寂しさ』の作文集

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寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/19/2024, 1:59:01 PM

作品39 寂しさ


 帰り道はいつも暗い。仕事は早く終わらせたはずなのに。気づくと夜が迫ってきて、暗くなっている。
 冬が来たんだな。
 あなたが呟いた。そうですねと返す。
 たまたまバス停まで帰り道が同じ。ただ、それだけの理由で、いつもあなたと一緒に帰っている。
 言葉を交わすときもあれば、交わさないときもある。他の人だったら気まずくなってしまうけど、あなただけは別。
 この時間が好きだ。
 雪が降り始める。あなたの髪の毛につき、その結晶をゆっくり崩していく。それがとても綺麗だった。
 見惚れながら歩いていると、あっという間にバス停までついてしまった。
 それではさようなら。
 あなたが言った。同じくさようならと返す。バスに乗ったあなたを、小さくなるまで見て、歩き始める。
 さっきよりも空気が冷たくなっている気がした。星の輝きが眩しく見えた。雪が少し積もっていた。
 一人分の足跡を、付けていく。

12/19/2024, 1:59:00 PM

あの人の死は、早く忘れる事だ。
そう、思っても・・・忘れ去る事ができない、
 犯人はつかっまった。
・・・私は、心に決めた。
あの人、賀川秀樹の買ってくれた指輪を握りしめ、絶対に、結婚はしない、絶対に。
 田辺京子は、熱々の紅茶を飲みながら、雪が降ってきたのを感じた。

             終わり

12/19/2024, 1:56:47 PM

寂しさ。

寂しさは

夜行バスで
帰る時。

いつもは
お泊まりするのに
夜行バスが
取れたから。

明日も逢える嬉しさ。

12/19/2024, 1:55:25 PM

寂しさ


3週間入院生活だった
優しさに支えられた
看護師さんではなく
ドクターではなく同じ病院にいる
ルームシェアをする同居する人たちに。
挨拶は普通の事ではない
笑う事は普通の事ではない
許すのは普通の事ではない
譲り合うのは普通の事ではない
積み重ねた全てが
周りの人達で出来て
今日の自分を作り上げる

けれど退院したら
夢だったのかと
思ってしまうのだ

12/19/2024, 1:55:05 PM

「H-024、起動。データプログラムを確認。ボックス内圧力、正常。端末制御装置を解除── 」

ぷつりと映像認識装置が稼働し、視界に室内の映像が投影される。
3024年12月19日。
本日の私に課せられたプログラムは7つだが、全て単純なものなのですぐに終わるだろう。
まずは昨日、アンティグア星系の汚染区画内で拾い上げたヒト、アルを安全圏の星へ降ろすのが先決である。

アルのいる保護専用区画へと向かう間に、昨日のアルとの出会いを記憶媒体から再生する。


【記憶媒体 再生 3024年12月18日】

医務室に向かい、医療端末 U-09に問う。

「ナイン、このヒトの情報を。」

医療端末により開示される情報は、生命誕生時に人体に埋め込まれたチップより全て自動認識されたものであり、確実性が非常に高い。
本人から口頭伝達で聞き出すより、合理的だ。

