『旅路の果てに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
旅路の果てに
泥まみれの靴
聞き慣れた砂利の音
錆だらけの自転車
全てに負けて
最低限を背負って逃げ出した
今、隣で笑うのは
あれほど憎んだあの人
また繋がってしまった
本心では嬉しかった。
今更、それを喜べる関係ではないけれど。
何処へ行けば良いのか わからないまま歩いて来た
『何処へ行けば良い?』と 旅の途中誰かに尋ねてきた
いつも不安で 泣きそうになって 誰か居なくちゃ
何も出来なかった
何かに怯えながら人は歩いて行く
その一歩一歩がどんな道であっても
決して間違いじゃないんだ…
此処まで辿り着くまでに 失ってしまった笑顔がある
フとした瞬間に振り返っては いつかの涙流す…
傷つけ合った 痛みだけが いくつになっても
僕を締めつける
何かに怯えながら人は歩いて行く
その一歩一歩がどんな道であっても
もう後戻りは出来ない
何かに怯えながら人は歩いて行く
いつまで経っても僕は相変わらず
僕は僕のままで生きてます
歩き続けてるよ、それでも…
旅路の拾い物
俺は旅人だ。いつもいつも、長い旅をしている。
ある日、俺はこういうビスケットを拾った。「友
情」と書かれていた。
また、次の日にはチョコレートを拾った。「愛情」と書かれていた。
さぁ、まだ続く人生の旅路を歩こう。
お題 旅路の果てに
私の旅路の果てに何が待っているのだろう
自分の思いどおりには行かないだろうけど
日々の生活の中で一個でも楽しみを見つけられたらな
書を捨てよ、町へ出よう
かつて そういった著名人は
人生の旅路の果てに 何を見たのかしら
自分の人生を自分のために生きる。私にはこれがなかなか出来ない。小学生の低学年の頃にトラウマな出来事があり自分で自分に精神疾患ありそうだ……と思っていた。事実あった。現在は精神系のお薬を貰いつつ日々生活しているが、かかりつけ医からもっと良い病院行けと言われるぐらいには良くないらしい。保険証が親由来のものなので、名前に「こころ」や「精神」なんかが入っている病院には行きたくない。
そうまさに!こういう所で自分のための最善手がとれないのだ。親からしたら良い病院にとっとと行け!何のための保険証だ、となるのですが恥の文化というかなんというか行けないんですね。
実は私は漫画をかいていて、Twitterとかで4p漫画やファンアート上げたりしてます。アニメーターになりたくてとりあえずこれ模写しろのコピペで有名な本もこなしました。けど、職に就くには明らかに給与や社会的なアレそれが弱く私には無理と判断しました。専門学校に飛び込みプロとして羽ばたいていく子たちが眩しすぎます。
親に負担をかけすぎないように国公立、将来結婚する際に困らないよう安定した稼げる職。一応、3番目にやりたいことではあるので悪く無いのですが自分の人生の旅路の果てというものを考えると薬か酒を飲まずにはいられません。今を生きたい。
日食なつこというアーティストの「うつろぶね」という曲は、音大を出た彼女が抱く普通のサラリーマンへの嫉妬が元で生まれた曲だそうです。才能があり結果も残している人がそれでもなお羨みの感情を残しぶつけてくれるのは救いです。「エピゴウネ」でブーストし「うつろぶね」で回復する。
現場の限界に近い私からは以上です。
旅をしている。
長い旅を。
人が消えた街は草木が生い茂り、綺麗だと思う。
けれど何か足りない。
私が探している彼女が足りない。
人が消えたとて、彼女だけはいると信じて。
今日も旅をする。
帰路の果てに私たちが目にするものは
なんだろう?
あたたかい光?
冷たくて真っ暗な闇?
