月夜』の作文集

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月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/7/2024, 3:47:57 PM

やぁ、いい月夜だね。
相変わらず難しい顔してるなぁ。眉間の皺、取れなくなっちゃうよ?
ん? なぜ私がいるのかって?
私はどこにでもいるし、どこにもいないのさ。
それがたとえ君しか知らないような場所でもね。
君にとってここはとても大切な場所なんだということも、もちろん知っているよ。

君はここで彼女と逢瀬を重ね、涙を拭い、心を通わせた。月明かりの下、口づけを交わしながら罪を重ね続けた。誰にも知られることの無い、密やかな恋だった。
でもね、月は見ていたんだ。そして、私も·····。
あぁ、そんな顔しない。
だって私は見えてしまうんだから、仕方ないんだよ。

この冷たい月の下で、君達の罪を、彼女の孤独を、私は笑いながら傍観していた。·····うん、見ているだけしか出来なかったんだよ。

それにしても見事な月だ。
あぁ、君は月がよく似合うね。
美しい男。誰よりも強い男。理想と謳われた男――。
こんな素敵な夜に君とこうして話が出来るとはね。長生きはしてみるものだなぁ。

そうだ、今夜の記念に花を贈ろう。
君にふさわしい花があるんだ。
今度はその花が咲き乱れる場所で会いたいものだね。

え? 相変わらず言ってる事が滅茶苦茶だって?
あははっ、そうかもね。
さて、そろそろ時間だ。帰ろうかな。
君もそろそろ帰った方がいい。
あまり長く月の下にいると·····。


◆◆◆

目覚めた男の傍らには、白くしっとりした花弁を持つ大輪の花があった。
甘い香りがする。
この花から香るのだと気付いた男は白い花をそっと持ち上げて、自身の鼻に近付ける。儚い雰囲気の花に似合わない、官能的な香りだった。
「·····」
くらりと、軽い酩酊を感じた。

どこかで誰かが、忍び笑いを漏らしたような気がした。


END


「月夜」

3/7/2024, 3:47:11 PM

空を見上げて
「愛してる」だなんて
少しわかりやすいかな

月夜

3/7/2024, 3:39:10 PM

世界の終わりはきっと今日みたいに。そして明日みたいに味気ないんだろうな。
明日地球は終わります!なんて都合よく誰かが教えてくれる訳もなく、いつも通り満員電車に揺られ会社に行く人。学校に行く人。家事をする人。そんな人達でありふれているんだろうな。

死にたい、死にたいと心の傷を手首に残しSNSに載せる人が増えたね。君たちには「メンヘラ」が「精神障害」がそんなにキラキラしたコンテンツに見えるのか?
本当は何一つ煌めきなんて無いんだ。薄暗くて霧のかかったようなモノなんだよ。そんなものをコンテンツ化になんてさせてはいけない。そんなものをコンテンツ化させないと心の傷を認めて貰えない、と思わせるような世が悪いんだろうけどね。

最近わたしは語彙力がもっと欲しい。と思う。誰かに届けたい訳では無い。ただの自己満だ。もっと私の心のうちに思っていることを文面として残したい。だから本を読むんだ。生憎私は小中すらまともに通わず高校も中退。一般教養はかなり乏しいと思う。だからこそ、思っていることを確実に的確に表せる言葉をもっと知りたいんだ。



自嘲するということ。
自嘲した、という気分に酔っているということ。
何やかんや楽しく笑顔で過ごしているにも関わらず、どこかで病んだ私を求めているということ。

自嘲するということ。
笑う(ふりをする)ということ
怒る(ふりをする)ということ
泣く(ふりをする)ということ

自嘲するということ。
付き合っていたあの人のSNSを見かけて幸せになってよかったねという気持ちとなんで君は笑顔で過ごせているんだ?という気持ちが混ざるということ。

自嘲するということ。
ありもしない愛を求めて自ら傷つく方面に進むということ。

生きるとは美しいこと。
ファム・ファタールを知っていますか?
分からない方はぜひ調べてみてください。


貴方のファム・ファタールになりたい。ということ

生憎雨で月夜は見えないが天井を見上げ照明をツキヨニ見立ててこんな話を書いてしまった。次は本当の月夜を見て、何かを感じたいですね。

3/7/2024, 3:38:26 PM

どんなに綺麗な満月だって
君と一緒に
君の暮らす町で見た
欠けた月に
勝るものはないでしょう。


「月夜」

3/7/2024, 3:36:59 PM

ある日の放課後、友達と校内で始めたかくれんぼがやけに盛り上がって、人気が消えた校舎には夕闇が迫ってきていた。

じゃあ、これで最後にしようか、と薄闇の中で誰かが言って、私達は隠れる場所を探して走り出す。ほどなく、音楽室へ続く階段の踊り場に置かれた用具箱を見つけ、体を縮めて何とかその中に身を隠す。

完全なる暗闇の中、ふと、隣に誰かがいる事に気付いた。だれ?と聞くと、りさ、と答える。友達の名前を聞いて安心するが、この暗闇には、二人入れるだけのスペースがあっただろうか?

