『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
上を見上げたら空いっぱいの星
今夜も誰かに見られる輝く星は
綺麗でいつまでも見ていたい
今夜はこの空の下であなたと語りたい
いつもは話さないこともお酒を入れて話してみない?
1度でいいから
星が視界いっぱいにうつる場所に
2人で行ってみたい
星空の下で話す私たちにいいことがありますように
─────『星空の下で』
星空の下で
「……約束、したもんね」
どこか悲しげな笑みとともに、少女は呟く。
「ごめんね。でも、ありがとう」
少年は、生気のない顔色で、しかし満足げに言葉を紡ぐ。
──この世界からサヨナラのときは、星空の下がいい。
それは、二人が出逢ったときに交した約束。
その時すぐ、死への道を進もうとした少年に、少女は言ったのだ。
──いつか満点の星空の下、貴方にとっての最高のサヨナラをしよう。
本当は、もっと生きてほしかった。
しかし、世界は無情だ。
少年が、ゆっくりと眼を閉じる。
そのまま彼は、世界で一番満足な「死」を迎えた。
少女の涙は。
星空だけが、見ていたのだった。
モンブラコン*
~~~~~~~~~~~~~『星空の下で』
オレ達、怪物姉弟が守る村は、
湖と山に囲まれた、超絶景田舎村です。
もちろん、夜空は満天の星空…姉さんが奏でる金平糖咀嚼音をBGMに、屋根の上に布団敷いて、三人川の字まったりと過ごしております。
『白湯飲もう、お腹温まるよ』
テイちゃん(兄)が2つ重ねの紙コップにお湯を
いれて持ってきてくれた。細かく切った柚子の皮がほんのり香り、小さな星空が映る最高の一杯☆
ゆっくり口に運ぼうとしたら、テイちゃんの大きな両手が、オレの手を包み止めた。
小さな星空を覗いてフーフーするテイちゃん。
待ってぇ~ちょと待ってぇ♡顔は近いし♡
手は重なってるしぃ♡天の川どころじゃなぃぃ。
バリボリ!バリ!ボリボリ!
金平糖の雄叫びが聴こえたので、息を調え、
星空を飲む………星空は、幸せの味だ☆
亡くなった人は星になるという話。
身内や親しい人を亡くした経験のない私は、救いになる話だな、と思った。
朝でも私たちの目から見えなくたって、(夜は言わずもがな)見守ってくれる、なんと心強いことか。
一日の終わりに、彼らに「今日もお疲れ様」を言うために星々が目に見えるようになるんじゃないかな。
そうして、彼らも夜空を見上げて「今日も見守ってくれてありがとう」って言えるんじゃないかな。
星を眺めて勇気を貰う人もいるんだろうな、と私は想像したのだった。
星空の下で
星空の下で
目を閉じると
女神さまの
歌がきこえてくる
星空の下で
満天の星を眺め
流れ星を待つ
流星群を見るチャンスがなかなかない。
今度の彼は
その機会を共にしてくれそう。
幼い頃からそうだった気がする
誰かとわいわいはしゃぐよりも
独りで居る方が好きだった
自ら誘う事はなく、いつも誰かが僕を
誘って、つるんでいることが多かった
幼い頃からそうだった気がする
僕だけが知っている秘密の場所に
いつも独り座って、ボーっとするのが
好きで、自分でも変わってると思ってた
大人になったいま、その癖は抜けなくて
時間があると、独り、土手の階段に座って
ボーっと空を見上げるのが好きなんだ
砂ぼこりと雑踏の慌しい街の片隅の
ほんと小さな秘密基地で息抜きをしてると
茜色だった空が、ゆっくり沈んでいって
やがて空に音もなく咲き乱れはじめる
星空の下で、これまでも、これからも
このガシャガシャした世界の片隅で
何とか生き延びてゆくのだろうと
ため息を一つ二つはいてみる。
どこも同じ星空はない。
見上げた人間の数だけ、様々な姿を見せて一人一人の、もしくは誰かとの唯一の想い出になるかもしれない。
