桜散る』の作文集

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桜散る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/17/2024, 1:31:26 PM

【桜散る】

あんなに毎日勉強していたのに
合格発表の日
張り出された紙に僕の番号はなかった
通うことのない学校を後にする時
桜が綺麗な道を通った
強い風が吹くと桜の花びらが散った
僕の夢も桜も散って
風が目に沁みて涙が滲んだ

4/17/2024, 1:30:55 PM

桜散る 風に揺れるる 枝の先
若葉の想いは 明日へ明日へと

4/17/2024, 1:22:36 PM

時期が過ぎると花が散るように
彼からの愛も散っていった
花が散って緑が芽生えるように
愛が散って芽生えるものもあるのかな

#3「桜散る」

4/17/2024, 1:22:05 PM

桜散る


桜が咲き誇る中で、
出された答えは『YES』でも『NO』でもなく、
『Pending』だった。


つまりは保留。
「考えさせて欲しい」


いつまでに?
どのくらい待てばいいの?
ちょっとでも勝算はあるの?
それとも私を気遣うための言葉なのかな?


どんなに考えても、あなたの考えが分からない。
でも彼の性格からすれば、真面目に考えてくれているのだろう。

例えその先に出た答えを聞いて、私が枕を濡らすことになったとしても。


桜が咲き誇る中で告白した時期から、
桜が散らんばかりの頃に答えを聞いた。

もうすぐ新緑の季節に移ろいゆく中で、
彼が出した答えは『NO』だった。

そっか。
と、なるべく気丈に振る舞った。
せめて友達として…と伝えるのでも精一杯だった。

多分、これから先、桜散る頃に思い出すのだろう。
この初めての告白を。

そして、時が経てば経つほど、
もしかしたら霞んだ淡いピンクの思い出として、
消化されていくのかもしれない。

4/17/2024, 1:19:16 PM

地面に落ちていた桜の花びらが上へ吸い寄せられ、枝へ戻る。散っていたはずの桜が、みるみる満開へ戻っていく。

「いいのかなあ、こんなことして」
「うるさいな。ちゃんと話せば分かってくれるって
「ふうん」

使い魔の猫のマコマコは、どうせ怒られるよ、とでも言いたげに私を見上げる。

空を見上げる。上弦の月は静かに私の所業を見ている。

時間を戻しているのはこの学校の桜だけ。他のものは進んでいる。

一週間前に終わった卒業式も、その式に親友の友希ちゃんが来られなかったことも、私たちが春から違う学校に通うことになったことも、もう取り返しがつかない事実で。

私は後ろを振り返る。友希ちゃんは呆然と私と桜を見ている。

「美花ちゃん……これって、一体」
「行こ」

私は彼女の手を取る。

「卒業式、やり直そうよ。二人で」
「ボクもいますけどね」

マコマコが足にまとわりつく。

「はいはい」

再び咲いた夜桜は美しく、月光を含んで優しくひかる。

【お題:桜散る】

4/17/2024, 1:19:11 PM

家の近所に、桜で有名な川辺があった。

 と言っても、せいぜいその近辺に住んでいる地元民の間で有名な程度で、まあ全国規模で有名な名所、例えば上野とかと比べたら市とか区の名前と桜で調べてやっと出てくる程度だったけれども。地元民で勝手に桜山とか桜通りとか呼んでる感じの川だった。

 しかしまあ、地元で有名になるだけはあって川沿いに植わっている木はみんな桜。川の方が上が広いから、川にせり出すように木々が伸びてトンネルのようになっていた。ひらひらと散る花びらは花筏となって、精霊とかの通る道みたいにも見える。

 そんなもんだから毎年ちょっとした出店とかが出ていて、ぼんぼりが渡されて、浮かれた空気にそわそわする皆の春の楽しみの一つになっていたのだ。

 だから毎年、この時期必ず一度は連れ合いと子どもを連れてぶらぶらと春を楽しむのが家族の決まりになっていた。子に強請られてりんご飴なんか買ってやったり、全員でああだこうだ言いながら写真を撮ったりと、言いやしなかったけれどそれは間違いなく私の幸せの象徴のひとつだったのだ。

 桜というのは、多分在り方からして日本人が魅了され、おかしくなるような美しさがあるのだと思う。もうドンピシャなのだ。一気にぶわりと花開き、そしてあっという間に散ってゆく。その一瞬の美しさと、一抹のさびしさ。どこか切なくなるような儚い美。

 割と殺伐としていて潔く死ね!みたいな、切腹の方法に流行りや様々な作法なんかあるわりに村八分とかじめっとした精神性が見える我らが母国。こういう風に生きて死ねたらいいのに、なんてうっかり思ってそうだとか思う。侘び寂びとか、わかるけれど、わかるけれど、真に健全な精神かと言われると悩むよなぁなんて。

