『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海へ行った
懐かしい
嬉しい
楽しい
色んな感情が溢れてくる
海はどんな時でも
受け止めてくれる
父のような
母のような
愛を
感じる
目を閉じると
波の音が聞こえる
繰り返し 繰り返し
波の音が
海からのメッセージ
私は元気になって
また明日から
頑張れる
〘海へ〙
堤防と干したパン耳白い犬おばあちゃんちの夏の思い出
夏休みが終盤にさしかかった。
「一度でいいから、海に行きたい」
私が独り言でそう言うと、近くにいた彼氏が驚いていた。
「海行った事無いの!?それじゃあ、今から行こう!」
そう言って、自転車を漕ぎ出す。
まだ見たことも無い海へ目指して。
#海へ
#5
「…綺麗だね。」
夜景の見えるレストランとか、ほんとばか。
ありきたりすぎるでしょ
「よ、喜んでもらって嬉しいよ、笑」
はあ 照笑とか漫画みたいね。
「早く料理来て欲しいね。」
「そうだね。コースにしたからかな。あ、もしかしてコース、嫌だった?」
私がせっかちみたいなふうにするのやめてくれる?
「ううん大丈夫。」
「そっか、なら良かった」
『……』
はあ、無言はきつすぎ。有り得ない。
「ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね。
お料理来たら先食べちゃってていいよ」
「わかった、いってらっしゃい」
御手洗___
「はあ、本当ありきたり。私はそんなありきたりな手にのる安い女じゃないんだけど。」
「第一、今日プロポーズなのまるわかり。
女の勘なめられても困るっつーの」
「ただいま。ごめんね遅かった?」
「大丈夫だよ それより料理来たよ 食べよ」
「うん、いただきます」
柔らかいお肉が口の中に溶ける
こんなの、「美味しい」そういうしかないでしょう?
「んー!美味しい!こんなに美味しいお肉、初めて食べたわ。」
女特有の演技をここで発揮。
「笑なら良かった 野菜も食べな」
「ありがとう。なんだか新鮮そうな野菜でドキドキしちゃうなー笑」
んなわけあるか。こんなんでドキドキしてたらさっきの肉なんてナイフで間違えて自分刺しちゃうくらいには美味かったわ。
「ん、美味しい!○○君も食べてよ
ほら、あーん」
「えぇちょっと、笑恥ずかしいよ。
んんっ…ん!美味しいね」
「でしょ?笑」
「あーんは恥ずかしかったけど野菜は凄い美味しかったよ。」
「なんでよー笑」
正直、幸せだ。
あーんも初々しいカップルがやることというのは重々承知だがそれでも幸せだった。
会計後___
「今日はありがとう。こんな素敵な場所に連れてきてくれるだなんて考えもしなかった、!笑」
「……ううん、楽しんでくれたなら良かった。」
「…さっきのレストランから見た景色も綺麗だったけど、今こうして海を目の前にするとなんだか不思議な感じだね笑」
「そうだね、、。」
しばらく無言で海を見つめた。
(めっちゃ緊張してるじゃんコ イ ツ !もうまったく、ちゃんと予習してたわけ??はあ、こんな野原座って星空と海見るとか私何してんだろ…
いつもだったらこの時間はアニメ見てポテチ食ってコーラ飲んでるよなぁ…はあ、、)
「…あの。」
「ん?どうしたの?(キタキタキター!!!くる!くるぞ!!)」
「…その、俺さ、6年前に星羅(せいら)と出逢えて本当に良かったと思ってて」
「それは私もだよ!笑」
「俺は、6年間星羅の彼氏をやってきたけど 星羅と俺はカップル以上の関係になっても、これ以上ないくらい幸せにやっていけると思う。」
(いやセリフ臭すぎー!!!何キザにキメちゃってんの?早く愛の告白までいけよ!!)
