『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空の下で、君と一緒に手を伸ばし
「あの星に手が届くかないように
夢を叶えるのは簡単ではないんだね」
と笑いあったあの日に戻ることが出来たら
どれだけ幸せか...
吐いた息が
白い。
駐車場で
あなたは
必ず
星空を見て
オリオン座を
探す。
今日は
晴れてて
冷えてて
星が
よく見える
ような
気がする。
きれいだねー。
あなたと見る
星空なら
どんな空でも
きっと
キレイに
見える。
#星空の下で
銀紙を貼った厚紙の月
信号が変わった瞬間に
ペダルを漕いでから
いつもの帰路で気付いた
なんでよ月まで私を馬鹿にしているの
どうせ夜空もベニア板なんでしょう
泣けてくる 泣けてくる
涙で周りが舞台の書き割りに見える
いっそ向こうの世界があるならば
ベニヤ板の向こうまで突き抜けたい
ブレーキをかけて自転車を降りた
月はまだ銀紙をまとって
こちらを見ている
『星空の下で』
時々、負のループから抜け出せないことがある。
同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで何の解決にもならない時。そんな日は決まってうつむいているので目線が下がり、益々気分が落ちていく。
夜中まで鬱々としていたあの日、深夜のコンビニへ行こうと庭に出ると夜空に満天の星が輝いていた。
「うわぁ‥」と思わず声が出た。ぼんやりしていた目が見開き、丸くなっていた背中が伸びる。上を向く、たったそれだけで何故か力が湧いてきた。
悩む今日も夜空を見上げて星々に力を貰う。
くよくよしても仕方がない。また明日も頑張ろう。
私は背中を伸ばして息を深く吸う。
帰り道、ふと空を仰いだとき、無意識にオリオン座の砂時計みたいなかたちを結んでしまう。北斗七星のひしゃく形も、さえざえとした冬の大三角も結んでしまう。そして、ああ、今日はプレアデス星団がくっきり見える。いい天気だな。と思ったところで、立ち止まって星を見ているのはわたしだけだということに気づく。我に返って、なにしてるんだろうわたし、と歩きだす。冬の星空はこわいくらいに冷たくて強く輝いている。
「星空の下で」
桜の花びらがひらひらと。彼女の髪にそっと落ちた。
優しい夜が僕と彼女の距離を縮めてくれた。
そして、無数の星空の下で王子はお姫様に永遠の愛を誓ったのでした。
めでたしめでたし。
「ほんとに?」
「え?」
「ほんとに、それでおわりなの?」
「そうよ。これで2人は平和に暮らすのよ」
「……ふぅん」
じゃあなんで、このオヒメサマはかなしいカオしてるんだろ。エホンのなかのふたりはみつめあってるけど、あきらかにふたりのヒョウジョウがちがっていた。オウジはカタヒザをついてオヒメサマにバラを1りんさしだしていた。カオはほほえんでいる。なのにオヒメサマは――
「……こまったカオしてる」
わたしのスイリはこうだ。
きっと、オヒメサマはこのオウジのことすきじゃないんだ。べつにすきなヒトがいるんだ。だけどこのオウジとケッコンしなくちゃいけない。おとながきめた、“セイリャクケッコン”ってやつ。
かわいそうに。ほんとにすきなヒトとむすばれたいのに、このオウジでガマンしなくちゃいけないなんて。
「ほら、もう寝なさい」
「はあい」
わたしのへやのマドからもホシのそらがみえる。こんなホシゾラのしたでプロポーズされたらすっごくロマンチックだ。なのに、それでもオヒメサマはよろこべなかったんだな。
「……おほしさまは、かなえてくれなかったのかな」
わたしは“ホシにねがいを”といううたをおもいだした。
かがやくホシにこころのユメをいのればいつかかなうでしょう。
いのればかなうって、うたはいってるのに。
オヒメサマのおいのりがたりなかったのかな。それとも、オウジの“ワルヂエ”のきもちのほうがつよくておほしさまはそっちをかなえてあげたのかな。
「むずかしいなあ」
わたしはそっとエホンをまくらのしたにしまった。
どっちかのねがいがかなうと、どっちかがかなわないなんて。セチガライよのなかよね。
『星空』
星空の下で生活をしたいと思っている
いつか新しい星座を自分で編み出してみたいと思っている
星空というのはロマンがあるものだとわたしは思う
