ぱう

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11/20/2024, 12:31:36 PM

宝物

あなたとの日々は私にとって宝物だった。
あなたが当たり前の様に私の隣に居てくれたり、他の友達よりはちょっと特別に扱ってくれたり。
今のままの関係でも十分楽しくて、嬉しくて。
あなたと二人きりで話すたびに、私の心はふわっとして、それだけでその日は一日幸せで。

それでも、あなたと恋人という関係になる事を夢みなかった訳はなく。
むしろ、正直なりたかったくらいで、どれだけ授業中に妄想していたことか。
ただ、それは私にはあまりにも勿体無いと思っていたんだ。

だから、高校を卒業した今あなたの隣に居るのが私でなくても、あなたが幸せなら私は幸せだ。
そう思いながら、私は右手で結婚式の招待状を握りしめた。
左手にはスマホを握っている。
その画面には、メッセージアプリが開かれている。
『お前には絶対きてほしい‼︎』
幸せのお裾分けだ、とふわりと笑う。
大丈夫、私は今幸せ、幸せだから。
宝物は大切に宝箱にしまっておく事にするよ。

11/19/2024, 1:54:14 PM

キャンドル

美しく輝き続けようとするほど、自分の身を削ることになる。
でも、そうしないと誰もあなたを見てくれない。
結局は、自分の身を削ってるやつほど美しくなれるんだよね。
まるでキャンドルみたいに。

11/18/2024, 11:16:14 AM

たくさんの想い出

楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと。
きみとのたくさんの想い出たち。
その全てこの場所にあるの。
だからね、次に私がこの場所を訪れた時
「ああ、こんな青春な恋してたな」
て、君とのいい想い出だけを思い出せる様に。
ここはこのまま取っておくんだ。

11/16/2024, 12:47:05 PM

はなればなれ

私たちは確かに両思いだけど、まだ結ばれる訳にはいかない。
だって、私はいつも冷静で誰にも興味がなさそうで、私の事が嫌いな貴方が好きなの。
なのに、貴方ときたら私のこと一つでそんなに取り乱しちゃって。ほんとうに情けない。
でも、貴方への恋心が冷める事はないの。
だってこんなにも顔が好みな男、これからの人生でも絶対出会う事がないから。
だから絶対、私の事を世界一嫌いにしてあげる。

俺は好きな人と両思いだ。けれど、付き合う事はできない。
だって、俺が好きなのは昔のお前だから。
昔はずっと一人で、情けなくて可哀想で。
俺しか頼れる人がいない様な、そんなお前が愛おしてくて仕方がなかった。
だから高校生になっても俺が守ってやるって思ってたのに。
卒業前に同じ志望校の友達ができたのをきっかけに高校デビュー。
すっかり明るい性格になって、みんなの人気者。
そんなの、お前じゃないじゃん。
でも、俺は知ってる。人の中身はそう簡単に変えられるものじゃない。
だから、絶対に俺しか頼れなかったあの頃のお前に戻してあげる。

11/15/2024, 10:25:50 AM

子猫

私は、同じことの繰り返しでも、小さな変化を見逃さずに楽しめる人生を歩みたい。
だから、来世は猫になりたいんだ。
できれば子猫ね、だって小さくてかわいいし。
どうせ生まれ変わるなら可愛い方がもっと良いでしょ!
あなたは生まれ変わるなら、ナニになりたい?

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