『放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
放課後はいつも部活ばかりしていた
学校は地獄だったが、部活動はまだマシだった記憶がある
小中と6年間やり通したことは偉いと思う
今思うと子供の頃の自分は忍耐強くまじめに取り組んでいたと思う
ただそのため高校でストレスでパンクした
その後の人生もストレスを溜めてはパンクの繰り返し我ながら成長がない笑
高校生になると、放課後によく友達とカラオケに行ったり、お喋りしたりするようになった。課題やテストのことを忘れられる、いい時間だ。大人になるとこの感覚は色褪せていくのかな。
「では、これより会議を始めます」
重苦しい台詞とは裏腹に、周囲から聞こえる雑音はいつにも増して騒がしい。なぜなら、ここは駅近くにあるファミレスだからだ。
「議長」
「はい中沢くん」
「ここのアイスは仕入れているメーカーが他社と違うと聞きました。ソフトクリームバーも付けることを提案します」
中沢と胸元に刺繍の入ったジャージの少女が手元のメニューを揺らしながら前のめりに提案した案に、同じくメニューを持ち真剣に聞いていた他二人が頷く。
「では本日はいつものピザにソフトクリームバーということで」
先ほど議長と呼ばれた一つ結きの少女が店員呼び出しボタンを押し、ふうと息をつく。途端に張り詰めていた空気が緩み、席を囲む四人からも苦笑やあくびが漏れた。
「うちら授業中より真剣じゃん」
「マジにならなくてどうするのよ、放課後だよ?」
「放課後ぐらいちゃんとしないとね」
「森センに怒られそー」
授業の終わりを知らせるチャイムが鳴る。先生の説明を静かに聞いていたなんて嘘のように教室が賑やかになった。
「お腹が減った」「遊びに行こう」「練習試合が待ちきれない」とみんな思い思いのことを言い合って、担任の先生が連絡事項を伝えてくれる間も賑やかさは変わらなかった。
みんなこの後の予定が楽しみなのだ。私も『放課後』を待ち望んでいたそのひとり。
教室を出て階段を下りているのに普段よりも長く感じてしまう。早く早くと着いた靴箱はやっぱり混雑していた。彼が門の前で待っているのに、人波がなかなか引かなくてもどかしい。彼は人目を惹く容姿をしているから囲まれていないか心配だった。学校のマドンナが彼にアタックするだとか噂も立っていたから余計に。
結果は、杞憂に終わった。彼は別のものに囲まれて私の想像通りにはなっていなかった。彼の足下にはにゃぁ~んと猫が転がって気持ち良さそうに喉を鳴らしている。
「あんまりくっつかれると毛がついちゃうんだけどな」
彼に撫でられている猫を羨ましく思った。大きなあったかい手は安心するから、私以外を可愛がっている彼の手に、猫に。ちょっとの嫉妬心。
「君も撫でたい?」
ほら、と撫でる手を止めて場所を開けてくれるけど猫は私を見もしない。そろそろ手を伸ばして撫でようとしたらシュッと鋭い爪が。そのまま猫は威嚇して去ってしまった。
ポカンとする私の手につぅーっと現れる赤い線。ヒリヒリして次第に赤が垂れる。そこに彼の唇があたっていた。あまりに自然で猫に舐められたようなざらりとした感触は一瞬で幻のようにすぐに離れた。パクパクする私に彼は一言。
「消毒」と。
「…驚かせちゃったかな」
「臆病な子だったかもしれないね。大丈夫、次は仲良くなれるさ」
血が流れないことを確認して彼はホッと息を着いた。ペタリと貼られた絆創膏はなんとも可愛い猫の柄。彼の指先にも同じものが巻かれていた。
「妹が持たせてくれたやつだよ。俺より君がつけた方が可愛いや」
「お揃いだね」
私は手の甲だけど意図せずにお揃いになったことが表情に出てしまう程に嬉しくて絆創膏を猫の代わりに撫でた。一緒に帰るだけなのが少し惜しくなる。
「…放課後デートにしようか。君の好きなフラペチーノの新作出ていたんだよ」
こっそりと期待した言葉をくれる彼はどうかな?と小首を傾げて、私が頷くのを待っている。
放課後、私は決まって
グランドが見える校舎でサッカーを眺める
女子達はグランドのフェンスの周りで
集まって観戦してるけど
実は校舎から眺める方が良いなんて
知らないんだろうなと少し優越感に浸る。