「う、うん…そうだね。」
「だから……俺と…」
「結婚してください。」
「もちろん。」
私の答えは、海の魅力と彼の努力には逆らえなかったんだ。
親父は漁師だと思っていた。
初めて親父の船に乗せてもらって、俺は嬉しくて、はしゃいで、船酔いして、それでも俺は笑っていた。
親父達が他の船から、大漁の網を横取りするのを見るまでは…。
「海賊じゃねぇか!」
親父は不思議そうな顔をした、そうだ、親父は天然でお人好しだった。海賊のやることを、本気で漁業だと思い込んでいた。
「何だ??この女!?」
網を確認していた海賊達がざわつき出した。
拡げられた魚の中に、
銀の髪、大きな獣耳、獅子の様な長い尾が生え、紅い目をした少女がいた。
海から引き揚げられたのだから、人魚だとは思ったが、肝心の魚要素がどこにもない。
少女は海賊達の顔を、一人一人じぃと見つめた後、腕の力だけで前に進み、一人一人の匂いを、クカクカフスフス嗅ぎ回り出した。
下半身は使えない、というより、立ち上がったことがない様な、奇妙な動かし方だった。
やっぱり人魚の一種なのでは…?
その疑惑通り、少女の容姿は美しい。
全員を確認した少女は、用済みとばかりに、海へ帰ろうとする……が、濡れた布を纏った美少女を、男海賊が放っておく訳がなかった。
屈強な男が少女の腕を掴んだ、
すると少女は無表情のまま口を大きく開き、叫ぶ、のかと思ったが声が出ていない、微かに息の音がするだけだった。
まるで誰かを呼ぶ様に。
俺と親父は、こんな事は良くないよな…と目で会話をした、瞬間、
少女を掴んでいた屈強な男の手が、手だけが、ぼとり、と、散らばった魚の中に落ちた。
腕の方も血が出ていない?かまいたち…か?
そこにいる誰も状況が理解出来なかった。が、今度は俺と親父と少女を除く全員が、見えない何かに凪払われ、次々と海に落とされた。
少女の方に視線を戻すと、
白桃色の髪に紫の目をした青年が、少女を抱えて立っていた。
こんな海のド真ん中、船も無く、どっから来たのだろう。
腕の中の少女は、飼い主にやっと会えた犬の様に、青年の匂いを嗅ぎまくり、顔を舐め回し、体をクネクネさせて喜びを表現していた。
そんな少女を見て、青年はホっとした表情を浮かべながら、こちらを気にも泊めず、一番大きな魚を空いてる方の手で持ち、海の向こうへ、というか空に、跳んで、行った。
親父、仕事探そうぜ。
白い砂浜が有りました
迚も綺麗な砂浜でした
人が沢山おりました
青い海が有りました
エメラルド色の海でした
若者が沢山が遊んでおりました
淡い夕焼け有りました
其の場が橙色に染まっていました
其れに目を奪われる者が沢山おりました
夜の月が輝いておりました
海に反射して月が二つに見えました
光よりも輝いて見える月で有りました
# 102
雑談
1000いきました!有難う御座います!
此れを詩風に書いた理由は、僕、中原中也さんが文ストも文アルもそして、現実の方も大好きでして、だから詩風にしてみました!!理由になっていませんでしたね。
取り敢えず!中原中也好きな人....おいで!!
「海のない県民あるある?」
海がない地域に住む人間にとって
海への憧れはとても強いんだ
小さな頃から 海を見た瞬間
『うひょー!!』って叫んでたな
大学生になり、自動車免許をとったら
みんなで茨城の海へ行くことになった
早く海が見たい 自分達で運転してワクワク
やっとの思いで 辿り着いた海
全員でやっぱりあの反応
『うひょー!!』
車を降りて海辺まで行くと 立て看板が目についた
…ぞっとした
『霞ヶ浦』
…全員膝から崩れ落ちたとさ
もうそれは おんなじタイミングで膝をついたね
※海へ
海だ海だ海だー! 海へ行くぞー!