 でもきっとみんな苦しかったのだ。衰えや孤独、終わりに美しさでも感じられないと本格的に生きるのも死ぬのも辛すぎる。そう思う。

桜が散った。

 今私は一人で、この祭りに来てはそんなことを考えてりんご飴を齧っている。幸せも儚いなァ、と。そう思うようになるまでどれだけの桜の花が咲いて散ったのだろう。画質の荒く色の彩度も低い写真を持って、今年も来たよ、と呟く。

 儚い、儚いねェ。
 嗚呼、浮世のなんと無常なることよ。

 そうして、花筏となっていってしまったひとを想いながら、私が散るのはいつなのだろうか、とか思うのだ。どうせなら美しく散って会いに行きたいなァと、まあ凡そ叶わぬ願いを抱きながら。


「桜散る」

4/17/2024, 1:18:55 PM

桜散る

桜散る季節
次は、とても暑いけれど時々心地よい風が吹く季節
貴方との思い出がよぎる
今も貴方は私と関わってくれる
けど
今日、ちょっと不安になった
私と貴方の共通の友達とその彼氏と四人でいて、
私にはあまり話しかけてくれないのに、友達と彼氏にはちゃんと話しかけるんだ
なんで?
悲しいじゃない
やめてよ
母には、「もう終わったんだよ」
嫌だ、まだ終われない
桜散る季節ではあるけど、何かが芽吹く季節でもあるの知ってる

4/17/2024, 1:18:28 PM

桜散る、春も終わりかけのある日
君と出会ってから見える世界が変わった
灰色の景色は色づき
暗く濁った目に光が差した気がした
まるで桜の花のようにひらりひらりと舞う髪
まるで桜の花のような淡いピンク色の頬
まるで桜の花のように儚く散ってしまいそうな危うさ
そんな君に、恋をした

4/17/2024, 1:17:02 PM

桜散る


桜散る季節。

桜を横目に見ながら歩いていると、風が吹いた。

花吹雪に出会う。

すると、スマートフォンを持つ手に、花びらが一枚飛び込んできた。

何度見ても、桜が散りゆく様には淋しさを感じる。

しかし、今年ばかりは、違った。

なんとも現金な人間である。

貰った花びらは、押し花にしよう。

4/17/2024, 1:16:17 PM

桜散る季節




たしかに、悲しいような気もする。

しかし、それは日本のことであって、

たとえば、南半球の人々にとっては、

季節というのは、日本とは違うものなのだ。



ねるねるねるねを練ること。

それは、私たちにとって、

季節を認識する行為に

他ならないのだ。

4/17/2024, 1:14:41 PM

雨上がりの水溜りは…

「中止になった花見は、急きょ決行だ!」
「えぇー!?」

いいでしょ?
桜もまだ
花盛りなんだから


#桜散る

4/17/2024, 1:12:27 PM

"桜散る"

 午後は休みなので、久しぶりに時計塔の所に行こうとハナを連れて時計塔がある公園へ向かうと、沢山の桜の木があり、その殆どが満開だった。
 舞い散る桜のトンネルの中を歩いていると、ハナが花弁にじゃれついてクルクルと回りだした。
 全く疲れを見せることなく、無数に舞い散る花弁を捕まえようと必死に動き回る。
「お前、本当体力オバケ……」
 避妊手術を無事終えた後、十日程はエリザベスカラーを付けなくてはならず、今も付けている。
 そんなハンデを諸共せず、閉院している朝や夜中は院内を元気に歩き回る。
 傷口が開いてしまう可能性があるので猫じゃらしはしばらく封印したが、その代わりとして蹴りぐるみを与え、気に入ってくれるか心配だったが杞憂に終わり、暇さえあれば蹴りぐるみをサンドバッグに蹴りを連発している。
 そんな体力有り余っている子猫が、面白いおもちゃを見つけたのだ。こりゃあハナが満足するまで、しばらくは帰れない。
 少し移動して、近くのベンチに座った。
 ネットでこの公園の事を調べると、ここは桜の名所でもあるらしい。
 確かに綺麗な桜を見ながら散歩するのは気持ちが良い。それだけではなく、この公園自体も実は有名で、メルヘンチックな雰囲気の時計塔に広々とした芝生、花壇に咲く季節ごとの花。こんな所を散歩したがるのも頷ける。
「みゃあ」
 足元から鳴き声が聞こえて視線を下げると、ハナがベンチに乗り上げてきた。組んでいた足を解いて内股にすると、膝の上に乗って喉を鳴らしながら太腿をこねる。
 ふとエリザベスカラーの中を覗き見ると、桜の花弁が何枚も入っていた。「ふっ」と笑いながらハナの背を撫でる。
「楽しかったか?」
「みゃあん」
 喉を鳴らしながら鳴いて答える。
「そりゃ良かった」
 そう言うと、身体を丸くして膝の上で休み始める。程なくして、寝息が聞こえてきた。
──やっぱり疲れたのか。ハナが起きるまで待っていよう。
 顔を上げて桜を見る。春の柔らかな風が頬を撫でると、また桜の花弁が舞い上がった。

