『安らかな瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
安らかな瞳
その安らかな瞳の奥に広がる
深い海
美しい詩
咲き誇る花々と
進みゆく秒針を
まだ誰も知らない。
もうすぐその瞳が閉ざされることも
まだ誰も知らない。
安らかな瞳?何だろうこの言葉。別個ならともかく
生まれてこの方この組み合わせが私の脳みそに
留まったことは無いな。
安らかな瞳ね?…うーん。
あれだ。
ガツガツ争うことを諦めた目。
釣り堀行って一時間、まさかのボウズで
ああ、私は魚を傷付けずにすんでよかったと
独りごちた時の半笑いの遠い目。
はた目からは安らかな瞳だったに違いない。
心中はともかく。
(安らかな瞳)
ちっちゃい頃のお葬式で見たひいおじいちゃんは安らかな瞳だった、、懐かしい
また、濁流に呑まれてしまった。
わたしにとっては、清流なのかもしれない。
「奪って…」唇が不意に動いた。
今夜も、不純な人間同士が寂しさを埋める為だけに交わし合っているのだ。
純真無垢なわたしの子ども、彼の子どもはこれを見てどう思うのだろうか——。
「寂しそうだね…ママ。」
床に就いた息子が、心配そうに言った。
『そうね、ママ寂しいわね…。』
それからわたしは、息子をそっと抱きしめた。
安心したのか、微かに笑みを浮かべながら、ゆっくりとそのつぶらな瞳を閉じていった。
『この子を守らなきゃ、いけないんだ』
わたしにそっくりなこの子を。
#2
お題『安らかな瞳』
この人の瞳は笑っている時と笑っていない時がある。前髪が長めだから瞳に光が入らないのかと思っていたこともあったけど、それは違うと分かった。
つい先週、前髪を切った影響かいつもの大人っぽさから少しばかり子供っぽさが出た。前髪の長さも目にかかるくらいから眉毛が見えないけれど瞳を隠さない長さに切られていた。
でも、それでもこの人の瞳はちっとも笑っていない。
「これぇあと」
「…あぁ、さっきの煎餅ね。よかったね〜」
この人は、わたしと遊ぶ時は瞳に光が入る。子供が好きなのだろう、だってわたしが他の人に感じる面倒だという感情がこの人には無い。
わたしの頭を撫でるこの人の手は少し冷たい、冷え性だからか体から冷気が漂ってると家族から文句を言われていた。
「〇〇ちゃん、またね〜」
あの人は帰ってしまう、私と血が半分だけ繋がっている姉はいつもこの家には居てくれない。
安らかな瞳が見れるのに、この家には居てくれない。
お終い
安らかな瞳(3月15日)
君は僕のことを安らかな瞳で見つめてきた
君は何を思っているのだろう
その瞳からは読み取ることが出来ない
君は僕に何を言いたいのか
僕にどんなことを思っているのか
わからないけれど
君の瞳はとても綺麗だった
一目惚れだった。
いつもは遅刻寸前の俺が、ちょっとだけ早起きして、ゆっくり大学へ行く。
ふと目に入った花屋さんに、その人はいた。
白い透き通るような肌に映える、赤い唇。艶やかな髪はかき上げられ、きりりとした眉毛が見える。
そして何より、その瞳だ。
愛おしそうに花を見るその姿は、まるでこの地に舞い降りた天使のようだ。
俺は気づいたら花屋さんに入っていた。
いらっしゃいませ、と遠くで女性の声が聞こえる。
俺は彼女を探した。
彼女は青い小さな花の前にいた。
「あ、あのっ」
俺が声をかけると、気づいたのかこちらへ向かってくる。
「俺、貴女に一目惚れしましたっ!!もしよければ俺と付き合ってくれませんか!」
一度に溢れてしまった気持ちを告げると、奥の方で何やら女性達がこちらを見て盛り上がっている。もしかして、ここの店員さんだろうか。
「............」
「...あ、あのー...?」
彼女は驚いたまま、何も言わない。
もしかして振られたのか、そう思っていると彼女の口が開く。そして俺は聞いてしまった。
「俺...男なんですけど、知ってましたか」
衝撃の真実を。
「...え?えぇ!!?」
「やっぱり...」
美しい顔から、男性特有の低い声が何度も再生される。まさか、本当に?