「おはよう、24。オッケー、もう調べてあるよ。生体識別名アル・ノーブルネージュ。彼は無性別で、識別年齢は19歳だね。出身星はハルト小惑星帯だそうだよ。」

「ありがとう。じゃあポット出庫を頼むよ。ここからは私が引き継ぐね。」

「了解。確かに、彼とのコミュニケーションは人型端末の24が適任だろうね。じゃ、よろしく。」

シューという音と共にポットが出庫し、蓋が開く。
数秒の後、アルが目を開けた。

「ここ、は?」

「おはよう。視覚認識、発語、いずれも問題ないみたいだね。ここは生命保護船ルーナ。君は昨日、アンティグア星系の汚染区画内で倒れていたからこちらで保護したんだ。」

アルはむくりと体を起こし、星雲のように鮮やかな色彩の双眼で私を捉えた。

「きみは…」

「私はH-24。ここの維持をしている。呼びにくい場合はセレネ、と呼んで。」

アルが立ち上がるのをサポートし、その後は保護専用区画へと案内した。
船内施設の説明や、食事の出し方などひとしきり説明して去ろうとしたところでアルが口を開いた。

「あの…セレネは…セレネはずっとここに?」

「この船に乗る前のことは記憶してないんだ。だから、申し訳ないけど正確な返答ができない。」

「…そうなんだ…ありがとう、答えてくれて…」

人型とはいえど、端末である私に対して感謝をするヒトに少し驚いた。

「構わないよ。それともう一つ。明日、安全圏に君を降ろすけど、君の希望する星はある?」

少し間を置いて、アルは答えた。

「…僕は、やっぱりアンティグアがいいんだけど、駄目だよね…」

「そうだね。安全確認が取れない以上、アンティグア星系に君を送り返すことはできない。」

「…それじゃ、ザグに降ろしてもらえたら助かるよ。」


【記憶媒体 停止】


保護区画に着き、アルの部屋の扉をノックする。扉はすぐに開いた。

「おはよう、アル。ザグの宇宙港に着いたよ。」

「セレネ、おはよう…荷物はないから、もう下船準備、できてるよ。」


アルを見送るため、船内のハッチへ2人で歩く。
重々しい足取りのアルが、意を決したかのように口を開いた。

「…ッ、セレネ…!あの!」

歩みを止め、アルを振り返り、続く言葉を待つ。

「きみも、君も一緒に来ない…?」

想定外の言葉に驚き、端末の私が言葉に詰まってしまった。

「…どうして?私は、この船の、この船の端末だから…保護本部へ指示を仰がないと」

「僕は!僕はずっと君を探してたんだ…君は端末じゃない…いや、今は端末だけど…でも君は確かに、ヒトだった!名前はセレネ…君がいなくなったあの日と変わらないよ…」


状況がうまく把握できない。
エラー、error表示がerrorrrrrrrr

美しい瞳に涙を溜めたアルを奥に捉え、緊急シャットダウンの表示を最後に映像認識装置が消えた。



【医療ポット内圧力:正常 】


「24。君の記憶媒体の核に深刻なダメージを確認したよ。今は聴覚装置のみ正常に作動してる。だから、即座に言語認識できるかは分からないけど、伝えるね。

君は、アルと同じハルト小惑星帯のヒトだった。

だが、ハルト小惑星帯は7年前に汚染区画になってしまったんだ。だから君を、ハルトの人類をこの船が保護した。しかし、大半のヒトは深刻な汚染でね。

身体は手遅れだったから、精神のみを人型端末に移植した。
残念ながら、保護したヒトのうち、延命できたのは君だけだった。

アルの身体も、保護してすぐに精神移植済みの端末であることが判明していたよ。運良く別の保護船に拾われていたのだろうね。

そして彼は、彼の端末にサーチできる君──セレネの痕跡をアンティグアに見つけた。
この保護船は何度かアンティグアに降りているからね。
きっとその痕跡からセレネの生体反応をサーチしていたと推測される。

彼は君の痕跡を今一度調べたくて、もう一度汚染の強いアンティグアに降りたいと希望したのだろう。


僕から君に全ての情報を開示することは危険だと判断したため、一部のみの開示にしていた。




彼は、既にザグに降りたよ。
あとは、君が回復して決めることだ。」





ナインの情報を機体に取り込むことに成功し、記憶媒体が徐々にヒトであった頃の記憶を取り戻していく。
生まれ育った星がウイルスに汚染されてゆく恐怖と、それに感染した人間がバタバタと倒れていく絶望。
こわい。死にたくない。
少しずつ、ヒトであったという証拠の精神に感情が宿されていく。

阿鼻叫喚の星で、幼馴染のアルと共に逃げた。
ウイルスの感染から逃げて逃げて、ついにアルが倒れた時に、とうとう追いつかれたと悟った。
寂しい。死なないで。君のいない世界は、寂しい。

