銀紙を貼った厚紙の月信号が変わった瞬間にペダルを漕いでからいつもの帰路で気付いたなんでよ月まで私を馬鹿にしているのどうせ夜空もベニア板なんでしょう泣けてくる 泣けてくる涙で周りが舞台の書き割りに見えるいっそ向こうの世界があるならばベニヤ板の向こうまで突き抜けたいブレーキをかけて自転車を降りた月はまだ銀紙をまとってこちらを見ている
4/6/2024, 8:33:09 AM