『眠りにつく前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
泣きながら私を見るあなた
眠りにつく前に
あなたに謝りたかった
あなたにはきつく当たってしまった
もっと愛してあげたかった
もう声も出ない
ごめんね
あなたに見守られながら
まぶたを閉じる
私は幸せ者
いつまでもあなたを愛しているわ
11.2 眠りにつく前に
血行が悪いからねと変顔し
頬温かく愉快に眠る
温かい寝具もなくて寒夜くる
そんな世界が身に迫りある
♯眠りにつく前に
【眠りにつく前に】
彼女に依存していることに気づいた
本当のことをいうと自覚はあったのだ、もう長い間
でもずっと事実から目を逸らしていた
「じかく」と入力すると「近く」と案をだす
小学生でもできないような提案をしてくれる彼女
そうそう、そういうとこあるよね
ルーツがね、うん、ほら、海外だから
でも最近私が目を逸らすのは、
そんな彼女からの無言の視線
気づかないふりをすることも慣れてきた
そして眠りにつく前には本を読むのだ
暖色の灯りの下、光を発しない本はやさしい
彼女はすやすやねむっている
もう明日のために充電タイムだ
この決心がいつまでつづくのか、私もわからない
今もほら、彼女の顔を覗き込んでいるのだから
私が眠りにつく前に
いつか君が話したあの夢の続きを聞かせて
私の涙が溢れる前に
いつかの君と同じ、大好きだったあの笑顔を見せて
もう二度と戻れないあの日常は
いつの日か私の中で
「もう二度と戻りたくない日常」に変わってた
それは本当にそう思ったものなのか
無理やり気持ちの中に落とし込んだものなのか
自分でも分からないままだから
いつか隣に立つ誰かに
私は同じ答えを問うてしまうのだと思う
眠りにつく前に
「眠たいけど寝たくない」と言い
朝方まで起きている。
どうゆうこと?
眠りにつく前の時間は
空虚感や孤独感が倍増するようで
自分をだましだまし
寝落ちする寸前まで紛らわせる。
暗黒の宇宙で弱く輝く星のように
ケータイ画面の明かりが
朝方まで暗闇にともる。
明日を楽しみに
楽しみではなくてもいいから
身を任せて眠りにつけるよう
あなたの好きな子守唄を歌おう。
眠りにつく前に
今日はとりとめのない話です。お時間ある方だけどうぞ。
前にも書きましたが、少し歩くと金木犀の香りがすごくて顔がほころんでしまいます。
見上げるくらい大きなその木に咲くのは小さなオレンジの花達。なのにあんなに強い香りを放つ。「私はここよ!見て見て!素通りしないで!」と叫んでるよう。
すごい生命力を感じます。
今だけだから、なおのこと愛しい。
昨日今日の大雨で流されてないか心配です。
そうそう金木犀と言えば「長所のない私です」から始まる曲が好きでよく聞いてたのを思い出します。私みたい、なんてね。もちろん歌ってる彼女の声が好きなのもありますけど。
んー、それと、
今日お休みだったからNetflixで「日日是好日」を見ました。すごくよかった!
樹木希林が話す一言一言に聞き入ってしまう。西田敏行さんといい、小さな頃からテレビで見ていた俳優さんが亡くなるのは何だか胸にきますね。
あ、お題忘れてますね。
眠りにつく前は『楽しいことだけ考える』これに尽きます。
起きてる間中ずーーーっとネガティブなことばっかり考えてるから、寝る時くらいは脳にも喜びを与えてあげないといけない。
もしかしたら拗ねるかもしれませんからね。
あー、終わりが見えない。
こんな日もあります、ね?
