『心の灯火』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
揺れてるのは
街の灯
それとも
瞳の中の海
また
行きずりのように
いくつかの季節
歩みを並べ
優しさを
押し付けあった
日々を越えて
馴れ合いに潜む
一方通行のような寂しさに
全てを閉ざして
背を向けた
ただ
独りぼっちの
痛みの無い
優しい時間が
恋しくて
消えないよう
両手で包み込んでた
消えかかってた
小さな心の灯火
今
欠け始めた月を
眺めながら
何でもなかった
何も無かった と
そっと
吹き消した
「心の灯火」
『心の灯火』
暗闇に
一筋の光
「こっちにおいで」
暖かな
ぬくもりを求め
手を伸ばす
今にも
消え入りそうな
けれど
まだ
諦めの悪い
灯火を
ひとりぼっちで
必死に
守ろうとしている
そんな
誰かのために
私は
今日も ここで
暗闇を照らし続ける
どうか
闇に飲まれてしまわぬように
あなたがあなたを
見失わないようにと
心の灯火、それは君への復讐。
君への復讐を果たすため、この心はどんなに冷たい水がかかっても。
どんなに大量の水を浴び続けても、決して消えないから。
心の灯火
違うと思ってた自分が
いつしか間違ってたと
思ってしまうことがある
自分の見方は
いつも正しくて
間違いないなんてない
そんな愚かな間違い
当たり前じゃない真実
なんにも見えてない
だからわからない
迷いふらつく
さぁどう思おうか
信じられない
まだ伝えられてない
私自身にさえ
あの木の影から
私がそっとこっちを見ている
不安で不確かだからこそ
心のひとつひとつを
確かめながら進んでく
それが臆病とか弱気とか
言われるなら仕方ない
そういうやり方するしか
前へ進めないんだから
何が良くて何が悪いか
そのどれでもない
正解なんてわからなくていい
惰性で流れる景色に
ブレーキの音は合わない
迷いの中に敢えて
旅するのもまた探しという
それなりの言葉はあてはまる
それでいいからそれでいい
悩みながら弱さを受け入れ
支えの言葉、心に沁みる
強さと弱さのバランス
自と他の相対性
支え、支えられ
何者でもないこと
その存在の許し
形に残らない
言葉や思いからほんの少しずつ
私という形を当てはめている
無責任な他人の意見を捨てて
心が本来帰るべき場所へ
そこに灯された光を胸に
心の灯火
灯火に心ね
心を照らす明かりはない
明かりは心にはない
心に何があるのかはわからない
心がわからなくても身体はある
身体を生かす灯火なら
食事や思考に欲
端的に日々の生活がある
心とは何か
それを表そうとする
その試み
なんてことはない
どうにかすることは出来ない
表したところで手出し出来ない
灯火を決めることに意義を感じない
ただ照らすものは沢山ある
そこには影もある
こうやって考えてみると
心の灯火とは生きてることになる
心とは身体を生かす明かりだと思う
心の灯火を消さないように。
どんな事でも学び続ける。趣味の範囲でも、人には意味が無いと言われても。知識を得たいと思う。
でも、数値化されることは嫌い。テストも、偏差値も、学年順位も全部嫌い。
嫌いなことを避けても自分の欲には正直でいたい。
まずは数値化されるテストを頑張らなきゃ。
誰もいない。雲と距離が近い学校の屋上で、いっそ
あの空の一部になれたらと思うときがある。
心にあった明るい火が1つずつ消えていくのがわかる。
それは自分でもつけなおすことはできない。
でもね、そんなときは君がまた1つずつ灯りをつけてくれた。
「大丈夫。一人じゃないよ。俺は、君の隣りに居るから。」
この言葉と存在で、また心が暖かく、幸せになっていくようなきがした。
心の灯火
心の灯火
心の灯火が弱くなったとき
誰かが油を注いでくれるような
誰かが風を送って励ましてくれるような
心の灯火が熱く燃えているとき
誰かをあたためられるような
誰かに火を分けてあげられるような
心の灯火が消えてなくなったとき
誰かが燃え殻を集めてくれるような
誰かが私の火を惜しんでくれるような
そんな命を生きたい
心の灯火
うちひしがれた気持ちだった
周りにいる人達はみんなすごくて
自分なんかがわざわざ苦労して
ものを創る必要なんてないんだと思った
なのに何故だろう
気が付くとペンを取っていた
どうせみんなにはかなわない
すごいものなんて作れない
わかっているのに止められなかった
たとえどんなにうちひしがれようとも
自分に自信がなくても
この情熱は、心の灯火は
たしかに灯っているのだろう
きみと出会って僕は心に灯火がついた。
きみはまだついていないみたいだ。
別につかなくたっていい。
そう思っていたけれどやっと自分の気持ちがわかった。
どれだけ年月がかかろうと僕はきみの心に灯火をつけてみせるよ
心の灯火
ふっ、と軽く息を吹きかけただけで簡単に消えてしまうそれを、消えないように大事に守っている君を見つけた。
何だか哀れだねぇ、なんて思いながら、君の横にしゃがみこんで、その火にふっ、と息を吹きかけた。
たったそれだけで、君の表情は絶望へと変わる。
ねぇ、生きる意味って、そんな簡単に潰えてしまうものなのかい?
