『どうすればいいの?』 2024.11.22. Fri #4
もうどうでもいい
友達も勉強も部活も好きなことも何もかも全てを投げ捨ててしまいたい
逆にどうしたらそんなことを思えるのかと不思議に思っていた頃の自分に戻りたい
どうやったらあの頃の明るい自分に戻れるかな
何もかも信じられなくなって、将来の夢も途絶えて、友達とも疎遠になって…
無理やり笑ってもただ疲れるだけ
たった1人でもいい
私を癒してほしい、求めてほしい、よりどころになってほしい
それが友達でも恋人でもいい
でも、
「どうすればいいの?」
『秋風』 2024.11.14.Thu #3
秋、先週まではすごく暑かったのにいつのまにか寒く、冷たい風が吹いている。でも、太陽は暖かい。
秋、ピンクとか紫とか白とか赤とかの色とりどりの花が風に吹かれている。一面に広がる花畑が1番綺麗な時期。
秋、真っ黄色に染まった葉のイチョウ、真っ赤に染まった葉のモミジが風の流れで飛んで行く。そして、地面が真っ黄色、真っ赤になる。これも良き。
秋、茶色に枯れたカラカラの葉っぱがいつの間にか散っていて、木は枝だけで寂しい。ってそれはもう秋風じゃなくて、木枯らしだね。
秋って本当に一瞬だ。1番好きな季節なのに短くて寂しくて儚い季節。でも、そうだから良いんだ。
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「秋風にたなびく雲の絶間より
もれ出づる月の影のさやけさ」
(秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間から、もれ
でてくる月の光は、なんと清らかで澄みきっているこ
とであろう。)
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「嵐吹くみ室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり」
(嵐が吹き散らした三室の山の紅葉の葉が、龍田川 に一
面に散っているが、まるで錦の織物のように美しいで
はないか。)
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本当にその通りだと思う。約1000年前からも秋は美しい季節とされてきたんだと分かる。秋風が吹いた瞬間、秋を感じる。綺麗だけど、なんだか寂しい瞬間。好きだなぁ。
『また会いましょう』 2024.11.13.Wed #2
【実体験】
「じゃあ、またね!」
そう言ったことを後悔している。
これは、私が小学生だったときの話だ。
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私は小学3年生からスイミングスクールに通っていた。テストをどんどんクリアしていき、そこで言う4級になったときだ。4級になったために時間帯がずれることとなった。いつも一緒だった友達もいなく、不安だった。そこで出会ったのがM君だった。
「聞こえないの?耳につけてるの」
そう、私は難聴なのだ。人工内耳に防水のカバーをつけて泳いでいた。私は初めて、こんな風に興味を持たれたことが嬉しかった。
「うん、そうだよ!これをつけてると聞こえるんだ!」
嬉しすぎて興奮してしまい、大声になってしまった。
「あ、ごめん」
「ふふふ」
その日はそこでさようならだった。
また次の週。
「あ」
「よっ」
手を上げて挨拶してくれた。名前は知らない。私もまだ自己紹介してないし。でも、名前はなぜか教え合わなかった。
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小学5年生の春、私の学校では全校生徒の前で転校生が紹介される。
「それでは!新しくこの学校にきてくれたお友だちの紹
介です!こっちに来てくださ〜い!」
明るい先生に連れてステージの上に現れたのはまさかのY君だった。
「え?!なんで…?!」
「おぉ、びっくりしたぁ」
「あ、ごめん」
「何?aomisちゃん知り合い?」
「え、まぁ…」
「え〜!知らなかったんだ笑」
「じゃあ、自己紹介をしてくれるかな?」
先生の声でみんながY君に集中する。
「M小学校から来ました、M(=名字)Y(=名前)で
す」
私はそこで名前を知った。M君、なんでここに来たんだろう…?
