時計の針』の作文集

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時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/6/2024, 5:16:48 PM

12時を指す時計を見てから涙が止まらない
いつかは離れてしまうんじゃないかと、
貴方からの愛が尽きてしまうんじゃないかと、
1秒前まで、純粋に貴方のことを愛してたのに
確証のない不安が、部屋にただ1人の私を
突然襲った

「ガラスの靴で時を繋ぐような
 清らかで美しいお姫様にはなりたくない」

夜の寒さで冷えきった足には
もっと別の、ヒールの高い靴が
より似合うことを知ってる
日付が変わった瞬間の、今の彼女は
ふんわりとした儚げのドレスは
どうやら気分じゃないみたい

「時計の針が上を指した時に、魔法が解ける?」

悲しさが溢れるのは、
ボロボロの身なりになった一瞬だけ
それが終われば、また貴方を愛することは出来る

「それは魔法が解けたんじゃなくて、
 ベロベロに酔ってた恋から少し醒めただけ」

温かい愛も良いけれど、心酔した恋も悪くない
一抹の不安なんて、全て吐き出して強くなってく

「女の魔法に期限はないの。誰かを愛する時は
 ちょっとした不思議な力と、心にほんの少しの
 アルコールを垂らすだけで楽しくも切なくも
 なるのよ」

時には盲目になるくらい浴びるのも
素敵なものだけどねと
そんなことを語った彼女は、
確かに「灰かぶり」という名前は付けられない
酔いから醒めた私は、また心から貴方を愛する
そんな私が
今この瞬間、1番輝いてる


時計の針

2/6/2024, 5:15:41 PM

何もないまま進んでいく。
僕には何もないままみんな同じ方向に歩いていく。
「はい」と言ってせんせいについていく。

同じ方向を向いて、同じ方向に歩かないと
軽蔑した目で見られる。見下される。
周りに軽蔑されないように、嫌われないように
同じ方向にただただ真っ直ぐ歩いていく。

時間が止まってくれないみたいに、
一度歩き出したらみんな止まってくれない。
待っていてくれない。先に進んでしまう。
一人ぼっちで取り残された僕は
軽蔑され、嫌われる。下に落とされる。

「待っていてくれなかったくせに、」
なんて言えば
「早く歩けば良かったじゃん」
なんて“正論”をぶつけられてしまうから。

それなら最初から同じスタート地点に立たせないでよ。

『時計の針』

2/6/2024, 5:09:51 PM

『時計の針』

秒針の音が真っ白な部屋に響き渡る。

その部屋はまるで

余命宣告されたときの私の頭の中のよう。

殺風景なこの部屋に置かれた一輪の花。

まだあなたと一緒に笑いたい。

もっとたくさん思い出を作りたい。

お願い神様、

この時計の針をどうか止めて__。

2/6/2024, 4:51:49 PM

急に 黙り込んで どうしたの?
目も合わせない
返事も返してくれない

怒ってるの?
私 何か したかな??
わからないよ……
どうしたの??って
聞いて欲しいの?
察してほしいの?
かまってほしいの?

