相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2024, 12:09:28 PM

【 相合傘 貴方のためならいくらでも雨に濡れる⠀】


2人お互い傘を持って来てるのに
わざわざひとつの傘に入った

やっと想いが伝わって、
ずっとお互い大好き同士だったのに
いつからだろう
心が離れていってる貴方
体だけでも傍にいたくて、
傘の中で雨のせいにしてぎゅっとくっつく

前までは必ず傘を持ってくれてた貴方
濡れないように私を見てくれる貴方
もうあの頃の貴方は居ない

だんだん冷たくなった肩が哀しかった

近いのに遠い貴方がもどかしい
本当は今すぐ傘なんて捨てて抱き締めたいの

ずっと、ずっと待ってるから
いつか貴方がまた振り向いてくれるまで


晴れるまで、この雨にうたれながら
いつまでも待ちます
ただ一緒にいたいだけなの

6/19/2024, 12:06:15 PM

雨が視界を遮断する。同時に今しがたまで交わしていた会話も遮断された。
「うわ、すげえ降ってる」
「傘は?」
「持ってきてない」
 彼の視線が私の手元、色気も可愛げもないとよく言われる私の真っ黒い紳士用の傘に向けられた。気が重くなっているのを悟られないよう苦心する。
「じゃあ、」
「ごめんだけどちょっと貸してくんない?」
 入っていく、と尋ねるつもりの言葉を遮って、彼は「そこのコンビニで傘買ってくるから」と外を指差した。
「え、う、うん」
「ありがと! 助かる〜」
 思わず差し出した傘を広げて、彼が雨の中に滲んでいく。想定外の展開だ。
 肩が濡れるから。そう言うと、おまえは気を使いすぎなんだと軽く笑って、責めている自覚もなく責められるのが常だった。
 本当は距離の近さがもう嫌だ。一人分を想定したスペースに身を寄せ合って無理やり二人で入ること、それを美しいと感じる心自体が私には合わなかった。でも好きな人との相合傘なんて“喜んだり照れたりするのが正しい”もので、相合傘をしたくないから雨が嫌いだなんて思う私がおかしいのだった。
 少なくとも、今まではそうだった。
 十分も経たずに透明なビニール傘を差した彼が戻ってくる。丁寧に閉じられた私の傘が返された。
「先週見たときは今日晴れるって言ってたのになぁ」
「……先週」
「天気予報に嘘つかれたわ」
 なんて世知辛いと大袈裟に嘆くものだから少し笑ってしまった。私も傘を差して、今度は二人で雨の中に出る。
「傘ってクオリティ低いと思わん?」
「ちょっと思う。横からも下からも濡れちゃうし」
「それな。あとすれ違いにくいし、ぶつかるし、気を使わせすぎなんだよな」
 傘って、すっごい日本人って感じ。
 よく分からないような分かるような表現がすとんと腑に落ちた。だから、気が抜けて言ってしまった。
「私、相合傘って嫌いなんだ」
 黒い傘に隠れて彼と目が合わない。適切な距離が保たれる。傘はそのためにあるべきだと私は思う。少し遠くから彼の声が聞こえる。向こうの通りを見ているのかな。
「二人で入るんだったら二人用の傘を売るべきだよな。お、信号変わりそうだからゆっくり歩こ」
「うん」
「バック・トゥ・ザ・フューチャーでさ、天気予報は発達してるのに雨具が何にも進化してないの、俺は絶望しました」
「んー。そんなシーンあったっけ」
「あったんだよ。スイッチ押したら全身バリアで防水加工してほしい」
 未だに江戸時代と変わらんような形状の道具で雨を避けている人類に未来はない。なんて、見えないけれど、きっと真顔で言っているのは分かった。
「無理に距離縮めて気を使わせるより、君の肩が濡れるのやだから今日はさっさとうちに帰ってゴロゴロしよう、って言うほうがイケメンだと思うのね俺は」
「イケメンかどうかは知らないけどそっちのほうが好きだと私は思います」
「それはつまりイケメンってことになると思います」
 彼が憂鬱を晴らしてくれるから相合傘は必要ないようだと安堵する。これから、雨を嫌う気持ちが少し変わっていくかもしれない。そんな気分になった。