星空の下で笑っていたはずの君の目は光り輝いていた。
星の…いや、月の輝きにさえ負けないような小粒の宝石はポロリと落ちることもなく星空へと戻る。
それを美しいと思う反面、僕は自分の不甲斐なさに、なんだかとても恥ずかしくなった。
この小さな体に触れることさえ出来ない臆病な僕に、彼女は期待の眼差しを向けた。
それがなんの期待なのか、僕には分かっていた。
分かっていたけど、応えることは出来なかった。
それは僕が臆病だからじゃない。
彼女が目の前で殺されたからだ。
一瞬だった。
彼女の着ていた白い服は赤く染まり、綺麗な白い肌は紫へと変わってゆく。
何が起きたのかも分からず、僕はただ微笑んだ。
『これで…君は僕のものだね』
その言葉を境に、君は先程の宝石を追いかけるようにして星空へと戻っていった。
流れ星見たいって行ってたでしょ。
俺の住んでる所ってさぁ、外灯少ないのよ。
そう、バンバン流れるの。
来る? ウチに。そうバンバン流れるし、うんコーヒー出すよ。
だってさぁ、一回、俺、空割れたと思ったもん。
ズサーーーーーんって流れ星。
すごすぎて声出た。
おワーー。ってそう。まぁさあウチ来る。コーヒー出すし?
そう、夜だけどまぁコーヒー出すし、それより流れ星一緒に見ようよ。
流星群来てないかな?
えっ? 帰る? 何で。
あぁ、今日、満月かぁ………
星空の下で
テントをはって、焚き火を眺めながらボ~っとしたいな…
時に星空をながめたりしながら…しながらと言っておきながら実は何もしない時間を過ごす贅沢。
ひとりを満喫。自分に帰る時間。
いいんじゃない。
星空の下でソロキャンプ。
題 星空の下で
第一の手紙
佐々木チエ子 みもとに
山下フミエ より
ご無沙汰しています。
今日、やっと荷解きが終わって、職場の下見にも行ってきましたの。都会はビルヂングの巣窟ですわ、人や車がたくさん動いていて、私目眩がしましてよ。先日帰った田舎が懐かしくなりましたわ。
あなたも顔くらいは知っているかしら、女学校で私が所属していたテニス倶楽部のトウ子先輩がお亡くなりになったの、そのお葬式で帰郷したのよ。私のことをフミちゃん、フミちゃんて可愛がってくださった先輩でね、彼女も私と同じ電話交換手だったから、都会に来たら何かと頼ろうと思っていた方だったの。
訃報が来た時は、私吃驚しましたわ、だって、自殺と書かれていたんですもの。お葬式でご親族に詳しいことを聞くと、職場のビルヂングから飛び降りて、御遺体は水たまりに濡れて、それはそれは可哀想なお姿だったそうですわ。お亡くなりになった理由は聞かされなかったのだけれど、私悲しくて仕様がなくて、涙が止まりませんでしたの。
トウ子先輩は、天国に行きたいと願ったのかしら。だとしたらなぜ、地に落ちて行ったのかしら。そんなつもりはないけれど、若し死ぬのなら、私は空が綺麗な日に昇って行きたいわ、だって、落ちて尚、雨に濡れるなんて、あんまりにも惨めでしょう。そんな方法もないけれどね。
今度田舎に帰った日には、ちょっと遠出して、一緒にカフェーにでも行ってお話しましょうね。キット、都会の話を聞かして差し上げるわ。
サヨナラ
第二の手紙
チエ子さんは都会にはいらっしゃらないでくださいね。ダシヌケにごめんなさいね、でもどうしても、青空の下で、鶯の声を聞いて、百姓をしているであろうあなたを想像して、羨ましくて仕様がないのです。
それと言うのも、私がダメな人間だからですわ。本当に、本当ですのよ、私ってダメなんですって、どうやら覚えが悪いみたい。偉い人たちはみんな凄いですわ、言葉一つで、たくさんの人の運命を決められるんですから、キット、そういう神秘めいた力を、神様から与えられたに違いないわ。
失敗ばかりで情けないわ、そうして、そんな私を見られるのはもっと情けないんですの。チエ子さんが職場での私を見たら、キット耐えられませんわ。