私は別にサッカーが好きなわけじゃない。
幼なじみと一緒に帰るのが日常だったから
仕方なく終わるのを待っているようになった。
彼は決まって教室で待っていた私に
「今日も下で見てくれなかったの?」
なんて聞いてくる。
答えなんてわかってるくせに
「そう。ここで見るサッカーは最高だから」
いっっつもこう答えて
彼と並んで歩き出す。
クラスが違くても放課後がいつも一緒だから
もしあなたが休んだ時は
寂しい放課後になってしまうかも
─────『放課後』
放課後
高校 1 年の土曜日の昼の放課後。当時、学校も会社も「ハントン(半噸=半分で噸ずら?)」と言って昼前までだった。
ひとみ(漢字で書くと“人見”もち男友達)と二人で、大阪の繁華街の食堂で 月見うどん を食べて、その脚で近くのレコード屋に立ち寄った。
中学の頃から大好きだった歌手の岩崎宏美(ひろりん、LOVEちゃん、L- O- V- E ラブちゃん~とかファンは言ってた。)の当時三千円ぽっきりのLPレコードを予約も無しに買った。
(なんか消費税が付かないと間持ちが悪い、いっそ紙幣を三千三百円札とかにして出して欲しいお釣りに手間取らない!)
本当は予約しないともらえない〇〇ホールでのワンマンショーと言うより女性だからソロコンサートの券を二人入れるやつをもらった。良く見たら、その日の開催だった。
夕方から始まるコンサートだったので、1時間程、歩いていった。会場には、ひろりん御バカと言うより、ひろりん度アホウさん達が集まっていた。1,425席満員だった。立ち見もいたような気がする。皆な男だった。真ん中あたりの席だった。“ひろりん”を生(実演)で見るのは2回目だった。
3回目のコンサートは厚生年金会館の2階席で2~3曲聴いて余りの心地良さで熟睡してしまった。前売り有料だったので一回チャラになってしまった。目が覚めた時には終わってた。2回席なのに“ひろりん”は、こっちを見て、ちょっと睨んで立ち去っていった。
二十歳に成って原田知世(15歳)ちゃんのファンに成るまでずっと好きだった。その頃 “ひろりん”は結婚した。
〈未成年でも、5歳までの年齢差のスケベ交際は認めるとか言う法律が全会一致で可決されるみたいだ。
前には最高裁で東京都の条例で検挙された、15歳女高生?と結婚を前提に交際してた男性に無罪判決がでたらしい。
戦前(産めよ殖やせよ時代)までは
~姉やは15で嫁にゆく~20過ぎは、おばさんだった。
都はるみは18の時おばさんと言われた俺も言っていた。百恵ちゃんも中3トリオの時から好きだった俺は小学生だった。〉
よちよち歩きの頃、母より俺の面倒を良く見てくれた東京から来たお姉ちゃん(とは言っても幼稚園児ぐらい)母はその子を江戸っ子ちゃんと言っていた。
そのせいか“ひろりん”(俺も、ひろりん)の歌の「聖母(マドンナ)たちのララバイ」の歌を聴くと、母から聞いた江戸っ子ちゃんの話しを思いだす。
ララバイは子守唄。
小学生5年の時から持てて中学校の時にはファンクラブまであったのに野球が恋人だといって交際を断り続けたら
小学生の時からロリコン、おかま呼ばわりされた。
どちらかと言うと、オネコン(お姉様コンプレックス、おねーコンではない!)の小学生だった、あべ静江、オードリーヘップバーン、カトリーヌドヌーヴ、キャンディーズの蘭ちゃん、日活ロマンポルノのお姉さんが大好きだった(当時、路地横の日活ロマンポルノのオッパイ丸見えの大看板の前を通るのが大好きな小学生だった。)
ひろりんコンとオネコンだった、今は法律厳守の18~30女性と結婚出来たら良いなの今日は乃木坂の筒井あ〇め(18)コンの🥰徳博りん🙃
P.S
“ひろりん”のお母様が鹿児島の奄美大島出身だと昨日、知りました。
わたくしの母方の祖父は奄美徳之島出身で、苗字を昇(のぼる)と申します。薩摩士族です。
登(のぼる、昇のぼり)さんもいます。一画多いですが德も(のぼる)と読みます。
二葉亭四迷と並ぶロシア正教、ロシア文学の第一人者の昇曙夢(のぼりしょむ)〈著書:大奄美史、奄美群島本土復帰に尽力〉が親戚にいました。
よく中国人のヒトと間違われます。テレサテン(澄麗君)さん、鄧小平氏には登の字があるのに日本の登(のぼり)は間違われないのに!