そんな(子供達の)提案の元、家族で海へと飛び出した。
青い空、青い海、白い雲、白い砂浜。
冷たい海水が広がるこの空間は、暑い夏を乗り越える為に用意された絶好の舞台だ(いや海水熱くなってるだろというツッコミはいらない)。
ちゃんと浮き輪にバナナボート、ビーチボールやパラソルなんかも。ありとあらゆる必要な物を用意した。日焼け止めだってばっちりだ。
とうとう車は海へと到着した。
さあ、楽しもう! このきらめく世界を満喫するのだ! 行け、子供達よ!
お父さん? お父さんはいいんだよ。
……だって、泳げないからね!
『海へ』
『海へ』
隣同士で座った砂浜は想像以上に暑かった。
まだ数分も座っていないのに耐えられなくなった僕は、隣に座る彼に日陰に行こうと提案しようとした。
横を見た先には彼の目が僕を捉えていた。
僕を見つめるその瞳は驚くほどに澄んだ真っ黒な闇で、あっという間に心を吸い込んでいく。キラキラとした瞳なんて可愛いもんじゃなくて、テラテラと艶めかしく深い黒が動いて僕をとらえる。逃げようと思えば逃げられる。ただ彼が逃がそうとしてくれないだけ。言葉が押し込められる。
頭の中で鳴り響くのは蝉の声か、波の音か……。
ヨルとこはく
穴が空いていた ちょっとした隙間
満たされていたかった 答が見つからない
ひどく苦しかった 一瞬満たされた後
一層罪悪感が募って仕方なかった
ヨルはひとりぼっち
いつも人を傷つけて
その倍傷ついた身体引きずって
全てを蔑みながら
四角いコンクリートの部屋
過去に埋もれていた
こはくは2人ぼっち
青い猫が友達
話す代わりに微笑んで
全てに背を向けている
二度と傷つきたくなかったから
閉じた輪の中で 仮面の下
ちぎれそうな心 繋ぎ止めて
爆発しそうな思い 服の下 押し込んで
いつも悲しかった とても苦しかった
背を向け合い泣いていた
真夜中 音の洪水に巻き込まれ
ふたりはめぐりあった
それが何か わからないまま
そしてある日 二人は夢を見た
海へ行く夢
次の日二人は 汚れた川を下って 海に出た
アスファルトの大地は終わって
打ち寄せる波 素足浸して
溶け合う空と海 目を凝らした
生まれたての子供のように
セカイの広さに 驚いた
ヨルとこはく まっすぐに見つめ
脱ぎ捨てた思いを
ビンに詰めて流した
生まれたての太陽から
輝く火をもらって
二人は裸足のまま歩き続けた
ヨルとこはく 二人はもう逃げ出さない
全ての扉開け放って 繋いだ手と手離さずに
*ヨル、こはく=人名
久しぶりに鼻をくすぐる潮を香りに、昴は目を閉じた。目を閉じると、一定の間隔で波立つ漣の音が大きくなったように感じた。
4年前、初めて海を見た。実存するかもわからない神託者がいるという孤島に行くために。
1年前、再び海を渡った。今度は追い出されたはずの都を目指して。二度と戻ることはないだろうと諦めていた都に帰還し、神託者の学友として、神学校に編入した。王族が神学校に入学するということは、周囲に妻帯しないと公言するようなもの。つまり、王位継承権を放棄すること。一時は王太子だった昴に同情する者もいれば、愚王の実子なのだから当然だと言い張る者もいた。まだ切られていないのだから望みはあると下世話なことを口にする者もいたし、現王の子供が亡くなることだってあり得ると不穏なことを呟く者もいた。現王の温情措置に感激、あるいは愚王の子供が宮中を歩くことを危惧する者もいた。後ろ盾を失ったただの14歳の子供を恐れるのは、失脚以前は武王と称えられた父の勇猛果敢な御姿が未だ人々の脳裏に焼き付いているからだ。
