星空の下で』の作文集

Open App

星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/5/2023, 4:39:47 PM

気の利いた言葉なんて、咄嗟には出ないもんだ。
泣き腫らした目元の、涙を拭うハンカチだって携帯してない。
 一流企業に勤めてもない、ただの夜間清掃バイトだし、いつも生活はカツカツ。
チビデブハゲ眼鏡のファッションセンスの欠片もないモテない三十路野郎で、ストレス解消はネトゲでイキることしかなくて。
恋愛どころか女の子の知り合いすら居ない、どうしようもない小者。

 でも、掴んでしまった。

終電一本前の電車の前に飛び込もうとした女の子の腕を。
 ごめんね、大丈夫?、いや痴漢とかじゃないから、そんな勇気ないからホントに。しんじて。
脳内では、早口で言い訳がましい言葉が流れてくるが、口の中はカラカラに乾いて何も言葉が出てこない。
暫く、見つめ合っていると、電車は何事もなく走り去ってしまい、閑散としたホームに二人だけ取り残された。
 ホームの椅子に並んで座り、女の子にコンポタを奢る。
ミジンコ程のコミュ力をフル回転させて、話を聞けば高校生だと、過換気気味の鼻声で呟く。
 辛いことも悲しいことも、誰かにイジメられている訳でもない、ただふとした瞬間に、無性に寂しくなって死にたくなるのだと、女の子は絞り出す。

 なんて答えれば良いのだろう?

贅沢だ甘えんな、そんなのみんな一緒だよ、ありとあらゆる慰めの言葉が浮かんでくる。

どれも違うな、と思って都会の真っ暗な夜空を見上げて深呼吸。

 終電まで、あと十分。
それくらいまでには、納得解も出てくるだろう。

テーマ「星空の下」

4/5/2023, 4:35:14 PM

星空の下で
星と空は別々だけど
星も空も両方ないとあの景色は見れない
星は夜空に輝く
夜空は星を輝かせる
それを見上げる
特に月が好きだけど
夜道を歩くとふと月を探している
コンビニの行き帰りとか
ここにいるなって思う
今日も綺麗だなって思う
たまにいない日もあるけど
それは見えないだけで
月は何処かにはいる
星はちらほら見えはするんだけど
星空の下では今日も変わらず
星空を見てる私がいる
今日は見えるけど
月が見えない日には
星がちらほら見えてる
山奥で見た星空が印象的で
凄いなって綺麗だなって思ったけど
毎日空には星が輝いていて
季節によっては違う星が見える
だけど空は毎日そこにあって
星のことはあまり知らないけど
空も星を知ってはいないだろう
ひとつひとつのことを一緒に見てる
月は見つけ易いけど
その他の星はちらほら目に映るだけ
遠いし区別出来るほどは知らない
沢山の星が一斉に輝き
びっくりするんだけど
これが当たり前で
普段はそれを見えてはいない
一緒くたんに見えてる
それはそれぞれを知らないことで
星空の下では違いはあるけど
今日も変わらず気がつけば見上げては
夜道をあるく
空に星は似合う
星は夜空がないと見えない
空が星をそこにいさせ
星は空とは関係なくそこで輝く
空は世界で星はそこにいる
星がなくても空はあるけど
空がなければ星は見れない
無関係だけどお互いがお互いを
星空であらしている
空は星をみてないし
星も空をみてない
星空を星空として見てるのは私で
区別は出来るけど
それは星も空も共にあるからで
星と星が沢山に見えるのは
私がどちらからも遠いってこと
近づければ別々に見えるだろう
私達は共に生きている
私達はお互いを知らないし
そんなに知る必要があるとは思わない
だけどお互いがいることを知ってる
違いを探したらキリがないけど
綺麗だし凄いことだと思う
そんなに関係はないけど
お互いが共に別々にだけど一緒にある
空は何処までも目に映るけど
何処まであるか見えない
星があることで
ここまでは空があることがある程度判る