林(りん)さんは逆ですね“はやし”て言われるでしょ!
藩主の島津一族は秦始皇帝の末(渡来系大和)で秦(はた)氏を名乗る家もあります。わたくしも一族です。
思春期の長い間好きだった“ひろりん”
が、もしかしたら親戚なのかもしれないと、ビックリしました。“ひろりん”はわたくしの尊敬する、さだまさし氏を大明神と呼んでいます。
敬具
41作目
放課後はボーナスタイムだ。
放課後は楽しいことが百倍になる時間なんだ。
例えば学校で怒られてもあっても、ボーナス100倍で大逆転だ。
だからいつも家にランドセルを置いたら、友達と遊びに行っていた。
でも今日はみんな予定があって遊べない。
塾とか習い事らしい。
遊べると思ってたから、ガッカリだ。
ガッカリも100倍。
なんか面白いもないかと思いながら歩いていると、泣き虫の花子が道のの端でしゃがんでいた。
どうせ転んで泣いてると思って近づくと、スコップを持って花を植えていた。
声をかけようと花子の顔を見ると、真剣な顔をしていた。
初めて見る表情に驚いて声が出ない。
なんとなくずっと見ていると、花子がこっちに気づいて顔を上げた。
「あれ、太郎くん、どうしたの?」
花子は不思議そうにこっちを見る。
「今ね、お花を植えているの。やってみない?」
花子はスコップを渡そうとしてくる。
「いや、友達と約束あってさ。えっと、忙しんだ。また明日な」
そう言って家の方向に走り出す。
しばらく走って、家の前で止まる。
走ったせいで心臓がドキドキしていた。
家の前まで来て、安心していると花子の真剣な顔が頭に浮かんでくる。
慌てて首を振る。
ちがう、少し驚いただけだ。
そうだ、胸が変なのはいるのは走ったせいだ。
あいつなんてなんとも思ってない
だから花子のことで100倍ドキドキしたなんて絶対にない
放課後の教室でうたた寝をしてしまった。
目覚めると、そこにはクラスメイトで同じ部活動の部員でもある、仲の良い男子生徒が立っていた。
「あれ? なんか寝てたみたい。どうかしたの?」
伸びをしながらそう声をかけると、彼は上擦った声で「なんでもない」と答えた。
それから少しだけ会話をして、彼は教室を出て行った。
さて、今日は部活もないし、友達も用事ですぐ帰ってしまったし、自分ももう帰ろうか。
そうして、鞄を持って教室を出たところ、廊下に、同じくクラスメイトで同じ部活の男子生徒――そして、好きな人でもある――が立っていた。
「あれ? もしかして帰るところ?」
そう尋ねてみると、なんだか様子がおかしい。
「あー…………」
目を合わせようとしない。顔も強張っていて、なんだかとても不機嫌に見える。
「……なんか、怒ってる? なんで怒ってるの? 何かあった?」
その問いに、彼はただ苦い顔をして「怒ってない」と一言言うと、すぐどこかへ行ってしまった。
――え?
