『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
色のある世界で生きている私
無色の世界を想像してみた
心が静ずかになった
音が消えた
においがなくなった
感覚はあるのになくなったみたい
寂しい。。。
”色”は生きる力を
与えてくれているのかもしれない
한유진
今日は僕の大好きな子について紹介したいと思います
(あ、僕が一方的に好きなだけです)
お名前は○○ちゃんです
その子は僕がいつも乗っている電車に乗ってる子です
小柄でショートカットの可愛らしい女の子
本をいつも読んでいて電車では立っています
それだけじゃ説明足りないって?
文章で表しきれないほど可愛いってことです
とにかく○○ちゃんは電車に乗っててみんなが見るほど
人気な子なんです
(女の子からも人気らしい)
そんな子を好きになった僕も馬鹿ですね
でもこの子を好きになった理由があるんです
遡ること2ヶ月前
電車でこの子を初めて見かけた時、その子は痴漢に
遭っていました
変なおじさんに触られて気持ち悪そうな顔をしてる
この子を見て、咄嗟に手が出ていました
「おじさん、若い女の子を朝から襲って楽しい?」
まぁ逃げていきましたそのおじさんは
でもその子はずっと怖そうな顔をして立っていました
僕は心配になって話しかけました
「…大丈夫?怖かったよね」
『…………怖かった』
初めてその子から聞いた言葉は" 怖かった"です
この子に怖い思いをさせたおじさんを恨みながら僕は
駅で女の子にいちごミルクを買ってあげました
少しでも安心できるように
その子はとても喜んで飲んでくれました
『うわぁ!いちごミルクありがとう!』
さっきの顔からは想像できないほど可愛い顔でした
その瞬間落ちちゃいました
でも僕が遠くから見ているということは??
関わりがないということですよ
悲しいですが、好きになることをやめたりしません
てかやめるつもりもありません
本人に止められても。気にしません
今実況している間もその子の事を見ています
…ストーカーみたいだって??
わかってますよそんなのでも関係ありません
あ、今目が合った
そういえばこの子とても綺麗な目をしてるんですよ
ずっと見ていたい………え
皆さんあの子がこっちに来てます
僕の方を見ながら向かってきますどうしましょう
え、え、え……どうしよう………
『はんゆじん…くん?』
「あ、う、ん。どうしたの…?」
『いつもゆじんくん私の方見てるから、私何か
したのかなって思って』
「え、気づいてた、!?いや!何もないよ!」
『気づいてたよㅎㅎ何もなかったんだね』
良かった良かったと言いながら元々いた場所に
戻ろうとする○○ちゃん
「待って!」
『どうしたの〜??』
僕の方を振り返る○○ちゃん
「何もなくない……」
『ん?』
「とても前から好きで!ずっと見てました…」
電車の中であることを忘れ伝えた僕の心の声
『……好きだった…?』
「うん、」
『…ㅎㅎ嬉しい、ありがとう。私、ゆじんくんについて何も
知らない、だから…』
断られるのだろう
その先の答えは分かっていた
『もっとゆじんくんのことを知りたい。
私とお友達になってください』
「え…………」
友達にもなってくれないだろう
そう思っていた子が僕に友達になってと言っている
……夢じゃないことを祈る
「いいの…?」
『当たり前!!もっとゆじんくんを知って、仲良くなりたい。いい?』
答えは決まっていた
「うん!!!」
僕達は友達になれた
もう死んでもいいくらい幸せだ……
あ、でも死んだら○○ちゃんに会えないそれは嫌だ
死ねるくらい幸せだ
やっとこの壁を壊せた
その日は朝から上機嫌だった
そんな僕達がそれ以上の関係になるのはもっと後
ある日、突然、目が見えなくなったら。
私が思い出したい色は何色だろう。
菜の花のきいろ。
芽吹き出したモミジのみどり。
それとも、運動会の朝の青空?