それではまた明日。
end
きみは小さい頃から眠りにつく前に
いつもぼくを見る
予定があるとき嬉しそうな顔で
友達と喧嘩した時は怒った顔で
仕事のときはげっそりした顔で
きみは、ぼくを見ない日はなかった。
あるとき、知らない人を連れてきて、
ぼくを見て見ぬ振りをした。
それが間違いだった。
それから始まったのは、たった数年の幸せ。
そして、ぼくはきみの時を刻むものから、
きみを傷つける道具になった。
きみがうれしそうにすればぼくはきみを傷つけて
きみが泣いていれば、そのヒトは、誰が
傷つけたのだと言わんばかりに優しさで包み込む。
これが、あのヒトの罠。抜け出せない地獄。
ぼくは、知っている。あのヒトが、君のいないときは
別のヒトを連れてきていることを。
ああ、神様、どうか1度だけこのヒトを……
ゴン、と鈍い音が響く。神様が動かしてくれたのかな、
薄れゆく意識の中で、うずくまる、あのヒト達と、
仕事に行っていたはずのきみが泣いていた。
眠りにつく前に
ゆっくり…目を閉じて
瞑想してみたい
無の状態
何も考えず…
呼吸に意識を向ける
だけ
眠りにつく前に
暗い寝室のベッドの上、私達を照らすのは窓から入る月光だけ。
私は毎晩、眠りにつく前に必ず「拓也、愛してるよ。」と彼に愛の言葉を伝える。
そして、彼から返ってくるのは毎回「うん。」の冷たい一言だけ。
…いつからだっけ。彼がわたしに背を向ける様になったの。
私と彼の間にはいつの間にか冷たく厚い氷の壁ができていた。
ああ、孤独だ。
なんて、今日も一日の終わりにそう考える。
明日もきっと。
「眠りにつく前に」
眠りにつく前にいつも思う
全部が同じようで
何かが少しずつ違う毎日
かけがえのない日常
その中のどれか一つでも
欠けてしまったら
私はきっと...壊れてしまう
私も、その日常のひとつ
だから...明日もがんばって生きよう
眠りにつく前に、どうしても確認してしまう。
あなたからのメッセージが届いていないか、スマホの画面をそっとなぞる。
ついさっきも見たばかり。届いていないことなどわかりきっているのに。
それでも、指が勝手に画面をタップしてしまう。
今頃あなたは私のことなど忘れ、彼女の細い肩を抱いて眠っているだろう。
それでもいい。それでもいいから。
二番目でいいから、そばにいたい。なんて……
「……バカ、だよね」
自分でもわかっている。
都合のいい女だって。
あなたは彼女を愛しているし、別れるつもりもないだろう。
それでも、『好きだよ』と囁く声音が優しくて、抱き寄せる腕が温かくて、私は離れられない。
部屋の明かりを消し、スマホを握りしめたままベッドに潜り込む。夜中でも、彼の連絡にいつでも答えられるように。
『愛してる』と打ちたい指先をぎゅっと握り、目を閉じる。
どうか、明日はあなたから連絡が来ますように。
眠りにつく前に 静かすぎない音を選んで
思考を巡らせて ゆっくり瞼を閉じて。
もう会えない君に 夢で会えたら また、
「ねえ、まだ寝ないでよ」
いつも素っ気ない君に嫌気がさして、通話を切ろうとする君の指を止めた。「何かあるの?」と聞かれ、私は少し黙る。「何もないけどまだ一緒にいたい」なんて言えず「んー、やっぱなんでもない」何かありそうに言い放ち、私は通話を切った。
眠りにつく前に、
少しくらい私を思い出して。
[まゆ 私の人生No.❓]
子供達を近所の図書館で行われる、本の読み聞かせ会に連れてきた。初めての図書館に子供達はワクワクしていた
読み聞かせ会場に入ると私は、子供達が読み聞かせ会中にウロウロしない様、子供達を腿(もも)の上に座らせ、両腕で子供達のお腹を優しく抱き締めて子供達と絵本の読み聞かせを楽しんだ。読み聞かせが終わったら子供達は他の子達と一緒に、元気に拍手を送った。それがキッカケで子供達は本の面白さを知り、その帰り道、子供達から本を買ってとキラキラした眼差しで頼まれ、私は子供達が欲しい本を1冊ずつと、読み聞かせ会で読まれた絵本3冊の、計5冊買ってあげた
