眠りにつく前に暗い寝室のベッドの上、私達を照らすのは窓から入る月光だけ。私は毎晩、眠りにつく前に必ず「拓也、愛してるよ。」と彼に愛の言葉を伝える。そして、彼から返ってくるのは毎回「うん。」の冷たい一言だけ。…いつからだっけ。彼がわたしに背を向ける様になったの。私と彼の間にはいつの間にか冷たく厚い氷の壁ができていた。ああ、孤独だ。なんて、今日も一日の終わりにそう考える。明日もきっと。
11/2/2024, 12:47:48 PM