素っ気ない態度で避けられた。
怒っていないようにはとても見えない。気付かぬところで何かしてしまったのだろうか。
もしかしたら、本当にただ虫の居所が悪いだけだったのかもしれない。
でも、少し冷たくされた。たったそれだけのことなのに。胸の奥に棘が刺さり、それがじわりと膿んで拡がっていくような。
そうしたら、胸がどんどんと痛くなっていって、なんだか堪えられなくて。痛みは涙になって頬へと流れ落ちた。
帰る元気も失って、教室へ一人戻る。
ふわりと揺れるカーテンに抱き締められるように包まる。
――好き。
好きだから、こんな些細なことが耐えられない。
情けない。辛い。どうしよう。嫌われてたらどうしよう。
放課後の教室は静まり返っていて、彼女は声を押し殺して泣いた。
『放課後』
【放課後】
放課後の誰もいない教室で、ルーズリーフにシャーペンを走らせる。窓から差し込む夕陽の鮮やかな橙色の光が、世界を鮮やかに染め上げていた。
この時間だけは、私は自由だ。剣を手に取り戦うお姫様の物語、美しい神様に恋をした少年の物語、たわいもない日常を過ごす学生たちの物語……私の想像した世界が、どんどんと形になっていく。わずらわしいことの全てを忘れ去れる。
不意に隣の席に誰かが腰掛ける気配がした。図書室で借りてきたらしい本を君は無言で開き、黙々と読み進める。いつものことだ。話しかけてもこないのだから、わざわざこの人気のない教室で私の隣に座る必要なんてないなずなのに、いつだって君はそうだった。
人がいる空間は嫌いだ。だけど君が隣に座るこの時間は、それほど嫌ではなかった。奇妙な温かさが胸を包み込む。気持ちが和らいで、綴る物語も美しく優しいものへと変わっていく。
(私は君のことが、案外好きなのかもしれないな)
物語ならこの感情は、間違いなく『恋』と定義づけられるものだろう。いかんせんここは現実で、私にはこの穏やかなばかりの安らぎを恋と称することに対して、いささかの抵抗があるけれど。
私のシャーペンが文字を刻む音と、君が本のページをめくる音。二つの音が奏でる旋律に耳を傾けながら、私はただ物語を紡ぎ続けた。
放課後
放課後、教室の窓から外を見る。校庭の隅でストレッチをしている彼。陸上部の彼は誰もが認めるイケメンだ。彼と付き合いたいと思っている女子は沢山いる。
ふと見ると、教室の窓から同じように彼を見ている女子が数名。彼が人気があるのは仕方ない。皆んなに優しく、モテることを鼻にかけることもなく、ユーモアもある。
女子生徒が数名、僕のところに集まる。
「ねー幹太、渉は誰か好きな人いるの?どんなタイプの人が好きか聞いておいでよ」
「あいつの好きな人なんか知らね〜よ〜。自分で聞けよ」
「自分で聞けないから幹太に聞いているんじゃん。ねっ、お願い」
「わかったよ、今度、聞いてやるよ」
そんな会話が終わり僕は教室から出る。校庭の渉のそばに行き、
「渉、女子が教室からお前を見てるぞ、渉の好きな人は誰かとか、好きなタイプを俺に聞いてこいってうるさいんだよ。ほら手でも振ってやれよ。」
渉が小声で、
「俺が好きな人は、幹太お前だ。練習が終わったら、お前の家寄るから。二人で過ごそう。愛しているよ幹太。」
そして、女子に向かって手を振る渉。そう、僕達は愛し合っている。学校では親友だけど、本当は付き合っている。
「待ってるよ、じゃあな」
と言って別れる。
皆んなからすれば、いつもの放課後。でも、僕と渉にとっては約束の確認をする、特別な放課後、、、。
放課後
放課後は部活の時間だった。
部活は好きじゃなかった。
演奏は好きだけど、自由に模索する時間が取れない拘束時間は苦痛だった。