そうして、アルが意識を失う直前に絞り出した言葉は
「僕は必ず君を見つけ出す。」

そうか、アルは生きていたんだね。
安堵。喜び。
しあわせ───



途切れ途切れの言語認識の中、少しずつ触覚が戻り始めて目から溢れ出た頬に伝う液体に気付いた。



12/19 寂しさ

12/19/2024, 1:52:29 PM

夫婦

澄み渡る水色の空。
 雲一つない晴天に、柔らかく差し込む太陽。
 白いレースカーテンを照らし、自然と背筋が伸びるような気持ちにさせてくれる。
 小さなウォールナットのローテーブルに、私と、もう一人彼が向かい側に座っている。
 晴天から一点、私たちは今後について考えていた。
 別れるとか、そういうことでは無い。
 むしろその逆だ。もう付き合っている期間が長い。そろそろ結婚も視野に入れるべきか、どうかという話し合いをする。
「俺ははっきり言うと、お前と結婚したいって考えてるよ。」
 真面目な顔をして、照れる様子を一ミリも見せることなく私に言った。
 彼の気持ちは、とても嬉しい。私の事を考えて、そしてずっとそばにいてほしいと願ってくれているのだから。嬉しくないわけが無い。
 彼に対する好意を疑ったことは無い。それは事実だ。
 デートしたり、プレゼントを貰ったりあげたり、自分たちの限られた時間の中で、合間を縫って連絡をしたり。そういうちょっとした事が、私は楽しかった。
 しかし、それはカップルという関係だからであるからだ。
 勿論カップルで同棲している人達もいるというのは知っている。しかし、私は実家暮らし、彼は一人暮らしなので、一緒に住んでいる訳では無い。
 今ここで会話している場所は、彼のお家だ。
 私達がここまで続いたのは、それぞれ自分のために使う時間があったからだろう。
 私には私の、彼には彼の生活があり、趣味がある。
 二人で会う時間と、その時間がはっきり区別されていたから、今があるんだろう。
 しかし、結婚するとなるとそうはいかなくなる。
 お互いの認識では、同じ家に住むことになり、今の生活からだいぶ変わる。
 生活を共に送り、日常の中に彼がいるということになるわけだ。
 寝る時も、食事をする時も、休んでいる時も。
 それが苦痛に感じるとかではない。ただ、それによって今の関係にヒビが入り、もう二度と今のように話せなくなってしまうのではないか。そう考えてしまうのだ。
 慣れてしまうから、逆に慣れずにいつまでも他人行儀になってしまい、疲れてしまわないか。
 そんな不安が頭にもわりと浮かび上がった。
 軽い埃が溜まっているような頭では、安易に「うん」と頷けなかった。
「……あのさ、聞きたいんだけど」
 私は彼の「結婚したい」という要望から少し方向を変えた。
「なんで、結婚したいの?」
 純粋な疑問だった。
 別に今の関係でも楽しいし、このままでもいいのではと思うふちが私にはある。
 しかし、彼はその一歩先を進んでみたいと、つまりはそう言っているのだ。
 なぜ一歩進みたいのか、今の関係ではいられなくなる不安はないのだろうか。
「えっ、なんで結婚したいか!?……うーん」
 予想外の質問だったらしい。彼は素っ頓狂な声を出して驚いた。
「逆に聞くけど、お前は俺と結婚したくない?」
「それが分からないんだよね。」
「分からない?」
「なんか、別に今の関係のままでもいいかなって……」