再び変貌した昴の取り巻く環境は、決して穏やかに始まったわけではない。慣れない集団生活に、学内の人間関係に、自由奔放な蛍に振り回される日々。元々神官志望でもなければ、無料で衣食住が保証されて勉学に励める環境や比較的身分に関係なく出世できる傾向にある将来性に惹かれたわけでもない昴にとって、神学校での日々は、島流し以上の絶望の連続だったが……。
最近は神学校での集団生活にも馴染み、級友との関係は多少改善され、蛍が3日に1日は誰からも目をつけられずに過ごす術を覚えた。昴自身、本当に神官になるのかーーもし神官になるとしても王と重鎮を交えた話し合いになるだろうーーわからないが、この日々もいつか人生の糧になると信じて学校生活を送るしかない。
「おい勝手な行動をするな、蛍!」
……まあ、3日に2日は、誰かしらに迷惑をかけている。千景の怒声が、漣の優雅な音を掻き消した。
バシャバシャバシャという水飛沫に嫌な予感がしつつ、昴が目を開けると、そこには制服のまま海に入り、濡れるのも気にせず豪快に舞を披露している蛍が映った。級友らは呆然としている者もいたが、中には蛍に触発され、靴を脱いで海に足をつけて楽しむ者もいた。
そうか、今の時期は……。
昴は制服と靴を脱ぎ、近くの級友に預かるよう言付けて海に入る。海の冷たさに身を竦める。海に入るのも、2年ぶりだ。
「蛍ー!」
蛍は一瞬だけ昴を見たが、舞を中断しなかった。昴が連れ戻しに来たわけではないとわかったからだろう。
島では、この時期、大漁祈願と海の神への挨拶を込めて豊漁祭を開催していた。蛍は、島守と共に神殿での儀式を終えると、毎年海の上に作った簡易な舞台で、舞を披露していた。4年前からは、島の神殿で暮らし始めた昴もなぜか踊るようになってしまった。
昴が右手を伸ばし、海面ギリギリまで片膝を折る動作をすると、蛍が神楽鈴を持っているていで高く上げた左腕を揺らし、一回転し、右手を昴に合わせた。
散々練習した舞だ。昴は手を取った蛍と次の動作に入った。ちらりと千景の方を見ると、千景が指を差して級友らに何か言っている。神官教師として、多分この舞の意味を説明しているのだろう。
まあ、例え立派な舞を踊っても、後で蛍とまとめて怒られるに違いない。が、今は訪れたこの漁村の繁栄を願い、そして蛍と再び舞えるこの瞬間を楽しもうと思った昴は、下着が濡れるのも厭わず強く砂を蹴り、高く舞った。
深くて、青くて、どこまでも続く海は
何が潜んでいるのか分からなくて
浅瀬で波の音を聞くのが精一杯だけど
もしその地平線にも終わりがあるのなら
もしその深い青にも底があるのなら
私が恐れているものは想像よりもずっと
美しく、儚く、ただ静かに
ずっとそこにいるだけなのかもしれない
-海へ-
『海へ』
エジプト人に奴隷として扱われていた
ヘブライ人を脱出へと導く途中
モーセ一行は王の軍に追い詰められた。
紅海に逃げ道を封じられ絶体絶命。
モーセが自身の杖を振り上げ
神に祈りをささげると
海が真っ二つとなり
海底が露出し道となった。
一行は割れた海を渡って無事に逃げ切り
追いかける軍は海の底に沈んだという。
わたしはオホーツク海を前にしている。
スコップを振り上げ
神に祈りをささげると
海が真っ二つとなり
海底が露出し道となった。
わたしは海底へと歩みを進め
スコップを振りかざし
ホタテをたくさん獲ったという。
ホタテうめえ
2006年度 コンクール課題曲Ⅳ
『海へ…吹奏楽の為に』
上手く説明できないけれど
曲の雰囲気が本当に、海そのものだった
どこまでも広がる真っ青な海原に白い船
その上をカモメが飛んでいる
そんな光景が浮かぶようだった
しかし母校でこれが選曲されることはなかった
指導者曰く
「お前らフルートが下手すぎるからこの曲は駄目だ」
「フルートがこの部の中で一番下手だ」
あの部活にいい思い出なんて微塵もない
