『時を告げる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君との別れの時を告げる鐘がなる。
君と2度目のお別れだ。
さようなら。
今度会う時は天国でね。
チャイム
卒業式
校庭で写真を撮り最後の高校生活が終わる。泣き、笑い、楽しみが今日幕を閉じる。喜び、怒り、悲しみ、そして、友情、愛情、人間関係、学び、を皆で持ちこの場所から旅立つ合図のチャイムが時を告げる。
『時を告げる』
何故こんな事になってしまったんだろう。
俺は何の力もないただの高校生だ。
普通に平凡な日常生活を送り、友達と普通に笑い合い、彼女欲しいなぁなんて夢見るだけの何処にでもいるありふれた人間。
なのに、こんな事誰が予想出来ただろうか。
かの有名なノストラダムスだって予言出来なかっただろう。
世界の命運が16歳の少年に委ねられるなんて。
「さぁ、選ばれし少年よ。どちらかのカードを引たまえ」
目の前の男は神様らしい。しかも人間に絶望した神様。だから神様はこの世界を滅ぼして人間を消し去り、新しく作り替えたいらしい。
端正な顔をして恐ろしいことを説明してくるから冷や汗が止まらなかったよ。
けれど、理不尽に滅ぼすのは人間も納得しないだろうと人間から代表を選び、滅びか生存のカードを選ばせる事になったようなんだけど……。
世界の命運がギャンブル状態って何。
それが神様の慈悲っておかしくないか?
タイムリミットが刻々と迫ってくる。
選ばない選択は生存のチャンスを必要としないとみなされ、滅びになってしまう。
俺は絶対にどちらかのカードを選ばなければならない。
生存か滅びかわからないまま。
緊張と恐怖で手が汗でべとべとだ。
自分の心臓の音がやけに煩く聞こえてくる。
チッ、チッ、チッ、チッ……
ボーン
時を告げる鐘が鳴り響いた。
もう待ってはもらえない。
俺は意を決して勢いよくカードを引いた。
恐る恐る表を向けた俺は目を大きく見開く。
最後に見たのは神様のほくそ笑む顔だった。
どうやら、今日はもうお疲れのようですね。
どうか、ゆっくりお休みください。
明日の朝は時を告げる時計など鳴らさず、静かに、好きなだけ、たっぷり眠ってくださいね。
おやすみなさい、愛しいひと。
ー時を告げるー
時間は目に見えない。
目に見えない大切なものは
きちんと言葉で伝えることが大事。
たった今、ラジオが9月7日のはじまりを告げた。
時間だ。
言葉と同時に施錠は解かれ
重い扉を看守が開く
二度と此処へは戻るなよ。
鈍く釘を刺す幻聴を煩わしく思い
反応もせずに外へと歩き出した
色を忘れた廊下を抜けて
外気を感じられる扉の前に立つ
遮る物も無いままに色も知らぬ眼窩へ
責め立てる様な光彩が一斉に飛び掛ってくる
母胎に宿った頃から既に悪魔の子として
牢屋と質素な食事が与えられると定められていた
しかし、時代にそぐわぬと誰かが囀ると
滑稽にもお偉い様の掌は一様に返され
永遠の囚人であるべき悪魔の子は
感動的にも枠の無い景色との対面を果たした
色を知らぬメアリーに問う
物理主義者共に心を示せ
主体的真理に歩を進めよ
外界に戸惑う事など許可されない
残酷な程に、時は待ってくれないのだから。
ー 時を告げる ー
日付が変わる。
もうあと数分もすれば、明日がやってくるはずだった。
時計の針がゆっくりと着実に歩みを進めていた。
『時を告げるのではなく、時計を作る!』
分かるようで分からない、意識だけが高そうなスローガンが、壁にセロハンテープでベタベタに貼り付けられている。
あんな言葉が流行ったのも、もうずいぶん昔の話だ。
時が決壊する前の、だいぶ昔の話。
世界中の全てのもの、全ての概念に、小川のように例外なく絶えず流れていた時間は、ある日急に、その流れを澱ませた。
そして、ある日を境に、時間はしっちゃかめっちゃか。
あちらでは逆流し、こちらでは溢れ出し、向こうでは干上がり。
もはや公平で正しい時間などなく、何もかも、自分勝手に時間を刻み始めた。
歳を取る早さも、種ごとの寿命も、昔開発された時計さえ、使いものにならなくなった。
…ただ、たった一人。
たった一つの時計。たった一頭の象。たった一匹のネズミの時間だけは、かつて平等に流れていた時間の、こんこんとした水の流れを、忠実に刻んでいた。
それに気づいたのが、僕の父の父の父の父。
