木漏れ日

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叔母さんの旦那さんが亡くなって3年。
会うと会話の中に出て来るのは
死んだ叔父さんの事。
もっと何何してあげれば良かった、
何何出来なかったのを後悔してる。
と、辛い思い出ばかりみたいだ。

私は何と返せば良いか分からず、
黙って頷いて居たけど
、ある本を読んでから、
どうしたら良いか分かった様な気がする。

その本には、
死んだ事を受け入れられない、
後悔ばかりして、悲しんでる人には、
時間だけが解決する方法ではなくて、
その人と
「一緒に悲しみを共有してあげることと、
託された想いを見つける」
ことだと書いてあった。

小さい時から知ってる叔父なのだが
下手に叔母さんの思い出に入らない方が良い、
と勝手に解釈して
共感しなかった自分が子供だなと思った。

人は独りでは生きて行けない
叔母さんと同じ悲しみの深さには
なる事は難しいけど、
悲しみを
受け入れ、話を聴くことは出来る。
叔父さんの話をしよう、
記憶を辿って

少しでも和らぐように。





3/15/2024, 4:58:42 AM