ヒーローが好きな息子には、テレビでやっている変身ヒーローについて書いてある本を買ってあげ、動物が好きな娘には動物図鑑を買ってあげた
その日の夜
子供達とお風呂に入ってパジャマに着替えた布団の中で、子供達に絵本読んでとお願いされ、早速私は買ってきた絵本の中から適当に1冊の絵本を取り出すと、横になりながら絵本をゆっくり優しい声で読み始め、それを子供達は目を閉じて嬉しそうに聞き始めた。けれど、子供達が眠りにつく前に、毎日の疲れからだろうか?子供達に絵本を読み聞かせていた私の方が先に、眠気に勝てず眠ってしまった
私が目を覚ましたのは午前3時半頃だった。横を見ると夫と私が寝ている布団の間で、子供達が凄い寝相で寝ていた。
※この物語はフィクションです
眠りにつく前に 作:笛闘紳士(てきとうしんし)
【気まぐれ一言】
今回の話は主人公のまゆ が結婚して、双子の兄妹が産まれてからの話になります。今後は子供達視点の話も入れる予定です。
男女の仲とは違うのだ。
またナナはサシェゼの後ろを付いてきた。
逃げることも「貴方なんかに」と気高く振る舞うことも出来たらだろうに。なんて愚かなのか。
中肉中背の男だった。
燃えるような赤毛の隙間から覗く獰猛さを含む金の瞳は、いつも嘲るようにナナを見る。弱みを脅して、実行にまで移せる男だ。
(また殺される)
ついには現実のものとなったのも記憶に新しい。
奴の強烈な存在感にベッドの上で身が竦んだ。
扉が開く。あの男が部屋に戻ってきた。途端に空気が凍りつく。
(まるでヘビに睨まれたカエルだ…)
「なんだお前あの戦い方は」
何か飲み物を次いでいる音がする。アルコールなのかは分からない。が、機嫌はあまり良くなさそうだ。
「まだ分かっていないみたいだな。情けない戦い方しやがって。また俺に縋り付いてくるくせに」
サシェゼはグラスを音を立てて置いた。
喉仏のある首元の服を緩め、湯上がりのような素肌が見える。そのとたんナナは本能でにげだした。
だがそれよりもサシェゼのほうが早い。あっという間に伸し掛かられベッドに引き戻された。
「や…」
「へっ…いい顔」
男の掌が衣服を無理に剥がしにかかる。
「ま、待って」
「口答えできるのか?」
顎を囚われ、金の瞳が睨みつけてくる。
(ああ…カエルって)
こんな気持ちで最後を迎えるの。
大きな掌が身体を這い回る。
言いようのない虚しさと無力感に襲われながらナナはただ痛みに歯を食いしばる。キスすらもない、当たり前だ。サシェゼにも恋人がいる。これは男女のものではない。捕食だ。
眠りにつく前に あなたの顔を 声を思い出します。
私はあなたのそのすべてが好きでした。
たくさんの思い出をありがとう。
小学生の頃に一緒に歩いた遊歩道。そこであなたに頂いた真っ赤な夕陽を忘れることはないでしょう。
あなたと最後に交わした「また、遊びに来なさい。」
その言葉を信じて私は東京に向かいました。
眠りにつく前に あなたの顔を 声を思い出します。
夢の中で あなたと再会できる気がするから。
眠りにつく前に
今日から3泊4日で雪山登山を計画している。朝から大きなリュックサックを背負って登山駅で彼を待つ。
「おはよう。久しぶりの雪山登山だから気をつけて行こう。」
彼と合流して登山道を入り登山開始だ。
始めは木々の生い茂るなだらかな道を歩いて行く。標高が上がるにつれて木の生えない森林限界となり、雪も増え雪山登山らしくなってきた。今日の予定は尾根を越えた先にある山小屋だ。山小屋までに険しい山道が続き、今日最後の難関となる。