以来、僕たちの一族は、この狂いきった世界で、たった一つの正確な時を、告げ続けている。
誰に告げるでもなく。
ただ一人きりで。
もうすぐ、日付が変わる。
あの特殊な永遠を授ける部屋の中で、正しい時間を永遠に刻み続ける象も時計もネズミも、皆例外なく、一日という時間を迎える。
僕はそれを告げる。
時を告げる。
だが、時々思うことがある。
永遠の時を与えられた、彼らの時間は、本当に自然で平等で正しい、かつての時間なのだろうか、と。
劣化も死も終わりもない彼らの時間は、あのかつて、寿命という制限を設けながら流れていた、あの時間とはまた別物になっているんじゃないか、と。
だが、それを分かってくれる仲間はいない。
僕もまた、その永遠の時間を甘受し観測することだけが役目の、孤独な一人の人間でしかないのだから。
時計の針がカチリ、と動く。
ハツカネズミが鼻を鳴らす。
象があくびをする。
日付が変わった。
僕は時を告げる。
誰にとでも構わず、0時を告げる。
時はこちらのことなど構いもせずに、のんびりと一秒、流れていった。
✦時を告げる✦
それは去年の夏のこと。
その日はとても眩しい日差しに快晴。
病室から見る外の奥には広く輝く海が見える。
そんな平和な日々だったがそれは突然訪れる。
医師に検査結果を貰った。
治るのが難しい病だ
それも酷く悪化した状態で見つかっており。
薬も全く効いてないとのことだった。
そのため余命一年と告げられた。
それから一年後僕はまだまだ元気だよ。
外はとても眩しい日差しに快晴。
外の奥には広く輝く海が見える。
一人病室で寝る僕に時を告げる音が鳴る。
ピッピッピッピッ ピ────。
???
楽しいんだ。この時間が1番。
疲労困憊、横になって、寝る前の数十分。
何をしてもいいとさえ思える、
唯一の自由な時間。
今日は何をしようか。
漫画を読む?ゲーム?
そうだ、動画の続きでも観ようか。
ああ...自由だ、この時間が、何よりも。
ずっとこの時間が続けば
けたたましいアラームの音
あーあ、終わってしまった。
また今日が始まるのか。
カレンダーをめくる
季節が変わる
年が明ける
時間は過ぎているんだよ。
立ち止まったままの私たちに
次々と”時を告げ”てくる
お願いだから
もう少し ゆっくりと
【時を告げる】*91*
アラーム音
前は好きな曲にしてたんだけど
あれ、朝起こされるから嫌いになっちゃうんだよね
で、今は邪魔にならない落ち着いた音に笑
邪魔にならないとそのまま気持ちよく寝続けちゃうっていうリスクもあるんだけど
私はあまり時間をきっちり決めて動くタイプじゃないんだけど
自然とそろそろここ行く準備するかな、お腹空いてきたからご飯作るかな、まだもったいないけど寝ないとなぁ〜
とかね
告げられずとも感覚で感じて動いてる
時間ズレてもやりたいこと浮かんだらどーにか入れ込んじゃうとこあるし
予定変更しても最終的に楽しければOK!
#時を告げる
君は、サラサラな髪をナビかせて走っている。
自慢なんだと、私に見せてくれた黒髪。
マジックのようにいつも違う髪型。
あとから聞いた、ヘアメイクは技術と時間を思いのほか使うようだ。
それでも、君はたまにしか会えないのだからと可愛くしていた。
私の方は意気地無し。
会うことさえ怖い。
だからせめて、手紙を置いていこう。
不審がられても、読まれなくてもいい。
あの子に渡したい。
「そろそろお時間です」
呼ばれてしまったようね。
あなたが呼ばれるのはまだ先にしておいてね。
「雲の上のおばあちゃんから」
「初めての里帰り」
物心つく前から耳にしていた音というものは、意識していないうちに染み付いていて、まるで空気みたいに溶け込んでいる。
そして、その土地から離れたとき、初めてその音が無いということに違和感を覚えるのだ。
ゆっくりと、噛み締めるように坂を登る。
今年の春、この町を出て都会でひとり暮らしを始めたから、初めての『帰省』というやつだ。
荷物が多いのにバスを使わなかったのは、無性に歩きたかったから。
じりじりと太陽が剥き出しの腕を焼いていく音がするようだ。
都会よりも太陽が近いのだと実感する。
ぼーん
ぼーん
ぼーん
毎正時に鳴る寺の鐘。
始めの三回は捨て鐘だ。
そのあと時刻の回数鳴らす。
ぼーん
ぼーん
ぼーん
ぼーん
すれ違う観光客や、駅へ向かうバスを待つ人の間を縫って、坂を登る。
離れて、やっと気づいたことがあるんだ。