「すみませんッ!!俺知らなくて!!!」
「ぁー...大丈夫です。よくあることなんで」
はは、と苦笑いをされる。
......いや、でも。
「でも、俺......貴方に一目惚れしました!!俺と付き合ってもらえませんか!!」
「無理です」
「なんでぇ!!!」
「なんでって......よく知らない人に付き合ってくださいなんて言われても、はい。わかりました、なんて言うわけないですよね」
「じ...じゃあせめて名前だけでも!!!」
「えぇー...」
「お願いします!!俺ここ通いますから!!」
「......雪(ゆき)です。あなたは?」
「!...海斗(かいと)です!!よろしくお願いします雪さん!」
「...よろしくね」
「あ!俺大学あるんで行きます!!では!!」
俺は急いで花屋さんを出た。
結局、いつもと変わらない時間になってしまったが、今日の遅刻は特別だなと感じた。
「よかったね~雪ちゃん!」
「良くないですよ言葉(ことは)さん......変なのに好かれちゃいました...」
「応援してる」
「氷華(ひょうか)さんまで...」
お題 「安らかな瞳」
出演 海斗 雪 言葉 氷華
変化
それは がらがら と
音を立てて壊れるようなものではなく、
スノーボールの周りが ほろほろ と崩れて
中から実は声をひそめていた、
小さなまあいる真珠が生まれ出てきたような
花水木の薄い花びらが ほわほわ と
柔らかく優しく開いていくような
そんな
静かでいて
でもなにかが決定的に変わる
静寂の中の凛とした音をはなつもの。
どきまぎしたり、
じたばたと暴れ回りたいような
落ち着かない気持ちに襲われることも多々あるけれど。
まっすぐにすすめばいいんだ
変化の先に生まれ出ようとするわたしを信じて
《テーマ無し》
掲示板や知恵袋、某新聞社◯△小町も
見るのは好きでも参加はしない
そんな文章力は無い
ツラツラと載せる色んなSNSもあるけれど
近頃と言うのか御時世と言うのか
病んだ人が多く居る
その人達は悪くない
けど
命に関わる過激な発言は見たくないし
病んだ自分を正当化する内容も見たくない
それこそ◯△小町でボコボコに叩かれて欲しい
ここに永く居られたら良いな
安らかな瞳
その瞳に映るのは、私である。
それは私にとって大事なこと。
その瞳に映るのが、私でなくても
それも私にとって大事なこと。
その瞳が安らかであるならば
私にとって、それが大事なこと。
【愛されたい】
彼と出会ったのは2022年の12月25日
最初は顔もかっこ良くないし、図々しいあの性格今思うと似たもの同士なんだろうな
最初から優しさはあったけど図々しいあの性格がやたらとカチンときた
エッチしたときもなかたったことにしたかった。
最近はエッチもキスもしていない
付き合っていても喧嘩デートもない
アフターも中途半端だから
一緒にいるのが疲れた
距離を置いて喧嘩も会話もない
感じになれば楽だ
いわゆる空気みたいな存在に
なりたい
しばらくアフターはやめよう
3000円を別封で必ずもちあるいたら
大丈夫だろうからそれでネカフェに泊まろかな
被りとアフターすれば?