星空の下でも星空に目を向けなくても
同じように私達もあるし
それの限界が星があれる場所の限界で
夜空ってのはきっと
私達とそんなには変わらない
お互いが近すぎたら
綺麗には見えないだろうなって思った
一緒に星空は見れても星空は沢山ある
関係があると思うことって
ある意味いいことだけど
一緒にしたら星は星であれなくて
空は空であれないから
星空になるんだろう
その下でも同じように
空も星も好きだけど
星も空も私達も別々にある
大概の問題は一緒に見てることで
ちゃんと区別はしなきゃなって
それでもそれぞれは違うけど
同じような問題に行き当たっていて
同一視しなきゃ一緒には生きてはいける
影響を受けないのは難しいけど
違うって知っていたら
折り合いはつけれるし
やっはり綺麗だと思うけど
出来ない人が多すぎるなって
一緒にいるからって同じじゃないよ
適切な距離感は大切
みんな違っていても
みんな一緒には生きていけると思う

4/5/2023, 4:32:43 PM

「星空の下で」

流星群が流れる夜
携帯を片手に見上げる空
電波伝いに声を届ける
私の隣に貴方はいないのだけど
今、同じ星を見てるのかな。と
微笑みながら今日の空を好きになる

4/5/2023, 4:28:03 PM

私ね、昨日の夜ごみ捨てに行ったの。
4階建ての団地だから、軽いのでも結構息切れるの。結構階段急だし。
でも最近慣れてきたから、鼻歌歌いながら行ったんだ。
そしたらちょうど私の部屋の向かい、電気ついてたんだ。
夜の12時くらいだったから遅寝なんだな~くらいに思ってふと見たら、
黒い影があったの。
星空の下で、まばらな電気なのに真っ黒な人影が。ぞわってきちゃったから、走って帰ったよ。
向かいだから、もし窓から星空なんて見てたら、目あってたのかな?
姿は見えなかったけど…

あとね、前住んでたところも向かいの窓から知らない人の影が見えたから引っ越したの。

星空の下で

4/5/2023, 4:27:24 PM

宇宙が出来たのが138億年前、
 地球が出来たのが46億年前、
 哺乳類が2億年前、
 人間が生まれて20万年くらい。

 江戸の終わりで人間の寿命が50年くらい。150年で30年伸びたんだわ。すげーのか分かんない辺りが星屑クオリティ。いつ隕石降ってきて絶滅してもおかしくないもんな。

4/5/2023, 4:14:12 PM

暗い夜にひとりで零した涙は
流れ星よりもしずかに落ちていく

ねえ君も今同じ星をみていますか

ひとりじゃないと思いたくて
同じ空の下にいると信じたくて

__星空の下で

4/5/2023, 4:00:57 PM

こんなにきれいな
星空の下で

僕は一人ぼっちだ。

宇宙に浮かぶ
さみしい星たちと
肩を並べるくらいに、
 
孤独。

4/5/2023, 3:58:42 PM

お題『星空の下で』

︎「天文学は宇宙との対話だ」
︎ 教室の大窓を跨る天体望遠鏡をじっと覗き込みながら、今年で最終学年になる先輩は言う。屈折式のそれをたいそう大事に触れて、わざわざ自分から腰を落とし、届きようもない空に意識を傾ける。ただ星を見るだけの事にそれほどまで熱心になれるのは、宇宙の神秘性によるものなのか。それとも、先輩がスピリチュアルなだけなのか。天体に興味のない俺にはどうにも判別がつけられなかった。
︎ 未だに接眼レンズから顔を離そうとしない先輩を横目に、鞄からフィリップモリスとライターを取り出す。美人な先輩につられて天体サークルに入部した俺にとって、この時間は地獄に等しい。その美人な先輩と二人きりなのは良いものの、先輩自身は星屑に夢中で全く俺を意識してくれないのだから、本当に厄介極まりない。
「ここは禁煙だぞ」
︎ やっと顔をあげた先輩が、たしなめるようにこちらを睨む。……すんません。両手に持っていたそれらを元の場所に戻すと、先輩は顔を緩める。
「まあ、気持ちは分かるけどな」
︎ 満点の星空を眺めながら、深呼吸を一つ。この壮大な景色を肴にして吸う煙草は上手い。酒も上手い。そう豪語する先輩は、綺麗な栗色の髪を冷たい夜風に靡かせ、心底楽しそうに笑った。