当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなかったと気づいたのは、この町で聞こえる音だけではない。
ずっと、ずっと隣にいるのが当たり前だったから気づかなかったなんて。
「おかえり」と微笑む、実家の隣に住む君に、どうやって切り出そうか。
────時を告げる
時を告げる
愛の鐘、小さなときから時を教えてくれた。
ありがとう。
朝日が昇る前に。アラームよりも先に。ましてや鶏すら起きる前に。夢見心地の飼い主を起こすのは濁音のついた鳴き声をあげる飼い猫のちー子だった。おはよう、ちー子と声を掛けると喉をゴロゴロと鳴らし、顔に頬ずりする。湿り気のある鼻が私の顔を嗅ぎながら必死にご飯を要求する。終いには鼻をご飯だ!なんて舐めてくるものだから、堪らず起き上がってちー子を見つめた。お互い見つめ合いながら一歩も動かない。ちー子のあの時の威勢はどこへ行ったのか。空の皿の前に立ってこちらを覗う。ちー子はその状態で短くか細く鳴いた。まるで幼い子供の地団駄に似ていたものだから私はつい笑ってしまった。
(時を告げる。)🦜
あのね。
みなしゃん・・は
朝の時を
告げる、鶏は
・ニワトリ、しゃん、
だと
思って、いるよね。🦜
(でもね。)
「雀、はね、
日の出の
15分前には
目覚めて居るから、
ニワトリ、しゃん
より早起きして
いるんだよ。」🦜
✣でも、体が
小さいから
あんな、大きな
鳴き声は
出せ無い。🦜
【拡声器が、有れば
みんな、早起きに
なるんだけどね。】
『告げる』
告げる…言葉などで伝え知らせる。聞かせる。
きっぱりと正面きって言う場合に使われる
僕は、国語辞典で『告げる』の『つ』の行を
右の人差し指で、なぞっていた。
何故、僕がこんな作業をしているのか?
それは……。
______________________
「伝える」
伝える…気持ちを相手にわかってもらいたい時に使う
私は、国語辞典で「伝える」の「つ」の行を
左の人差し指で、なぞっていた。
何故、私がこんな作業をしているのか?
それはね……。
_______________________
『クラスの中で1番、笑顔が素敵で
クラスの中の誰よりも優しい。そんな君へ』
「クラスの中で1番、はにかんだ顔が可愛くて
クラスの中の誰よりも頼りになる。そんな貴方へ」
『「 この想いを Love Letter にするため。」』
時を告げる……時が来たら、この想いを
あなたへ告げる。
そこのあなたにも、そんな日が訪れますように…。
時を告げるスマホを睨む。
この時間に設定したのは私だけど。
憂鬱な気分のままベッドから起き上がる。
「とりあえず顔洗おう。」「今日の服どうしよう…」
「あと何分ある??」「やばい、あと10分だ!」
時に急かされる朝は大っ嫌いだ!
#時を告げる
ボーン、ボーン、ボーン、と柱時計から音がした。
時計を確認した。午後3時。分かっていても、音がするとつい顔を上げてしまう。
ついでにコーヒーを一口飲んだ。ちょうどいい温度になっている。もう一口。ここのコーヒーはなんでこんなに美味しいんだろう。すでに2杯目だけれど、やはり飽きない。この喫茶店では毎回同じブレンドコーヒーを、ミルクも砂糖も入れないまま2、3杯飲む。ブラックコーヒーの良さは味変可能なところにもあると思っているのだけれど、なぜかここのコーヒーは味を変えようと思うことがない。
少し味わって、また視線を下に戻し、本の続きを読む。
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、と柱時計から音がした。
午後4時。
本を閉じて、少し落ちつく。あと数口分残っているコーヒーと向き合い、この時間が終わるのを惜しむようにゆっくり飲んだ。
ごちそうさまでした。店主に声をかけ店を出る。途端に現実世界に戻ってきたような感覚になる。さて、今日の夜は何を作ろうかな。
#時を告げる
《時を告げる》
”カーン、ゴーン、…”
お昼ちょうどを知らせる、帝都の鐘の音。
いつもならこれと同時に本部のチャイムも同じリズムで鳴るはずなのだけれど。
”カーン、ゴーン”
”…リーン、コーン、リーン、コーン、リーン、コーン、リーン、コーン”
10秒か20秒か、ズレています。
「これは…」
「故障ですかね?」
私は彼と顔を見合わせて言った。