4/17/2024, 1:12:19 PM

桜散る

夢が叶い
夢から現実に
非日常が日常に

夢とは何だったか

私にとっては
現実的に考えると
夢はなかった

将来なんて
全く考えない
そんな子供だった

いまは
ちょっとした目標
これならある
成しても個人的で
特別ではない
成れても拘らない
飽きて次にいく
それくらいの挑戦

桜散る
それでも
木として生き
葉を生やし
大地と天を眺める
時が経てば
いずれは
また桜が咲く
どの様に咲くのか
木だけでは決めれない

散ったなら
咲いたってことで
それは悪くない
別に意義もなくても

夢は覚めても
目覚めたら
その日が始まる

寝ても
次に目覚める
その保証はない
それでも寝るよね

4/17/2024, 1:08:59 PM

桜散る



私は桜の香りが好き。
今もヘアミスト使ってる。
あと桜フレーバーも好きだな。

4/17/2024, 1:08:16 PM

「桜散る」

学校の校庭にはおとぎ話に出てきそうなほど大きな桜の木がある。

生徒はその木の下で雑談したり、日陰で休んだりし、無くてはならないものになっていた。

春になると綺麗なんかじゃ表せないほど美しく花が咲き誇り、風が吹くと花吹雪が校庭に舞う。

桜が散る姿は悲しいようで、どこか懐かしいような、自分達の成長を感じられた。

そんな春が終わり夏になった。

夏と言えば台風が来る季節だ。

蒸し暑い夏の日の朝、外は曇り風がビュンビュンと吹く大雨だった。

ふとテレビを付けてみると、台風警報が出ていた。

そういえばラインニュースか何かで台風が来るという記事をみた気がする。

台風はいつもより一層強く、外になんて出られもしなかった。

そんな休日を過ごし学校に登校する。

ところどころ水たまりがあり、地面も濡れている。そんな通学路をいつも通り通る。

学校につくと何やらザワザワしていた。

皆んな校庭を指差して悲しそうな顔をしている。

ふと見ると、桜の木の一番太い枝が折れていた。

あの枝が折れたら桜はもう咲かないのではないのか、日陰も出来ないのではないか。
なんて事を思いながら少し悲しくなった。

それでも生徒たちは生徒会を中心に話し合い、折れた木を再利用しようと考た。
木を皆んなで少しずつ運び桜の木の下に持っていき、椅子として、休憩場所とした使った

すると皆んな元気を取り戻し、昼休みにそこに集まってはお弁当を食べたりして楽しそうに話している。

咲かないと思っていた桜も咲き、いつものように校庭で桜が舞っている。

案外、桜が散るのも悪くないものだ。

4/17/2024, 1:08:07 PM

桜散る

 「ねぇ、私と付き合って。」
彼女には1週間でやりたい事があるそうだ。なぜ、1週間なのかはわからない。詳しく聞こうとすると、はぐらかされる。だけど、彼女は僕にこう言った。
「私と付き合うっていうのは、あくまでやりたいことを一緒にする人って事。だから、何があっても私のことを好きにならないでね。これだけは、絶対。」約束は守るし、君のことを絶対に好きにならない…そう思っていた。
1日目
「男の子と遊園地デート!」パシャッ
2日目
「図書館で勉強会…とデート!」パシャッ
3日目
「公園でピクニック!あっ!あとフリスビーで遊ぶ!」パシャッ
4日目
「熱が出たっていう設定で、私が君を看護する!」
「どんな設定だよ…」パシャッ
5日目
「映画館で2本映画を連続で見て、その後ゲームセンターデート!」
6日目
「お家デート!」パシャッ
7日目
「今日までの事をお互いに手紙を書く!中身は、今見ちゃダメッ!」パシャッ
…この7日間ずっと彼女がやりたいことを僕と一緒にやってきた。デートばっかだったけど、常に笑顔だったから彼女の写真を撮っておいた。久しぶりに、こんなにも楽しかったな。と手紙を書いた帰りに思い出を振り返っていた。来週も、なんかやらないかな?次は自分のやりたいことを一緒にやろうって誘おうかな?
僕は、いつの間にか君の虜になっていた…
8日目
プルプルプル…プルプ…ガチャ
「はい。はい。そうですけど…何かありましたか?えっ?…し、失礼します。」ガチャ
電話がかかってきた。病院からだった。"彼女が今日の朝亡くなったと"いう知らせだった。
