『秋風』 2024.11.14.Thu #3
秋、先週まではすごく暑かったのにいつのまにか寒く、冷たい風が吹いている。でも、太陽は暖かい。
秋、ピンクとか紫とか白とか赤とかの色とりどりの花が風に吹かれている。一面に広がる花畑が1番綺麗な時期。
秋、真っ黄色に染まった葉のイチョウ、真っ赤に染まった葉のモミジが風の流れで飛んで行く。そして、地面が真っ黄色、真っ赤になる。これも良き。
秋、茶色に枯れたカラカラの葉っぱがいつの間にか散っていて、木は枝だけで寂しい。ってそれはもう秋風じゃなくて、木枯らしだね。
秋って本当に一瞬だ。1番好きな季節なのに短くて寂しくて儚い季節。でも、そうだから良いんだ。
____________________
「秋風にたなびく雲の絶間より
もれ出づる月の影のさやけさ」
(秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間から、もれ
でてくる月の光は、なんと清らかで澄みきっているこ
とであろう。)
____________________
「嵐吹くみ室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり」
(嵐が吹き散らした三室の山の紅葉の葉が、龍田川 に一
面に散っているが、まるで錦の織物のように美しいで
はないか。)
____________________
本当にその通りだと思う。約1000年前からも秋は美しい季節とされてきたんだと分かる。秋風が吹いた瞬間、秋を感じる。綺麗だけど、なんだか寂しい瞬間。好きだなぁ。
11/15/2024, 9:09:46 PM