 怒られるだろうか、自分が思っているより、私の想いがそこまででは無いということを。
 そんな事じゃ怒らないと思うが、大事な話をしているのだ。心の中じゃ何を思っているか分からない。
「……俺はさ」
 私の考えを聞いた彼はしばらく考えた後、言葉を告げた。
「いやさ、確かに俺も今のままでも十分楽しいよ。全然今の関係に満足してないわけじゃないよ。もちろん。」
 怒られる、そんなのは杞憂だったようだ。
「でも、俺は…もう、付き合って期間も長いんだし、次の関係に進んでもいいと思うんだ。」
 お前が嫌なら、全然今のままでもいいんだけど、と少し零す。
「結婚したいとは言ったけど、俺だって夫婦ってのが、どんな関係なのか分かんない。だから、一緒に探していきたいと思ったんだ。」
「二人だけで分からなかったら?」
「俺の両親とかお前のご両親にも積極的に協力してもらおうぜ。相談乗ってもらったりとかさ。」
「……一旦距離を置く、とは言わないんだね。」
「夫婦になろうって言い出した本人が、距離置く前提で話進めているわけないだろ。」
 あ、一人の時間も大切か。と彼は呟いた。
「それにさ、夫婦になれば、もっと、守れると思うんだよな」
 守る。あまりにも抽象的で、どこかの少女漫画に出てきそうなセリフだ。
 しかし、今までの経緯を丁寧に説明してくれた彼だ。聞けばきっと真面目に返してくれるだろう。
「守る?」
「いや……もうそういう事言う時代じゃないって分かってるけど……夫婦になるってことはさ、もう好きだって気持ちだけじゃ生きていけないんだよ。」
「うん。」
「経済的にも、生活的にも、生きていくために、歩いていくためにはそういう事も考慮しなきゃいけない。」
 「だから……その、気持ち悪いこと言うかもしれないけど、お前とそういう関係になりたくなった。」
 歯切れが悪いように彼は言った。
「そういう責任が伴ってくる関係に、なりたいと思ったんだよ。『俺と結婚してるから、この人は渡せない。俺がこの人を守っているからだ。』みたいな……かっこわり、これじゃ酷い独占欲だ。」
 はは、と眉を下げて彼は頭をかいた。耳元がうっすらと色付いてるのが、短い髪から見えてくる。
 こちらも、少しだけ身が硬くなる。熱が少し帯びた気がした。
「……色々言ったけど、良かったら、前向きに考えて欲しい。俺は、本気だよ。」
 紅潮させた顔をそのままにし、彼は私と向かい合った。
 ……そうか、夫婦になるという事に、彼はそう考えているのか。
 私は、彼の考えを聞いてそうなのかとも思ったけど、やはり未だ自分の考えは纏まらない。けれど、一つだけ彼と違うところがあるのは分かった。
「守るのは、貴方だけじゃないよ。」
 机の上に結ばれた彼の指先を、自身の手で覆い被せた。
 私の手の大きさでは彼の手が少しはみ出してしまう。
「私も、守りたい。」
 この先、二人で過ごしていく時、どんな波乱が待ち受けているか分からない。
 その時、全て彼に任せっぱなしにして、彼だけが傷付いて行くのは、見たくない。
「傷は半分負うよ。一緒に痛いって叫ぼうよ。」
 貴方となら、それでもいい気がした。
 抱えた思いはそのままで、新しく覚えた少しの期待を込めて笑いかけた。
 彼は目を見開いて、覆った私の手と顔を、視線が行き来していた。
 カーテンがそよそよと横に揺れる。
 新しい季節を運びにきたような、優しい風だった。
 案外、夫婦になる日が近かったりして。
 