無色の世界でも、きっと思い出せるはず。
私の中にあるいままでの色。
【無色の世界】
晴れた空の色は青色。乾いた大地の色は茶色。聳え立つ木の揺らす葉の色は緑色。絵巻物に記されたそれらは、僕の目には映らない。物心ついたときには既に、僕の瞳は『色』と呼ばれるものを認識しなかった。反射光の強さだけが、僕の視界に映る世界の凹凸を構築している。
くすくすと笑う精霊たちの声が、鼓膜を震わせた。ああ、この可憐で軽やかな声は、花の精霊たちのものだ。彼らの囁きに従って、ツユクサを籠へと刈り取った。乾燥させて解熱剤にしよう。ちょうど在庫が切れかけていた。
「……本当に、色が見えてないんだよな?」
森の中で行き倒れていたところを拾ったら、恩返しにしばらく働かせてほしいなどと言ってきた、良く言えば律儀、悪く言えばクソ真面目な剣士の青年の問いかけに、まあねと軽く頷いた。
「でも、音でわかるから。この花は空の色でしょ?」
精霊たちの奏でる音階が、雲一つない空に踊るのと全く同じ響きだ。隣にある別の色の花と間違えたりはしない。
信じられないとでも言うように目を瞬かせた青年へと顔を寄せて、その瞳をじっと覗き込んだ。ああ、炎の精霊たちが嬉しそうに声を弾ませている。
「君の瞳は、燃え盛る暖炉の火の色だ」
僕の世界に色はない。だけどその代わり、僕の世界には音が溢れている。他の人間たちには聴こえないらしい、精霊たちの囁きがいっぱいに。
――ほら。色のないこの世界は、今日もとびきり鮮やかだ。
無色の世界は
どんなのだろう
音もなく
形のない世界で
白黒のついた世界なのだろうか
想像もつかないな
ここも、
俺のいる世界も
無色の世界……
封印されて、
数年が経つだろう
はやく
はやくはやく
はやくはやくはやく
はやくはやくはやくはやく
はやくはやくはやくはやくはやく!!
此処から…出たい
皆とまだ居たい
独りは
辛い
怖い
寂しい
やだな
おれ
君と僕との距離は
これくらいがいいと思ってる
君もそうだと思ってる
じゃなければ君は僕に
何かを伝えてくるはずだ
もっと近づこうとか
もっと離れようとか
そんな類いの言葉を
週末あたりに投げかけてくる
今週末もそんな言葉はなかった
だからこれぐらいが
いいと思ってる
無色の世界
真っ白なこの世に
気持ちが元気になる 赤を
心安らぐ 緑を
たまには切なくなって 青を
それだけじゃなくて
黄色 桃色 紫 橙色…
感情色々 我々は十人十色。
でもだんだん心はぐちゃぐちゃになる
全部の色は 混ざり合って
この世は真っ黒に。
次に花火が上がるその時まで
この世は
–無色の世界–
無色の世界
「おはよう」
そう言って声をかけられた私は驚いた。
清掃業務に勤しんでいた私に声をかける者などこれまで居なかったからだ。
「おはようごザいまス」
声帯機能が故障気味の私の声は途中何度かひっくり返りながらも上手く返事ができたと思う。
その返事を聞いた彼はニコリと笑うとモップを取り出し床を磨き始めた。
「なあなあ、あんたここ長いの?」
中々に不躾なというか無遠慮な彼はどうやらヒューマノイドらしい。口元だけを性能が良いパーツを使って居るらしく、それ以外のパーツは機械だった。
「長い……デスね。もウ十年は居マス」
「めちゃくちゃ先輩じゃん!俺今日からここ配属になってさあ、どうなるかって心配だったんだよな」
いい人が先輩で良かったわあ、と呑気に言いながらも手元はガシガシとモップを動かし続ける。
「そんだけ長いなら声帯変えねえの?」
不躾な質問に思わず面を食らうがこれは彼の良さのひとつなのだろうか。
「誰とモ話さナイので」
「俺と話すじゃん~! これから毎日話そうぜ」
事実ここの清掃部は口数が少ないメンバーが多かった。
オートマタの同僚に丸型ロボット、ゴミを回収しに来る清掃係は日によって違った気がする。話す機会はあるのに話すことをしないのは確かに建設的では無い気がする。
「でハ、声帯直してキまス」
「えっホントに~! 嬉しいぜ! やっぱりどうせなら明るく行こうぜ!クソみたいな労働なんだし!」
そう言った彼は楽しそうに目元を(恐らく目元だと思う光の部分)ピカピカと光らせた。
こうして私の世界がうるさく色付いた瞬間だった。
「無色の世界」
全てのものに色がついていたはずが、
とある小さな出来事で
世界の色が褪せた。
子供の頃見ていた世界は、
たくさんの色で溢れて、未来に希望しかなかった。
そんな未来の大人になった今の自分。
あの頃叶えたかった夢は、
あの頃描いていた大人の姿は、
全部、全部、とうの昔に色と共に置いてきた。
無色の世界で、
透明なりたいと思いながら生きる今日この頃。
色の無いこの世界は、息をすることだけで精一杯で、
ふとあの頃を思い出すと、自然と涙がこぼれ落ちる。
極彩色に囲まれていても、パステルカラーに囲まれていても、心がなければ無色の世界。
甘酸っぱい恋愛はどんな色?