ひとりで練習したあの時間、居残り練習の時間だけが私の青春だった。
人と一緒にやるのは向いていなかった。
みんなでハーモニーを作るのが大事だったのに。
放課後って気持ち高ぶる魔法の言葉
ワクワクが止まらない
放課後って誰もが憧れる理想の言葉
何もかもがドキドキする
魔法の言葉
日誌も職員室に持っていったし、黒板も綺麗にした。
窓の戸締まりもオッケー。
最後の鍵かけを終えて下駄箱に行くと、猫の鳴き声がした。実家で昔、私が飼ってた猫に似ている。くるくると喉をならす甘えた鳴き声。
「お前どっからきた」
見知らぬ男子が迷い込んだ猫と喋っている。まだ子猫だ。
「くすぐってぇな、舐めるな。それはダメだって!噛むな、破れる!」
ジャージの袖を噛まれて悪戦苦闘しているみたい。
普段だったら知らない人、それも男子になんて声も掛けられないはずの私だけど。
筆箱に付いているキーホルダーや飾りを手に取って、しゃらしゃら鳴らしながら近づいた。
「おっ」
猫が興味津々でこちらを向いた。あ。茶トラだ。可愛い。
「下駄箱の上でにーにー鳴いててよ、オレどうしたらいいか分からなくて」
「この子、まいご?」
「かもな」
2人でしばらく猫と遊ぶ。
男の子は髪を纏めていて肩幅がすごい。運動部かな。ちょっと見た目が怖いけど、子猫に向けている目がきらきらしている。可愛いもの好きなんだ。
「かわいー」とか「ねこー」「これが欲しいのかーほれほれ」とか。名前も知らない男の子と、猫を中心にして遊ぶ。
陽の落ちかけた下駄箱で、私達以外の誰もいない不思議な空間。
「お前、名前は?」
と、突然問われた。どきりとして、慌てないように気を付けながら口を開く。
「める」
「は?」
「メルルって言います」
顔を上げた男の子と見つめあう。
「いや、猫な。オレはヒムな。こいつはもうネコでいいや」
猫に言ったのか!恥ずかしい。私は真っ赤になる。
「あ、やべ。オレ倉庫の鍵取りに行く途中だった。猫頼むな」
突然彼が立ち上がる。背が高い。180…あるかも?
大きな身体に圧倒されながら、どう返すか困ってるうちに、彼は廊下を靴下のまま行ってしまった。
「ちょ…」
猫、どうするの!?
夕方の迫る中、私は小さな猫を抱えて途方にくれた。
ぬいぐるみのようなもこもこで温かい生き物はこちらの気持ちなんかお構いなしに、可愛くにーにー鳴いていた。
『青春』はしたいと思うものじゃなくて、積極的に行動した結果得られるものだった。
学生の頃の僕は、青春にただただ憧れていた。
具体的に何かしたいとかはなく、キラキラしてそうな青春を夢見てた。
こんな僕でも、もしかしたら輝けるよう時があるかと思った。
でも、結局青春と呼べる思い出を作れないまま時間は過ぎた。
たわいないことで笑い合える放課後はもうない。
あぁ、どうして僕は大切なことに気づくのがいつも遅いのだろう。
放課後は、俺にとっては嫌な時間だ。
俺は自業自得だが勉強が出来ない。そのせいでいつもテストは赤点。
ほとんどの教科で補修を言い渡される。
今日は、国語の補修だ。
「あー、わかんね。めんどくせぇ……」
漢字はまだしも、文章問題が難しい。
何となくわかるものの、答えのまとめ方が分からない。
「あー、今日は何時に帰れるかなー」
教室で何時ものようにわからず項垂れていると教室に誰か入ってきた。
「林君。どうしてまだ教室に居るの?」
声をかけてきたのはこのクラスで一番の優等生で、眼鏡をかけていて、髪の毛はロング。
新学期でたまたま席が後ろ前になった俺達は、何となく話すようになったものの、席替えをしてからは話さなくなってしまった。
彼女の名前は松輪 ひかり(まつわ ひかり)
「どうしてって、見りゃわかるだろ?