彼女は、病気だったらしい。僕と付き合う3日前に、もう残り時間は少ないと伝えたら「まずは、1週間やりたいことをやりたい。」と言っていたそうだ。僕は「じゃあ、寿命だったんですね…」と言ったら、「そうじゃないんだ、屋上から飛び降りたんだよ…」と医師は言った。僕は「は?どういうことですか?」と聞くと、「彼女の机にメモがあってね、そこには"これ以上あの人と一緒に居たら死にたくなくなっちゃう。だから、楽しい記憶だけのときに…」と言った。僕は、現実が受け止められなかった。とりあえず、彼女のお通夜に行く準備をする…
お通夜に行った帰り、彼女がくれた手紙を思い出して開けてみた。僕は、ハッとして息を呑んだ。そこには
"大好き。好きにならないでって言ったのに、自分が好きになっちゃった。楽しかった。ありがとう。"
短い文章ではあったが僕は、嗚咽と涙が止まらなかった。
「僕も、君のことが大好きだ…」と言いながら僕は、その場に膝をついた。
桜散る夜にもう会えない彼女を思い、涙が止まるのを待っていた。

4/17/2024, 1:07:55 PM

桜がハラハラと舞う小学三年生のクラス替えのすぐ、木の影に立つ私の肩をトントンと叩いて、「おはよう」と声をかけてくれたクラスメートの男の子に恋をした。春の匂いはその思い出を呼び起こす。

桜がハラハラと舞う頃の中学二年生のクラス替えの時、こちらを見て少年のように笑う、性格の悪そうな男子を好きになった。春の匂いはその思い出を呼び起こす。

高校生になって、ワイワイ遊ぶのが楽しい、大好きな女の子の友達ができた。その子とお花見をした。もう一年目の春頃には、隣にいて欲しい、大好き、誰かの物にならないで欲しい、と思う程、大好きな友達になった。私の今の春の匂いの思い出は、その友達との思い出だ。

恋や愛なんて永遠じゃないから。それが怖いと思う程大好きになれる人が現れるなんて思わなかった。失うのが怖いけど、これがどんな気持ちなのかもわからない。何年先でも、ずっと一緒にお花見しているのかな。それとも、何年かしたら、私はまた新しく春の記憶を塗り替える程、大好きで恋焦がれる経験を、春のドキドキを、誰かに感じるのかな。

昔のような新鮮なドキドキをまた感じたくなる一方、今のよくわからないけどとりあえず大好きで一緒に居たい人を、誰かに取られたくない、過去の仲良しにしたくない、ずっと2人の幸せな時間が続けばいいのに。と思ってしまう気持ちもある。

私は数年後の桜が散る頃、どんな人間関係で、誰を想って、どんな気持ちでいるのかな。

「桜散る」

4/17/2024, 1:07:50 PM

-桜散る-
あれ、ほんの少し前に咲き始めたよね?
もう緑になり始めてる...終わりかけてる...

毎年毎年そう思う。
気づいたら終わってる。

時間が経つのは早い。
分かってるのに、いつも見ないふりをしてしまう。
時間管理が不器用な私..........

4/17/2024, 1:07:41 PM

散った桜の花びらを掴むと願いが叶うんだか、幸せになれるんだか。
なんかそんなことを聞いたことがある。

少しずつ散り始めた桜の花びらに手を伸ばす。掴めない。
もう一度伸ばす。やはり掴めない。
なるほど、幸せを掴み取るというのは難しいということか。

あ、掴めた。
幸せになれるかはわからないが、達成感を得られるのは確かだ。
考えようによってはこの達成感が、幸せの一部なのかもしれない。


願い・・・・・・、特に浮かばないので団子を所望する。

4/17/2024, 1:04:35 PM

予報士の褒め煽てた爛漫は

酔いどれの囂しさを諫めて

微睡みを許した羽衣のよう



連れ出した枝はあまりにも

春色を澄ませては澱まない

一陣は花弁一つも放さずに

慣れない化粧を擽るばかり



息を呑む景色にも君は一瞥

木陰に佇み侘び焦がれなく

まるで呑まれる気色もなく



凪 一望に降る雪も迷わず

視界の端

     一枚 また一枚



君を捉えた侭 像を結ばず

選べない

     一枚 また一枚






―――――
(桜散る)

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