『恋物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どんな恋にも終わりはある
絵本で読んだ人魚姫にだって
流行りに乗って読んだ少女漫画にだって
その形がどんなものであろうとも
永遠などないと分かっているつもりだった
けれど僕は気付いてしまった
馬鹿みたいに縋るように永遠を望んでいるのだと
そしてそれは君を等しく永遠に
動けなくしてしまう事と同じだと
僕達の交わした約束は今や綺麗な琥珀となって
光が当たる度キラキラと輝くけれど
果たされる機会を失ったそれは
直視するにはまだ少し苦しい
「もうやめよう」って笑って言った君の声色が
本気かどうか見極められないまま
無意識に子供みたいな
我儘を放ったこの口が憎い
君が苦しむくらいなら何でも、なんて
誠実なふりをしたこの胸が恥ずかしい
結局僕はまた君の声に安堵している
永遠などないのに
心配して電話くれたりLINEくれたあの頃に戻りたい
私は今日、彼に告白する。朝ラブレターを彼の靴箱に入れて教室で今か今かと待っていた。彼は委員会に入っているため、おそらくもう少ししたら来るだろう。心臓が張り裂けそうになりながらも何とか落ち着く。きっと、
大丈夫だ。どんな結末になったとしてもこの想いを伝えられるだけでも十分なことだ。それに──
「えーっ! ラブレター渡したの?」
「うん。」
「そっかー。あんたもついに勇気を出したって事ね」
「でも、振られちゃうかも」
「頑張れ! もし駄目でも私達は応援して見守ってる
からね」
そう、私には応援してくれる友人たちがいる。だから
ここで逃げるわけには行かないのだ。
その時、ガラッと扉を開ける音がして彼がやって来た。私の緊張がピークに達する。
「ごめんね、待たせちゃって」
「ううん、いいの。私のほうこそわざわざ来てくれてありがとう。」
「それで、話って何かな?」
さあ、遂にやってきたこの瞬間。落ち着け、私。何度もシュミレーションしてきたじゃない。ゆっくり深呼吸しながら言葉を紡いだ。
「あ、あのね、私、実はあなたの事が──、あなたの事が好きなんです! 付き合ってくれませんか!」
私、言えた。言えたよ、皆。前を向く。彼の表情は
夕日が差し込んでいるせいでよく見えない。断られて
しまうだろうか。そんな不安が頭をよぎる。彼が口を
開いて言った。
「俺は─────」
その後、彼が彼女にどんな返事をしたのかは想像にお任せする。
『恋物語』
恋物語
恋をして、わかったつもりでわかってなくて
他の恋と比較して理解しようとする
詰まるところ、正解のない物語である
日々の繰り返しの中で出会った君
2人歩み寄り
気持ちは繋がった
そこからの日々は
沢山の極彩色の記憶
やがて
トーンは淡くおちてゆき
しずかな灰色になる
モノクロームの思い出
♯恋物語
憧れた 恋物語と違うけど
あなたと暮らす 今が楽しい
【恋物語】短歌
恋物語か〜、、、
甘酸っぱい恋とかしてみたかったなー
片思いが楽しいと思ってた時期もあったけど、やっぱり両思いが1番幸せなんだよね〜!
明日は君と想いあえればいいな
これは、私の恋物語。
私だけの、誰とも違う、物語。
この物語は、私の青春。
私の人生が詰まっている。
この物語の最後は、大好きな君と居られたらな。
君の傍に居られたら、私は十分幸せです。
最後まで君の隣に、居られるように。
お題〚恋物語〛
恋の方がロマンティックで
愛になるとシステマティックで
出逢った頃から
何度でもやり直したい
そんな夜
知りすぎないってこと
スマートフォンに残る
あなたのアドレスと写真を消した
それだけで
"恋物語"は呆気なく終わったんだ。
【恋物語】
たとえばすれ違っていた二人が、互いの想いを確かめ合いキスを交わす物語。たとえば恋人同士の二人が、様々な障壁を乗り越えて結婚する物語。そうした物語をこそ『恋物語』と称するならば、はたして僕たちの紡いできた物語はどのように分類されるのだろうか。
「相変わらず君って、難しいことを考えるよね」
悶々と頭を悩ませる僕へと、君はあっけらかんと笑った。日曜日の早朝、住宅街の片隅でひっそりと営まれる喫茶店。開店前のこの時間、クラッシック音楽のゆったりと流れる店内に客は僕一人だけだ。君が珈琲豆をミルで引く音が、優雅なはずのクラッシックの音色をやけに現実的で素朴なものへと変えていた。
「そういう予定調和なエンディングがあるのは、それが物語だからだよ。現実の人間関係なんて、綺麗に分類できなくて当たり前でしょう?」
慣れた手つきでフィルターをセットし、君は挽いた粉をフィルターへと入れる。布でできているから紙のものよりも口当たりが滑らかになるとか何とか前に言っていたけれど、あまり理解できてはいなかった。