もうダメだと思って、酒を煽った。
といっても、普段、酒を飲まない──ではなく、飲めない人間がどうにかして飲もうと考えた結果の、3対7くらいの割合で薄めた甘い果実酒だ。もちろん、3が酒で7がお湯である。
お湯で薄めたせいで、チビチビと飲むことになり、どうにもならないヤケクソな気持ちが、更にどうにもならなくなった。
あぁ、もどかしい。
私が酒飲みであったなら、この瓶に直接口をつけてラッパ飲みしてやるものを。
親から遺伝した体質が恨めしい。
もしかしたら、水で割ったほうが飲みやすいんだろうか。少なくともちびちびと飲まなくてすむ。
私は果実酒をお湯で割ってゆっくりと飲む丁寧な暮らしがしたいのではなく、できることならプハーッ!と酒臭い息を吐きながら、中身の減った瓶を台所のワークトップにダン!と置くような飲み方を望んでいるのだ。
なにせ、いま私は人生に行き詰まってて、ヤケクソな気持ちで、四面楚歌の八方塞がり。客観的に見ても詰んでいる。
もう少し若ければ、人生仕切り直しを考えたかもしれない。
でももう、元気に仕切り直せない程度に年をとり、生活の中で擦りきれた末に残った残りカスだという自覚があるのだ。
ここから仕切り直せる人間は、きっとたくさんいる。でも自分はそちら側ではない。
(あーーーー……、あーー……今度は水にしよ)
無意味な声を頭の中で弄びながら、マグカップに果実酒を半分、水半分を注ぐ。
一口飲んで、お湯で果実酒を割ったのは飲みなれてない人間の選択ミスだったと思った。こちらのほうが飲みやすい。
かっと頬が熱くなり、頭がぼんやりとする。
瓶をワークトップにダン!と置くような飲み方はできそうにないが、ヤケクソな気持ちに体が少し近づいてきたように思う。
いいぞ。
精神は異常なのに、体が通常では精神と体の状態のズレが気持ち悪い。酒の力で作り出した状態異常でバランスをとっていかなければ。
(家で飲むんじゃなかったかな)
桜の季節だ。公園の桜は満開で、風に揺られた枝がハラハラと桜吹雪を降らせている。
満開の桜の間から星空を眺めながら酒を飲んで、ベンチに転がったら最高だったんじゃないか。
願はくば花の下にて春──だし、星空の下でもある。
最高に思いを馳せつつ、根が真面目なので、酒を飲んだ状態で──おまけに酒の瓶をぶらさげて公園までふらふらと歩いていくのは気がとがめる。見回りをしている自警団のお年寄りに、心配をかけるのはよくない。
台所にしゃがみこんで、目を閉じて満開の桜のことを考える。
花が好きだった、もうこの世にいない優しい人のこと。マニュアルの小さな車にその人を乗せて、花を見に出かけていた人のこと。
お出かけならなんでも大喜びしていた、犬のこと。
もう、みんないない。みんないないから、故郷はなくなったと思っている。
いなくなった人たちのことと桜、それからすべてを上から見おろす星空を思う。
天国というくらいだから、あっち──上空──方面にあるのだろうか。
桜を通り過ぎた先にある星空を想像してみる。
あっちにいった人たちは、星空から桜をみているんだろうか。
頭の中がまとまらない。でも、桜と星空を見られる。
これ以上、奪われたり失くさないように、生きていこう。
まだ小学校にあがる前に
夜は空が黒いんじゃない、宇宙が見えてるんだ。
と兄から教わっていた。
だから、まわりの子が
夜は暗いだの怖いだの言ってるのを
不思議に思っていた。
暗いからいいんじゃん。
明るいと宇宙が見えないよ。
天気が悪くても見えないけどね。
今はベランダにあるゴミバケツに生ゴミを捨てるときに
夜空が目に入ってくる。
天気が悪い。
今夜は宇宙見えないな。
(星空の下で)
毎週金曜日、星空の下で。
毎週金曜日、10歳の息子は一人で習い事にいくのが怖いらしく、未だに私が自転車でついていく。
星空の下、私たちは生まれた。
ひとりひとり違うけれど、みんな同じ愛しい子。
さあ行ってごらん。
その目で、その耳で、その体、全部で感じるんだ。
全てを愛して。
そうしたら世界は輝くだろう。
人生は長いようで短い。
キミの人生は始まったばかり。
今日が一番若い日。
何か始めるに遅いことはない。
一緒に踏み出そう。
新しい自分。
テーマ 星空の下で
「死んだ人って星になるんでしょ」
