『心の灯火』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心の灯火
そっと火が灯る
ゆらゆら、ゆらゆらとどこか頼りなくも
消えそうで消えないそれ
色は青
赤く燃えたぎるような色ではない
優しいような
寂しいような
だけど芯はあるような
静かに、静かに
パチパチという音すらしない
物静かに、強く揺らめく灯火
それは貴方そのものかもしれない
いや、私の心そのものかもしれない
消えないようにそっと両手を添えてくれる
貴方なのかもしれない
がむしゃらに
ただひたすらに
生きていたあの頃
もう既に破綻していた
金銭的にもわたしの魂も
抜け出してからも
子供達を養うことに必死で
わたしが無いわたしの抜け殻
仕事の帰り道だけは
あのヘルメットの中だけは
涙で濡れていた
あなたが私の心の灯火を
そっと灯してくれたから
よく食べよく笑う
わたしを取り戻しました
そう、今のこの幸せに
決して胡座を書いてはいけません
笑顔を絶やさぬよう
慎重に慎重に
実は消したい心の灯火
わざわざ火をつけて照らさなくても
私は私
頑張って心燃やすの?
熱すっればいつかは冷める?
それは醒める
わざわざ灯さない
それでもついてる心の灯火
悔しいことがあって苦しいことがあって
どん底までおちて心の灯火が消えそうで
もう真っ暗でなにもみえなくてみたくなくて
歩くこともできなくて立ち止まることを選んだ
でもキミはこんな弱い僕の傍にいつもいてくれたから
本気出したお前は凄いんだって
だから負けるなって勇気をくれたから
君が僕の心にまた火をつけてくれたんだって気がついたんだ
ありがとう
中学生の頃、愛してやまなかった人たちがいた。
彼らはいつも画面の中にいて、いつだって整った歌声を披露してくれて、幼い私の病み心をはんぶんもらってくれた。
そのおかげで私の命は繋がれていたと言っても過言ではなかっただろう。
それはいわゆる“推し”だった。
最近では「推し活は万病に効く」なんて言葉もたまに聞くが、当時はまさにその通りだった。
しかし、中学生時代という名の思春期を過ぎた頃、少しずつ私の熱もおさまり、だんだん彼らの声を聞くことはなくなった。
そうして月日は流れ、私は大学生になった。一人暮らしが始まり、初めてのバイトをやり始めた。
バイト先では、変に膨れ上がっていた自信がボロボロに崩れ落ちたり、上下関係の経験の無さから自分の未熟さや軽率さなどを思い知ったりしていた。
特別何かを話せる人はいないまま、静かに一喜一憂を繰り返していた。
そんなある日、私はとても自信を失っていた。
理由は単純で、前回のシフトの時、帰省から帰った後の自分の仕事がまるで目も当てられないほど退化していたからだ。
この日は流石にメモを読み直してから行ったので、二の舞RTAだけは避けられた。
だが、この後休みを挟んでまた同じことをやったらそれこそクビになるかもしれないので、仕事中殆ど仕事のことを考えていた。まあ文字に起こすと当たり前だが...。
そうこうしていると、人の流れが少しずつ落ち着いてきた。するとどうやら、バイトの先輩たちが好きなアーティストのライブの話をしているのが耳に入った。それぞれ好きな人は違うようだったが、片方の先輩が発していた単語はやけに聞き覚えがあった。
______わ。
私はその時、ゆるやかに心の温度が上がっていくのを感じた。
実はこの時期、己のあまりのコミュ障度合いに心が折れて、バイト先での人間関係は半ば諦めかけていたところだった。
そんな私の耳の中に転がってきた言葉は、あの頃死ぬほど好きだった彼らを指す名前。
その後はちょうどその先輩と2人になるタイミングがあった。しれっとスマホのロック画面も盗み見ることにも成功し、私は完全に外堀を埋めることができた。
最初は雑談から入り、共通のゲームの話題になり、会話の流れが完璧にお膳立てされた状態が来て、私はいった。
「あの、先輩ってもしかして_____」
あの日の彼らが、数年の時を超えて、また私の心に火を灯してくれたのだった。
今日のテーマ「心の灯火」
【心の灯火】
ふとした時に、心が暖かくなる
すごく辛い時に、希望の光になる
そんな心の灯火を灯して
あなたは消えたの 夕闇に
水彩タッチのイラストを描きながら、シズクはあの夜のことを思い出していた。
我ながら、単純だと思う。あの日からあの人の事を考えてしまう。
