『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ちょうど昨日、ショッピングモールの中にあるペットショップをのぞいたところだった。
二匹の子猫…と言うには少し大きいかな、遊んだり寝てたりしていた。
可愛いなぁ。テレビとかで見るのもいいけど、生身を間近で見るのは、またひとあじ違う。
こぼれた猫砂を一生懸命転がして追いかけている。途中で目が合い、思わず笑顔になった。
もう一匹は、顔を壁側に向けて寝ていた。顔が見られなくて残念だ。
もっと小さい、本当の?子猫を目にしたら、またその可愛さに笑顔になるんだろうなぁ。
「子猫」
【 自動販売機 】
何時もど真ん中よりも一つ右に有る、
青いミルクセーキを見て居た。
「 …冬だね。」
近くに居た誰かがそう呟いた。
気がつくと、私は中学時代の風景に戻っていた。青信号を待つ自分、懐かしいリュックと制服、登校する道。しかし、心の奥にモヤモヤが残る。青信号に変わり、私は横断歩道を渡る。突然、車のクラクションが響き、大型トラックが猛スピードで迫ってきた。避けなければ、と思った瞬間、誰かが私の手を引っ張った。
危機一髪でトラックは過ぎ去り、私は助かったが、何かに引っ張られた感覚が残る。ふと、猫の声が聞こえた。周りを見ると、白い子猫が佇んでいた。親はどこだろうと心がざわつく。振り返ると、白猫が横断歩道に倒れていた。
「…まさか……私を庇ったの?」思わず声が漏れる。懐かしい気持ちが胸を締め付ける。白猫の前に辿り着き、躊躇なく抱きかかえた。鼓動と息が感じられた。
「っ!…よかった……まだ生きてた!」早く病院へ行かねばと強く思った瞬間、声が聞こえた。
「…よかった……___……」
「…え?」ノイズのような音で聞き取れない。目眩がし、白猫を抱きかかえたまま、子猫が現れた。「またね」と笑顔で言われた。
気がつくと、私は病室で寝ていた。「…あれ?……ここは、病室?」思い出す。大型トラックに引かれそうになった時、誰かが助けてくれた。横断歩道で倒れていた私を救おうとしたその時、傍に5本のオレンジの薔薇があったらしい。あの白猫と子猫の存在は、私を守るための奇跡だったのだろうか。懐かしさと共に、心に温かい光が灯った。
11月15日(金曜日)
【テーマ:子猫/花言葉、あなたに出会えて心から嬉しい】
「子猫」
友人が子猫を貰ったらしいので見に行った
野良猫だったところを保護されたらしいその猫は、真っ白な毛にオリーブ色の瞳をした美人な子猫さんであった。耳の内側のピンクもまたキュートだ。耳の根本から長い毛がくるんと伸びているのも非常に可愛い
結構人見知りなのかあまり構ってもらえなかったが眼福であった
後日また友人宅へ遊びに行く事に
あの時の子猫もすっかり美人猫に成長していた。そして毛も伸びていた。君、長毛種だったのか
美人を通り越して高貴…。血統書ついてそう
彼女は独りだった。独りでも気にすることはなかった。寂しさを感じることは無かったから。
ある日のことだ。ショッピングモールを歩いていると、ぬいぐるみ屋を見つけた。
普段なら、素通りするはずだった。けれど今回だけは違った。何か惹かれるものがあったから。それが何なのか、彼女は分からなかった。
しかし、入らないわけには行かない。彼女は惹かれるがままに、導かれるようにして、店内に入っていく。
そして、出会った。一匹の黒猫のぬいぐるみに。子猫のぬいぐるみに。
それを見た瞬間、買いたいと思った。欲しいと思った。値段も手ごろだ。
彼女は躊躇うこと無く、子猫のぬいぐるみを手に取ると、会計を済ませて店を出た。