お湯を注いで、一度止めて。少し置いてからまたお湯を。何でそんな面倒なことしているのかは知らないが、あまりにも見慣れた手順だから、君が次に何をするのかまですっかりと想像できるようになってしまった。
煮立ったミルクを珈琲カップへと注ぎ入れて、軽くスプーンで撹拌して。ことりと涼やかな音を立てて、君は僕の前へとそれを置く。シュガーポットも忘れずに。そうしてこの世で一番愛おしいものでも眺めるみたいに、柔らかく瞳を細めて微笑んだ。
「現実なんて複雑なんだから、一緒にいたいからなんて理由で珈琲専門店に通ってくる、珈琲嫌いな男の子の恋物語があっても良いんじゃない?」
「っ、珈琲は嫌いなんじゃなくて、苦手なだけだから!」
半ば反射的に言い返しながら、角砂糖を三つカップへと放り込んで口へと運ぶ。メニュー表には存在しない、ほぼホットミルクな珈琲の優しい味が僕の口の中を満たした。
あるところに、一人の少女がいました。
少女は、積極的でした。
好きになった男の子に、よく話しかけて
いました。
少女はほんの少し、女性に近づきました。
好きな男の子に、話しかけるということを
意識するようになりました。
ドキドキすることを覚えました。
もう少女と呼べなくなった頃、
彼女は、あるクラスメイトのことが
気になっていました。
抱えていた感情が「好き」というものなのか
よく分からず、彼が人気者だということもあって、
友達に自分の気持ちを話すことができません
でした。
彼女の世界が広がり、いろんな人と会うように
なって、おつきあいというものをするように
なりました。
会話が合ったり、笑いあったり、ケンカしたり、
いろんなことがありました。
傷ついたり、泣いたりすることも覚えました。
彼女は、今までを振り返ってみると、
あの時は、ああ言えばよかったなとか、
こうしたら、もっとよかったなとか、
そういうことが解るんだそうです。
大人になって、そう思うことができるように
なったということです。
「好き」や「愛」は、特別な感情に思えます。
自分の心を揺さぶられる人に出会うことは、
簡単ではないと思います。だから、そういう人に
出会うと一緒にいたくなるのでしょうね。
「恋物語」
好きなものを好きでいるのは難しい。
だから皆が思い思いの手段で好きを語る。
そんな当たり前ができなかった私は、いつしか心に蓋をした。
見て見ぬふりをしつづけて、
何かを好きになる感覚もなくなって数年が経ったある日、
彼女に出会った。
彼女は自分が優れた人間ではないことを知っていた。
それでも誰よりも強くあろうと自分を信じ続けた。
健気で 、気高く、可愛らしい。
その姿に、もう一度蓋を開ける勇気をもらったのだ。
もう二度と、
私は好きを諦めない。
~恋物語~
恋なのか何なのか
未だによく分かりません
その時その時はドキドキした気になったり
ソワソワしたりしますが
果たして恋心からなるものだったのか
無理やりそういうもんだと思い込んでいたような
そんな気がします
アホなのか子供なのか
自分からは気付かない何かボンヤリした感覚しかなく
珍しく自分からだと見る目がないというか
失敗ばかりでしたが
今の主人に猛アプローチ
人生初の!
相手からの愛が大きいと分かれば
自らの愛も大きく育つんだなと思いました
結果オーライ
お陰様で幸せです
そんなものには縁などなかった。考える余裕だってなかったし、そもそもそれがどんなものなのか知る術もなかった。
それが一転したのは親のもとを離れ寮で暮らすようになってからだ。いや、もっと突き詰めるならば、特待生になってTrickstarに出会ってからだろう。それまでのオレはアイドルにしか興味がなかった。親に見せて貰えていたのがアイドルだけという理由もあるけれど、自分自身が他を見ようとしていなかったのかもしれない。視野の狭かったオレの世界がそのときから一気に広がったように思えた。
まずは仕事だったのにそこまで興味のなかったゲームの面白さを知った。最初は仕事で関わったし一度くらい触ってみるか、程度の認識だったのに、その場で出会った遊木さんの舐めた態度にムカついて乱入しまくった。ゲームはやったこともなかったのに。そして結局一度も遊木さんには勝てなかった。でもそうやって遊んでいるうちに、純粋に『誰かと遊ぶ』ということが新鮮に思えた。
そのあと繋がったSNSによって遊木さんから色々なものがもたらされるようになった。流れて来るものを目にすると、これまで本当に視野が狭かったのだと改めて突きつけられた気分にもなった。
情報収集は基本的に茨がやっているため、オレが自主的に行うことはほぼなかった。でも、流れて来る投稿を見て知らない言葉や内容を調べてみることで、見えていなかったものがどんどん見えるようになった。それが面白くて仕方がなかった。