被りと松のややカラオケで一緒にいれば
「7月30日付近にもうひとつ『瞳』書いたわ」
たしか「澄んだ瞳」だったかな。某所在住物書きは過去投稿分を確認しながら、ぽつり。「安らか」通り越して虚無な瞳で呟いた――眠いのだ。
10時間以上前の揺れに関しては何の被害も無かった。ただ情報を追い掛けているうちに睡眠時間を削ってしまったのだ。
いわゆる「明日は我が身」の心構えである。
「『澄んだ瞳』ってどんな瞳よって、当時俺、それっぽい顔して、鏡見たんよ」
ふわわ、わわぁ。デカいあくびを行儀悪く為して、物書きはまた虚無る。
「……案の定鏡見た途端自爆したわな」
日頃の防災意識は重要だが、眠れるときに寝ておくことも大事である。
――――――
日付変わる頃の例の最大震度5弱、某ヤホーのリアルタイム検索でぼーっとトレンドウォッチンしてたら
『強い地震がありました』
って速報がトップに上がってきて、
一番揺れの酷かった県を見た途端、ヒュッって、私の舌先から血流が引いてった。
そこは「おばあちゃん」の引っ込み先だった。
血縁関係ある本当のおばあちゃんじゃない。小学校と中学校時代にお世話になった「大化け猫の駄菓子屋さん」って駄菓子屋さんを切り盛りしてた、当時の皆のおばあちゃんだ。
去年の5月6日頃――つまり、さかのぼるのも面倒なくらい昔の数ヶ月前――都内のお店を畳んで、福島に引っ込んだ。
さいわい私は約5ヶ月後の10月14日頃――つまり、これまたさかのぼるのが面倒な昔――職場の長い付き合いな先輩のおかげで、「おばあちゃん」に手紙を出すことができて、
おばあちゃんは私にランチクレープのレシピを手紙に書いて贈ってくれた。「贈って」くれたのだ。
福島のおばあちゃん、どうしてるだろう。
おばあちゃんのスマホの番号は知らないし、グルチャや呟きックスに関しては、そもそもおばあちゃんのアカウント自体存在しない。
だから安否の確認方法なんて、手紙しかない。
すぐ書いて速達に出そうにも、0時だから郵便局が開いてない。コンビニに持ち込むにしたって速達対応できるコンビニが分からない。
おばあちゃん、どうしてるだろう。
居ても立ってもいられなくなった私は、呟きックスで現地の「無事です」の投稿を漁って、でもやっぱり少しも安心できなくて、
何をトチ狂ったか、先輩のアパートの近所にある稲荷神社の鳥居を潜ってた。
「困ったときの神頼み」とはこのことだと思う。
テンパってもいたんだと思う。
相手の安否を「すぐ」確かめるための方法が無い。
既読も未読も無い。相手と1ミリも繋がってない。
それは、今の私にはとんでもなくストレスだった。
お賽銭して、手をパンパンして、ただただ、昔お世話になったおばあちゃんの安全を祈る。
我に返って振り返ると、ポツリ、すごくキレイな大人の狐が、ホンドギツネとキタキツネのハーフっぽい色合いの明るい毛並みな狐が、
参道の真ん中におすわりして、私を見て、
すごく安らかな瞳をしてて――
――「……そっから帰宅までの記憶が曖昧なんです」
「狐にイタズラされたのでしょう」
「いたずら、」
「稲荷の狐は善良な心魂を愛でて、そういう者を茶化したり、心の味見をしたりするのを好みますから」
「はぁ……」
15日の昼休憩。
今どこに居るとも分かんない先輩がよく使ってる茶っ葉屋さんにフラリ立ち寄って、リラックス用にスイーツでも買おう、と思ってブラリしてきたら、
お店の女店主さんから開口一発、ポツリ。
『日付変わってすぐの頃、稲荷神社を参拝していませんでしたか』。
茶っ葉屋さんの店主さんは、稲荷神社のひとだった。
「『駄菓子屋のおばあちゃん』でしたら、」
私がレジに持ってきたスイーツをピッピしながら、店主さんが言った。
「震度は3で、被害も無く元気にしていますよ」
何も心配は要りません。善い杞憂で終わるでしょう。
店主さんはそう付け足して、なんだかすごく見覚えありそうな、安らかな瞳を私に向けた。
……。
……いやまさかね(あなた疲れてるのよ案件)