そして、帰宅するとベットの上に置いた。そこを定位置とするかのように。
彼女は独りだった。けれど、今は独りじゃない。黒い子猫のぬいぐるみがいる。喋ることも動くこともできないが。
それでも、彼女に癒やしを与える存在となっているーー。
子猫
子猫に限らず
動物の赤ちゃんほど最強の存在はないと思う
存在するだけで他を癒す
存在することに大きな意味がある
こんなにすごい命は他にないと思う
学校に行こうと外に出ると、弱った「子猫」が目に付いた。
丸くなって暖をとっているようだが体は冷たくなり、ノミがついていた。
食べ物を差し出しても食べないし、目を開かない。
でも少し動くので、まだ生きている。
これはやばい思い、学校に遅刻の電話をして動物病院に駆け込んだ。
人生でたった一回だけ
子猫を保護したことがある
足が一本ない
ガリガリの子猫
見つけた時にはもう厳しかった
何とか家に連れて帰って介抱したが
最期にか細い声で鳴いたあと
虹の橋を渡った
今度は健康で
元気いっぱい走り回れる
やんちゃな子に生まれ変わっていて欲しい
お題 子猫 (*´-`)
子猫って凄くかわいい。
子供の頃はどんな生き物でもかわいいのはなぜ?
守りたくなる感じ。尊
皆さんは猫派?犬派?
『たぶん、見られてる。』
6月6日、ノートに落書き ずんだもちを食べる猫描いた 秋のおわりに ふと見ると なんだかとてもこそばゆい からだはゼリー化するけれど こころははたしてどうだろう? 最近ね 気になる人がいるのです 冬になったら 視線よりも手紙を送ろうあの人に
見慣れない道を歩いていると道端の隅に子猫がいた。
それはどことなく君に似ていて
どことなく懐かしさを感じて
まるで君の生まれ変わりのようだった。
今は生まれ変わりが流行っているな、と冗談らしく思った
そういえば
君の死んだ夏じゃないか
日付の感覚もまともに働いてなかったから日差しの強さで季節を感じた
同じ日かもしれない
スマホを急いで手に取る
えっと、、?
今日は
君の命日じゃないか
『秋風』 2024.11.14.Thu #3
秋、先週まではすごく暑かったのにいつのまにか寒く、冷たい風が吹いている。でも、太陽は暖かい。
秋、ピンクとか紫とか白とか赤とかの色とりどりの花が風に吹かれている。一面に広がる花畑が1番綺麗な時期。
秋、真っ黄色に染まった葉のイチョウ、真っ赤に染まった葉のモミジが風の流れで飛んで行く。そして、地面が真っ黄色、真っ赤になる。これも良き。
秋、茶色に枯れたカラカラの葉っぱがいつの間にか散っていて、木は枝だけで寂しい。ってそれはもう秋風じゃなくて、木枯らしだね。
秋って本当に一瞬だ。1番好きな季節なのに短くて寂しくて儚い季節。でも、そうだから良いんだ。
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「秋風にたなびく雲の絶間より
もれ出づる月の影のさやけさ」
(秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間から、もれ
でてくる月の光は、なんと清らかで澄みきっているこ
とであろう。)
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「嵐吹くみ室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり」
(嵐が吹き散らした三室の山の紅葉の葉が、龍田川 に一
面に散っているが、まるで錦の織物のように美しいで
はないか。)