ここなら見つからないかな?と、りさが聞いてくる。
声出しちゃダメだよ。聞こえちゃうよ。
そうだけど、でもさ、なんか怖くない?
怖いって何が?
・・・こんな所に、箱なんてあったっけ?

階段をゆっくりと下りてくる足音。
鬼が来たよ。りさの声。
一歩、一歩、鬼が近付いてくる。
私の耳元で、吐息のようにりさが囁く。
・・・ねえ、鬼って誰だっけ?

私達は、二人だけでかくれんぼを始めたはず。
一人が隠れて、もう一人が鬼だった。
そんな他愛無い遊びだったはずなのに。
叫び出しそうなのを懸命に堪えて、息を潜める。
思いもよらぬほど近くで、足音が止まった。

こんな時間に・・・誰か居るの?
担任の川村先生の声だ。
慌てて箱から出ようとするが、りさの手が私の腕をつかんで離さない。それだけじゃなく、何かが私の首に巻き付いている。
これはきっと・・・りさの髪の毛だ。

あれは、せんせい、じゃ、ないよ。
楽しそうな、含み笑いと共に、りさの声がする。

いつのまにか、暗闇に目が慣れてきた。りさの顔が、吐息がかかるほど私の顔近くに寄せられて、耳元で囁く。
あれは、せんせい、じゃ、ない。

私は気が狂いそうになって、箱から飛び出した。

・・・みぃぃつけた。先生の声。

朧月夜は更けてゆき、私は家に帰れない。

*****************************************

次の日の放課後。
担任の川村先生から、階段の踊り場に落ちていたと言ってハンカチを渡された。見たこともない柄のハンカチ。片隅に名前が書かれていて、みなづき りさ、とある。

ごめんね。朝のうちに渡そうと思ったんだけど、どうしてもこの名前の持ち主が思い出せなくて。
あなただったのね。・・・今夜の鬼は。

そう言って、川村先生は笑った。
夕闇迫る二人だけの教室で、昨夜の鬼が笑った。

あれは、せんせい、じゃ、ない。

3/7/2024, 3:31:54 PM

今日から文章力を高めるために
(あと単純に興味があったので)
このアプリを始めてみることにしました、
優香といいます。
さて、今日のお題は「月夜」ということなので…
少しお話してみようかなと思います!


月夜、それは綺麗な景色が想像できる言葉。
私も月夜は好きです。あと、かすかに見える
お星様たちがあったらもっと好き。

でも、それだと太陽が可愛そうでは無いですか?
私は授業で習うまで、ずっと月も太陽も自分から
綺麗な光を出していると思っていたのです。
でもそれは違って、太陽の光が反射して
月が輝いて見える、ということらしく。

(あー、太陽はなんて可愛そうなのだろう)
なんて思ったりもしたし、
人間にも似てるなぁと思いました。
だって、光を出して頑張っているのは太陽なのに、
どうして照らされている月が目立って、
綺麗な色になって、「月が綺麗ですね」なんて
恋愛的な言葉になるのでしょう?
どうして自分から光を出して頑張っている太陽が、
「日差しが強いね」「眩しいね」などと
邪魔者のような扱いになるのでしょう?
国語でいう『擬人法』でいえば、
なぜ「誰かの為に」と
真面目に頑張っている人達が苦労して生きていて、
「どーでもいいや」と真面目にやっていない人達が
苦労せず楽に生きれるんでしょう?

…と、思うことを長々書きましたが、
そう思うと、太陽さんはかなり苦労人ですよね。
だから、私は暑がりですが、ふと気が向いたときに
「…よく頑張ったね」なんて心の中で太陽さんに
話しかけたりしています。
直視しすぎると黒いモヤモヤが目に現れて
前が見えずらくなるのですが、
こういうのも楽しいので
これからも続けてみようかなと思います。(笑)

見ていただきありがとうございました。

3/7/2024, 3:25:31 PM

第三十八話 その妃、愛すべき馬鹿と
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 愛する妻と娘の元へと帰っていく幸せそうな背中を見送っていると、不意に胸が痛みに襲われる。
 立派な夫であり父でもある彼も、本来はまだ、子供として世間に守られる側であるからだ。