でも私、もう少しだけ頑張ろうと思のです。何を頑張ればいいのか、よく分からないけれど、せっかく都会に出てきたのだから、きっと上手くやってみせますわ。
でも、チエ子さんは都会には来ちゃダメよ。キットよ。
サヨナラ
第三の手紙
絵葉書、ありがとうね。
チエ子さんは絵が上手ね、トッテモ素敵な鏡富士だわ。壁に飾って毎日見ているの。やっぱり、田舎の空は広くていいものね、コッチの空は、高い建築に喰われているの。特に夜なんて酷いものですわ、窓を開けても、繁華街の明かりばかりが、遠くにチカチカしているんですの、星なんてほとんど見えないんですのよ。
お仕事の方は、少し慣れてきたのよ、でもやっぱりダメみたい。私、お仕事ができてもダメなんですって。私が思うに、肝臓が悪いのね、きっとそうよ。もっとも、病気ではないと思うけれど、どこが悪いのかも、正確には分からないのよ。
チエ子さん、私、あなたの絵葉書のおかげで、少し元気が出たわ。ありがとうね。私やっぱり、チエ子さんには都会に来て欲しくないわ。こんな暗い夜空を、あなたの目に映したくないの。お願いね。ね。
第四の手紙
今、急いで手紙を書いています。この後、この手紙をポストに入れに行って、職場のビルヂングに戻るつもりです。
今日、コッチは朝からスゴイ嵐で、何とか出勤したんですけれど、停電してしまいまして、仕事になりませんでしたわ。夕方になるにつれて、嵐は空気中のチリを全部持って去っていったんです。そして職場を出ると、地面に大きな星空が出来ていたんですの。私、今日が私の望みを叶える唯一の方法だと思いましたの。そう思ったらもう、ドウシヨウモナクて、チエ子さんにだけは、都会の星空が、こんなにもスバラシイことを知っていて欲しくて、お手紙を書こうと思った次第です。
祝福してください。これから星空に昇ろうと思います。キット、トウ子先輩もそこで待ってくださっていますわ。
このお手紙は、誰にも見せないでください。私の弱さを知っているチエ子さんだけに、全てを知っていて欲しいのです。
後生ですから、チエ子さんは都会には来ちゃダメよ。
サヨナラ
満点の星空。月も明るい。懐中電灯も必要ない気がしてくる良い夜だ。今にも流星群が降りそうな。
山の中の空は、木々がフレームになって絵画のようにも見える。
こういう日はこういうことをするには不向きだった。
まだ涼しい季節なのにわたしたちは二人揃って汗だくだった。お互いに肩で息をする。
顔を見合わせて、わたしは笑った。あなたはつられたようにぎこちなく唇の端を持ちあげた。
今しがた掘った穴は、その内側にひとを飲みこんで閉じられていた。掘り返した土の様子が露わになっている。落ち葉とか小枝とか、手当たり次第にかき集めてぶちまける。これで違和感も少しはマシになるだろうか。
シャベルの持ち手を握りしめ、歯をがたがたと鳴らしてあなたはわたしを見つめた。無意識に手をズボンへ擦りつける。もう付いていない赤色をなするように。
頼れるのはお前だけ。服も手も真っ赤に染め、それとは正反対に青を通り越して白い顔のあなたが数時間前に言ってくれたことを反芻し、わたしは小さく笑い声を零した。
訝しげに、怯えた顔をするあなたに上を指差す。星が遠くで瞬いている。
いい夜だ。この空も、あなたがわたしを選んでくれたという意味でも。
■ 星空の下で
今日も眠れない
私がここに引っ越してきたのは小学校6年生の時のだった。
ちょうど中学生への切り替わり時期で、まっさらな状態で新しい学校に通わなければいけないと、ドキドキしていたのを今でも覚えている。
新しい家は私の部屋もあって全体的に可愛らしいデザイン。両親が仕事の合間をぬって、壁紙やカーテン、家具などを用意したようだ。