補習だよ補習。ま、わかんねーからいつ帰れるかわかんないけどね?……そういう松輪は?いつもならもう帰ってるじゃん」
「今日は、先生に頼み事されて、職員室に行ってたの」
「ふーん。先生のお気に入りは大変だな」
「あはは、うーん。正直、少し面倒くさかった」
彼女はそう言いながら、俺の机に近づいてきた。
「国語の補習?」
「そうだよ。漢字はわかるけど、文章はむりだわー」
そう、俺が言うと彼女は俺の前の席の椅子を後に引いて、背もたれをこちら側に向け、座った。
「?なにしてんの?」
「国語、私得意だから。早く終わりにして、帰ろう」
いわゆる、勉強を教えてくれるという事だろうか。それは、とても助かる。
彼女の教え方はとても分かりやすく、今まで悩んでいたのが嘘かのようにスラスラ解けた。そして、あっという間に終わってしまった。
「……スゴッ……もう終わった」
「はい。お疲れ様でした」
「うん。ありが……………」
補習のプリントから彼女に目を移すと、彼女は、とても綺麗に、可愛い顔で笑っていた。
夕日に照らされてそう見えるだけだったのかどうかわからないが、俺は………見惚れてしまった。
「…、林君?どうしたの?」
「えっあっ、いや、その!!」
彼女に見惚れてました、なんて絶対に言えない!!そう思いながらも、小さな恋の芽が生まれようとしている事をこのときの俺は、何となく感じたのだった。
【放課後】
(※性的表現有り🔞)
「んっ…」
ここは誰も来ない場所。
部活で他の生徒が居なくなったら
先生はこっそりとオレに触れる。
「あ…
先生 気が早いですよ?」
後ろから かたくなったモノが
背中に押し当てられる。
オレはこの時に
ゾクリと興奮のスイッチが入る。
先生は1人の『オトコ』となり
獣のように息を荒らげる。
興奮がソコまで達しているのが伝わってくる。
ここは誰にも見えない場所。
先生と生徒のその先へ
オレ達は向かう。
放課後に君は金魚になる。
普段優等生をやっている君は、毎週金曜日、地味なブレザーを脱ぎ捨てて、たっぷりのレースがあしらわれたワンピース姿になるのだ。血管のように透ける赤いそれは、風が立つたびにふわふわと舞い上がる。ちょうど真昼の揺らめきに溶けてゆく、金魚の尾びれみたいに。
塾から家に帰る途中、街中でそんな君をみかけた。
夜のネオンに照らされて、君は男の人といた。父親かと思ったけれど、また別の日にみかけたときは、違う男が隣にいた。けたたましい人工の光のなかで赤いレースはゆらゆらと光って、暗い水中に滲んでいくみたいだった。
「エンコーしてんでしょ」
「バレたら退学だよね、あれ」
もはやクラスで知らない者はいないらしい。そこはかとなく囁かれる好奇の燻りの渦中にあって、君は目立つことをやめない。学校で何度か声をかけてみようとも思った。でも、いつも君の周りだけ切り取られたみたいに浮いていて、その瞳は薄暗い水面を見上げて漂っている。水槽の隅に沈む観賞魚のようだとも思った。
君の家は土地持ちで、お金に困るような生活はしていないはずだ。勉強もできて容姿もいいし、毎週の習い事をたくさんこなして何でもできる。
なのに君は孤独な金魚だ。
隠す気のない派手な姿を、まるで周りに見せつけるようにして雑多な街並みを泳いでいる。どうしてそんなことをしているのか、きっとこれからも聞けない。
チャイムが鳴り終わり、今日も君は誰よりはやく帰宅する。ネオンの海にゆらゆらと揺れて、君の赤い尾びれは夜の孤独と一体になりにいく。その心を誰にも知られないまま。
放課後に君は金魚になる。
放課後
貴方は私の手を取って走った、何処に行くとも言わず。
ただひたすらに走った、困惑していたら貴方が足を止めて上を見ろというから上を見た、私の目には綺麗な夕焼けが映っていた
綺麗…それ以外何も考えられずにいた。
いつの間にか私の涙は止まっていた。
放課後…
中学の時
大好きだった先輩が卒業し
他の市の学校へ進学した
もう学校へ行っても
会う事は無い
放課後の部活動を
遠くから見る事も無い
街でばったり
なんて事もまず無い
泣きに泣いた
あの寂しさは
今でも忘れない
二年後突然
お付き合いしませんか
と電話を受けた
へ?
二年前の情熱はどこへやら
流石に辞退させて頂いた 笑
卒業式に貰った第二ボタンは
どこやったんだろう
物持ちいいので
ホワイトデーのお返しの
ミッキーのクッキー缶は
まだある笑
放課後は
大好きな先輩と
何処かでバッタリ会えそうで
ワクワクした時間だった
そんな事より
次のお題は
「子供のように」
だろうか… 笑
「放課後」
青春
圧縮された自由が拡散してどこまでも広がる
夜の闇がそれを阻もうとするが
旅人はそれを打ち破ろうと足掻く
その闘いによって得られる時間は宝物である
※放課後