『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
突然の別れ 胸を刺す痛み
涙が止まらない 思い出が蘇る
どうしてこんなにも 愛しく感じたのか
あの日の約束が 儚く消えていく
突然の別れ 未練が残る
忘れられない あの笑顔が浮かぶ
どうしてこんなにも 切なくなるのか
あの日の瞬間が 胸を刺してくる
突然の別れ あの日から
変わらない気持ちが 胸に残っている
どうしてこんなにも 悲しくなるのか
あの日の記憶が 今も消えない
突然の別れ 二人の未来が
消えてしまった あの瞬間から
でもいつか きっとまた出会えると
信じていたい 今でも変わらずに
『突然の別れ』
太陽にむかって、
まいにち「さようなら」を言うやつはいないだろう。
同時に、空にむかって「親の顔より見た」なんて言うやつも、いない。
慣れすぎてる気がして、おれはときどきこわくなる。
けど、バカらしいから、もしものことは考えない。
街には、きょうも情報がごったがえしてる。
道路には車がしきつめられて、
歩道にはひとがひしめきあう。
昼日に、快晴の空に、だれも意識をむけないし、おれも見ない。
人の間に滑り込んで、目的の場所へつっぱしる。
すれちがっただれかが、どんなかっこしてたとか、顔してたとか、ましてなまえなんて、しるわけない。
一回、ひとの間をすり抜けて、
もう一度、目の前の隙間へ入り込んで、
目をグルっと回して、右ハジに通れそうな空間をみつけて、足を運ぼうとした。
おれは、外でも中でも室内用のスリッパを履く。
もふもふな毛糸が全体にはえてるやつ。
寝る時以外、ずっとはいてるから、すっかりくたびれちゃって、iPhoneよりずっとうすい。
で、うすいから、スリッパがなんかに濡れたのがすぐわかった。
下をむいたら、真っ赤なのを、踏んでることがわかった。
それから、ガチっと固まっちゃったのが、じぶんでわかった。
おれは、背がちいさい。気にしてない。
だから、ときどき、たとえばめちゃくちゃひとが多い場所で急にたちどまったりすると、大人とかが、おれに気づかずドカッとぶつかっちゃって、おれがふっとぶってこともよくある。
だからふだん、めったなことがないかぎり、ひとが多いとこにはいかない。
でもきょうは特別だった。
おれはだれかに、ぶつかられて、前へおしだされて、手をつこうと思ったが、そのまえに額をコンクリートにぶつけた。
そこで、額以外にものすごく傷んでる箇所があるのに気がついた。
それとおなじくらいに、おんなのひとの悲鳴がきこえて、おれにぶつかったひとが、背中から大丈夫かとなんどもきいてくれる。
大丈夫だと答えようとしても、ヘンなうめきごえにしかならなくて、小説で描写されるあれは、あながち間違いじゃないのかもと思った。
おれは頭がすごく混乱してたんだと思う。
到底たてるわけないのに、うでを一生懸命まげて、地面から起き上がろうとした。
でも、腹はうまくあげられても、頭がへんにもちあがらず、足はほんとに、なまりだ。
いもむしみたいなんだろうな。
でもきょうはやっぱり特別な日だった。
おれは、手をパーカーのポケットにどうにかつっこもうとした。
でも、かすりはするが、するっするって、なかなかはいらない。
あたまがあがらないので、ここだ、と思ったところへ、手をさそうとするが、もうあたまがマトモじゃないんだろう、だからぜんぜんはいらない。
いつも、ポケットの位置なんてみなくてもわかるくらいなのに。
泣きそうになっていたら、だれかがおれの手にさわって、ポケットにいれてくれた。
ついでに、あおむけにしてもらえる。
グワッと、一瞬すごくまぶしい閃光が目の前を通って、しかしすぐに、視界のはじに細かい羽虫がぶんぶん飛び回りはじめて、急速に光が暗くなっていく。
でも、ある段階でそれはとまって、真昼だってのに、まるで夕方くらいの暗さに、おれだけかんじられた。
ポケットのなかのてをうごかして、どうにか中身をつかみこむ。
このころには、なんとなく聞こえてくる。
救急車のサイレンと、周囲のどよめきとか、雑踏とか。
でもそれより、おれの荒い呼吸の方がはるかに大きい。
「えっ」
それでも、一瞬の悲鳴みたいな、おれの弟の「えっ」て声だけは、めちゃくちゃよく聞き取れた。
「まちあわせしよう!」
電話ごしに、弟が言って、おれはそれに了承して、で、カレンダーに丸をつけた。
丸をつけた日に、だんだん近づいてくうちに、なんか、プレゼントしたいと思った。
会うのがすごくひさしぶりだからだ。
でも、そこまで凝ったやつじゃなくていい。
弟はおれの近くまでがあっと寄ってきて、おそるおそる、おれの額に手をそえた。
もう、すりガラス越しにみてるみたいな、ふうに、視界が変わってて、おれは、ちょっと、まだ起きてられるんだ、と思った。
サスペンスとか、そういうのじゃ、もっとはやい段階で気絶というか、死ぬ。
テンポのためかな?