「え、待って、じゃあ今のは――」
「待って。やっぱもう少し時間ちょうだい。」
 前言撤回。まだ時間かかりそう。

12/19/2024, 1:49:16 PM

【もっともっと 迷えばいいよ しゃぼん玉】


風が吹いたら「寂しさ」も消えてしまえばいいのにね…

12/19/2024, 1:49:13 PM

誰か、誰でもいい。この寂しさを埋めてください。
それが叶わないなら、誰か、誰でもいいの。
死んでいいって、生きるのをやめていいって、そう言ってよ。
もう、許して、許してください

─寂しさ─ #145

12/19/2024, 1:41:53 PM

猫は自分が快適に過ごすことが出来る場所を探すのが得意である。
 夏は涼しい場所へ、冬は暖かい場所へ。
 常に探求を怠らない。
 自分が快適に過ごすためだが、それ以上に重要な理由がある。

 猫は体温調節が苦手なのだ。
 特に寒さには敏感で、暖かい場所を探すことは死活問題でもある。
 自分の体温を最適に保つために、今日も最高の場所を探す。

 しかし快適な場所というのは、季節や時間、日の当たり具合や風向など、様々な要因で変化する……
 先ほどまでは快適だった場所も、すぐに凍えてしまうことがある。

 そういった意味で、家に飼われている猫は幸運である。
 人間が快適に過ごすための道具は、全てでないにしても猫にとっては有用だ。
 コタツは童謡でも歌われているように丸くなるし、エアコンは言わずもがな。

 だが一点、家で飼われている場合特有の問題がある。
 その問題を説明するために、実際のケースを説明するとしよう
 これは、とある家で飼われているタマの話である。

 ◇

 タマは窓辺で日向ぼっこをしていた。
 冬にもかかわらず、部屋の中は春のように暖かい。
 至福の中でうたた寝している時、彼の主人が帰って来る。

「タマァァァ、タダイマァァァ!」
 ……奇声を上げながら。

 猫は大きな声が苦手だ。
 彼は条件反射的に飛び起きて逃げ出そうとする。
 しかし寝起きのために反応が遅れ、すぐに捕まり抱きかかえられる。
 
「カワイイィ、アタタカイィ」
 彼の主人は長い間外にいたのか、手は冷たくタマの体から熱を奪っていく。
 タマは不快になり、もがいて脱出しようとするも、彼の主人は手放さない。

「暴れちゃだめだよう」
 そう言いながら、彼の主人は座る。
 タマをがっちり捉えながら……

 ◇

 こうして時折、人間に至福の時間を邪魔されるのが、家で飼われる猫の問題である。
 猫によっては非常にストレスフルな出来事だが、悪い事ばかりでもない。

 人間は気の済むまで猫を抱いた後、膝に乗せるのだ。
 この膝の上というのが、意外と穴場である。

 暖かく、寝心地がいい。
 信頼している存在の匂いに包まれるのもポイントが高い
 なにより一番いいのは、一度奇声を上げた人間はしばらくは奇声を上げないということ。

 この場所にあって、初めて心の底から安心して寝ることが出来るのだ。

 『冬は一緒に人間といること』
 それが、猫にとって快適に過ごす秘訣である。

12/19/2024, 1:33:23 PM

1人がいいとか言ってたけど

やっぱり 1人は寂しいね

12/19/2024, 1:31:35 PM

3 寂しさ


14……15……16……。

ああ、満たされない。

89……92……98……。

まだ、満たされない。

129……150……176……。

223……348……388……。

人はなぜ、寂しさを感じるのだろう?
このよくわからない、寂しさはどこからやってきたのだろう。
どうしたら満たされるのだろうか?

ジュッ……と音が立つと同時に、肉が焼けるような、だが、それは、牛肉や豚肉などが焼けるときの食欲をそそるような香ばしいにおいではなく、不快なにおいが部屋に充満した。

「んー、398回目だけど、全然満たされないね?」

ごつごつした細い指は、紫色の紫煙の煙草をくゆらす。葉を細かく挽き紙で巻いたそれを、薄く形の良い唇が吸う。

「そんなに怯えないで。そんな顔されたら、俺も辛くなっちゃうじゃない?」

にこにこ微笑む男は、煙草を押しつけられて焼けた者の傷を、そっと撫でた。

「痛かった? ごめんね?」

心配そうに声をかける男は「んー」と、細く長い指をあごにあて、

「やっぱり、お口も焼いちゃったから満たされないのかな? 声、必要だったかも」

そう言い、残念そうに肩を落とす男だったが。
なにか閃いたようにぱっと顔をあげた。

「もしかしたら、俺の存在を必要とする人が現れたら、このモヤモヤした寂しさから解放されるのかも」

穏やかに微笑む彼はまるで天使のようだった――。

12/19/2024, 1:31:10 PM

寂しさ

人に嫌われることに寂しさを感じてしまう
いろんな方がいるのだから
自分を嫌う人は勿論いるのは分かってはいる
けれど寂しいという感情を感じてしまうのです
だから私は思います
私は私を絶対に裏切らないし一生愛します
と思うのです