どろどろの熱くて甘い恋愛はきっと油絵の具のような「アカ」色。
冷え切った痛い恋愛は水彩絵具の「アオ」色かもしれない。
恋愛も多種多様、十人十「色」。
そんな色を使って描く絵は、きっと素敵な「絵画」になる。
美しい恋が好きなのさ。
彼の者はその色の無い唇を吊り上げ呟いた。
これは、「色」を集める画家の、旅のような物語。
1.アカ
何色にも染まらない黒を着て、今日も「色」を集める。
極東に居る画家は、絵の具を「貰って」絵を描く。
ある夏のこと、画家は街でとある女性に呼び止められた。
「私を絵に描いてくださいな」
そう言って笑う女性。
白く透き通る肢体、ぽつりと咲く蕾のような唇に儚さ漂う「艶」を感じた。
「ヱゝ、ヱゝ。貴女みたいな美しいヒトにゃ僕みたいな輩が描いていいのかどうか分かりやせんがね。」
女性はころころと咲い、
「まぁお上手。」
と目を細めた。
女性が対価と時間を尋ねれば、画家は飄々と答える。
「いずれ分かりまさぁ。」
はて、いずれとは。
女性が家に帰ると愛する夫が居た。
しかし、愛しているのは女性だけであった。
幸せな新婚生活はすぐに過ぎ、温かい心は冷え切ってひび割れた。
結婚相手は所謂屑と呼ばれる男だった。
あちらこちらで不義の女性を作り、酒を呑み、家に帰れば自らの妻に当たる。
女性は、それでも相手を愛していた。
あの時の新婚生活が忘れられないのだ。
しかし一方で、この関係はもう元には戻せないことを理解していた。
だから画家に頼んだのだ。
「このボロボロの身をそのまま絵に残してくれ」と。
あの男が、そうしたのだと。
画家は是と答えた。
女性は待った。
その「絵」を待った。
愛する相手に傷つけられ醜くなった心と身体の生き写しを携え、愛しい人に下す断罪の時を。
一月経ち、二月経っても未だ手すらつけられていない画家の空白のキャンバスに焦る女性。
このままでは自分が殺されてしまう。あぁしかし愛した相手に殺されるのも悪くはない。
あかい恍惚と仄暗い微笑みを浮かべ女性はただ待った。
いつの間にかできていた「子」を胎に宿して。
その七日後、夫婦は死んだ。
続きは結婚相手、つまり旦那の方だ、の視点から始まった。
彼らの死因は心中だ。
幸せな新婚生活はすぐに過ぎ、彼の心は妻によって疑われ、
彼の両親をダシに脅され、ありもしないことをした。
わざと夜遅くに帰るように仕向けられ、
酒を潰れるまで呑ませられ、
そして襲われる。
妻は女性、彼は男性である。
抵抗して顔に拳が当たれば痣ができるのは当然のことで。
彼は初めて妻を殴った時、美しいその瞳に恍惚とした熱が宿ったのを見た。
それから彼は地獄のような日々に身を投じる。
顔に痣ができた妻が外に出れば当然周りはその夫に疑いをかける。
夜遅く帰ってくる旦那を見れば更に疑い、
酒で赤らんだ顔を見れば一目瞭然とばかりに確信する。
彼は孤独になっていった。
そして家に帰れば己の妻が進んで打たれようと笑って待っている。
いつしか彼は、その悪魔のような笑みに理性をなくしていた。
当然の結果、彼は妻に依存してしまったのである。
ある日、妻が布に包まれた絵を持ってきた。
大事そうに抱えたその絵は何かと問えば、嬉しそうな笑みで「自分だ」と答える。
「貴方の作った傷も全て余すところなく描いてもらった」と。
その妻の嬉しそうな顔を見て、男の精神は限界を迎えた。
その絵が大事か。
自分を愛しておいて次はその絵を愛しているのか。
自分をここまでしておいて。
彼は妻を殺した。
包丁で首の皮を裂き、濁濁と溢れる液体と反比例して冷たくなっていく妻の顔は、とても美しかった。
お互いに歪んでいた魂の色。
「美しい愛(いろ)が好きなのさ」
二人は混じり合い、絡み合い、どろどろと溶け出した。
流れ出すのは油絵の具のような緋色。
そこに現れる画家。
「おんや、こりゃあ美しい「あか」だ。」
画家は楽しそうに笑って二人の「愛憎・執着」を小瓶に詰める。
画家が旅の荷物を持って立ち去った後に残ったのは、無人の家と、大量の血液と、何も描かれていない真っ黒のキャンバスだけだった。
僕は「画家」。
誰も愛さない、
誰にも愛されない僕には一つだけ、欠けがある。
僕には普通の「色」が見えないのさ。
さぁ、貴方の「想い」はどんな色?