4/5/2023, 3:52:09 PM

延々と伸びてゆくレールに沿って、桔梗に似た青い花々が一面、どこまでも群れ咲いている。淡い光を帯びたそれらは、明けない夜闇の中の唯一の灯りにも等しかった。
 ほう、と思わず息がこぼれる。ようやくたどり着いた駅のホームでひとりきりなのをいいことに、突っ立ったまま景色に見惚れる。夢のようだった。いいや、間違いなく、夢だった。私が見る最後の夢だ。
 あたりは静かだった。汽車はまだ来る気配がない。時おり風が吹き、花々をいたずらに揺らしていく。やわらかに波打つ先から花弁に溜まった露が落ち、光の粒となって散っていく。またたくようなそのかすかな音さえも冴やかに聞こえて、私はしばらく耳を澄ませた。やがてそれも止んで、なんとはなしに線路の先へと視線を向けた。夜闇に溶け消え見えなかったが、淡い花々の青白い光だけはともしびのように灯っているのが見えた。レールを彩るように一直線に、一面に咲く青い花々を眺めながら、天の川のようだなとぼんやり思う。
 瞬間、遠く背後から汽笛の音と規則正しい走行音が響いた。振り向くと、黒い車体に花々の淡い光を映しながら、汽車がやってくるのが見えた。汽車はなめらかにホームに入ってくると、規則正しく、私の前で止まった。レトロチックなドアが開き中へと招く。一拍置いてから私は一歩踏み出した。ホームにはやはり私以外誰もおらず、誰かが来る気配もなかった。ただ花々が灯るばかりの静かな夢だった。ステップに足をかけ、乗りこむその瞬間に気づく。――美しい一面の花畑は、実際、天の川の「よう」なのではなく、天の川そのものなのだろう。あの花の一輪一輪がまたたく星であり、こぼれて散る露のひとかけらすべてが星屑であり、目の前の景色はただしく星の河なのだ。
 きっとそれを、夜の中、私の足元よりずっと下で眠っている彼らは知らない。できることなら、もっとずっと先になってから知ればいい、とひそやかに思う。彼らの最後の夢は、うんと遠ければいい。
星河の下の下、穏やかに明日を待ち眠るひとたちを思い浮かべながら、今度こそ迷わず汽車へと乗りこんだ。
ドアが閉まり、私の夢が終わる。


(お題:星空の下)

4/5/2023, 3:49:07 PM

今私は君といた場所で星を見てるよ
君は遠く離れてしまったけど
君も私と同じようにこの星の空の下で
元気に生きてることを願う
君の幸せを願う
いつかどこかでまた会えたら
私だと分かってくれるだろうか
この広い世界で確率の低い希望に縋りながら
今日も星空を見上げてるんだ

4/5/2023, 3:46:41 PM

星空の下で思う…
目に見えるものは、なんて少ないのだろう。

たくさんの星が輝いているのに
都会の空には数えるほどしか見えない。

何でもできる偉い人たちだけが大きく見える
社会のようで、虚しい。

そこにはたくさんの輝く星たちがあるけど
今日も目立つ星しか見えない…

そこにはたくさんの輝く人々がいるけれど
今日も目立つ人しか見てもらえない…

テーマ「星空の下で」

4/5/2023, 3:43:25 PM

星空の下で

夏に北アルプスに5日間こもった思い出。
途方もない道のり、夜中は氷点下、テント下はゴツゴツの石だらけで寝やすい環境ではなかった。
10時間も歩き続けて、あとは寝るだけ。次の日も山行は続くのに全然寝れる気配がしない。
今何時だろう?3時にはおきなきゃいけないのに。明日ぶっ倒れちゃうかもしれないな…

しょうがない、外の空気でも吸うか。
ありったけの上着を体にかぶせて外に出た。寒い、そして明るい。この明るさは都会に負けないくらい、さんさんと輝いていた。

おうちからだと見えない景色。地上からの光が強すぎていつもは隠れちゃってるみたい。でも山に行くとこんにちはしてくれる星々。
寝れなくてよかった。

4/5/2023, 3:36:17 PM

『星空の下で』


満天の命が輝きを増す
白く白く眩い光が増殖して
この小さな墓一つ守れない

神様の色だよ

君の好きだった彩りで編む花環
静かな夜の帷の忘れ物

愛しているよ
今でもずっと

4/5/2023, 3:35:42 PM

あの時意地を張り続けていなくてよかった
まだ幼かったあの頃と同じように
こうして二人で星空の下で
同じ光を見ていられることが何よりも嬉しい


(星空の下で)

