『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
んー。
まあ、どんな世界でも何日か過ごせば
気にならなくなるんじゃないかな。
困るのは信号くらい?ははは
は…いやっ、ヤバい!
食材の傷みが分からない!
臭いだけでいけるか?いけるのか?
コワイコワイ、有色の世界、カンバッーーーク!
(無色の世界)
作品No.19【2024/04/19 テーマ:無色の世界】
「雨、か」
私は、立ち止まり、空を見上げて呟いた。どんよりと灰色に曇った空から、止むことなく静かに降り続ける雨は、傘を差さずに歩く私を、ただ濡らし続けている。
まるで、私自身も雨の一部となり、透明になったかのような気分におちいった。
周囲の景色も、雨でぼかされて、私の周りには鮮やかな色は何一つない。例えば花の一つでも咲いていれば、この世界にも少しは彩りというものがあったのだろうか。
顔に、次から次へ雨が降りかかってくる。
私はまた俯いて、無色の世界をひとり歩き始めた。
私の見る世界は基本色が無い。単なる比喩だが。
白黒映画のようと言えば聞こえは良い。
内容は気色の悪い笑顔と共におべっかや嫉妬、腹の探り合い、安い会話が只々くり返される駄作だ。
そんなものを見た日の夜はひとり部屋で煙草をくゆらせ現実を煙の向こうに追いやる。
くそったれ共の顔も幾分かマシになるからな。
日の光と肌寒さに叩き起こされた朝。
開ききらない眼の奥で見た
煙草の煙の向こうにいる彼には確かに色があった。
「おはよ。」
「おはよう。…君、そんな顔をしていたのか。」
「うん?そうだけど。」
「そうか。男前だな。」
「今気付いたの。」
ああ。今やっと気付いたよ。君の髪、眼、肌の色。
日の光と煙の白から浮き上がってくっきりと見えた。
「それは私のだろ。そんなに吸いたいなら煙草ぐらい自分で買いたまえよ。」
「別に無くったって死なないから。これは格好つけ。
前にさ、煙草を吸う姿が俳優みたいで良いって言われたんだ。」
「はは。まあそれは否定しない。だが何のために。」
彼はふーっと気だるげに煙を吐き、慣れた手付きで灰皿に灰を落としたあと私に近寄ってきた。私はその黒曜石のような眼に捕らえられ、そして
「そんなの、あんたに好かれたいからに決まってる。」
にっ、と煙草をくわえたままのいたずらな笑顔を向けられたのだ。
彼が離れればたちまち色を失い元に戻るであろう脆い世界。そうしたらまた君の手で乱暴に彩ってほしい。
煙草なんかより簡単に飛べそうだ。
無色の世界
無色の世界
小さな絵の具箱のふたを開けると
きれいな12 の色
と もう一つ
無色の絵の具がならんでる
夢色かな
白に赤を混ぜると桃色に
緑と黄色で草色に
青に赤だと紫かな
色んな色が生まれて楽しい
無色の絵の具をぬると
桃色の花が欠ける
草色の葉も無くなる
全部にぬると無色の世界になる
なんにも見えなくなる
夢色だと良かったのになあ
k
我が罪を写す部屋があり
往来の人々は皆その部屋を見ない
箪笥いっぱいに詰め込まれた
人をも殺す好奇心
誰もかれも その鍋でスープを煮ない
誰もかれも 利口にはなれない
泥のドアノブに手をかけ 息を飲む
冒涜に絆された足が己を笑う
小さな切り傷のある足は こう続ける
友よ 老い先は短く
おまえのような馬鹿者は他に居なかった
この先何が起きてもそれは
夏の夜の夢と消える
部屋がすすり泣き、ドアが現れる
血走った目玉が溢れ出す暗い部屋で
私は右足とワルツを踊る
誰も私を見ていない
この世界は何色をしているのだろう。
色んな色が混ざりあってひとつの色を作っている。
私の世界は何色だろう?