おれはとことんマイペースだな。
「あのね」
弟がおれのむかいに座りながら、すごく改まったカンジに、話しかけてきたのを、よくおぼえてる。
おれは、正直こころあたりはあった。
「……ごめん突然!でも、絶対兄ちゃんに言わなきゃならないことなんだ」
おれが「そうかたくなるなよ。いや、ムリか」なんて言ったら、弟は、少し顔をうつむけて「結婚したいひとがいる」と言った。
弟が生まれてから、ずっと一緒だった。
「兄ちゃん、なんで……?」
弟は、おれの、汚点だらけの生涯で、弟だけは、弟に関することだけは、綺麗であれた。
弟は、おれの額に、自分の額をくっつけて、声を殺して泣いた。
ちかくなって、さらに暗くなった視界のなかで、救急隊員か、なにかが、離れてください、と。
声だけ聞こえた。
「兄ちゃん、兄ちゃんー!」
ちいさい弟は、絵本がすごく好きで、シャイなほうだった。
いまもそう。でも、つよくなった。あと、デカい。
ともだちも、なかなかできなかった。
遊ぼうと思っても、どうすればいいかわからないらしく、おれのところに泣いてよってきた。
でもおれだって、べつにいつもヒマなわけじゃない。
だから、ときどきは、抱きついて泣く弟をひきはがした。
おれの手を握ってくれる手は、昔とかわってない気がする。
ひとりよがりかな。
おれは、弟のぬくもりを感じるてと、反対のほうで、カードを弟に、つきだした。
おれは、泣いてる弟をみてると、よくヘンな気分になる。
おれは、およびでないようなきがして、なんか、なかなか歩み寄ってやれない時がある。
もっと、ママとか、パパとかにたよりたかっただろうと、いまもよく思う。
おれは、弟の恋人さんに会ったあと、らしくもないが、カードを買いにでかけた。
おれには、センスがごっそりぬけおちてるから、店員さんのおすすめに任せた。
任せるってとこも、やっぱりセンスがないんだな、今になって思える。
うっすらとしか、もう目が開かなくて、弟は、泣いてるのか笑ってるのか、カードをみてるのかみてないのかすら、わからなかったが、弟にてを、さらにつよくにぎられた。
「兄ちゃん、しんじゃだめだよ。兄ちゃんにみててもらわなきゃボクだめなんだ」
おまえがよめさんをみててやる番だろ、とか、そういうカッコつけたことは言えない。
だってみてもらってたのはおれのほうだし。
でも、うめきごえすらでない。
ていうか、ホントに、おれいつまで起きてるんだろう。もしかして、死なないのかな。
だといいな。
おれは、カードへの言葉をなんども書き直した。
センスないからだ。
いい言葉ってのが、だんだんなにかわからなくなっていった。
「兄ちゃん、兄ちゃん……きっと大丈夫だ、大丈夫だよ」
なにかかたいものが、弟に握られた手にあたった。
たぶん、弟の額だ。
ちいさいころ、弟はおれの手をずーっとはなしてくれなかったときがあった。
ほんとにちいさいころだ。
でも、まあ幼少期の力なんてたかがしれてるし、そのときはヒマしてたから、片手で本をよんでた。
そのときの本は、なんだったかな。
たしか、カードの言葉をかんがえてるとき、この本の言葉を引用しようとしたんだ。
弟にメールでその本しってるかきいたとき、NOのスタンプが返ってきて、やめたんだっけな。
……あんまり長い時間、手を離さないから、なにしてるのかってさすがに気になって、覗き込んでみたらだ。
おれの手を、あいつは自分の頭にのせて、なでさせてた。
おれはそのとき、グッときて、ほかにいいようがない。
とにかく、こころをハンマーでぶったたかれたみたいな衝撃で、おれは、必死になって弟の頭をなでてやった。
そしたら、三秒もしないうちに弟は撫でられることをいやがって、泣き出してしまった。
おれはまるでそのときの、おまえの感情がわからなかった。
それでも、あとから思い出したら、おもしろい話だ。
カードにこのこと、かけばよかったかな。
とか、思ってたら救急車がブレーキをふんだ。
「ついた、ついた……!」
ガタガタッと、らんぼうに衝撃が伝わってくるが、痛みにうめく余裕もない。
弟はカードを握りしめて、バタッと立ち上がったら、
……がんばってうすめをあけて、状況を確認したりするが、もう、意識はぶつ切りらしい。
自動ドアが開いたと思ったら、病院の白い電灯が眼前につぎつぎ流れてって、つぎは、弟の泣き顔。