このズレが気になるのか、彼も微妙な表情をしている。
ここ帝国は、よそに比べて機械が発達してる。
特に帝都では、朝昼晩の時刻を知らせる鐘の音も機械によって鳴らされているほど。
毎日専門の職人さんがメンテナンスしているからか、今までズレを見せたことがないらしくて、私は本当に感心していた。
そして、その帝都にある軍の本部は無論、全ての技術が集まる所。
当然時計やチャイムを含めた全ての機械が、世界レベルで見ても最先端の物ばかり。
なんだけど。
時計とチャイムのメンテナンスを担当する部署で事情を聞いてきた彼が話すには、
「両方を扱える技術者が今、高熱で動けないのだそうです。」
動力の中でも精密な部分の調子が悪くなってしまったらしく、そこを修理できる技術者は数が少なく。
更に機密だらけの場所に立ち入れるとなると更に限られてしまうそうで、しばらくはこのままの状態が続くみたい。
「高熱は大変ですね。早く治まるといいのですけど。」
部屋を出て、移動しながら彼と話す。
無理すると後に響くから、しっかり治して復帰してほしいな。
彼はふわりと笑ってそうですね、と答えてくれた。
そして時間は過ぎて、終業1時間余り前に。
外は、ぼちぼち日が傾いて赤や橙が差してきている。
「しかしあまり差し支えないとは言え、チャイムに関しては何か対策は立てないといけないですね。」
少し困った顔で、机から顔を上げた彼が呟いた。
「確かにいつもきっちり同時に鳴るものがズレてると、何かモヤッとしますよね。」
こう、財布の中のお札が1枚だけはみ出てるとか、本棚の本が1冊だけ飛び出てるみたいな。
そう思って彼に返事をすると、
「いや、そうではなく。…まあ今日に限ってというのもそうないか…。」
なんて、少し歯切れのよくない答えが。
どうしたんだろ。少し様子がいつもと違うな。
そうこうしているうちに、間もなく終業1時間前のチャイムの時間。
ここでは仕事の区切りが悪くならないようにするために、あらかじめ1時間前にチャイムを鳴らす事で、終業後に残業や持ち出しが発生しないようにしているのだそう。
余った時間は明日の確認や、軽い会議に使うみたい。
すると、執務室のドアが頓にドンドンドンと鳴り出した。
ノック…もはやアタックでしょ、これ。
「嫌な予感がしますね…。」
そう言って表情を固めた彼が、ドアの音の主に入室を促した。
その瞬間、物凄い勢いで初老の男性が駆け込んできた。
そして、ここで終業1時間前を告げるチャイムの音。
”…リーン、コーン、リーン、コーン、リーン、コーン、リーン、コーン”
駆け込んだ初老の男性は身体を前傾させ、息をぜえぜえ切らしながら嬉しそうに書類の束を彼に差し出した。
「よかった間に合った! この書面のチェックとサインを明日の朝まで頼みたいのだが!」
カキーン。
執務室の空気が凍り付く音がした。
彼は机の上で手を組み、にこやかに初老の男性に向き合った。
でもね。目が笑ってないんですよ。
静か〜に怒っていらっしゃる。怖っ!
「何ひとつ間に合っていません。貴方も上に立つ者として、時間は正確にお願いしますよ。」
正論! 確かに!
それでも初老の男性は机に駆け寄り、しぶとく食い付いてきた。
「いや、チャイムが鳴るまでには間に合ったじゃないか! 君も見ていただろう!」
そして、何故か私に同意を求めてきた。
いやいやいやいや。
私は、必死に頭を横にぶんぶん振りまくった。
彼が怖いのもまああるけど、間に合ってませんよ。だって…。
「あのチャイムは故障していて遅れていたんですよ。だから間に合っていないんです。」
上が終業時刻を守らないと下が休めない。
彼はこの地位に就いてから、それを徹底してきてるそう。
だから一緒に行動する私も、遅くまで執務室にいる事は全然なかった。
「貴方の相手は私でしょう。そして、貴方以前にも同じ手口で駆け込んで来ましたね。注意させていただいたはずなのですが。」
その方針もあって彼は書類の受け取りを拒否しているのだけれど、初老の男性は頑として譲らずワーワーと喚き立てている。
「こういう駆け込みがあるから、時間は正確で明確にしておきたいのですよ…。」
彼はげんなりした様子で、これは残業確定だと呟いた。
食堂は場所柄、まだ開いている。
後で何か、彼に頭がスッキリする物でも差し入れようか。
彼の疲れが心身共に少しでも抜けますように。
私は、窓から覗くほんのり赤い空にこっそりと祈った。