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本当にその通りだと思う。約1000年前からも秋は美しい季節とされてきたんだと分かる。秋風が吹いた瞬間、秋を感じる。綺麗だけど、なんだか寂しい瞬間。好きだなぁ。
うちには大きな子猫がいる。
それも二匹。
いや、正確に言えば猫耳と尾をを生やした人間のそれ、なのだが。
人の言葉は話せず、あくまでも猫として一日を過ごしている。
服は着ているし食事も人と同じ物を食べる。風呂やトイレも問題なく使える。
しかし、一番厄介なのは彼らに発情期が来たときだ。
何度俺の貞操が狙われたか分からない。
その都度家を出て、しばらくは外泊するなどしてやり過ごしていた。
頃合を見計らって帰宅し、これまでと何一つ変わらない生活を続けていたというのに。
「にゃーお、」「にゃっ」
どうも今回は見込みが甘かったらしい。
帰宅した途端、獲物を捕える狩人の如く二人に捕まってしまった。
そろそろ年貢の納め時らしい。
否、いつかこの時が来るのは早かれ遅かれ分かっていたことだ。
……猫のソレ、は棘が生えていると聞く。
嗚呼、せめて痛みは最小限で済みますように。
神に儚く無駄な祈りを捧げ、俺はゆっくり目を閉じた。
昔保護猫を一時預かりした事がある
記憶が朧げなくらい今は大人になってしまった僕だが
当時は学生で思春期真っ盛り
親や先生に反発してばかり、今考えても恥ずかしい
ちょっと忘れたい記憶でもある。
その子猫がやってきたのは
前日に母親から休みの日の過ごし方について
苦言を呈されてしまい、反論した為喧嘩になった
ある日。
朝から口を聞いて居ない為帰りづらい気持ちを
抱えながら帰路に着くと聞きなれない動物の
鳴き声が微かに聞こえた
周りをキョロキョロ見渡すもその鳴き声の主らしき
ものは見当たらず やはり我が家から聞こえてくるようで
あったが 今朝まで動物なんて我が家にはいなかったはず
恐る恐る玄関のドアを開けると
白黒のぶち が母親の膝の上で撫でられていた。
母親は僕の帰宅に気付くと保護猫を一時預かる
事になったと説明をしてくれた
昨日の喧嘩など、今朝口を聞かなかったことなど
感じさせないような口調で 僕はドギマギしたのを
うっすら覚えている
それからも母親とは何度か衝突する事はあったが
空気を察してかぶちが間に入る事が増え
僕の反抗期は呆気なく終わり、猫好きになった。
今でも野良猫を見ると思い出す
あのぶちはあの後里親が見つかり半年も
かからずお別れをしたが僕は沢山の思い出と
幸せを分けて貰ったと思う。
ぶちに僕は少しでも幸せを返せていたのだろうか、と。
「子猫」
小さな毛玉で小さな怪獣。
母猫の出産のお産婆にもなりました。
何故か飼い主も子猫だと思われお乳タイムに呼ばれることもしばしば。
「あのさ、子供産んだの4匹だよ?5匹じゃないよ?」
母猫は一匹ずつ子供の匂いを嗅いだ後に飼い主を嗅いだ
小言のように「5匹よ」と短く鳴いた。
どうやら、飼い主は「子猫」にされているようだ。
母猫にとって産んだ「子猫は5匹」になっている。
母猫にとって「子猫」は飼い主も入れて「子猫」らしい。
子猫
陽だまりの中
眠りに落ちる
あなたは私を見て
柔らかく微笑む
そのお膝に抱いて
優しく撫でて
起きたら遊んで
そしてずっとずっと
そばにいてね
子猫のピドーが、わたしを先導していた。
時々立ち止まり、こちらを伺う。ついてきているのを確認すると、また歩き出す。
なんだろう、あまり良い予感がしない。わたしは、緊張のあまり喉がカラカラだ。
そういえば今日、学校で広田くんが、告白してきた。ことわった。彼が、いじめられっ子の宮木くんを、いつも言葉でディスってるの、自分ではどう思ってるのかな?