カードには、できるだけ純粋なきもちで
「おめでとう」だけ書いた。
太陽にまいにち「さようなら」をいうやつはいない
昔、時間が少しあったので知人の家に訪ねようと思ったが
アポ無しで行くのも気が引けて
行くのを止めた
あの時行っていれば
知人の人生は続いてたかもしれない
あの日からずっと
自責の念に駆られる日々だ
明日もおはようって言えると思ってた
大好きってちゃんと伝えればよかった
来週桜を見に行こうねって
…嘘つき
来年も一緒に花火しようねって…
いいよ。それでもぼくは行くよ
約束したから
たくさん写真を撮ってくるね
またあなたといつか出会えたら
その時は手を繋いでどこにでも連れてくから
忘れないでね
突然の別れ
突然昔からの親友が外国に留学すると聞いて悲しくなり、だが親友は留学したいと言っているので止めることは出来ない。
なので留学するまでいっぱい遊ぼうと思いました。
一昨年、祖母との別れ
去年、叔父 知り合いとの別れ
まだ祖母のことは整理がついていない
使っていた部屋に未だに入る事ができていない。
どれだけ時間が掛かってしまうのだろうか。
それでも少しずつ受け入れていくしかないのだ。
どうして失ってから気づくのだろうか。
当たり前ではないことに
その人との時間は永遠ではないことに
もう少し一緒に居たかった
#突然の別れ
『突然の別れ』は出来れば経験したくない。
なぜなら、何の心の準備もないまま、挨拶を
することも出来ず目の前からいなくなって
しまうことを意味するからだ。
父が入居している介護施設にとても頼りに
なる看護師長さんがいた。年末にいつも通り
挨拶をし来年もよろしくと言っていたのに
今年に入ったら突然退職されていた。
とてもショックだった。せめて挨拶だけでも
したかったな。彼女がどうしているかは不明
だが、益々のご活躍を祈っている。
〜お題『突然の別れ』〜
突然の別れ
友達と水族館に行く約束をした
なのに
友達とはもう二度と会えなくなった
どうして
まだ言いたいことも
やりたいことも
できてないでしょ?
ねぇなんで
どうして先にいっちゃったの?
もっと一緒にいたかった
大好きだって言えてない
大好きだよ
ずっと
突然の別れ
別れは突然くる
私の父は数年前に亡くなった
地方に住んでおり、容態悪化を聞きつけて東京から向かったが生前に会うことはできなかった
後悔ばかりだ
それからというもの人との別れは突然だと実感した
悔いのないよう人と向き合っていきたい
突然の別れ
ジェフ・ベック、昨年亡くなりました。三大ギタリストのひとり。
突然でした。細菌の病気で、直ぐ亡くなったと聞いてます。
死なないと思ってたの‥彼はサイボーグだと勝手に思ってた。
何食べてるの?そんな感じで捉えてた。
突然の別れ、ガッカリで寂しいです。
突然の別れ
「別れよ」
彼氏と別れちゃった 好きな人が出来たんだって
忘れられないかもな笑
「行ってらっしゃい」
お父さんが 死んじゃった
心臓発作らしい 最後に聞いたのは
私が学校へ行く時の 行ってらっしゃい だった
きっといつか 家に帰ってくるよねお父さん。
「つらい」
わたしも もう 逝こうかな
その方が楽だと思うし
人生辛かったよ
お父さんお母さん 元彼 。 おやすみ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いつか私も
覚悟しなければならないのだろう、
そう思っていたら
覚悟する時間も貰えなかったね。
今までもこれからも
私は死ぬまで
受け入れない、向き合わない、認めない、
涙も多分、流さない。
君はここにいないだけ。
ずっとずーーーっと
不在なだけ。
「今日も会えなかったな…」を
毎日、死ぬまで繰り返すだけ。
次に会った時、
私は君に長めの説教をするつもりだから
紅茶とお菓子を用意して
待ってて。
◼️突然の別れ
突然の別れ
君の機嫌は、君ん家の観葉植物でわかる。
今日はやけに元気だったから、部屋にいるんだと思った。だから、プリントの束を置いて帰った。
「〜〜ちゃん、行方不明だって……。」
ママから聞いた。
僕との思い出に君がいる気がしてた。君の頼りは僕だけだと思っていたんだろう。