これから中学生なのに白地にクローバー柄の壁紙で、カーテンは葉っぱ模様の淡い黄色、プリンセスのようなベッドは当時の私には幼稚に見えて文句を言った。
「ちょっと子供っぽいな…」
「子供が何言ってんの!いけるいける!!」
豪快に笑う母と不貞腐れた私。
ベッドに横たわりながら、引っ越し当時の事を思い出す。
今私は高校3年生で、母は去年 事故に遭って帰らぬ人となった。
もう15歳になろうというのに、今日も可愛らしい部屋で寝起きしている。
私はあれから急激に身長伸びたのだが、部屋はまだ小学6年生の時のまま。
引っ越してから去年まで、母との思い出はこんなにも部屋に染み付いているのに、あれから1年間の思い出の中に母はいない。
この前、父から部屋を模様替えするかと言われたが
「まだこのままで良い」と断った。
小学生の頃はあんなにも替えたかったのに。
人は死ぬと空の星になると、よく色んな物語で言われている。
もし本当に星になるなら、あんな宇宙の彼方の星じゃなくて
明かりを消すとボゥっと光る、天井の星空柄の壁紙の星の1つであって欲しい。
「私を、子供っぽいって文句言った壁紙の星にするの?!」
そんな母のツッコミが頭の中によぎって、なんか笑えてきた。
天井の星は段々と光を潜め、ただの星柄の壁紙になっていく。
何だか「おやすみ」と言われているようで、私は安心して目を閉じた。
あの日突然送られて来たLINE。
「今から花火一緒に見よ」
君はそんなつもりなくても私はとっても嬉しかった。
星空の下、打ち上がる花火。
近くに居るはずの君はとても遠く見えて
それでも一緒に居てくれたあの時の体温は今でも忘れないよ
忘れられるわけないじゃん
君と誓った。もうこれこれこれは出てこないけれど、これほど愛した人も、これこれこれではどうにもならない。
なんだかんだ言ったけれども、これこれこれだけは譲れない。
だから、君にはいつも無理を言ってるね。
これこれこれって言った後は決まってそうなる。
これこれこれがどれだけの力を持っているか、君はよく知っていた。
なんだかんだいって、そういうものなんだ。これこれこれってのは。
いつも君のことを思う。
これこれこれより。
今日はノベル投稿できるアプリを探してた。
余り自信は無いから気軽にできるのを探してたけど、 とても探すのが難しい。
それと、やっぱり-リアルは忙しく時間は一定にも進 んで行ってしまう。
それでも少しは頑張ろう。
何かアイデアがあるわけでないが、
ここに書く一日はちょとした話になれるだろう。 また明日、描けたなら...
きっと「綺麗な夜空」 が見えてくれるはず。
『コメットハンター』
渋谷の交差点の群集から きらりとあなたを見つけ出す 皮膚があなたを憶えているから 記憶を超えて夜の扉の鍵を解く 流星が瞬く この都会の真中からでもよくわかる 私の目配せに合わせて 流星が手を振っている
運が悪いからか
流れ星を見たことが無い。
星空の下で、首を痛めながら
ずっと見ていても
他の人が「あっ」と
指を指しても、見れない。
星空の下で願う一番の願い事は
流れ星を見てみたい。
…かもしれない。
星空の下君の横顔を見たあと僕は星になる
ずっとずっと君が好きだった
何をするにも僕の中で君が、君だけが主人公でずっとキラキラしていた。手を伸ばしたら届く距離、でもきっといくら伸ばしても届くことは無いんだろう。
ある時言われた。
「お前気持ち悪いんだよ」
その言葉が僕の心をえぐった。もう嫌だ
消えてしまいたい、でも君がいたから踏み止まれた。君の一言が僕を繋ぎ止めてくれた
ありがとう。認めてくれて、ありがとう。
これで、もう大丈夫
僕は男で、君も男
君が好きだったのは女の子
かなわかった恋だったけど、楽しかったよ
きっとまた会える日を楽しみに眠るよ
バイバイ
るり