12/19/2024, 1:30:28 PM

「冷たい人ですね。」と言われる

"人に期待しなければ 裏切られることもない"

こんな生き方を していると 「可哀想な人」だとか「寂しい人だね」だとか言われる

僕がなぜその考えに至ったか
背景を知ろうともしないで 「その程度」と何故吐き捨てれるのだろうか

貴方にも、貴方の生き方 思想があるように
僕にだってある

人それぞれいろんな背景があって
自我を保つための 価値観 が あって

自分で選択して 決断した 生き方を 過程を知らない 知ろうともしない人間が「相手が可哀想だよ」 と
僕が加害者 相手が被害者だと 決めつける。

12/19/2024, 1:30:11 PM

寂しさ、いつも、それはどこまでも何処までも、

追いかけてきてしまうので、いつも、辛い、辛い

それでも、進んでいく、人生、物語、ゲーム、

小説、なんでも、未来へと進んでいく、過去を、

知らず知らずと、見て見ぬふりをして、見ずに

助けやしない、だから、人は非情な者に変わる、

どの世界でも同じ事は言えるのだ、貧富の差も、

売れっ子から売れない人まで、様々な人物が居る

それでも、誰かが隙間を埋めてくれるまで、

一生、この寒空に出された可哀想な子供のように

縮こまってしまっていて、愛が欲しいしか、

言えないものだから、助けてよ、この世界から、

いやなんだよ、一人ぼっちになるのは、

そう考えていたら、知らない美少女がやってきた

そして、知らない世界へ行ける招待状を渡して、

僕に一言だけ言って消えていった。





"貴方には新しい世界がお似合いですから来てね"





僕には、魅力的な言葉しか聞こえなかった為に、

満月の夜空の日に、その招待状を使って、

別の世界へと行った、とても楽しくて、

何かを忘れていた、何だっけ?

ま、なんか忘れるだけだし、いっか。

12/19/2024, 1:29:54 PM

あ、私っておかしいんだな。

 そう思う瞬間は、何度経験しても心に穴が空いたような気分になる。

 サークルの飲み会とか、親戚の集まりとか、バイト先での会話とか。

 友情、恋愛、結婚、仕事、人生。
 それらの話題になるたびに、私は少数派の立場にいる。

 遊びに行こうと誘われれば暗い気持ちになる。
 何を話したらいいかわからないから。
 家でスマホでもいじっていたほうが楽しい。

 そのうち良い人が見つかると言われれば虚しい気持ちになる。
 自分がそうだったから、私も同じ感情になると信じ切っている人。悪意がないのは知っている。
 知っているからこそ、私は端から違う生き物だったような気がしてくる。

 公務員がいいとか、社会に出たらこうだとか言われるたびに脳みそが重たくなる。
 皆が当たり前にやっていること、できる気がしないから。
 どうしてそこまでして働いて生きていかなきゃいけないのか、わからない。


 私が好きなことは、みんなにとってどうでもいいこと。
 みんなが好きなことは、私にとってどうでもいいこと。
 
 それを、知る由もない。
 考えたことすらない。
 
 私は、みんなとは全く違う生き物で、みんなと同じになれるように擬態して生きている。

 そうなんだあ、って曖昧な返答。
 失敗だったと悟るとき。
 何が正解かすらわからない。

 人が集まる、多数派と少数派が生まれる。

 私は、いつも、少数派。


 ひとりでいるより、ずっと寂しい。

12/19/2024, 1:29:17 PM

寂しさ

寂しさから逃れたくて友達と居たけど、よけいに寂しくなった。

寂しさから離れたくて恋人と過ごしたけど、胸が痛むほど寂しくなった

沢山の人の中に居ても、息苦しいほど寂しさはあふれる。

1人になってほっとする。けれどそれは本心だろうか?遺伝子レベルで人は人を求める。生きる為に寂しさを感じさせ人と関わるように仕向けられているのだ。人と関わると寂しい、1人で居ても寂しい。皆同じなのに自分だけと思っている。

たぶん人は寂しくて当たり前なのだ。特別なことじゃない、だからあまり深く考えないで、美味しいご飯食べにいこ!!