今も探している。もうはっきり思い出せない。もっと写真撮っとくんだったなぁ。でも、君は写真嫌いだったからなぁ。
「あ。」
桜色に染まる川に君を見た気がして、足をすべらせた。
テーマ「突然の別れ」
二次創作
戦場だ。突然の別れなんて言っているやつは馬鹿だと思っていた。
俺も仲間も敵も、誰かしらを傷つけ、命を奪っている。
突然なんて想定が甘いにも程がある。
やっと仲良くなれた仲間が死んだ。
俺を庇って岩の下敷きになった。
想定できたらどんなに良かったか。
突然の別れ
昨日は元気に笑っていたじゃないか、、、
突然の別れ
いつまでも一緒だと思っていた。
幼い頃からずっと一緒にいて、それが当たり前だったし、これからもずっと続くと思っていた。
『僕は高校は別になっちゃうけどね』
それを聞いて嘘だと思った。
なんで同じ高校じゃないの?と少し非難めいた声が出た。
小さな子供みたいに駄々をこねた感じになった。
高校も一緒だと思っていたのに。
彼が行く高校は、県内でも有数の進学校だ。
しかも寮に入るという。
下手すれば、ほとんど会えなくなるかもしれない。
そう思ったら自然と涙が出てしまっていて、
親友の腕の中で泣いていた。
彼は困った顔をしていた。
困らせたくないのに、でもそうすれば同じ高校に変更してくれるかもしれないと、一縷の望みをかけて泣きじゃくった。
でも頭は分かっている。
彼は意外と頑固なところがあるから、
考えは変わらないなと。
もうすぐ夏が終わり秋がくる。
そして冬が来て春がくれば、あっという間にお別れだ。
もう子供じゃいられないと悟った。
その酒のせいだよ。
私のことなんて忘れてるでしょ?
だって、貴方酔っていたもの。
きっと、記憶がなくなることをいいことに。
「大好きだ」なんて言ったこともない言葉を吐いたんだね。
最悪よ。
ほんと、最悪。
そんなこと言っといて。
次に顔を見せたのは、穏やかな死顔。
どうしてとても幸せそうに笑っているの?
なんで、指輪の箱をその手に握りしめているの?
嗚呼。
私にぬぐえないほどの寂しさを残して。
何処に消えるというの。
馬鹿。
「大好き」なんて言わなくたって、分かっていたわよ。
突然の別れ
悲しみを満たした初冬の朝の光が差し込む部屋に突然鳴り響くベルの音。
なんのことか解らずに、悲しみから目覚めない私はまるで夢の中に居るようだった。
若い看護師が慌てて入って来た霊安室。
誰が押したか知らないが非常ベルが鳴っていた
霊安室の・・・。
あれは、父の無念の死の叫びだったのだろうか?私は少し霊感が強い方だが、そんな私が経験した霊体験のような父との突然の別れの朝だった。
いい人生だったのか
はた迷惑な人生だったのか
したたかに酒を飲み
酔った挙句に
帰れなくなってしまった
ヘタレ親父
情けないやら
悲しいやら
呆気にとられて
別れの言葉も涙も
出なくて
悪い夢でも見せられているように
呆然と立ち尽くしていた私を
目覚めさせるかのような
ベルの音
お父さん、そこにいるの?
何、悪戯してるの?
早く、戻ってよ!
私は、心の中で叫んだが
言葉が声に出なかった
やっぱり、これって現実?
お父さん返事してよ!
父は笑っていた
最後に笑顔を残して逝った
え、寝てるんじゃないの?
飲み過ぎたって、頭かきながら
起きるんじゃないの?
なにこれ、悪い冗談やめてよ…
悪夢を掻き消すベルの音
でも、目覚めても悪夢は続いていた
それは、現実だったから
それが、父との
突然の別れだった
あの日から
私は、いってらっしゃいは
目を見て言うようになった
絶対に別れる相手が背を向けて
歩き出すまで見送るようになった
最後に高く笑顔で手を振った
父を忘れないために
2024年5月19日
心幸
「突然の別れ」
なんで、と彼は涙ながらに見てくる。
驚いた表情をしているが、こちらのほうが驚きだ。
冷めていく私に気付けなかったってことは、
こちらを見ていない、なによりの証じゃない?
突然の別れは私を泣かせなかった
何でもない日にその時の涙がこぼれ落ちる
私は何を思って泣いているのか
本当はよくわからない
突然の別れは私を壊した
ある日自分が変わった所に気付く
そういえばあの別れが
私を変えたのかもしれない
突然の別れは私のためにあった
時に苦しめ私の人格まで変えても
共に過ごした時間を
確かな実感に変えるものだった