(私、恋愛体質なのかな…)
シズクは頬を赤らめた。
よく、女性は耳で恋をすると言われる。
あの日、降りしきる雨音の中、少し高い位置から聞こえる、落ち着いた低い声。耳に飛びついてくるでもなく、かといって逃げようとするわけでもなく、するりと入ってくる、優しい声。急かすわけでも焦らすわけでもない、ちょうどいいテンポの会話。
(なんか良かったなー…)
雨と薄暗がりの中に灯った小さな火。シズクは自分の描いたイラストを見つめた。
(随分と抽象的ね。)
ブーッ
机の端に置いたスマホが鳴り、画面をのぞき込んだ。"あの人"からだ。
しばらく考え込んで、結局シズクはメッセージを開かなかった。イラストを描き続ける。
紫陽花のような薄い青紫を重ねていく。水彩色鉛筆で重ねた深い色に今度はそっと水滴を落としていく。じんわりと溶けた色は紙に広がり、染み込んでいく。
(もう一度あの人に会えたら、"あの人"の連絡先は消そう。)
自分の努力の上に成り立つわけではない状況に左右される条件に願掛けするなんて、賢くない人間がする事だと分かっている。でも、シズクはそういうのが好きだった。
心の灯火は、常にないと生きていけないもの。
心の灯火
冷たく
消えそうになる 灯火も
寄り添うと
灯りは大きくなって
道を照らす
だから
灯りが消えそうな時は
がっつり
自分の心に
寄り添ってみる
心の灯火
泣いてたら何も言わずにそばに来て
ただずっと、離れないでいてくれて
「がんばったね」
と、優しく包みこんでくれる。
私もあなたみたいになりたい。
心の灯火
疲れた時 痛い時
悲しい時 諦めたい時
思い出そう。
目的を 理由を
毎日を 手段を
また突き動かしてくれる
灯火を。
それは呪いか
それは激励か
1度置いておいていいじゃんか
黄金色に輝く向日葵。
ただそれだけが私の心の灯火。
これはいつまでも枯れない。
私がずっと水と肥料と愛情を注いであげるから。
そして、お日様の下で一緒に日向ぼっこもしている。
大丈夫、私がそばにいるから。
あの人のように、勝手にいなくなるなんて、
私、許さないから。
絶対に絶対にぜーったいにユルサナイカラ。
〜心の灯火〜
『心の灯火』
長く続く戦乱の世がいつ終わるとも知れぬ。
果てしない斬り合いに、己の心が荒んでいくのを感じていた。
会話も、共に過ごした時間もなければ、顔すら見たことがない人をこの手にかける。
心の底では「人なんて斬りたくない」
多くの者がそう思っているのに、大義だの誇りだの勝利だののために刀を抜く。
話し合うこともせず、ただ力で黙らせることに未来はあるのだろうか。
そう、自身も疑問を抱いているのに
この体は止まらない。
とっくに心が壊れていてもおかしくはないのに、紙一重で正気を保っていられるのは
そんな己にも帰りを待つ愛する女〈ひと〉がいるからである。
彼の女の笑った顔、優しい顔――多様な顔の記憶が、刀を握りしめている間でも己の心に灯火を与えている。
必ず生きて帰る。
己が己を保つために。
創作 2023/09/03
火、と呼ぶには足りぬ。消えそうな灯火だとしても。
うまくいかなかった日は、いつも思い出す。始まりはなんだっただろう。誰かの言葉か、それとも何気ない日常の欠片か。
積み重ねた日々は、裏切らないと信じていたときもあった。それに懐疑的になるほどには、壁にぶつかっては、萎れる。萎れては、また、始める。うまくいかないことばかりだ。
強くあろうとするのは、弱いことだ。
理想の自分であろうとするのは、現状に満足していないからだ。
笑っていようとするのは、泣きたいからだ。
頑張るのはなんのため。綺麗事は言わないように、話そう。あのときの、始まりの私なら何と言う。恥ずかしげもなく理想を語り、捨てるものなどない全力で、駆け抜けていた私なら。今の私は何と言う。求められる実績とままならない現実のはざまで、保身に逃げそうになる私なら。
火と呼ぶには足りぬ。灯火は、ゆらぎゆらいで、今にも消えるか。消えるか。
否。
消えぬ、まだ消せぬ。消してはならぬ。
始まりの私よ。まだ足掻いてみようじゃないか。
強くあれ、理想の自分であれ。笑え。
心の灯火とか言う早朝のラジオ番組がありましたね、カトリック教会の番組でしたか?
夜更かしした翌朝、深夜番組のついでに聞いたりしてた。
早朝のラジオ番組はいろんな宗教の番組がありますね、一隅を照らす、は禅宗だったかな?