6/19/2024, 12:05:30 PM

相合傘


ノスタルジー
この一言に尽きます。

このワード、最後に聞いたのも言ったのもいつだったでしょう。学生時代には間違いないのですが、覚えていないのでこれ以上は無理みたい。残念。


話はそれますが、学生時代って、楽しかった事とそうでない事が半分くらいかと。

初恋や両想い、失恋を味わったり。友情が育ったり、ケンカしたり、笑って怒って泣いて。今ならきっと半日も持たないであろうハードな日常を送っていましたね。若さってやつですね。

たとえハードだとしても、もう一度あの日々をやり直せたら、と思う私もいたりして。

部活したいなぁ、彼氏作りたいなぁ、勉強ももっと頑張りたいな。もっと頑張る事が出来たんじゃないかな。

いけない、ノスタルジーから“おセンチおばさん”になってしまいます。

身体を動かしに“ジムおばさん”に変身してきますね。


end

6/19/2024, 12:03:22 PM

私は雨に濡れるのが好き。
雨に濡れて、びしょびしょになった髪が好き。
体全体が濡れても、止まらずに体を濡らし続けてくれる雨が好き。

「なぜ好きか」と言うと具体的には思いつかないが、心のモヤモヤややるべき事を、全て忘れられる気がするのだ。


小学生を卒業してから、雨を見る度に「ずぶ濡れになりたいな」と思うことが増えた。
小学生の時は、大雨の中傘を刺さずに帰る人が7,8人ほどいたが、中学生にもなると、傘を刺さない人はほとんど居なくなってしまった。
そりゃあ精神も大人になってくるので、「わざわざ傘を刺さずにずぶ濡れになりたい」と思う私はかなり少数派だろう。
雨に降られてずぶ濡れになっていた日を思い出すと、懐かしいという思いと共に、寂しいなという思いも浮かんできた。

最近、親しい友達と近くでやっていたお祭りに行った。
天気は快晴。特別な日に快晴になると実に気分が良かった。
しかし、祭りの終盤ら辺で雨が降ってきた。
最初は気にならない程度だった雨も、だんだん勢いを増し、いつしか祭りに来ていた人がほとんど帰っていく始末。
さすがに傘をさすか、となったが、傘は私が念の為持ってきた折り畳み傘一つ。
しょうがないので相合傘をして雨宿りの場所を探した。

雨宿りの場所を探して五分ほどだった頃、何故かどうしょうもなくうずうずしてきた。何だろうな、と思ったが、過去の体験から「ああ、雨の中に行きたいのかな」と思った。
「流石にダメか」とも思ったが、人もほとんどいないし、たまにはいいか、と思い、友人に傘を預けて雨の中に踏み出した。

途端に、たくさんの雨粒が私に降ってきて、傘や浴衣を濡らした。
「あぁ、この感覚だ…!」
私はとても楽しかった。
久しぶりの感覚に、体が喜んでいるような気がした。
私は手をいっぱいに広げ、雨を感じた。
涼しくも暖かくも感じる雨は、勢いを無くさずに降り続けた。


友人と別れ帰宅すると、母が「なんでそんな濡れてるの!?傘持ってってなかったっけ…?」と心配してきた。
流石に「自分から雨に降られた」とは言えないので、傘を落としてしまったが、見つけて帰ってきた、と嘘をついた。