青くて黒くて星みたいに希望がいっぱいある。
でも少しネガティブな感じ。
私の世界と彼の世界は似ている。
満点の星空のような世界。
でもその二つの世界が結びつく日は来ない。
無色の世界に覆われた世界だから
#無色の世界
無色の世界(6月4日#70)
僕の見えてる世界は無色の世界
何も楽しくなんかないし
何でここにいるのかもわからない
だから君が僕の世界に色を
ここは、いつから無色になってしまったのだろうか。
そんなことを考えながら世界を渡る。
どこもかしこも色がない。
目を凝らしてようやくわかる。
色がついていた。ついていたはずなんだ。
だけど今はどこにもない。
寂しいとかはなかった。
透明ではない。輪郭がる。
それなら観測構築が出来る。
無色の世界で生きる事にもすっかり慣れてしまった。
無色の世界
無色の世界
僕が過ごした世界
色がついてないわけじゃない
ただ、生きる意味がわからない
自分の存在意義が、わからない
だから、何も魅力的に見えない
全てが、色褪せたドライフラワーみたいなんだ
そんな無色の世界に、色をつけてくれた
1人の歌声が、僕の世界に色をつけた
花を美しいと思い、鳥や猫を可愛いと思い
人を愛おしいと思い、人生を素晴らしいと思える
人が変わるきっかけなんて、些細なことで、
それは、良くも悪くも、すごいこと
みんなも変われる、何かがあるから
明日を生きよう
“色のない世界ってどんなんなんっすかね〜〜?
寂しいのか…はたまた無色の世界でしか得れない温かさってモノがあるのか…
無色ってそもそもなんのこと指した言葉なんすかね……???
シロクロの世界とは多分、訳が違うんすよね?多分っすけど。
それとも、赤とか青とかの認識が出来ない世界のことを無色の世界って言うんすかね?”
まあ、こんなこと誰に聞いたってもう教えてくれやしないんすけどね。
2024.04.19 無色の世界
「色のない世界…あたしたちの目に光が入って色を認識するからその世界は光がない世界かもしれないね」
「でも黒も色だから…真っ暗な世界もたぶん違うと思うの」
「あたしたちには見えない色の世界かー…」
「赤外線や紫外線が見える生き物にはこの世界がどう見えてるんだろうね?」
「赤や紫の外の色…見たいような見たくないような」
「君はどう思う?」
//ジョー星は許しちゃいけなかったんです…
黄道十二宮のうち11番目、宝瓶宮の主人は美しく、聡明で、誰からも愛されていた。
その美しさにあらゆる星の瞬きが跪くが、その全てを鼻で笑い、あるいは笑うこともなくあしらう。
その聡明さは予言とすらいわれるほどであるが、それを誰かに分け与えることはない。
常に携える水瓶から流れる水でも酒でもあるそれは全ての生命の源であり、美しく聡明な主人はそれを絶えず星の瞬きの中に流す。
周囲に関心を寄せず、反骨的で、けれど星々を愛する自己のみで完結する世界はまさしく水瓶から流れる色と同じ、何物にも染まることのない美しく聡明な主人の無色の世界である。
“無色の世界”
題名無色の世界
無色の世界。
一見汚れのない世界と思うかもしれない。
だか、個性がない世界でも考えられる。
個性がないから色がない。
だか、そこにもし色があったら?
他の人も自分の色ができてくるはず。
だけれどもときに真っ黒な人もいるはず。
その時は、白の人が来ればいい。
どんな色にでもなれる人が皆んなに好かれやすいが、自分だけの色を持ってるだけでも素敵だよ。
さああなたはなんの色?
ムショクノセカイ……
そう聞いて思いっきり無職のワードが浮かぶあたしは、
まごうことなき無職だ。
毎日行くところがあって、
毎日やることがあって、
そんな当たり前だと思ってたことが、
こんなにすごいことだとは思わなかった。
やることが何もない一日。
それが楽しめるのは、
やることがたくさんある時なんだと、
しみじみ思う月曜日の午後2時。
【身も心もyellow、yellow、】
大陸から吹く風が街をイエローのフィルター加工
ぼんやりソフトな黄色の薄曇りの街で私にもかかるフィルター
今日は身も心もソフトなイエローでいられそう_
『無色の世界』
「おいで、ラル」
次の瞬間、私の隣に5mほどの鷲が空から降りてくる。
「どうした、小夜? 何かあったか?」
「ううん、何も無いよ。ただ少し、寂しかっただけ」
この世界には、何も無い。緑も、海や川も、建物も、何もかも。
生きている者は、私とラルだけ。他に生きている人間も、動物も、見た事がない。
ラルは、私がこの世界で目が覚めた時に、隣で一緒に気絶していた子だ。素性は一切わからない。家で飼っていた鷲がいた。名前は忘れたけど。その子と比べても大き過ぎるとは思うけど……