 ……この国は、歪んでいる。
 でも誰も、それを正そうとはしない。

 それが正しいことだと、これこそが本来の姿であるべきだと、思い込んでいるからだ。



(思い込みをすぐに変えることって、本当に難しいのよね……)


 途中から口を挟まなくなったポンコツは、此方を背にしながら大きく穴の空いた壁からぼうっと月夜を見上げていた。


「拗ねてるの? 仲間外れにしたから」

「違います。ただ空気を読んだだけです。子供扱いしないでください」


 隣に並ぶと案の定、その口先はとんがっていたが。
 そんな様子がかわいく見えて、月夜に視線を向けたままそっともたれ掛かる。


「……じ、じゅふぁ、さま?」

「少し悔しいだけよ。だって、生まれて初めて会った私よりも“力の強い人間”が、一気に二人は現れたのよ? すぐに受け入れろって方が無理な話でしょ」


 まだ憶測の域を出ていないが、恐らくはそういうことだ。

 幾度目が合っても、ロンの夢を見ることはできなかった。知り得た情報は全て、隣の心友を名乗る男が知っているもののみ。
 だから、彼が知らないものは知る術がないのだ。


 ……そして、もう一人。
 この首を刈る命令をした輩。

 その人物については、大方の予想は付いている。
 だからこそ余計に腹立たしいのだ。



「ま、仕方がないわよ。上には上がいるもの。出る杭は打たれるんだから」

「……誰かのように、触れた相手の心がわかればよかった」

「あんたの場合、人間不信まっしぐらじゃない?」

「そうすれば今、本当はあなたが何を考えているのかわかるのに」



 じっと、此方を見ている気配がする。

 それに気付かない振りをして、ただそっと俯いた。






#月夜/和風ファンタジー/気まぐれ更新

3/7/2024, 3:25:29 PM

月夜に月を見ると、随分と変な気分になる。
全部意味が分からなくて、ずっとそうしていたい
なんて思わないけど、大体そういう時は高いところから見ているものだから
その時は思わなくても、ふいに
月夜に釜を抜かれてしまえばいいのに
と、かつての自分やいつかの自分に思うものだ。
まぁ、月は命までは奪ってくれないけど、
やはり、見ていて変な気分になるな。

3/7/2024, 3:21:01 PM

挙って優位を示してくるから、どんなに素敵なものかと思っていたのに
これが、それ?笑

3/7/2024, 3:15:07 PM

辺りがいつもより明るく
暖かな光が夜の闇を照らして
音のない夜の暗闇を
少し賑やかにさせる月
月の明かりに誘われて
散歩したくなる
少し肌寒い夜も
心地よい明かりで
心の中まであったかくなる
そんな月夜を
あなたと二人
ゆっくり歩いてみたいなと 
そんな月夜を
浴びながら
あなたと二人
ほろ酔い気分に
なりたいなぁ…

3/7/2024, 3:13:16 PM

月夜

とっくに終電が終わり
ぐっと気温が下がり
はっと吐く息が白くなる

カツカツと歩く音が辺りに響き
ドクドクと鼓動が耳につき
イライラの感情は疲労に押され徐々に和らぐ

やれ足元ばかりを見ていた
ふと顔を上げそれに気づく
この月夜に何を思うか

3/7/2024, 3:11:04 PM

月夜の光に照らされた僕。
僕は今日、この世界から飛び立とうとしてる。
それなのに、目の前には綺麗な月。
こんなにも輝いてる月を前にしたら、死ぬ気も失せてくる。

ひどく汚れた僕の心を温めるように輝いている月とキラキラと降り注いでいる星。
僕の心の闇のように塗りつぶされた空に月と星の光がよく似合う。僕の心にも月と星のような存在があったらいいのに。

地面からじゃ遠すぎる星が輝いていた。

この月の輝きは僕には眩しすぎる。
君の笑顔はこんなかんじだったな。明るくて、優しくて、向日葵が咲き乱れたような笑顔をしていた。

嗚呼。君の笑顔を頭に浮かべてこの輝く月夜を見てると死ねないや。いや、死にたくないや。
もう一度君の笑顔が見たくなってきた。死ぬのはまた今度にしようかな。





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今日は北極星がよくみえる。
北極星を見ていると君を思い出す。
そういえば、君は月夜の光の下を散歩するのか好きだったな。一緒に歩いたりしたっけ。