ピドーがこちらを向いた。ああ、はいはい、着いてきてるよ。わたしは、少し早足で子猫に近づいた。住宅街のなか、このままいけば小高い山の公園に差し掛かる。ピドーはそちらに向かっているらしい。
宮木くんとは、少し前、一緒に下校した。たまたま、かちあった。なかなか喋らない、シャイな子だけど、どうやら陶芸をしているらしいことを聞き出せた。へー、芸術なんだ! 威張ってる広田くんなんか殴り返せばいいのに。
にゃー。ピドーが、じっとこちらをみていた。公園の入り口だ。ふむふむ。まさか親猫に何かあったのではないよね? わたしは、その空想にありえないことではないと、覚悟して、ふたたび、子猫の跡を追った。
なんだか今度、個展をするとか? え、すごくない? うん、よくわかんないけど、ちょっとわたしの日常にはいないタイプ。喋り方もなんだか、小さな声だけど丁寧なのよね。相手を気遣ってるのがわかる。
今度は自分から現実に戻った。山を切り開いた平地に、ベンチがぽつん、ぽつん、と置いてある。
そこに、宮木くんが座っていた。
「え?」
「え?」
2人が同時に怪訝な顔をする。思いがけない邂逅だ。
宮木くんは、パッと目を逸らす。ちょっとショックだけどわたしは近寄って、こんにちは! と言った。彼は挨拶を返したようだけど何言ってるかわかんない。
急に立ち上がる宮木くん。そして、カバンを開き、何かを渡してきた。
「さ、さよなら!」
裏返った声をだして、走っていった。
渡されたのは、陶芸の個展のチケットだった。わたしは、顔が真っ赤になった。
子猫のピドーが、わたしの足にその白い体をなすりつけていた。
「あなた、不思議な子ね。これが目的なの?」
わたしは、ピドーを抱っこした。そしてあたまをなでて、ほおにほおを当てた。ピドーは、にゃあ、と鳴いた。
子猫
暖かな休日の昼下がり。
お前の膝の上で、
一匹の子猫が遊んでる。
気儘に動き回る小さな身体に、
お前の心は奪われ、
優しく笑っている。
肉球がふにふにだ、とか、
瞳が硝子玉みたいに綺麗だ、とか。
愛らしい子猫の、
仕草のひとつひとつに、
お前はすっかり夢中だ。
そんなお前を見詰めながら、
お前の笑顔は、オレにとって、
こんなにも、大切で、
愛おしいものだったんだ、と。
改めて、思い知らされたんだ。
…可愛いな。
つい、漏らしたオレの言葉に、
お前は、子猫を抱き締め、
…本当に可愛いな、と、微笑む。
きっと、お前は、
考えもしないだろう。
オレが可愛いって言ったのは、
その、小さな命じゃなくて、
お前のその無邪気な笑顔のこと。
…だ、なんて。
お前も…いつかは、
気付いてくれるのかな。
オレが、ずっと見てるのは、
お前の笑顔だ、って。
子猫
夜の塾の帰り道
電信柱の影に段ボール
そこには白とこげ茶色の
まんまるおめめの
子猫がいたの
「あった場所に捨ててきな…」
父には叱られ母は知らんぷり
頬ずりしては鼻をすすり
泣きながら歩く
絶望の秋
私だけが救える…と
安否が気になり朝に見に行った
子猫はおめめウルウルさせ
差し出す牛乳
ペロペロ舐めた
学校帰りの帰り道
子猫がいなくて、探しまわってた
「拾われたのよ」と母は言った
それならいいねと
嘘つき笑う
数日後の日曜日
道路に転がる死骸、あの子猫
私は知らぬふりで逃げた
殺したと思い
心を閉ざす
何がこの世の正義なの?
大人になってもずっと分からない
故郷に帰りベビーカー押す
おギャ~と泣くたび
ドキってしてる…
#子猫…
どうしたらこっちを向いてくれる?
どうしたら興味を持ってくれる?
どうしたら頭をなでなでしてくれる?
どうしたら遊んでくれる?
あなたの周りで
“みやぁ〜” って
可愛く鳴いてみるけれど
ちらりとも見てくれないの…
だから…カプッ って噛み付いてみた
あなたは驚いた顔して…
でも笑ってくれたの