この世界ではお腹は減らない。睡眠も取らなくて良い世界みたいだ。でも、取れないわけではない。寝ようと思えば寝れるし、食べようと思えば食べられる。食材があれば、だけど。
ラルは、いつも一緒に居てくれる。私が寂しいと言ったら近くに来てくれる。だから、私はラルが好き。
この世界には、色がない。緑も、青も、他の色も。ただ、灰色。それ以上でもそれ以下でもない。あるのは、私とラルの『色』だけ。
目覚めて少し経った後、情報を得る為にかなり歩き回った。でも、何も無いと言うことしかわからなかった。
だから、私はラルとここにいる事にした。ラルは、私の側を離れないと思うから。私の寂しさを埋めてくれると思ったから。
「ねぇ、ラルはずっと私の隣にいる?」
「ああ、勿論だ」
「う〜ん……」
「なんだ、信じられないか?」
ラルが首をコテン、と斜めに傾ける。
「信じてるよ。でも、何か……おかしいの……なんか……わからないけど……」
「……少し寝た方が良い。ほら、私に寄りかかれ」
「うん、ありがとう。少し寝るね」
「ああ、おやすみ」
少し経った後、小さく、可愛い寝息が聞こえてくる。ラルは、小夜の事を見ながら、こう呟いた。
「大丈夫だ、小夜。ここなら一緒に居られる。現実と違って、このお前の理想の世界なら、ずっと」
そう、穏やかな、そして少し寂しげに。
自分の世界の他に、他人には他人の世界が広がっており。それは何処か羨ましく思えて、どこからともなくやってくる焦燥感や不安感。
を感じることがある。
他人の世界の一部しか見えないはずなのに、こんなに酷く落ち込むのは。
最初、無垢だった世界から徐々に彩色されたからだ。
自分には無い色だから、羨ましく思える。
1日でいいから何も知らなかった頃の無垢で無色な自分に戻りたい。
色合わせで共存することも、目立つ色でなければ成立しないことも。
知らなければ何も感じことができないのなら、だったら知らない方がマシだと思えたりする。
極彩色の夢を見た
毒々しくて鮮明で
翅を燃やした蝶々が飛んでいく
玉虫色の池で葦がそよいでいる
色の無い世界
こんなに幸せなことはないわ
天使様の御導きに身を委ねて
餓えの無い満ち足りた気持ちで
エーテルの海を揺蕩うの
こんなに幸せなことはないわ
神様の御言葉に祈りを捧げて
意味も私も要らない世界を
無色の世界を微睡むの
無色の世界(お題)
【 無色の世界 】
ボクは、いわゆる透明人間らしい。
誰にも見つからず、あらゆることができる。
でも、誰かが言っていた。
『透明人間は誰にも見えないけど、自分からも見えない』
そう。
ボク自身、周りが見えない状態にある。
まるで、存在そのものがないかのように、何も見えない。
これが本当の孤独ってやつだと、本能的に知ってる。
ねぇ、気付いて?
ボクはここにいるんだよ!
その旅は、希望に満ちた航路になるはずだった。あれがしたい、これがしたい。やりたいことも、願いも抱えきれない程に詰め込んで。
……けれど現実という嵐が吹き荒れ、魂を引き裂くような雷鳴が自我を塗りつぶしていく。あれぼど彩り溢れた世界は、いつの間にか白と黒……よくて灰色へと変貌した。鮮やかさは消え失せ、見ても見なくても変わり映えしない日常へと堕ちていった。
どうして、どうして、どうして。
頭の中に自問の声が響き続ける。答えは帰ってこない、だってその答えにはとっくに気がついているのだから。この自問に意味はなく、そして価値もなく甲斐もない。
気がつけばそこに残ったのは希望も、気力も失せた憐れな抜け殻だけだった。ただただ日々は過ぎていく、頭のなかで自問の声は鳴り響き続ける。ああ、うるさい。なんて、耳障りな声。けれどもう、叫び返す力も残っていない。こうして無為な魂は、時間の砂にすり減らされていくばかりなのだ--そのはずだった。
「なんだ、やればできるじゃないか」
声が聞こえた。走ろうとすればもつれる足も、ゆっくり、ただゆっくりと進めばもつれることもない。周りにいた仲間たちは、もうどこにもいなかった。追い抜かれていったのかもしれないし、あるいは置いてきてしまったのかもしれない。
世界には、自分だけが残った。
けれど、不思議とさびしくはない。顔を上げると、少しまた少しと色彩を取り戻し始めた世界があった。
惨めでもいい--そうだとも。
哀れでもいい--そうだとも。
情けなくてもいい--そうだとも。
みっともなくてもいい--そうだとも。
ここで終わっても--そうはいかない。
どうやら、生きているなら悪あがきは出来るらしい。口元に懐かしい不敵な笑みが浮かぶ。錆び付いたマストに、ボロボロの帆が張られた。色のない世界に、目を細めるほどの碧が広がった。