“果て”を経験していないから
まだ分からない。
もしわかる時が来たら
その時はあたたかい光が
私たちを待っていたらいいなぁ
─────『帰路の果てに』
降り積もる埃のように
ぼくたちの旅の終わりに空からは雪
自分から始めたのではない。
それを求めていた、というわけでもない。
いつの間にか始めさせられていた。
こうして、ただ生きていくのも悪くない、と思うようになったのは、つい最近のことだ。
歩み続ければあらゆる景色が変わる。
心を豊かにしてくれるものと出会える。
今はただ、幸せを探して歩んでいる。
目的地に辿り着けるかは、その時まで分からない。
そもそも目的地への行き方なんてものは無い。
極端な話、どこに居ても命の保証すら無い。
命綱は存在しない。
この時間を手に入れたことへの代償であるかのように。
絶対的なものが存在しない世界で生きる。
その世界で、時の流れに身を任せ、あてもなく放浪する。
その様は、まさに『旅』。
……自分の旅はいつまで続くだろう。
もしかしたら案外あっさり終わるのかもしれない。
何が待っているだろう。
何が起こるのだろう。
______そして。
自分は何を得るのだろう。
この、旅路の果てに。
「…どうでしたか?」
「あ…何が?」
今俺たちは空を見上げている。焚き火の火はとうに小さく消えかかっているがそれよりも、目が離せないのだ。星が次から次へと流れていく。これが流星群なのだろうか?先程淹れたコーヒーを注いだマグカップで手を温めつついれば隣の男は静かで穏やかな声音で聞いてくる。主語が抜けている以上一瞬では理解出来ず思考はフリーズするも直ぐに意図することは分かった。同時に流れ星じゃなくその話かよと笑いが溢れた。
「わりぃ。一瞬考えたは。質問がわからなくて。…お前と抜け出したあの夜からずっと最高だよ」
「そうでしたか。それならよかったです。…君を誘ってよかったのか…ずっと気になってたんですよ。」
「あんなとこに居るよりはよっぽどよかったよ。それに、多分普通に生きてたら見れないもんを沢山見れた。俺は結構満足してるよ。…お前は?」
「僕も。まさかこの歳でこんな大冒険をするなんて大学に居た頃は思いもしなかったですけど充実しています。」
その時、一際大きく歪な何かが俺たちの後ろから飛んでいった。
「あとどれくらい続くんですかね?」
「さあなー。それまでに俺たち以外は皆死んじまったりして。」
「うわー、それ一番嫌なやつじゃないですか?」
きっと普通の時なら俺たちはもっと呑気に暮らして接点なんかなく、一生お互いを知らないままだったのだろう。軽口を叩き合うたび居心地の良さを感じる。こいつに会えてよかった。この状況に感謝をしてるなど口が裂けても言えないが。
「さてと。また明日も移動だからそろそろ寝ようぜ。」
「そうですね。」
体も冷え始めてきたため自然の中に隠すようにはったテントに入る。俺たちはいつか幸せになれるのだろうか…それとも置いてきたあいつらの呪いを受けるのだろうか?まだ分からない。ただこいつとならば結構どこでも、何をしていても悪くない。いつかのその日だって。
「おやすみな。」
「おやすみなさい。」
いつも通りの挨拶だ。明日はどこに向かおう。
俺たちの果てはまだ来る気配がない。
「先生、どうですか? 探し物、見つかりました?」
振り返った先生は、困ったように眉尻を提げていた。
先生が学生の頃に「大人になったら見つけに来る」と決めて埋めたというタイムカプセルを探す旅に、半ば強引についていった。ここで思い当たる場所は最後らしいが、どうもまたハズレだったらしい。
本当は他にもあるんじゃないか、だからまだ行こう、どこまでもついていくから——
……ただのわがまま。学校が終わってから日が落ちるまでの短い短い二人旅が終わらないでほしいだけ。
「先生?」
先生はまだ同じ表情のままで、視線をふらふらと彷徨わせていた。これは隠し事にしておけなくなったときの癖だ。
「あ、のな。ここまで来て衝撃の事実を伝えるが……」
「もしかして、実は探し物なんてなかった、とか」
長くなりそうだったから数日前から浮かんでいた予想を告げると、普段は細い目を思いきり見開いてきた。
「やっぱりですか。だって先生、まともに探そうとしないで観光案内みたいなことばっかしてましたもん」
二人きりだったというのを抜きにしても、自称秘蔵スポットはどこも楽しかった。……笑い合った記憶がどうしてもよみがえるだろうから、改めて一人で巡る、なんてことは多分、無理。
「お前は、どうしてこんなことを俺がしたと思う?」
まさかの問いかけに考えが全くまとまらない。
「……ここまで来たら全部ぶっちゃけるが、俺は、お前の気持ちになんとなくだが、気づいていた」
全身から体温がなくなっていく。喉の奥が変な音を立てた。
私は今、ちゃんと立てている? 必死に隠していたのに、迷惑にならないように「いい生徒」であろうと努力していたのに。
——急にすべてが繋がった。こみ上げる感情を、笑い声で誤魔化す。
「そっか、わかりましたよ。私の思い出作りしてくれてたんですね。私が笑って先生から卒業できるようにって」
正直残酷でしかない。先生しか知らない場所をたくさん教えられて、つい自惚れたりした私はどうやって消化していけばいいの?
もしかして作戦だった? 私が食いつくと見越して、あんな作り話をしたというの?