暗いと不平を言うよりも進んで灯りを点けましょう、でしたか?
母方は門徒でした、有名な作家さんが無人島に持っていくなら歎異抄だと言っていたそうですが、私は絶対正直に申し上げて、エロ本ですね。
捨てきれない物の一つですね、あとプライド何かも捨てきれないですね。
徳博
火ってその時の心境や状況で印象変わる。
怒り狂ってる人をみたら禍々しい炎が背後で燃えさかっているように感じるし、今にも亡くなってしまいそうなほど弱っている人をみると溶けきった蝋の中で小さく揺れる火を思い浮かべてしまう。
本来なら明るく照らしてくれるはずのものが儚く感じたときのギャップこそ、なんだか魅力的にみえてしまってだめなんだ。どんなに小さく弱々しい火でも触れば焼かれてしまうのにね。
熱さも忘れて、痛みに臆することなく、その身を焦がし心まで火の中に投げ込んでしまった。
あなたの大切なものはなんですか?
塵一つ残さず焼けてしまったら意味がないのに本当に馬鹿だね。何か少しでもいいから残してくれたなら私だって燃え尽きることはなかったのに。
あんなに大切だなんだと説いておきながら結局は自分自身が一番なのでしょう。
そういうところこそ、もっと早くに焼き切れていたらよかったのに。そうしたら、もしかしたら、まだ一緒にいられたはずなのに。あなたは酷い人だ。
【題:心の灯火】
理由も無く闇に抗って、意味も無く争って、ただ血を流して傷ついては、虚しさで心は蝕まれていた。
自分の事を護る事にさえ、価値を感じ無くなった僕は、ただ目の前の闇を切り裂く事しか出来ない。
死ぬ気力さえ無いのに、生きる気力も無くてただ、空っぽな廃人魔法使いになった。
いつしか光が煩くなり、ただただ闇に飲み込まれて、その闇を憎んで、遂には自分が闇になって。
幾ら戦っても敵は消えない、何も得られない。
むしろ、増えるばかりで、失うばかりだった。
恐怖と憎悪に虚無感さえ入り交じった滅茶苦茶な感情はやがて、僕と心を引き離した。
仮初の力を手に入れ、禁断の魔法を当たり前のように使い、闇を征服した。
闇の全てを手に入れた僕は、光が欲しくなった。
そして光を征服した。
自分の欲では無かった、自分が征服した闇の欲望だったのだろうか、その欲望は止まらなかった。
何かを手に入れたら、今度は別の物が欲しくなった。
いつの間にか世界を征服して、闇に染め上げていた。
人々は笑顔を無くした。草木花は彩りを無くした。世界ら輝きを無くした。
僕が美しいと、手に取った物は色を無くして壊れていった。というより壊してしまったのだろうか。
君もそんな一人だった。
人を美しいと、愛しさ故にこの手に入れたいと思ったのは、君が始めてだっただろう。
だが、大事にするよりもずっと壊すのは容易かった。
僕はそこでやっと、自分のした事に気がついた。
恐ろしかった。
僕の心は、恐怖と憎悪を抱いて再び戻って来た。
今度は自分への恐怖と憎悪だった。
その瞬間、心を失って得たものは、音を立てるように崩れて、僕の手から離れていった。
己への恐怖と憎悪にどうする事も出来ず、闇の中を得体の知れない何かから逃げ惑う日々。
そんな中、君はまた現れた。
僕によって傷ついた心のまま、僕を助けた。
その日から君は僕の、【心の灯火】になった。
あれだけ拒み、憎み、恐れた光も闇も怖くなかった。
真っ暗な未知を今は、君という名の灯火と共に行く。
荒れた世界を必死に駆け回り、闇を抱きしめて光を抱きしめて、そっと解き放った。
僕が最後の力を使い果たした時、
人々は笑っていた。
草木花は彩っていた。
世界は美しかった。
僕は君と笑っていた。
何も無かった僕は、全てを手に入れ、全てを失って、心の灯火をみつけた。
_心の灯火_
見えないのではなく
見る必要がなくなった
そう思い込んでいた暗闇に
私の全てを溶かす灯りを
貴方がともした
もう音が鈍くなってきた
唯一の目もぼやけてもう、光が見えない
せめて、せめて何かしたかった。
君の為に。 君たちの為に。
最期まで、先生として。
心の灯火が、命の光が、消える前に。
ならこの子達を囲ってしまえば、助かるんじゃないか。
せめて、この子達だけでも。
「先生、大丈夫だよね、先生、?」
怯えた目で、自分の瞳を覗き込む君が居た。