そうして気が付けば、これまで自分よりも上の人か蹴落とすライバルしかなかった関係に『友人』という枠が増えていた。それによって少しずつ心穏やかに接することが可能な相手も増えていく。
そしてまた気付かされるのだ。更に別の枠が出来ていることに。得た知識の中にそういった話はあった。だからきっと、これは。
#恋物語
子どもの頃、祖母に
「おばあちゃんは何でおじいちゃんと結婚したの?」
と聞いた。
「昔は親が決めた人と結婚するもんだったんだよ」
と祖母は答えた。
「お見合い結婚」でも「恋愛結婚」でもないのかーと思った。
子どもは分類したがるものである。分類していく中で分類できないものがあることを知り、項目を増やしたり、分類をやめたりする。子どもの成長の過程である。
今のわたしは、結婚にさまざまな状況があること、結婚しない形態もあることを知っている。
先日、祖母が亡くなった。長生きし、大往生だったと言えるだろう。
相続手続のために戸籍を調べた際、祖母が実は祖父とは二度目の結婚であったことを知った。家族誰も知らなかった。
戦後間も無く結婚し、数ヶ月後に死別したらしい。おそらく相手は結婚時すでに病を得ていただろう。
「その人のこと、きっとたぶんすごく好きだったんだよ」と母は言った。
#恋物語
【恋物語】
恋物語…ね。私には無縁すぎて涙が出そうだ。
そう言えばこの前、友達が告白されたと言っていた。相手がたしか…学年一の嫌われ者だったような。
当然断ったらしいのだが、せっかくなら付き合えばよかったのに、恋愛経験増やしときなよ、と言ったら怒られた。
その後、その友達は他校のイケメンと付き合ったという噂を聞いた。
嫌われ者は少々かわいそうだった。
まあ、どっちにしろ私なんかには恋物語なんてもの存在しないのでもっとモテている奴にでも聞いていただきたい。
私に聞かれても、ただの皮肉か嫌味にしかならない。それに私自身が悲しいです。
『恋物語』
告白されたら簡単にいいよと言ってしまう
別にその人のことを好きでなくても
私だけを見て、愛してくれるなら
誰でもいい
でも
少しずつその人じゃないとダメだと思えるほどに
私も愛したい
恋物語。
【恋物語】
最初は
1人だったはずが
想いが
溢れて
大変だった。
こないだ久しぶりに
めちゃくちゃかっこいいの見たら
目が離せなかった。
動画録ったのに
ブレブレなのは
心もブレブレに
なったから。
初恋は、高校1年生の時の担任の先生だった。
背丈とか声とかさらさらした髪とか意外と細い指とか、思春期の僕にとってソレは身近に感じられる人間の仕草であり同性の仕草だった。初恋は叶わないなどとよく言ったものだ、僕は今でも彼が好きだ。当時彼は31歳だったから、今は36歳だろう。随分と年齢差があるけれど、そんなのどうだってよかった、叶うことならまた彼に会いたい。
そんな願いは、先日、最悪の形で叶ってしまった。
四角い箱の中に眠る彼は当時からなんら変わりない、皺ひとつも増えていないのではないかというくらい変わりのない姿だった。背丈は低いままだったし、髪は白髪もなかった。指はよく見ると荒れていて、でも細いままだった。喉仏は男性らしく出っぱっていてこの声で何人もの生徒を社会に送り出したのかと思うと、感慨深いような、よく分からない感情になってしまって泣こうにも泣けなかった。
葬儀終わりに同級生たちと集まって、出来ていなかった同窓会をやろう、という話になった。一人が卒業アルバムを持っていているからとみんなで集まってみた。みんな、成長したねーって話してこのときああだったねーって話した。先生の顔は記憶の中の先生よりもずっと若かった。
「先生、こんなに若かったっけ」
僕が口に出すと同級生は「先生、このときめっちゃ若かったよねぇ」と笑って返してくれた。
ああ、僕は初恋を随分ときらきらした思い出として扱っていたようだ、とそのときに気がついた。
「また先生の声聞きたかったよね」誰かが言って、
「そういえば先生、音痴だった」誰かが言って、
「たまに出す大声にびっくりしたなぁ」誰かが言って、
「卒業式の日、先生泣いてなかった?」誰かが言って、
「体育祭で優勝した時も泣いてた」誰かが言って、
「文化祭でも泣いてたよ」誰かが言って、
「意外と涙脆いよなあ」誰かが言って、
「先生、5年間でだいぶ老けてたね」僕が言った。
僕は思い出を輝かせすぎていたのだと実感して気がついた。
やっぱり僕は先生が好きだった。目を細め笑う姿が好きだった、木が揺れる音のようなあの透き通った声が好きだった、低身長をいじられてうるさいという表情が好きだった、やっぱり若かった先生も、老けた先生も僕は大好きだった。
これは恋だ、終わった恋だ。
だけど終わったからーって水に流すわけじゃないし先生を忘れるわけじゃない、ただ、この初恋は一つの物語としてどこかにしまっておくだけ。
長い恋物語に終止符打ちます。
アルバム閉じて、さよなら、せんせ。