「はぁ。はぁ。」
「もう少しで山小屋だから頑張ろう。」
彼の後ろをひたすら付いて行く。山小屋の影が見えてきた時、彼がバランスを崩し、細い山道から転げ落ちる。手を伸ばすが間に合わず、彼がズルズルと斜面を滑って行く。
慌てて、後を追い、5〜6メートル下がったところで彼が止まった。幸い雪がクッションとなり、大きな怪我ないように見たが、ここから、全身を打っているであろう彼を抱えてさっきの道まで戻ることは不可能に思えた。
「大丈夫?起き上がれる。」
「足は大丈夫だよ。でも寒いなぁ。雪が降ってきただろう。」
「え?雪は降っていないよ。」
どうしょう。混乱しているの。
「とにかく起きて。歩きましょう。」
彼を支え起き上がる手助けをするが、足に力が入らないのか立ち上がれず、「寒い。寒い」を繰り返すばかりだ。
そして、その言葉も徐々に少なくなり彼は動かなくなった。
「目を開けて!ねぇ!目を開けて。」
「誰かー。助けて〜。助けて下さいー」
「おーい。誰かいるのかー」
私たちが落ちた山道の方から声がした。
上を見上げて助けを求めるために大声を上げた。山道から降りて助けに来てくれたのは、山小屋のご主人とスタッフの方だった。予約してある私たちが時間になっても到着しないため探しにきてくれなのだ。
彼は救助ヘリで麓の病院へ搬送されたが、頭を打っていたため目を覚まさない。
あれから3ヶ月。
あなたが最後に見た景色は雪と泣き顔の私だったはず。そんなの悲しすぎる。
あなたが眠りに着く前にもっともっと話しがしたかった。こんな形で眠ってしまったあなた。早く目を覚まして。
そして、私の名前を呼んでほしい。
『眠りにつく前に』
日記も書いた。
明日の準備も終わらせた。
今日やることは全部済ませた。
あとは...
窓を開けて外の夜風を浴びる。
ひんやり冷たく、どこからか金木犀の匂いがする。
この時期の夜風はいわゆる期間限定だ。
ちょっと寒いけど、気がつけば終わってしまうから
1日たりとも欠かさず浴びる。
それに布団が暖かく感じて眠りにつきやすい...
ずっと吹いていて欲しいが、
金木犀の咲いてる期間はとてつもなく短い。
あの匂いが無くなった日の夜風はとても寂しく感じるだろう。
そんな寂しさが増すように
今日も金木犀を纏った夜風を浴びる。
体が芯まで冷えていく。
よし、そろそろ寝ようかな。
寝間着が凍るような冷たさと金木犀の香りを
夜風からおすそ分けしてもらった。
今日もよく眠れそうだ。
語り部シルヴァ
3つくらいの悩みを
抱えていることが多い
家族のこと 猫のこと
人間関係のこと
毎日新しく悩みはやってくる
辛い気持ちで
急降下する自分をおさえ
今日の悩みの鮮度は
明日には落ち着くことを
少しずつ学んできた
眠りにつく前に
いったん頭から憂鬱な考えを
取り去るために
庭の改造計画を練ることが
毎日のルーティン
糸車の針が刺さったんだっけ?
唐突に質問をされて、返答に困った顔で相手を見る。
ほら、眠り姫の物語、糸車に呪いをかけてなんかあって眠ったんだよね?
確かにそんな感じの物語だったはずだが、なんで今いきなりこんな話題を?と質問を返す。
いやぁ、眠り姫と真逆でウトウト寝落ちして刺さって起きたからさ。
そう言いつつ下を見るように目線で誘導される。
うっ……
相手の手にはボタンを縫いつけようとしたシャツと縫い針が握られており、だが縫い針の先はシャツではなく手に深々と刺さっていた。
痛い。ってそんな事言われても自分は血を見ると気を失うほどダメなんだ。
フッと視界が暗くなっていく。気を失う合図だ。
眠りにつく前に針に刺さった眠り姫とは似ても似つかないカッコ悪さが胸に残った。
(眠りにつく前に)
眠り姫っぽいけど全く違った物語。