、贔屓されすぎて憎まれてもしょうがないだろう」
「だから、それは教授に嵌められて…。それに、研究所を住居にしていたのは、君がいた時までで、今は引越してるよ」
「そういう話は広がらないものさ」
「…ヒドイ。そういう君だって、今や複数の研究所を掛け持つお偉いさんじゃないか」
「どっかの誰かさんがいつも昇進を断るからだろう」
「僕は、研究が出来れば良いからね」
昇進の話は何度か来たが、全て断った。代わりにこの研究所いられるよう交渉してのんでもらっている。
本社が僕の条件をのんでいる限り、僕はこの研究所の所長のままだ。
「変わらないなお前。本当に変わらない」
「君と一緒に働いていたあの日のまま?」
「ああ。俺に突然の異動辞令が出て別れるまでの、あの時と何ら変わっていない」
「ふふふ。褒め言葉として受け取っておくよ。ありがとう」
「同期として、お人好し過ぎるお前が俺は心配だよ。本社にも顔を出さないせいで、色々な噂が独り歩きしてるぞ。注意しろよ」
「経理の方とかに目つけられちゃってるからね」
研究所の電気代が高いだとか、水道料金が〜とか、非常に世知辛い。
「…それだけじゃないからな」
「僕のところに配属された子達を君のとこに流してること、とか?」
「…それも、ある」
「良い子達ばかりでしょう?」
「ああ。気の利くヤツばかりで、助かっている」
声がやわらかい。彼の下に行った子たちは良い働きをしているようだ。
「良かった。良い環境で力を発揮してもらいたいからね。これからも彼らをよろしくね」
「ところで、ウチの分析機にかけてほしいサンプルがあるんだろう。なんだ?」
「個人的な研究のサンプルなんだけど。社内便で送るから、分析をお願いしても良いかな?」
「やってやるから、俺宛で送れ」
「ありがとう、よろしく頼むよ」
その後、二、三言交わして僕は、電話を切った。
壁にかかっている時計は、午前1時45分をさしていた。
僅か45分の邂逅に詰まった時の流れに、僕は軽い目眩を覚えながら、長い息を吐いた。
同期の彼と働いた期間は1年にも満たなかった。
短い間しか一緒に働けなかったが、彼の本質は、義理堅く、兄貴分的な度量の持ち主だ。仕事においても、冷静な思考と判断のバランスが良く、人の上に立つ素質を持っている。
そんな彼だからこそ僕は…。
先の未来を想像しようとしたが、やめた。
いつかの事を思い煩うのは、今ではない気がする。
それでも…。
「またきっと、頼ってしまうんだろうな…」
静かな研究室に僕の呟きだけが小さく響いた。
【突然の別れ】
【突然の死】以外で突然はないんじゃないか?
とワタシは思う
友達?
転校だって、転勤だって、仕事辞めるにしても猶予はあるし
大喧嘩したって原因は分かってる
恋人や結婚した人もそう
喧嘩別れ?浮気?不倫?価値観の違い?
いずれにせよ
何か前兆はあるはずだ
事故や震災などではない限り
【死】も猶予はあるのではないか?
自殺も病気の場合も
何か前兆はあるはずだ
でも…
鬱病のワタシが言うのもなんだが…
自ら命を断つ時
死に至る病気になったのに
大切な人に隠すのだけは
やめてくれないか?
これはこの歳になって分かってきたことだ
どの立場も経験してのことだ
肯定はしない!
でも自ら命を断つならば
せめて言いたいことは遺書ではなく
声にして欲しい!
死に至る病気になった家族に告知しないのは
残酷なことだと幼い頃に祖父の死で学んだ
ある程度の年齢や大人なら
明らかな抗がん剤治療をしているのにも関わらず
単なる胃潰瘍などと言い切るのは酷だ
告知さえすれば、
どうせ長くないなら、
辛い治療をやめることだって出来る
これは年齢的なものもあるのだろう
最近体験した話だが
大切な人が独りで、癌と闘おうとしていた
家族、友人、巣立った我が子、
誰一人にも言わずにだ
痩せたことはダイエットだと
体力が衰えたのは老化だと言い張った
ワタシは遠くにいたから分からなかったけれど
本当に近くの人たちは、何も気がつけなかったのか?
ワタシは何気ないLINEで何かが引っかかった
ワタシの嫌な予感は大抵あたる…
何度か問い詰めてやっと告白してくれた
本人はとても責任感の強い人だ
誰にも心配させまいと気を張っていたのだろう
近くに住んでいないワタシが
せめて、何かあった時のために
身近な人には伝えて欲しい!
という願いをきいてくれるのにも、
数ヶ月を要した
恐らく…
本人もその現実を受け止めたくなかったんだ
認めてしまったら、
病気に負けてしまう気がしたんだ…
それは、
似たもの同士のワタシにはすぐに理解できた
だけれど…
当の本人は
急な病気で自分の母親と
何のお別れも出来ず終わってしまった過去がある
その事をずっと悔やんでいた
それをワタシはずーっと見てきたんだ
「その想いを…
自分と同じ想いを…我が子にもさせるの?」
の問いに…
君は、我に返ったように泣いていた
「独りで抱えていたから…
目先のこと、自分のことしか考えられず…
なんでそんな大事な事にすら
気が付かなかったんだ…?
ありがとう…気がついてくれて…
ありがとう…会いに来てくれて…」
最後かも知れない…そう思い…
ワタシが出来ることは全部した!
弱音を吐けない君が、唯一吐けるのはワタシだけだ!
だからどんな些細な弱音も吐け!と伝えている
その後、我が子に話したと聞いた
だけど
話せるうちに、伝えられるうちに
出来ることはするべきではないか?
出来ないから、
自ら命を断つ気持ちも、痛いほどわかる
だけど、
当たって砕けてみたっていいじゃん?
自ら命を断つくらいの覚悟があるならさ
なんだって出来るじゃん!
それ以上怖いものはないじゃん?
だからメールや手紙の遺書なんかじゃなく
せめて声に出して欲しい
って
色々な立場を経験したワタシは思うんだ
いつ【突然の別れ】がくるか分からないと
思いながら毎日を過ごしているからさ
最低限
「ありがとう」「ごめんね」は
伝える事にしている
ワタシは後悔したくないから!
言えばよかったって後悔したくないから!
みんな
いつもありがとう❤︎
それはふとした瞬間にやってくる
まるで季節外れの台風みたいに
電柱や人を吹っ飛ばしていく
なんでかな
なんでこんな時にやってきたのだろう
お題『突然の別れ』