「お前の言うとおりだ。……でもな、俺は、無理だったんだよ」
めちゃくちゃに罵倒してやろうとして、詰まる。
「意味が、わかりません」
気づけば、先生との距離が縮まっていた。両腕を伸ばせば簡単に捕らえてしまえるほどの位置に、先生がいる。
ぼやけた視界を拭って直すと、真剣な瞳とぶつかった。
「せ、んせい?」
「卒業するからって関係なく、お前は可愛い『生徒』のままだって思ってたのにな。……ある意味、探し物が見つかっちまったようなもんだ」
おそるおそる伸ばした手は、低めのぬくもりで包まれた。
「ありがとな。こんな奴、ずっと好きでいてくれて」
我慢できずに抱きついて、背中に感じたぬくもりにまた、目元が熱くなった。
お題:旅路の果てに
旅をして人の感情や思いにたくさん触れた
私にはわからなかったもの
嬉しいとか楽しいとか辛いとか悲しいとか
気持ちがあってもそれが何か分からなかった
一緒に旅をしていた人が
最期に残してくれた言葉
「君は君らしく生きればいい
そのうちきっとわかる日が来る」
旅の果てに失ったものは
一緒に旅をしてくれていた人
私を唯一心配してくれた人
それと同時に得たものは
自分の感情や思い
そして人とはどれだけ複雑で繊細で残酷で美しいということ
あなたが残してくれた言葉と
今までの思い出を胸に
今日も生きていく
「一つ質問していい?」
「なあに?いいよ笑」
「君はお米が大好きで、特に白米ご飯が大好きだった。それなのに急に世の中から白米が消えてしまった。突然のことだったから、君はどうしていいのかわからなかった。周りの人が君のことを心配してケーキとかお水をくれるんだけど、口にする気がわかなくて、でもどんどんお腹は空いていく。このままじゃ餓死しちゃうって時に炒飯を差し出してくれる人がいた。君は炒飯を食べる?それとも餓死してしまうかもしれないけれど白米がまた世界に戻ってくるのを待つ?」
「何その質問笑どんな意図があるの?」
「うーん、いろんな意図笑いいから答えて!」
彼は少し悩ましげな表情を浮かべて思案した後、
「僕だったら、きっと白米を待つんだろうな。自分でも馬鹿だと思うけど笑だって、それだけ白米が好きなんだったら炒飯のことなんて見られないよ。妥協して空腹に逆らえずに食べたとしても、それはそれで後悔するとおもうしね。君もそうなんじゃない?おんなじ答えでしょ」
と言って笑いかけてきた。
「きっと白米じゃなくて、ものすごくお腹が空いていたら炒飯を食べてしまう。けれど後悔すると思うの、なんで白米じゃなくて他の食べ物を食べてしまったんだろう、って。同じお米だからとか、もう白米はこの世界にないんだから似たものを食べて幸せになった方がいいっていうのはわかっているけれど、炒飯をくれた人に申し訳なくて。だって、自分の分を私にくれているんだよ?それなのに心から美味しいって、食べていて幸せってどうしても思えない。そう思うんだけどね笑周りの人に同じ質問をするとね、炒飯でいいってみんな言うの。だから私のこの選択は本当に馬鹿な選択だと思うんだ。」
春を待っている間の旅路の果てに、一つの答えが私の中で生まれた。
自分の心に嘘をついたり、言い聞かせたりしても自分も周りの人も傷つけてしまうということ。どうせ自分も傷つくのなら、私だけでいい。
「あのね、話したいことがあるんだ」
「返事?」
「…ううん、なんでもないやっぱ言えない笑」
どこまでも優しい人だ。人の気持ちがわかる人で、その分心の繊細さは私と同じくらいの人で。刺されたらどうなるかなんて刺されたことがあるから同じことはしたくなかった、刺したくなかった。けれどどうしてもやっぱり想いに答えることは無理だった。何故って自分の中でゆらぎない核心を持ってしまってるからで
私も彼もみんな幸せになるのは、きっと核心を折ってしまえばいいのだろう。現状折ろうとした。けど折っても幸せは手に入らない、それは偽物であると思った
長いような短いような旅路の果てに出た答え。
とても素敵な人だった。
幸せにしてくれる人だった。
けれど、私の気持ちがそうはさせてくれなかった。
この先どんな人と出会っても私の気持ちが変わらない限り幸せに離れないのだと、証明された瞬間だった。
【旅路の果てに】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
1/31 PM 7:30
「ただいまー、暁」
「あれ? お帰りなさい、お母さん。
お仕事、一段落ついたの?」
「まぁなんとか目処は立ったわ」
「お疲れ様~。ご飯食べる?