あのね…
君の機嫌なんて 誰も知らんのよ
自分の機嫌は 自分で取ろうよ

不機嫌に過ごそうと
機嫌よく過ごそうと
時計の針は
同じ時を刻んでるよ…

ねぇ… 
楽しい一日にしようよ…



           #時計の針

2/6/2024, 4:51:32 PM

「お久しぶりですね」
その声に振り向けば老婆が一人立っていた。
顔も手も皺くちゃで、だけど背筋はしゃんとしていて、どこかに懐かしい面影のある老婆だった。
「はて、どこかで会いましたかね?」
首を傾げれば、老婆は小さな目をほんの少し伏せるが、すぐに前を向いてにこりと愛想良く笑った。
「あら、私の勘違いだったかしら」
ごめんなさいね、と笑う老婆に私はいえいえそんな、と両手を前で振る。もしかしたらどこかで彼女と会ったことがあるのかもしれない。最近、私はどうも忘れっぽいからその可能性が高いから。
それを伝えれば、老婆はあら、そうなんですか、と言葉に心配を滲ませながら返してくれた。
「失礼ですが、私は貴方と会ったことがありますか?」
「ええ、ありますよ。何度も隣を通っているのよ貴方。でも貴方はとっても足が速いから、声をかける前にいなくなっちゃって」
「あはは、申し訳ない」
居心地が悪くなり、気を逸らすために頭を掻く。老婆はそんな私を気にすることなく話を続けた。
「挨拶したり、一言二言会話したこともあるけれど、貴方はすぐいなくなっちゃいましたからね。私も忘れるのも無理ないわ」
「それでも、忘れてしまったのは申し訳ない」
「あら、じゃあひとつだけお詫びをしてくださる?」
悪戯っ子のように老婆は笑って提案してきた。
「どういったことでしょう?私にできるなら」
「そうね」
老婆が近づく。ゆっくり。ゆっくり。
私は動かずじっと老婆を待った。
そして、老婆は私の目の前まで来て言ってきた。
「私を抱きしめてくださる?きっと最期だから」
最期の言葉が少しだけ引っ掛かるが、老婆の言葉に私は頷いて目の前の彼女を抱きしめた。
ほんの少しふくよかで随分と背の低い老婆は、抱きしめるととても柔らかくて温かい。
ああ、なぜだろう。
眠くなってきた。
うつらうつらする私を老婆がぎゅっと抱きしめ返す。
「お疲れ様です、あなた。一緒に休みましょう」
老婆の優しい言葉に応えて、私はゆっくり目を閉じた。

最後に、どこかで古惚けた大きな音が聞こえた気がした。
ボーン。ボーン。ボーン。ボーン。。。

2/6/2024, 4:47:42 PM

#時計の針

すべても進めても、毎日が誕生日ならいいかもね🌸
ハッピーバースデー☕️🫶🫶

2/6/2024, 4:43:00 PM

「時計の針」

夫と過ごす毎日の時間。
仕事の日はいつもひとりだ。

専業主婦をやっている私。
「夜勤昼勤」と交代制の仕事をやっている夫。
気づいた時には夕方で何もしてない。

時計の針はどんどん進んでやがて次の日になる。
そしてまた今日も時間は進む。

2/6/2024, 4:27:08 PM

私はあなたに追い付くことはないでしょう。

一定の距離を保ったまま

私があなたに追い付いても
あなたはもっと遠くにいるのです。

もどかしく、切ない

「時計の針」のように
重なりあうこともないのです。

あと少しで私は
あなたと出会ったときの
あなたと同じ時を刻みます。

その時はもしかしたら、
「時計の針」のように重なりあっている
気持ちになれるでしょうか。


「時計の針」

2/6/2024, 4:26:38 PM

「時計の針」

いつでもどこでも、
動き続ける時計の針。

まわりまわって、
元の位置に戻ったら、
いつかまた会いましょう。

2/6/2024, 4:21:49 PM

白くなり始めた空が薄暗い部屋を照らす。
しまった。起きてしまったのか。
人々の生活の営みも感じられないほど静かな時間の中
やかましいのはあんただけだ。
隣にあるぬくもりに逃げ込んだ。
優しい音。生きている証。
もう少し眠らせてくれ。



時計の針

2/6/2024, 4:14:01 PM

久しぶりの
アナログ目覚まし時計
寝ぼけまなこで見ても
針の姿で時間がわかる
ほっとする やさしい
なんだかあんしんする

2/6/2024, 3:55:52 PM

『時計の針』

人生とは思い出と経験を刻む事。
時計の針と似てるだろ。

2/6/2024, 3:52:50 PM

カッチ
カッチ
カッチ
カッチ
カッチ
カッチ




部屋に
時計の音が
響く。


時刻は
多分
深夜だ。



秒針の
規則正しい音に

気づいてしまったが
最後―――



もう
それしか
聞こえなくて

眠れない!

欠伸は出る。
体も重い。

疲れている
はずなのに!



この音に
もう
飽き飽きしてしまった。

そうだ、
スマホで
眠れる音楽でも
かけてみよう。

この音から
解放されたら

きっと

寝れる
はず!