でも、曲だけは大好きだった
巻けない((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆🏆👑🎌
鳥居みゆきがみたいc(`Д´と⌒c)つ彡ミタイミタイ-!😅💦が綺麗なので嬉しい(#^.^#)?ポロリンコする。((꜆꜄•̀ω•́)꜆꜄꜆スルスル雫、大好きだ!耳をすませばが
いや、ぶっちゃけどうでもいいよ
どうでもいいよ
わたしの方が100万倍は可愛いし
わたしの方が1000万倍はスタイル良いし
文句あるならBMI見せろ
ぱっちりした目 褒められる外見
骨格ナチュラルのハーフ顔
お前が10回笑ううちに1000回笑ってやる
憧れもやる気も過去一
かわいい笑顔 備わった愛嬌
愛してくれる人達が周りにいる環境
成長スピード飲み込み舐めんなよ
まだ10代 おばさんは黙ってて
良い女になれるって証言済み
振り返っても居ないよ 気づいたらはるか上に居るよ
一生そこに居れば
わたしは新しい方向に進んでいる
どうでもいいから
わたしは進んでる
海へ
海に足を入れると浄化になるのか?
スッキリする。
楽しくて定期的に通っていると
ある時釣り人さんに
波が強いので気を付けてくださいね
と声を掛けられた。
確かに波が強い海だったから
単に気を付けてという事だったかもしれない。
でももしかしたら
足までとはいえ1人でずっと入っているなんて
と何か心配してくださったのかもしれない
という感謝とともに
いつも釣りをしていると
心配になってしまう雰囲気の方が
結構いらっしゃるのかもしれないな…
と色んな気持ちになった事を思い出す。
海へ
打ち寄せる波に素足を浸しながら歩くあなたを怖いと思ったのはいつの事だっただろうか。
そう、高校生が出歩くには少し遅い夜にドライブに誘って来たあなたはあの日、私を夜の海へと連れ出した。
静かに寄せては返す波にそのまま攫われて、闇に染まった夜の海のその向こうに行ってしまいそうな。そしてそれを悲しげに、でもそれが救いだとでも思っているようなその顔が今でもたまに頭にふと、浮かぶのです。
もうどこにいるのか、何をしているのか、連絡先も分からなくなってしまったけれど。ふとあなたのことを思い出す時、きっと幸せであればいいなと思ってしまうのです。
キラキラとオレンジ色に光る波打ち際をフルオーダーの革靴を濡らさないように気をつけながら歩く。
気まぐれな君とのドライブは、いつもこちらをハラハラドキドキさせてくれる。
今日だって、夜にパーティーがあると言っていた筈なのに、街から大分遠いビーチに連れてこられたようだ。
全身に染みついたであろう潮の臭いを取る為にシャワーを浴びて、髪をセットして服も着替えなければいけないから、一度家に戻らないと……。
間に合うかな、と腕時計に気を取られて足元への注意が疎かになった一瞬。
あっという間もなく膝下まで一気に波が来て、革靴が海水に浸かった。やってしまった。
溜め息一つ、後ろを振り向けば、両の人差し指に自分の靴を引っ掛けた君がニヤニヤと大股で歩いてくる。
……何だかムカついたので、寄り添ってきた君の耳朶をガリっと齧ってやった。ざまあみろ。
テーマ「海へ」
吸ったり吐いたりを繰り返し
いつしか私は海になる
暗闇に抵抗し、ほのかな明かりに照らされて
ゆっくりゆくりと波になる
引潮と満潮と
このまるで小さな身体の中で
大きな大きな海となる
海へ
初めは海から産まれたという
ああそうか
だから私は真似をする
小さな波は大きな波へ
やがてふたたび小さな波へ
海へ
とろけだし、ふたたび海へ還るまで
遠くの大地で雲となり
いずれ還るその日まで
たくさんの海が
そこらかしこで凪いでいる
「海へ」