そういえば君が言ってたな。

「北極星って英語でポラリスなんだって。
「Starlight Polaris」日本語に直すと、星明かりの北極星。なんだか素敵な言葉じゃない?
北極星は一年中光り続けてくれている。
私たちが迷っていると行くべき方へ導いてくれる星明かり。その北極星を目印に私たちは進み続けることができる。
私は君を導く一番星になりたいな。」

君を、思い出したら涙が溢れてきたな。
君にまた、会いたいな。また一緒に散歩したいな。
ごめんなさい。僕のせいで、君を死なせてきまった。




注意‼️
Starlight Polaris様のオリジナル楽曲、「First Star」の一部歌詞、Relu様のオリジナル楽曲、「変光星を使わせていただきました。
またStarlight Polarisさんの目標、モットーを参考にさせて、頂きました。

気になった方はぜひ「Starlight Polaris」(スターライトポラリス)と調べてみてください。

3/7/2024, 3:09:28 PM

夜中、車であなたの元へ一人、走った。
僕は、ずっと、あなたのことばかり考えてた。

フロントガラスの端に、月が浮かんで、
僕と一緒に、ずっと付いてきた。

星はあまり目立たずに、月がぽっかり

あなたに、ただ、会いたくて。
月夜に、二人、やっと会えても、
望まない朝がやってきて、それぞれ、
僕らは、別れた。

3/7/2024, 3:04:55 PM

月は、そこだけじゃなくて、周りも照らしてくれる。
雪が降れば反射して明るいし、月が出れば、星も輝いてくれる。海を照らせば、風でなびく水面も見える。
私の事も、全て照らしてくれる。
ダメなところも、いい所も、だから、あなたの、大切な人のいい所もダメなとこも見ることが出来る。
完璧な人なんて、1人も居ない。
ダメなんかじゃなくて、それもあなたのいい所なのかも知れない。私には出来ないことも、あなたは出来て、その分、あなたのできない所を私が補えばいい。
一人で生きていかないで、みんなで生きていけたら、もっといい。

3/7/2024, 3:04:42 PM

月夜の星はお留守番だ。

 主役は月に譲って、自分が一番輝ける機会を窺っている。

 いつ輝けるともわからないまま幾星霜。

 月夜の空には一等星の卵たちが隠れている。
  
                遠い君へ

3/7/2024, 3:04:10 PM

君と一緒に手を繋いで月の下に行きたい
アイス食べながら一緒に帰ろうね
いつもの他愛ない日を一緒に過ごそう

3/7/2024, 3:02:53 PM

月夜

今晩、雨。
すっきりとした星空・月を見たい。

今は3月。寒いよね。

3/7/2024, 2:54:16 PM

月だけが煌々と輝く静かな夜
可愛い君をシーツの海で捕らえて独り占めしようとしたがそれは叶わなかった。
今日の君は美しく恐ろしいセイレーンで
海に沈められたのは俺の方だったのだ。
君の声に魅了された哀れな男はもう逆らえない。
しかしまあ指の一本まで食い尽くされて君の血肉になれるならそれもまた良い人生だ。
月のベールを纏ったセイレーンは鳥の羽のように軽いキスをして甘い毒を囁いた。

夜の海にふたり沈んで夢を見続ける。
朝になればこの毒は溶けて消えてしまうから。



月夜

3/7/2024, 2:51:26 PM

月夜に そっと

ひとり

何も映さない 空に

あなたを 想うの

この想いが ただひとり 

他のだれでもない

あなたに 届きますように

胸を痛いほど締めつける この想いが

だれに知られなくても

ただ あなたへ 

繋がりますようにと


----- 月夜

3/7/2024, 2:50:10 PM

眠る前にカーテンを開けて窓の外を覗いた。外はマンションの灯りでキラキラと輝いていた。少し見上げて今夜の月を探した。遠くの方で弧を描くものがボヤッと見えた。

「今夜は三日月だ。これから大きくなるのかな?」
「あの形は新月に近づいているから、もうすぐ見えなくなるよ」
「え!そしたら、見えなくなったお月様はどこに行くの?」
「さて、どこへ行くんだろうね。お月様に聞いてみる?」
「聞いても答えてくれないよ!」
「ふふ、そうだね。もし気になるなら、明日はお月様の事を調べる。どうかな?」
「そうね。明日はお月様の事を調べてみるわ。よーし、決まり!」
「明日に楽しみを持って、今日はもう寝ようか」
「うん。明日も、元気に起きられるといいな」
「大丈夫。目を閉じた後、鼻から吸って口から吐いて。繰り返し呼吸をして、ゆっくり休んでね」
「ありがとう。おやすみ」
「おやすみ。明日も君の心臓が今日と同じように動くいている事を願って」


就寝前の病棟で君と見た月ーーーーー

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