題:心の灯火
私があなたの心の灯火になるよ。
あなたは?
あなたは、私の灯火になってくれる?
そんなこと言える人に出会いたいよ。
私がどんな事を言っても受けてくれるそんな人に。
お願い。
私自身が自分の灯火になる事は出来ないの。
どうかお願いだから、
私を照らして。
こつこつと扉をノックする音が聞こえる。
薄暗い張り詰めた空気を揺らしながら近づいてくる。
感じ慣れた気配に触れて、やっぱり遠慮という言葉を知らないのだろうと甘い溜息をつく。
ただじっとこちらを見つめてから、マッチを擦る。
久しぶりに灯る蝋燭。
もっと大切にするんだよと、
お月様みたいなランプシェードを被せてくれる。
部屋にこぼれた君の柔らかい声を一つ一つ拾いながら、今日も私は、その優しさに壁が蕩けていくのに
気が付かないふりをしている。
心の灯火
心の灯火
小さな頃から、吃音があり、人と向き合ったり、電話が苦手…大人になり、だいぶ改善したけれど、緊張すると、言葉が出て来なくなる。心の中では、凄く饒舌なのに、言葉になるのは、半分以下しか無くて…そんな心の中では、常に葛藤があり、言葉選びが難しい…どうしても、発音しやすい言葉を選び勝ちで、大方意図しない返事になってしまう…真っ暗なそんな心の中に、せめて光があったなら…
今は、百貨店の清掃の仕事をしている。
どんなに綺麗にしても、人が行き来すればどうしても汚れるわけで。
ありがたいことに無くならない仕事だ。
閉店後、今日はずっと見て見ぬ振りをしていた汚れにやっと手をつけた。
長年積み重なった汚れは頑固で、いつもより時間がかかってしまった。
急がないと皆帰ってしまい、店に取り残される。
道具を戻し、速攻で着替える。
立ち作業で疲れた脚に無理をさせ、出口まで駆け足で向かった。
そこまでの最後の曲がり角で誰かとぶつかる。
「すみませんっ。」
顔を上げると戸締り巡回中の警備員のおじさんだった。
「おー、こちらこそすまない。いつもお疲れさん。君のおかげでここは綺麗に保たれてるよ。」
その、柔らかい笑顔に暖かさを感じる。
「お疲れ様です。ありがとうございます。そんなこと言ってもらえたの初めてです。」
俯きがちにそう答えると、おじさんは続ける。
「そうかいそうかい、明日もよろしく頼むよ。気をつけて。」
「はい、お疲れ様でした。」
出口へと向かう足取りはなんだか軽かった。
明日も頑張ろう。
「心の灯火」
中学2年の夏、私は学校でのいじめにより
毎日、死を考えて生きていた。
希望もなければ、未来も見えない。
暗闇で、誰も信用できない。
でも、母はだけは、いつまでも寄り添い続けてくれた。
給食はいじめっこによりまともに食べれなかった。
でも家に帰れば、
毎日同じように、暖かな食卓が広がっている。
湯気が立つ、美味しそうなご飯を口に入れた時
自然と涙がでた。
生きていると実感できた。
母からしか感じられることのない温もり。
どんなに辛いことがあろうと、
母と共に生きようと思った。
大切にすべきなのは身近な存在だ。
いつも伝えられなくてごめんね。
お母さん、いつもありがとう。
声を聞くと安心する。あなたは私の心の灯火。強く燃える心の灯火。
笑う姿を見ると暖かくなる。あなたは私の心の灯火。暖かく燃える心の灯火。
写真を見つけると嬉しくなる。あなたは私の心の灯火。豊かに燃え広がる心の灯火。
あなたに出会えたことが一番の喜び。あなたは私の心の灯火。いつまでも燃え広がる心の灯火。
そんなあなたは私の推し
寂しいときも、ひとりぼっちの暗い夜も、思い出せばたちまち胸に火がともり、ふわりとあたたかい気持ちになる
君がそういう存在であればいいと思うけれど、君はあまりにも遠すぎて、手を伸ばしても届かない冷たい月のようだよ
「心の灯火」
人の心は宝石のようだと
ひとは云う。
ダイヤモンドのように
硬くて価値があり
カットされて磨かれて美しく輝く。
サファイヤのように
ひとを慰め
エメラルドのように
ひとに寄り添い
ルビーのように
人を駆り立てる
私の心は きっと真珠
ダイヤモンドもサファイアも
エメラルドもルビーでさえ
透明で隠すところがないこころ
わたしのこころは真珠
誰もわたしを削れない
誰も私を暴かない
ほんわりと白い光をその身に纏い
内側からの かすかな光でその身を飾り
真球であるその心は
どこからも覗かれる隙がない。
その私のこころの真珠を
内側からほんのりと照らすのが
決して誰にも触れさせない
心の灯火
たいせつなわたしのほんとう
たいせつなわたしのしんじつ
「心の灯火」
心の灯火
いつも同じくらいには燃えられない。
何か刺激を入れる必要がある。
それが燃えさせるものか、消させるものかはやってみないとわからない。
心に灯火を持って、生きていきたい。