「うん、大丈夫だよ。だから、」だから。
今は、静かに眠りな。
君は瞳を手で覆って仕舞えばあっという間に深く眠りについた。
「大丈夫、大丈夫だよ。先生が守るからね。」
例え片腕が無くなろうとも。
例え片目が見えなくなろうとも。
君達に何かを失わせる方が僕としては怖かったんだ。
だから最期のわがままだよ。
「長生きするんだよ。君達は僕の自慢の生徒なんだから。」
色んな人に出会って、色んなものに触れて。
沢山の幸せを受け取って必ず誰かに看取られる事。
僕のように1人で死ぬような事にはならない事。
後悔をしないように動けるうちに動く勇気をもって動く事。 絶対に、何よりも命を優先すること。
ホントのほんとに最期の先生との約束だよ。
「馬鹿だよなぁ〜先生。」
「ホント。それ以外何も言えないくらい馬鹿。」
「でもまあ、この人はそーゆー人だから。」
「それはそーだけどさぁ、それで片付けれるくらい、簡単な人ではないよな。」
「まあね。 ほら、早く行こう。今日は噂のアイツが退院するらしいじゃん。」
「あ!!!そっか!!!昨日寝れんかったくらいなのに忘れてたなんでだろ、先生今日だ!!!」
「とりあえず消化に良さそうな煎餅持ってってやろう。」
「いやそれ絶対逆。なんなら硬いやん歯痛いやん。」
「それはそう。早く行こう。」
「ん。行こっか!」
先生は馬鹿だから、自慢の生徒である俺が教えてあげるけど、あの時俺眠りきって無かったよ。ちゃんと約束も守るよ。だから先生も、その隣にちゃんと立っててね。
どっかで聞いたなぁ?
どっかの言葉?
深夜にラジオからかなぁ?
思考とか生まれた環境下で
当たり前と思ってきたこと…
まぁふざけんな!!
命は自身の物だ!!
ある人にそう言うのを越えて
教えてくれた事があります
その人は闘病繰り返しても報われない命に…
ただ気づいた人生の終わりが見えて
その人は有ることをしてはいけないと
教えてられて生きてきた人
その人は教えを破り少し延命にかけた
そして…
最後に俺ら若い奴に生き方を希望を遺した
生きるために若い奴に最後に自身が気づいた
最後の答を問いを伝えるために…
母校公立高校の学食であなたが生まれ持ってしてきた
教えられてきた禁止事を破り
生きよう食らう映像は心へ生き方に焼き付いてます
あなたが最後の登壇した時の命懸けの顔を忘れてません
先生…
あなたの葬儀に私達は出れませんでしたね…
その社会の矛盾と俺らはそれぞれ向き合うことを
今も止めてないよ
先生…俺らは…あの頃に…
社会の真ん中とか天辺から見てる人ににクズと言われてた…
そんな俺らにあなたは優しかった…
あなたが最後の生きようした姿は
過誤隠蔽された時も治す事への足掛かりでした
先生…ありがとう…誇りの有る人に出合い
また出合い…また出合い…繰り返し…
今の俺です🐱🍀
先生…きっと…今夜も…
あの頃と同じで夏休みの終わり
新学期の事で苦しんでる若い奴が多いよね!
「大丈夫だ!素直に信じた方へ行けばいいから!」
先生…そう言ってましたね…🍀
俺は…先生同様に生きる事で伝えますので…🍀
……
ミーチャン…真面目なお話だよ…!
骨髄バンクのドナーは55歳までです🐱
意外と皆さん知らないので…
復唱します…
骨髄バンクドナーは55歳までです
是非 命の続きへ貴方の希望を宜しくお願いします🙇
きみのせいでもう二度と口にできない、カップアイスを思って、つめたい舌を指の腹でこする。きみが食べさせてくれたひとくち、その甘さとおぼれたくなるやさしさをおぼえていて、いまもなお立ち止まったままなのはきっとわたしだけ。羽をむしられたせみのように、きみがわたしを守ってくれなくなってから、どこで眠っても体が痛い。うずくまる。
〖心の灯火〗
夜になるといつも涙が止まらなくなる
自己嫌悪に陥って 自分が嫌いになって
でも助けを求めようとはしなかった
自分の部屋以外では笑顔でいようと頑張った
バレないようにした
何も考えてなくても勝手に涙が出てきた
でもある時から 涙は出なくなった
泣きたくても泣けなかった そのときわかった
《心の灯火が消えた》
もう光は見えない それでも─────
最初からそう決めてたから
真っ黒に染まった心でも 明るくね 。