ベッドに入った後も、久しぶりに子供心が爆発してしまい、ずっとドキドキしていた。

また機会があったらずぶ濡れになりたいな。




「相合傘」というお題要素薄めですみません> <

6/19/2024, 12:02:26 PM

「あんた今日傘忘れたんだってねw」
君は僕を必要以上に煽ってきた。数十秒ほど前のこと。僕は学校の靴箱で絶望感に浸りながら外を見た。外は土砂降りでとても帰ることもできないような状況だった。もう何かの注意報が出てもおかしくないほどの雨が降っていた。仕方なくずぶ濡れになりながらでも帰ろうとした時、後ろから馴れ親しい声がした。違うクラスのなぎさだ。なぎさは僕を嘲笑うようにちょうど自分一人と少し入るくらいしかない小さな傘をクルクルと回しながら話しかけてきた。
「これからどうやって帰るのよ?」
僕は必死に平常心を保ちながら答えた。
「それがわかったら苦労しないよ」
それを聞いて調子に乗ったのか、なぎさは先ほどにも増して煽ってきた。
「帰れないなんて可哀想だな〜」
なぎさは煽っているつもりだったんだろうが僕にはさっきからなぎさは少し照れて言っているように感じた。すると彼女は先ほどまでとは打って変わって優しい声で急に話を振ってきた。
「・・・今日一緒に帰れる?」
その言葉を聞いて僕は確信した。なぎさは照れているなと、決まりつけは僕が「良いよ」と答えると喜んでいることを隠すかのように少し後ろを向いた。でも困ったことに外は土砂降り。傘は一本。となると相合傘をするしか術はない。僕がふと、なぎさの方を見るとなぎさはこうなることを願っていたかのように微笑していた。僕はなぎさと相合傘をすることが嫌というわけではなかったしむしろ嬉しかったがそのことをなぎさに悟られないように数十秒ほど頭を抱えているふりをして僕達は相合傘をして帰ることにした。僕が一歩歩き出すとなぎさは生意気にこう言った。
「傘はあんたが持って」
僕はほんの一瞬で芯まで濡れてしまった靴と前髪を無視してさりげなく傘となぎさの手を取った。
【相合傘】

6/19/2024, 12:01:00 PM

6月19日(水)

僕には恋人がいた。
らしい。
表紙の破られた日記帳が語ることには

白雪のごとく美しい肌と
アーモンドブラウンの髪が
彫刻のような顔立ちに相応しい
美しい人だった、そうだ。

僕はきっと彼女の記憶を取り戻せない。
むしろ、取り戻そうとしないほうがいい。
それは医者からも明言されていることだった。
僕にとってのトラウマ
僕にとっての捨て置くべき記憶だそうだ。

大理石の塊を見て
ミケランジェロは言った。
「私は石の中に天使を見た。
 天使を自由にするために掘ったのだ」

僕も予感がする。
石ノミを持ち、ハンマーを握ると
誰かがよぎる心地がする。
しかし何度も何度も何度も何度も
その姿を追うたびに
逃げ、隠れ、形にならない彼女を
思って、気を狂わせてしまう。

僕にとってのトラウマが
僕の最高傑作になるその時まで
この手を止めるわけには行かない。
そう、確信している。

日記には彼女との記憶が
克明に記されている。
彼女の最後の言葉は
「わたしを忘れないで」
その手に握られた花の名を
まだ思い出せずにいる。

6/19/2024, 12:00:29 PM

「相合傘」

 学校が終わり、図書館で勉強していた私は、家に帰宅しようと図書館の出入り口で立ち尽くしていた。
 外を見ると、雨が降っていた。
「傘を忘れてしまった。雨宿りしよう」
 私は独り言を呟いた。
 私が雨が止むのを待っていると、「よぉ!」と声をかけられた。
幼なじみの君だった。
「もしかして、傘忘れたのか?」
「うん」
「俺の傘、貸すよ」
「いや、いいよ。君が濡れて風邪引くよ」
「大丈夫だって。じゃあ、また」
 君は、雨の中を走っていく。
 私は急いで、君から借りた傘を差して走り出した。
 「待ってー!」
 君に追いつき、君の服の袖を引っ張った。
「なんだよ。俺はこんな雨じゃ風邪を引かないから心配するなって」
 君は振り返って私に言った。
「心配だよ。相合傘をしたら濡れないからしようよ」
私は、提案した。
「相合傘なんてしたら、誰かに勘違いされるだろ?お前、迷惑だろ?」
「迷惑じゃないよ」
君の目を見て言った。
「本当?」
君は、首を傾げながら聞いた。
私は頷いた。
「だって、私、君の事が好き」
 私の体温が上がっていくのが自分で分かった。
「ありがとう。俺も、お前の事が好き」
 君は顔を真っ赤にして言った。
 私達は、両思いだった。そして恋人になった。
「相合傘、しよう?」
 私がもう一度提案すると、彼は頷いた。
 私達は、照れながら相合傘をしてお互いの家に帰宅した。