#時計の針

―――
お陰様で♡3000頂きました。
いつも読んでくださり
ありがとうございます。

2/6/2024, 3:50:24 PM

∮時計の針

どこにでも溢れているような夜。

その日は何となく気怠くて、思考がまとまらなくて。

だからだろうか

何時もは気にもしない時計の音が頭の中で響いていた

チクタク、チクタク、チクタク、TiCTAC‥‥

「五月蝿い」

思わず時計を手に取り秒針を引き抜いた

一定のリズムを刻んでいたはずのそれは、私の手にすんなりと収まっている

辺りに静けさが戻っていた。

唐突に私は怖くなった

どうしようもなくなって、手を時計に伸ばす

そして、また秒針がチクタク、チクタクと音を奏でるようになった

嗚呼、今になって気付く

私は、無音が、嫌でも記憶を思い出させる静けさが苦手なんだと。

それ以来、その時計は今でも私の部屋で時を刻んでいる

2/6/2024, 3:46:34 PM

幕 間 そして、少女はこの世を去った
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 時計の針が、予定の時刻を差す。

 すると、先程まで騒がしかった屋敷の外が、鳴りを潜めた。それは、ここにいる全員が『本物』と決別し、そして『虚構』を受け入れたということ。


『お願いします! どうか会わせてください!』


 たった、一人を除いて。



 手にしていた懐中時計の蓋を、殊更ゆっくり、時間をかけて閉める。
 言葉になど、到底言い表せられない思いを、その中に閉じ込めるように。


『お願いします! 一目会えるだけで……声が聞けるだけでも構わないので!』

『……案内して差し上げなさい』

『……しかし、それは……』

『彼もまた、我々と同じく“現状”を受け入れるべきでしょうから』

『承知致しました』


 ありがとうございますと、少年は額を地面に擦り付けるようにして感謝を述べた。


『……どうかお顔をお上げください。そのように感謝していただくようなことでは御座いません』


 何故なら、嬉しそうに泣き笑う少年は、この後すぐ小さな墓石の前で、凄惨に泣き崩れることになるのだから。



 見送った後、懐中時計を懐へと収めた。
 ……ちいさな少女の笑顔と共に。






#時計の針/和風ファンタジー/気まぐれ更新

2/6/2024, 3:46:01 PM

どのような童話にも「時計」が登場する。
不思議の国のアリスは、うさぎが時計を見ては慌てて自分の国へ帰っていくのを追いかけた。

灰かぶり姫、つまりシンデレラは、夜中の0時にガラスの靴を置いて現実へと戻った。

オオカミと7匹の子ヤギは、そのうちの1匹が大きな時計へと隠れた。

野獣と美女では、王子様の執事が魔法をかけられて、置き時計と変わり果てた。彼はゴクスワースと言う。

また、童謡でも「大きな古時計」がある。

このように、童話では古くから「時計」が何らかの役割を果たして、重要なシーンで密かに活躍しているのだ。時計の針もチクタクチクタク…

時間そのものは永遠に変わらないけれど、私達の命ある限りは、時間は実はリミットがある。
残された時間を有益に使うために、常に考え続けなければいけない。

2/6/2024, 3:34:53 PM

時計の針は止まることなく進み、毎秒過去の時間とは異なる新鮮な時間が流れているが、私の送っている生活は毎日変わらぬ単調な生活だ。私は青春という人生において最も刺激に満ちた時間を生きている筈であるが、今の私の青春には全く刺激がない。私にあるのは、激しい情動に満ちた青春ではなく、沈み込んだまま停滞している青春だ。これも一種の青春の形ではあると思うが、同輩の者たちの鮮やかな青春を見ると、劣等感を募らせる。
 時計の針が止まることなく進んでゆく中で、沈み込んだままの生活を余儀なくされている。時計の針が進むごとに、後悔と焦りの総量が増えていく。

2/6/2024, 3:31:48 PM

時計の針は止まらない

僕らは長い人生の中で壁にぶつかることがある。
辛いこともある。立ち止まってしまうこともある。

だが、それを乗り越えた先に成長がある。
新しい景色が待っている。
諦めずに乗り越えよう。止まらずに進もう。

時計の針のように。

2/6/2024, 3:30:30 PM

時計の針

チクタクと時を刻む時計の針。一見静かに見えても、耳をすませば案外音のするものだ。
それくらい静かなものならいいのだが、まあ音のうるさい針があるものだ。その音が部屋中に響くせいで、静かなほうがかえって集中できないという事態を引き起こす。
だからどうということもないが、秒針のひとつくらいは静かに慎ましく時を刻んでいただきたい。