「そうなんじゃない?」
軽く自分は答えた。
ー 数日後 ー
「自分ってね」
「うん」
「不治の病にかかってるんだって」
びっくりしてスマホを落とした。元気だった親友が不治の病なんて信じたくなかった。そして入院し始めたらしい。
「緑の丘で星を見てみたい」
そうつぶやかれた。ここは病室。そんな要求は満たされないことを本人はわかっていた。
「治ったら行こうね」
でも本人は治す事ができない不治の病にかかっていた。何もできない自分は日々弱ってゆく本人を見て後悔することしかできなかった。
ー ある日 ー
「ねぇ」
また病室に来た自分に君は話しかけた。
「ん?」
「自分が消えても覚えといてくれる?」
笑顔でそう言ってきた。その笑顔には悲しみの感情が混じっていた。
「ずっと覚えているよ」
そう言うと
「....ありがとね」
ー 次の日 ー
「心拍数が低下しています」
病室を見に行こうとしたら君の病室の前で看護師がそう言っていた。急いで病室に入る医者。自分は絶望していた。そして手術室に運ばれていった。
ー 数時間後 ー
「...お亡くなりになられました」
「...そうですか」
そうして家に帰っていった。
家で少しテレビを付けた。
「今日は夜空の星がきれいに見えるでしょう」
そう言っていた。そして足を動かした。
「きれいだ」
きれいな星を緑の丘で見ていた。
「あいつもきれいな星になってるかな」
そう言って家に帰った。
あの日、君と星空の下で_____をした。
あぁ、枯れたハズなんだけどな....
雨が降ってきた。
ねぇ....君は、あそこに逝ったのかな、
私もあそこに逝きたい。
また君と_____をしたい、
星空の下で_____をしたい。
”星空の下で”
星空の下で 僕は芝生に寝転ぶ
誰もいない 公園の広場
警備員はこない
見上げる先には シリウス
白く輝く 銀狼の星
いつかあの星に 僕は帰るんた
そこに君はいないけど
これは僕の問題
君は君の星へ帰ればいいい
君が君のままでいられる星へ
僕は帰りたい
すべてを受け入れてもらえる 魂の星へ
【星空の下で】
星空の下で__。
「僕達、いつまで生き続ければいいんだろうね」
ある日問うてきた君はもういない
君は先に一人でいってしまった
どうして僕を置いていったんだろう
僕だってそっちに行きたいよ
ねぇ、僕の手を引いて
君と同じ場所に立たせて
綺麗な星空の下で眠る君は
もう答えてくれやしない。
昨日彼氏と夜桜少し行ったけど、星空という程では無かった。メインは桜やから大丈夫だし、楽しかったけど 笑
『星空の下で』
辛いことがあった時も
悲しいことがあった時も
星空の下で君と一緒にいられるのなら
すべてがどうにでもなる気がしたんだ。
深い夜空。明かりは星々のみ。
そんなロマンチックなシチュエーション。
君を抱きしめて愛を語ったり
くすぐるようなキスをしたり
そしてあわよくば、なんて。
だがしかし
昼間よりもずっと果てしなく見えた空
輝く星の名前や物語は知らないけれど
しばらく何も考えられなかった。
となりにいる君の手を握ることさえも忘れていた
どのくらいそうしていたかはわからない。
はっとしてとなりを向くとやわらかな笑顔の星の女神、もとい君と目があった。
「…ごめん。」
「え。どうした?」
「いろいろと。」
清らかな時と場所で邪な思いを抱こうとしていた自分をお許しください。
星空の下きょとんとした顔の女神に
心の中で懺悔をした。
星空の下で
『星空の下で』
昔も今もこの先もずっと星のことを想っている。
月の見えぬ空を埋め尽くすほどに星が輝いている。私の生きる前から輝く星は私の死ぬまでを見つめ続けるだろうか。それとも今見えている光はとっくの昔に滅びた星の光で、私が見届けているのは星の輝きの終わる瞬間なのだろうか。
空に星の流れるさまは人の生きて死ぬを思い出させる。永遠というものはありもしないが、永遠を乞い願う心ならいくらでもある。時は止まらない。夜はいつか明ける。たとえどれほど願っても、ひとつの星は空に流れ続けない。
人の見上げる空に星は輝く。銀河を征くのは夢のまた夢。月に乗るのも夢まぼろし。けれど星に手を伸ばし続ければいつかは手に取ることも叶うだろう。眠りの中で砂糖菓子のように甘い星を頬張りながら宇宙を漂う夢を見ている。