6/19/2024, 12:00:29 PM

相合傘って画期的だよね。名前も愛が詰まった感じだし、実際に友達としたことがあるが恋人としたらドキドキするんだろううなって思った。雨自体に世界と自分を切り離し易いという効果があるのだから、カップルの世界を作るのなんて造作もないだろう。しかも傘で隠せると来た。もう最高じゃん。二人横に並ぶことになるから、狭い道をゆっくり歩くとかはしたらダメだと思うけれど、大通りとか他の人が追い越す幅が確保されてる道なら全然あり。でも過度なイチャイチャは見てて恥ずかしいからやめて欲しいかな。でも初々しいのは見てて微笑ましいからどんどんやれと思う。ちなみに見て欲しくないとかの苦情は一瞬見るだけだし、それも嫌だと言うのならするなと言いたい。ごめんな。見てまうの。相合傘を恋人とした事ない人からしたら夢の話で見てて幸せそうだなって思うのよ。いつかやりたいなぁー。

6/19/2024, 11:56:22 AM

ときめく相手となら
半分濡れていても
遠慮がちでくっつけないし
濡れてることも言えない

仲良くなっちゃうと
お互い体を寄せ合って
私が濡れちゃうよーって
傘を自分の方にわざと寄せたり
できる

2人の関係性が出るね

6/19/2024, 11:56:21 AM

雨の気配を感じて、ボクは家から出た。
 ゆっくりゆっくりと、緑の大きな傘をさしたまま進む。
 緑の大きな傘の中に、君は飛び込んできた。
 君はケロケロとノドを鳴らす。

「こんにちは、カタツムリさん。少しだけ一緒に、この傘の中に入っていいかな?」

 君はボクにそう問うた。
 ボクは目をきょろきょろして答える。

「こんにちは、かえるさん。もちろんですよ、今日の雨は強いですからね。さぁ、もう少し中まで入ってください」

 ボクは、緑の大きな傘の端へと移る。
 梅雨だというのに強く降りしきる雨。
 ボクと君は、しばらく緑の大きな傘で共にいた。

@ma_su0v0


【相合傘】

6/19/2024, 11:55:13 AM

紫陽花と雨の演奏会が続く中、合いの手のような足音を立てながら、ふたりはのんびり歩いていく。
 
「あ……」
 
 道が少し細くなっていた。
 
 青年は、少し考えたあと、笑顔になって自分の傘を彼女に傾ける。
 
「おいで」
 
 青年の声が、優しく響き渡った。
 
 その声が、言葉が嬉しくて彼女は傘を畳み、彼の傘に入る。すると彼の手が肩に回された。
 
「離れちゃダメだよ」
 
 そして、ゆっくりと歩みを進めた。
 
 
 
おわり
 
 
 
お題:相合傘

6/19/2024, 11:53:59 AM

「傘持ってないの? じゃあ、一緒に入る?」

 それを容易く言葉にできる人を心の底から称えたい。
 あんな軽そうな見た目をしているのに、いざ片手で持とうとすれば一気に片手へと物質の重さが集まってくる。なんてこったい。
 片手で傘を持とうなら、人の顔にがんがんぶつけるわ、傘が傾いて傘の意味すら無くなるわでそりゃもう大変。あと単純に腕が疲れる。明日は筋肉痛コースですかね。

 だけど俺はそれでも相合傘がしたい。腕が犠牲になろうが、俺だけ傘に入ってなかろうが。これは男の夢であり憧れ。女の人と相合傘をした、なんて自慢できるに決まってる。童貞卒業した、なんてそんな下品な自慢なんかじゃなく声を大にして、なんならグラウンドに白線でどデカく書けるくらいには可愛らしい内容だと思う。


 だから俺は声を掛ける。

「____あの、一緒に入りませんか?」


 雲ひとつない、綺麗な青空が広がっている中で。


『相合傘』

6/19/2024, 11:53:55 AM

ある朝
 私はぼんやりと歩いていた
 背後に人の気配を感じて振り返った
 傘を差したあなたがいた
 濡れちゃうよ?と言って私を傘に入れた
 私はその時初めて気付いたんだ
 雨が降っていたことも
 あなたが笑っていることも

 ただの朝を幸せな朝に変える
 それはあなただけが使える魔法
 私だけがかかる魔法

6/19/2024, 11:53:08 AM

相合い傘

なんか不思議な響きだ

小さな頃初めて聞いた時は愛々傘、なんて意味なのかと思っていた

当たらずとも遠からず、そしてなんて素敵だろうか

6/19/2024, 11:51:49 AM

「とある丘の上にある桜の樹に
相合傘を刻むと将来結ばれるんだって。」

私はその噂を聞いてこっそり刻みに行こうと思い、
その丘の桜の樹の麓に行った。
桜の木には既にびっしりと相合傘が刻まれていた。
私はそれを見て唖然とし、踵を返した。