それとも先にお風呂入る?」
「とりあえずビール」
「はーい、持ってくるね。
……お母さんの会社は、
いつ働き方改革実施されるの?」
「そんなものは、政治家の描く絵空事よ」
「わぁ、世知辛い」
「……あんたは相変わらずクイックセーブ&
ロードを駆使して進めるようなキャラ攻略
ゲームばかりやってるのねぇ。
たまにはRPGとかやりなさいよ。
世界中を巡る旅路の果てに辿り着く
感動ってものもあるのよ?」
「え~? でも、そういうゲームは
もう少しで終わっちゃいそう! って
思うと、最後の町で止まっちゃって、
そのままクリアしないで放置になりがち
なんだもん」
「そんな半端なとこで放置するなんて、
ゲームプログラマーの母に
ケンカ売ってるのかしら、この娘は……」
「売ってないよ~。尊敬してます。
……それで、ご飯どうするの?
何かリクエストある?」
「……オムライス」
「オムライスでいいの?」
「私の思い出のゲームの中では、
疲れて家に帰ると、パワフルで優しい
ママが、ゲーム開始前に自分が設定した
好きな食べ物を作ってくれたの」
「それがオムライス?」
「そう。いつだって私を勇気づけて、
元気をくれるママだった」
「へぇ~。ちなみにパパは?」
「パパは遠くにいて、
電話で話すしか出来なかったわね。
ぶっちゃけ、セーブポイントなんだけど。
冒険に必要なお金を振り込んでくれたり、
たまにおせっかいを焼いてきたり」
「……お父さんとほぼ一緒だね」
「……私も言っててちょっとそんな気がしたわ」
「ふふふ。じゃあ今夜は思い出のママの
代わりにわたしがオムライスを作るね!
真夜(よる)くんが作ってくれた
ハッシュドビーフもあるから、
ハッシュドビーフオムライスにしちゃおう」
「旅路の果てに」
まだ
「果て」を
経験したことないので
ここに記すことができない
この歳になって
まだ
何一つ成し遂げてない自分
亡くなる寸前
いい人生だったな
と
そう思えたら
やっと
このお題が完成し
「果て」を語れるはずだ
「旅路の果てに」
旅路の果てに見えるもの。
希望があればいい。
花の香りが漂うような明るい場所だとなおいい。
人生は素晴らしき冒険旅行。
ただ明るいほうへ進めればいい。
旅路の果てに
人生という旅路の果に行き着くのは死
どこまでも続く長いハイウェイ
一台の青い車が走っている
運転しているのはいつも君
同乗しているのはいつも私
気が向いたときには私がハンドルを握り
君は助手席で夢を見る
車の中は不思議な空間だ
運転しながら君とする会話はいつもよく弾む
たまに喧嘩もするけれど
不貞腐れて窓の外を眺めているうちに
いつの間にか仲直り
エンジンの音の上でループするリズム
ロードノイズが奏でる二人のグルーヴ
私達の旅は気まぐれだ
目的地なんてあってないようなもの
山だろうが川だろうが
昼だろうが夜だろうが
走りたい場所を走りたい時に走り
疲れたらその辺のモーテルで休む
目的地は決めてないけれど
行く道を決めるのはいつも君
二択を選ぶとき
困り顔の君は
それでいていつも選択を楽しんでいた
ある日の朝
モーテルでいつものように二人だけの時間を過ごし
朝日が昇るとともに起きた
君がいない
慌ててモーテルを飛び出すと
車のボンネットに腰掛けて黄昏れている君を見つけた
私に気がつくと君は笑って
「もう降りなきゃ」
そう言って君は、右手をアンダースローの形に構え
私に向かって何かを放り投げる
私は地面すれすれでそれをキャッチする
自動車の鍵が私の掌に収まっている
顔を上げると、もうそこに君はいなかった
私は、荷物をまとめて車に積み込み
鍵を差してエンジンをかける
誰も乗っていない助手席に目をやるが
すぐに前を向いてハンドブレーキを下ろし
ハンドルを握ってギアを上げる
私の旅が、どうか綺麗でありますように
君の旅が、どうか綺麗でありましたように
「−旅路の果てに−」
旅路の果てに
こんなつもりはなかったのだ。
ただ少しだけ人よりも戦うのが上手かったらしい。
敵を倒して倒して殺して殺して。
そうしていつのまにやら根無し草の旅人が勇者とやらになってしまっていた。
別に地位とか名誉とかそんなものが欲しかったわけでもないのだ。
金は欲しかったがそれだってただ美味しいものをお腹いっぱい食べたかっただけなので。
そんないらないものばかり手に入ってしまい代わりに何よりも愛した自由をなくしてしまった。
未知を見たかった始まりはただそれだけだったのに。
嗚呼全く人生ままならないものだなぁ。