4/5/2023, 3:25:12 PM

星空の下で見た景色、あの夜に見た流れ星。
永遠に広がる星の空が、まるで顔中にあるニキビに見えた。

4/5/2023, 3:22:41 PM

無情にも 季節は巡り
ついには しゃかいじん となりました。

星も また
変わりゆく毎日に ただただ流され 混乱し
もう 私はダメな子なんだ と嘆き
とうとう色褪せて しまった

自分が星なのだ と思うこと出来ず
ただ沢山の星 が散らばる空 を下から眺めることで
いつしか 願うように なった

…私もいつか ああなりたいと願う。

4/5/2023, 3:19:13 PM

踏み潰したのは 紛れもなくこの手で
瞬くうちのその一瞬の
壊れたその残骸を
大事に大事に胸にしまうの

4/5/2023, 3:14:39 PM

星空の下で
ぐっすり眠ってた幼少期の私

星空の下で
星座を探してた少年期の私

星空の下で
悩みに苦しんでる青年期の私

星空の上で
地上を眺める初老の私

星空は
いつでも私たちの近くにある
いつまで 下 にいられるか
誰にもなにも分からないけど
下にいられる限りは 眺め続けたい姿
いつも美人さんで 羨ましいな。

_ ₁₇

4/5/2023, 3:12:49 PM

かつてある夫婦は、辺り一面色とりどりの星に囲まれた、なんとも幻想的な空間で、二人だけの結婚式を挙げたそうだ。
いや、その言い方では、誤解があるか。正しく言えば、たくさんの星たちと一緒に、式を挙げた。

式を終えたあと、二人は地面に寝転がった。
もちろん、手を繋いで。

夫が言った。
「僕たちの余命はあと、一年だってね。きっと、あっという間に過ぎていくんだろうなぁ。これ以上、早く死んじゃうとか、嫌だよ?」

妻が言った。
「大丈夫よ。私たちはもっと長く生きるわ。あの流れ星が願いを叶えてくれるもの」

そう、二人は願った。
もっとこの人と共に、楽しく笑って生きていたいと。
心配性な夫に、強気な妻。

……先に亡くなったのは、妻だった。
二人とも、一年以上生きることが出来た。
だが、先に、夫よりも一日先に、亡くなってしまった。
そして、それを追いかけるように夫も亡くなったそうだ。

二人はまた巡り会うことが出来るのだろうか。
いや、きっとできるだろう。

そんな二人のお墓は、式を挙げた場所と同じく、満点の星空が見える位置に、そっと並んで建てられているらしい。

〜星空の下で〜

4/5/2023, 3:07:29 PM

【星空の下で】

彼女は綺麗だった。この手で掴みたいくらいに。届かないことくらいは分かっていた。星空の下で馬鹿みたいに手を伸ばす、届きもしない。でも、届かなくなるほどに欲しいから。悪い癖かもしれない。それでも、こうなったら自分を止められないことは自分が一番分かっている。やっぱり悪い癖だ。
「ねぇ、どうしていたらよかったと思う?」
「そんなこと聞かないでよ、分かってるくせに。」
泣いている顔を見られないようにって精一杯振った結果がこれだった。諦めるつもりはないのに振るっていうのもおかしな話なのかもしれない。なんで、彼女は振られてしまうのかなんて俺にだって分からない。
「俺さ、諦め悪いからまた告白しにくるよ。」
なんの宣言かも分からない、振ったのに。祭りの夜。屋台からは少しだけ離れて人の少ないところ。少なくとも知り合いはいないであろう場所で泣いてしまう俺を静かに見つめる彼女。今日、彼女が告白されるのを見てしまった。彼女はきっと告白を断っただろう。けれど、俺に振られた。きっと諦めの悪い俺のことを知っているから彼女は泣かないんだと思った。彼女の言葉を知らなくて、心に気づけなかった。
「どんな顔で待っててほしい?」
「どんな顔でもいい、なんなら待たなくてもいいよ。諦め悪いことだけ知っていてよ。」
この言葉にどれだけの意味があるのか。どれほどの重みがあるのか。彼女だけ知っていた。だから、この時だけ悲しそうな顔をしたんだ。泣かない彼女を月は照らす。泣いている俺を星空は隠すつもりはないらしい。
「待たせてくれてもいいのにね。」

Next