私には好きな人がいた。
いた、とはあるが今では私の良き旦那である。

つまり結局のところその後、結ばれたのである。

私は踵を返した後ふと
とあるもう一つの噂を思い出した。
それもあまり知られていない噂だ。
それは確かこんな内容だった。

「好きな人に振り向いて欲しければ
ノートを使い切った後、
最後のページの端っこに
相合傘を書けば結ばれる。」

私はそんなもので結ばれるのだろうか
と初めて知った時、疑問しか浮かばなかった。

使い切ったノートなら何でもいいのだろうか、
どんなノートでもいいのか、と。

私は疑問を抱きながらも試しにやってみた。

腑に落ちない。なんか腑に落ちない。
こんな事で本当に振り向いてくれるのだろうか。

そんなある日の事だった。
その日は午後から雨が降る予定がなかったのに
降り出したのだ。

私は普段から少し大きめの折り畳み傘を
鞄に入れていた為そこまで気にしてなかった。
丁度帰ろうとしていた時に声をかけられた。
「あの、すみません。
今日、傘を持ってきていなかったもので、
申し訳ないのですが一緒に入れてくれませんか。」

私はその声を聞いて振り向くと、
その人は私の後の旦那になる彼だった。

「帰る方面は何方ですか?」

聞くとどうやら私と同じ方面だという事がわかり、
私は心の中で
「まさか、あの噂は本当だったのかな。」
と思ってしまった。

雨の中、二人でいる相合傘は私にとって、
何処か照れ臭くも嬉しく感じた瞬間だった。

まるで夢のようだった。
その夢のような光景が私には忘れられなかった。

結婚した今でも覚えている。
あの時恥ずかしくて一言も話しかけられなかったと。

「あ、ここまででいいです。」
「本当にいいの?家まで送るよ?」
「いえ、ここまで来れば家はすぐそこなので。
ありがとう。」

そう言って私は彼と別れた。
それからその日はその事で
頭がいっぱいになってあまり眠れなかった。

次の日から私はその人から声を掛けて
もらえるようになった。

恋の御呪いは絶大なのかもしれない。

気づけば自分の思い通りになってしまう事も
あるのだから。

御呪いは文字通り呪いの一種である。
使い方さえ誤らなければ
幸せになれるのかもしれない。

「恋と云う御呪い」

6/19/2024, 11:51:15 AM

相合傘なかなか機会ないな
そっと雨の日に
傘を忘れて歩いていると
傘に入れてくれる人がいる
また、自分の肩を濡らしながら
優しさに感謝

6/19/2024, 11:49:26 AM

雨のなか一緒の傘に入るより共にびしょ濡れで笑い合いたい

題-相合傘

6/19/2024, 11:47:45 AM

【相合傘】

 自分自身は「相合傘」には縁が無いが、一本の傘を共有する姿は微笑ましく目に映る。恋情か、親愛か。人によってその感情は違うとしても、そこには確かな情がある。もうすぐ長雨の季節が来る。どこかでそんな光景を目にすることもあるかも知れない。

6/19/2024, 11:47:41 AM

「相合傘ってさ、めっちゃ距離近くなるよねぇ」

おそらく彼女さんであろう女子がそんなことを呟いた。そりゃそうだろ。相合傘なんだから。

「俺はこんな口実もなく、近くなりたいけどね」

道路側を歩く彼氏さんがぼそっと顔の向きを変えずに言った。
バッ、って効果音がつきそうなぐらい思いっきり彼氏さんの方をむく彼女さん。少し呆れたような、それでいて愛おしいと思っているような顔をして

「そういうことは、こっち見て言ってよ」

ひとつの傘の下でかわいいが大爆発した瞬間だった

6/19/2024, 11:44:59 AM

詩(テーマ)
『相合傘』

タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

心が弾む かかとは浮いて
指までドキドキ 楽しい密室
小雨は歌い 吐息もかかる
視線が合ったら がまん大会

タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

相合傘は 恋するタクシー
あなたの乗車は 奇跡の時間
「肩が濡れてる…」心配されて
口説きの文句に 聞こえてしまう

タッタッタッ
「ダイッスッキ!」
ん?ん?ん?ん?
タッタッタッ
ランランラン
パッパッパッパッ

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