12/19/2024, 1:26:57 PM

私は時に、心の中に間違いなく存在している「空虚」とやらを認識する。何かがすっかり欠けているような気がする。それが何かは分からないが、兎にも角にも何かがすっかり欠けてしまっているような気がする。落ち着かない。不安だ。そんな空虚な気持ちが、湧いてくる。人には誰しも在るだろう。どんな動物だってあるだろう。獅子、兎、鯨、蓑虫、鮃、蝿。そんな生き物たちにも、絶えず存在しているこの気持ちが、私にとって安らぎを与えてくれるわけもなく、とにかく落ち着かない。何かを失ってしまった気がして、落ち着かないのだ。これが俗に言う「寂しさ」とかいうやつだろう。貴方が居なくなれば、それはより推進していき、私の身体をいずれ蝕むようになるのだろう。誰もが感じるこの感情を、真っ向から否定するつもりは一切ない。ただ、その気持ちが何時、何処で起こるのか、それは誰も分からない。唐突にやって来る(もしくは過去から蘇る)その「寂しさ」に、貴方は優しく出来るのだろうか。

12/19/2024, 1:26:22 PM

まだ春には早いが、桜の季節になるとどうも寂しさを感じる。別れの季節と呼ばれる春は桜の開花と共に大切な人が旅立っていく。卒業、転勤、定年…。理由は様々だが、残された側にとってはやはり寂しいの一点に尽きる。大切に育ててもらった恩人に別れを告げて次へと進むのは少し時間がかかりそうだ。どうか皆に幸あれ!良い春を。

12/19/2024, 1:23:54 PM

寂しさを
心のずっと奥まで
埋めてほしい

寂しさを楽しさに変えて
わたしを
思いきり楽しませてほしい

もう泣きそうだよ
すでに涙は溜まっている

寂しさを
いつも隠していた
堂々とわたしは
明るく振る舞いを見せて
わたしの弱みを知られたくない

本当は
いっぱい甘えたい
猫のように
にゃんにゃんと
かわいい声で鳴きながら
いっぱいなでなでしてもらいたい

心が癒やされる
寂しさが
少しずつ消えてゆく

まだ寂しさをさらに
ロールケーキみたいに
優しく包んでくれるならば
恋に安心感が生まれる

寂しさを
完璧に忘れたくはない
寂しさという
悪魔を倒し
平和で明るい希望の光が
わたしを照らしてくれる

ずっと遥か
長きに渡り
恋はめでたく
素敵な時間の
はじまりの合図を迎えた

12/19/2024, 1:23:10 PM

【寂しさ】


それってきっと

寂しくない時間を知ってしまったから


ここの食べたら

他の店では食べれなくなるよ

なんてのは良く聞くけど


寒い外から暖かい部屋に入ると

もう外には行きたくない

致し方なく外に出る事になると

部屋に入る前より

より一層寒く感じる


それなら

最初から知らなければ良かったのか


それはきっと違う

知らない方が良かったなんてのは

知ったから言える事だ


望めど手には入らぬ理想を抱え

歩ける距離は長くはない

手には入らぬ理想から目を逸らし

進める距離はさらに短い

進むことなく留まる事なら長く出来るかもしれない


だから

寂しいと

あっちの方が美味しいと

外の寒さが辛いと

思えた事に感謝する


無かった所に

無かった事を忘れるほどの

スペシャルが現れたのは

やはり喜ぶべき事だ


スペシャルなお店情報

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