もうすぐそちらに着くのだから、しっかり教えておくれ。
チタニアダイヤモンド。
妖精の女王の名を冠したこの宝石の正体はしかし、ダイヤモンド C ではなく酸化チタン TiO2 、ルチルである。
自然界において生成されるルチルは金紅石の和名のとおり、金や赤褐色、時には黒色を呈する。色の差は鉄分の含有量による。無色透明のルチルが自然下で産出されることはまずないと言っていい。なお筆者は褐色のルチルを透過光に当てることで現れる妖艶な紅色を好み、これを収集しているというのは蛇足。
チタニアの正式名称は合成ルチル、人の手に為る人造石であり天然のルチルよりも高い透明度を誇る。ダイヤモンドの模造品として産み出されたが、識別が比較的容易であること、またその強すぎる輝きが忌避され、模造石としての地位は早々に退くこととなった。現在では宝飾品としてよりも、愛好家のコレクターズアイテムとして出回っている。
ルチルの屈折率は 2.62-2.90、これはダイヤモンドの 2.42 を上回る数値だが、前述したように天然のルチルは濃色を呈し透明度が低いため光の分散を見ることはできない。合成の無色透明のルチルだけが本来の輝きを有するわけだが、その故に「ギラギラして下品」との評価を下されてしまったというのは皮肉な話だ。
人造の女王は瞋恚の炎を七色に身に纏い、如何に覗き込もうとも内側に秘めた純粋無色の世界を人の目に晒そうとはしない。
(素人が齧った程度の知識で書いた文章です。鵜呑みにされませんよう)
(本文とは関係ありませんが、丁度昼間にラヴクラフトの『宇宙からの色』を読んだばかりだったのでお題を見た瞬間にちょっとドキリとしました)
無色の世界
無色は透明で目に見えない世界なのか。
それであったら、人間もそれ以外の動物も気づかない。
違う方向で見れば、色を加えられる。
何色でも染められるから自分の世界も変えられる。
【無色の世界】
雨雲は益々色を濃くしていて当分……いや、夜半くらいまで降り続きそうだった。
雨は、嫌いではない。
余計な音を遮断し、視界をぼかして形あるものを曖昧にする。
すれ違う人々は皆、雨から身を守る為目深に傘を差し、表情もぼやけて窺えない。男か女か、あるいは大人か子供か……その程度しか判別出来ない。
人の姿も、自分の姿も水滴で輝きながら輪郭を失う。そんな無色の世界とも言えそうなこの曖昧さが、俺は好きだった。
それなのに――
河川敷の隅、小さな古い東屋に佇む見知った女性の姿に、俺は歩みを止める。
(どうして、君だけは……)
何故自分の眼はこんな日にも、いやどんな時も彼女の姿をはっきりと鮮やかに捉えて放さないのか。
その意味に俺が気付いたのは、つい最近の事だ。
生命のない死を待つ世界を
這い蹲っては 祈りの欠片を探す
繰り返す惨劇 踏み躙った可能性
見据えた先 誰もいない いなくなる
悲鳴さえも飲み干して
怨嗟を聞いた 憐憫を招いた
それでも愛はあったのだと
ひび割れた心に蓋をして
並び立つ墓碑に唱える鎮魂歌
許されざるものと知りながら
止めた歩みの向こうの空白
おちてしまわぬようにと──
無色の世界
無色の世界なんてあるの?
わたしの場合、時々存在します。
無色の世界にいる時あるみたい。
今年になっていろいろ悩みがある時、友人に会いました。後日その時の友人の服の色の話になり、白かクリーム色だったと伝えたら、全然違うと言われてびっくりしました。
わたし色がわかないくらいに落ち込んでたみたい。無色の世界ではなくて、色がわかない世界にいたようです。心に色が入ってこないのね。
気をつけないと、と思います。
俺は生まれつき色が見えない。モノクロでしか
「色 」を感じられない。大きく広がる灰色の空、
黒光りするりんご、白黒な虹。色が眩しいなんて感
じたことも無い。ただ、そこに暗い世界が広がって
いるだけ。一度だけで良いから、見てみたいな。
青く照る大空、真っ赤に輝くりんご、カラフルな虹
、どんな世界が広がっているんだろう。見てみたい
だなんて少し、贅沢かな。
【無色の世界】
君がいなくなってからは輝きをなくした。
#無色な世界
わたしね、頭の中で何かを想像するのがとっても苦手なんだ。アファンタジアって言うんだって。
みんなの顔が想像できないんだ。ずっと一緒にいたあなたの事も。
だからね、早く元気になってね。この、なにも見えない頭の中とはサヨナラしたいんだ。
頭の中にいなくても、目の前にいて欲しいんだ。
#無色の世界