NoName

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僕は本来君の前にいてはならない存在だ。生き延びるためなら何だってやってきた。どんなに手を染めようとも気にしなかった。それがこんなところで後悔に変わるなんて。
甘いミルクチョコレートの瞳にうつされた自分の顔が歪んで見える。
やさしい君。世界の甘く優しいところだけを切り取って作り上げたような愛おしい君。
どうかその安らかな瞳で僕を見つめないで。

3/15/2024, 4:41:00 AM