2/6/2024, 3:30:24 PM

目が覚めると、髪の毛が短くなっていた。
昨日まで肩よりも長かった金色の髪が、後ろ髪がシーツに散らばることがないほど短く、代わりに前髪が目の上に掛かっている。
「……え、」
思わず漏れた声はいつもより心なしか高かった。
記憶を思い出してみる。タイムターナーのような、美しい時計のペンダントに触れた気がする。でも本で見た希少なタイムターナーの見た目よりも、もっと繊細で美しく、銀色に輝いていたような気がする。
そんな思考も、鏡の前に立った瞬間に吹き飛んだ。私は、…僕は今はもう懐かしい学生寮の中に立っていた。そしてその中に白い細い幽霊のように浮かぶ僕は、今よりも幼い顔立ちをしていて、瞳がグレーに輝いていた。
学生時代の僕だ。思わず左腕の袖を捲り上げて見る。一生消えることのない闇の印がある筈の、その左腕には、真っ白な肌があるだけで、そこには何も無かった。
僕は呆気にとられた。タイムスリップをしてしまったというのか。しかも、自分の存在ごとだ。そんな高度な魔法が一体どこにあり、誰にできるのだろう。僕の脳裏に、あの優しい瞳をした、綺麗な白い髭を生やした、偉大な魔法使いの姿を思い出す。
そうか、あの人は今、ここにいるのだ。あの人は今、この時代で、生きているのだ。僕が15歳なのだから。僕の腕に闇の印がないのだから。
「ハハハ、」と乾いた笑いをする。こんな静かな笑みでさえ、どこか輝いている。
僕はどうせ、またあの人に頼るしかないのだ。
あの人なら僕を元の時代に返してくれるのだろう。
あぁ、どの顔をして助けてくれなんて言えばいいんだろう。
項垂れて、どれくらい経ったんだろう。
朝を告げるチャイムが鳴った。
今は、この時代の僕を過ごしてみるか、と思った。軽はずみな考えかも知れないが。
教科書をまとめて、部屋を出る。
クラッブとゴイルが僕の後を寝ぼけ眼でのろのろ付いてくる。僕の真後ろで、火に呑まれて死んだクラッブが生きている。胸が苦しいと思った。ゴイルともいつ会ったぶりなのだろう。でも澄まし顔で威張った傲慢なふうを装って歩く。僕はこの時こうだったはずだ。すれ違う学生たちのひとりひとりが懐かしい。もう僕が一生声をかけられない者ばかりだ。ホグワーツの戦いで、死んでしまった奴らにも多くすれ違う。その度に、罪悪感で心がキリキリと痛む。
彼らは今この瞬間はまだ生きている、この瞬間はまだ僕の友人で、学友で、ライバルで、でも敵というそんな大それたものとなっている者は誰もいない。学生も、先生も、そして建物も、あの頃のままだ。何も失われていない、失われることなど誰も夢にも見ていない、今はもう、記憶の中でしか存在しない景色だ。
風が吹いて、僕の髪を揺らす。そしてそっと、僕は振り返った。
時が止まったように感じた。
赤毛と、もじゃもじゃの髪の真ん中に、黒いあちこちに跳ねた髪が見えた。おでこに稲妻の傷跡がある。赤毛が僕の方に気がつき、次いで彼が僕に気がついて、げえ、といやな顔をする。横のグレンジャーが、無視よ無視、と彼に言っている。
彼は僕と最後に会った時よりもずっと幼く、そして僕の記憶に鮮明に残っているそのままの姿で、そこにいる。
息子も、妻も、英雄という肩書きも、何も背負っていない、僕と穏やかに話したりしない、ただの、ーただの僕のライバルでしかない、ムカつく奴でしかない、ハリーポッターが、いた。
僕の目から、ぽろぽろと、涙が溢れる。溢れて、溢れて止まらなくなる。
緑色の目が、見開かれる。
「ハリー、」
自然と、口から零れていた。
「久しぶり、ハリー。君に、君に言いたいことがあるんだ」
涙のように、口から言葉が溢れた。
緑色の目が、驚きに染まった。
「僕と、友達になってくれないか」
ぽろぽろ涙を流しながら、優しく微笑んで、苦しそうに、そんな世迷いごとを、僕は言った。
涙が、流れて止まらなかった。

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