スマホで決済して、おまんじゅうと低価格生菓子を小さい紙箱に入れてもらって、
こちらクーポンですからの、アリガトウゴザイマシタまたお越しくださいからの、退店。
ドア潜って、ふと店主さんの方を振り返ったら、
やっぱり、店主さんはバチクソに見覚えありそうな、すごく安らかな瞳をしてた。
叔母さんの旦那さんが亡くなって3年。
会うと会話の中に出て来るのは
死んだ叔父さんの事。
もっと何何してあげれば良かった、
何何出来なかったのを後悔してる。
と、辛い思い出ばかりみたいだ。
私は何と返せば良いか分からず、
黙って頷いて居たけど
、ある本を読んでから、
どうしたら良いか分かった様な気がする。
その本には、
死んだ事を受け入れられない、
後悔ばかりして、悲しんでる人には、
時間だけが解決する方法ではなくて、
その人と
「一緒に悲しみを共有してあげることと、
託された想いを見つける」
ことだと書いてあった。
小さい時から知ってる叔父なのだが
下手に叔母さんの思い出に入らない方が良い、
と勝手に解釈して
共感しなかった自分が子供だなと思った。
人は独りでは生きて行けない
叔母さんと同じ悲しみの深さには
なる事は難しいけど、
悲しみを
受け入れ、話を聴くことは出来る。
叔父さんの話をしよう、
記憶を辿って
少しでも和らぐように。
僕たちの関係を言葉で表すなら、
恋人という言葉が相応しいだろう。
だが、僕たちは互いを愛し合ってはいない。
互いの利益が一致したから付き合ったにすぎない。
僕たちは愛し合ってはいないはずなんだ。
少なくとも貴方は僕を愛してないはずだ。
だから分からないんだ。
なぜ貴方はそのような瞳で僕を見つめるのか。
安らかな瞳で。
この世に未練はないという、穏やかな瞳で。
僕は分かりたくない。
貴方の瞳が意味することも、僕のこの心の痛みも。
苦しい日常の中に女神さまがいればな、って思うんだ。
君も思うだろう? そうだろう。
彼女は、見目麗しい。そして誰にでも慈悲深い目を向けられる。そしたらひとびとは救われると思うんだ。
そんな人が、職場にいたら僕はいいなと思うんだよ。
なんでかわからないけど!気持ちがかきたてられて!
では聴いてください!
「女神はそれ慈愛というんだぜ!」
『安らかな瞳』
綺麗な、瞳だった。
瞳は、その人の積み上げた経験を写していた
でも、今は、動かない瞳だ
そこにあるのは、眠るように棺へ入った、兄さんだった。
頭が働かない中。
安らかな瞳だけが、私の視界に入っていた。
僕は本来君の前にいてはならない存在だ。生き延びるためなら何だってやってきた。どんなに手を染めようとも気にしなかった。それがこんなところで後悔に変わるなんて。
甘いミルクチョコレートの瞳にうつされた自分の顔が歪んで見える。
やさしい君。世界の甘く優しいところだけを切り取って作り上げたような愛おしい君。
どうかその安らかな瞳で僕を見つめないで。
安らかに眠る、という言葉の方が耳馴染みがあると私は思う。何の悩みもなく、心を穏やかにし、穢れのない瞳をその瞼の下にしまい込み、その日の幕を閉じる。それが「安らかに眠る」という言葉ではないだろうか。
安らかな瞳、というと、「安らか」という言葉の意味は上記と大して変わらないが、瞳という部分が大きな違いだろう。
何の悩みもなく、心を穏やかにし、穢れのない瞳……
そう考えると、その瞳を持つ者はきっと、自身の死期を察した者だと私は思う。
その上で、自身の人生に何の未練もない者のみが持つ瞳なのではないだろうか。
そんな瞳で人生の幕を閉じることが出来るような、後悔のない人生を送れたらなんて幸せなんだろう。
既に後悔だらけの私には微塵も関係の無い話だ。
望むだけ望んでみてもいいかもしれないが。
静かに微笑んでる君の瞳は綺麗な宝石なよう。
今あなたから見える景色は私と変わらないのかな。
少しでも写れてたらいいな。
「安らかな瞳」
愚直な僕に彼女はいつも微笑んでいた。
その安らかな瞳に映る僕は
どんな顔をしていただろうか。
きっと優しい君に見合わない顔だった。