始業式が終わった後、私はすぐにM君のいる教室に向かった。だけど、教室にはいなかった。
「あれ、いない」
「あ、aomisちゃん!誰か探してる?」
「あ、いや、なんでもないよ!」
今のめっちゃ怪しいことしちゃった。大丈夫かな笑
それにしてもどこ行ったんだろう。あ、転校生だからすぐには来ないよね!そうだ、そうだ。
「うわっ」
「うわ、ごめんなさっ…、あ!」
後ろ向いた瞬間にぶつかり、ろくに相手も見ずに謝ろうとしたけど、相手を見ると第二の衝撃を感じた。
「おぉ、いたいた」
「なんでここに来たん!ってか名前M君なんだ」
「え、待って嘘でしょ、俺の名前全然呼ばんなぁと思っ
たら知らなかったんかい。いやぁ、家の事情でね」
「あ、なるほど」
すると周りがざわつき始めた。どうやらこっちを見ているらしい。
「あれ、aomisちゃん知り合いなん?」
「おい、M、aomisさん狙いで転校したとかありえるぞ
笑」
「なんであそこあんな仲良いん」
「んじゃ、また後で話そ!」
「あ、はーい」
とりあえず分かれて注目されるのを避けようとした。その日の帰り、そこでもM君がいた。
「あ、こっち一緒?」
「うん、途中までね」
M君と一緒に帰れるのは嬉しかった。でも、私にはもともと一緒に帰っていたHさんがいたため、3人で帰ることになった。
「どうも、Mです」
「どうもー、Hだよ。どこから?」
「M小学校から」
「あね!思ったより近い笑」
「まぁ、ちょっともったいない気もしなくはないかな
笑」
「こらこら、自分たちに会えたんだからいいでしょ」
「そうだねー、早速友達出来ちゃったし」
なんだかもう仲良くなってる。なんだかモヤっとした。
「なんかもう仲良くなってるね笑」
「え?普通に話しただけだし、うちが仲良いのはaomisだ
よぉ」
「aomisさん、友達多いんだね」
「あ!さん付け!さん付けするタイプ?」
「まぁ、普通そうじゃないの…?」
「なるほどなるほど」
「なんだよ笑」
次の日も次の日も毎日3人で帰るようになってからは孤独感を感じるようになってしまった。たまに2人が前、私が後ろで1人という、悲しい構図になっていた。だから3人は嫌いだ。
そうなっていたある日、途中でM君と分かれて、Hさんと一緒に帰るとなったとき、私は泣いてしまった。
「?!な、え、どうしたん!?」
「いや…、っ…なんでもないよっ…」
「…ごめん。Mと話したかったんよね…?つい夢中にな
っちゃった…」
「…」
「ねぇ、もしかしてだけど、あんたさ、Mのこと好きな
ん?」
「え?」
唐突な質問に戸惑った。え、M君のことが好き…?いや、そんなことな…い…、え…?
「あぁ、なるほどね。まだかぁー、あいつ何してんだ。
ごめん、今の忘れて」
この日から私はすっかりM君のことを意識してしまった。休憩中に見かけたときも、授業でたまに一緒になったときも、帰るときもずっとM君のことを見てしまっていた。ある日、Hさんが休みだった。久しぶりに2人きりで話すから、少し緊張していた。
「今日、休みだよね?」
「うん」
「そっか…」
残念そうにしているのを見て、ますます「あ、これはもしやすると…」という思いが強くなった。でも、その思いはすぐに消え去った。
「ね、名前さ、呼び捨てで呼び合わない?俺、aomisって
呼ぶわ」
「え!いいよ!じゃあ、自分はYって呼ぶね!」
「ふふ」
男子とこんな会話をするのが初めて、心臓の音がうるさかった。自分がYと呼んだ瞬間、笑顔になったのを私は見逃さなかった。
次の日、本当に名前で呼んでいいんだよねと不安だったが、勇気を出して呼んでみた。
「Yー?」
「んー?」
「Hさんはどうするの?」
「いや、HさんはもうHさんしかなくない?」
「それは分かる」
私だけ名前で呼ばれてるんだと実感して、すごく嬉しくなった。でも、Hさんが傷つかないか心配だった。また次の日、Hさんが学校に来た。
「え、なんか変わった…ね?呼び捨て?」
「あ、うん。Yがそうしようって」
「ふーん…、じゃあ自分もYって呼ぼっかなー」
「急に呼び始めたらびっくりしちゃうでしょ笑」
このときは笑ったけど、心底やめてほしいと思った。Hさん、Yに出会ってから変わった気がする。Yのことを狙ってるように私には見えた。
【作者から】
まだ途中です
会話文多めになっちゃう…
『スリル』 2024.11.12.Tue #1
【実体験】
私は周りから真面目、頭良いと言われ続けてきた。その期待に応えられるように、みんなをがっかりさせないように勉強を頑張ってきた。部活でも副部長として、頑張ってきた。でも、
「疲れた」
そこで、1つ考えた。
「勉強やめよ。教科書はぱらぱら見るだけ、提出物は終
わらせるだけにしよう。」
周りからは、どれくらい勉強した?とかいう典型的な質問ばっかり。私は、
「全然勉強してないよ」
と真実を述べただけだが、全く信じてくれない。そりゃあ、今までの自分を見たらそうだよね。
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「…」
これは流石にやばいか?と気づいたのはテスト前日。教科書見るだけ、提出物を終わらせるだけと決めたのに、やっぱり今までの真面目な自分が出てきて、勉強しろと頭の中でずっと語りかけてくる。
そこで、とりあえず明日の教科の分だけ教科書開いてみようとした。
「見るだけ、見るだけ…」
1ページ目を見る。随分前の内容だから、すっかり忘れている。とても焦る。また、1ページめくる。蛍光ペンを取り出す。線を引く。ノートを開く。内容を教科書と照らし合わせる。ワークを開く。既に書かれている答えを手で隠して、頭の中で答える。…
ふと時計を見ると既に3時間が過ぎていた。
「え?!」
あぁ…、結局普通に勉強しちゃった。自分の集中力を呪いたい。
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テスト当日、私はすごく寝不足だった。朝もいつもより遅く起きてしまい、親からも心配された。ごめんね。
「よーい、はじめ!」
チャイムと共に、紙をめくる音だけが耳に入ってくる。まず、1問目、2問目、3問目…
「…」
やばい、なんかめっちゃ解けるんだが。いつもより自信はないけど、なんか…、できる…。
(自慢してるわけでは全くございません)
そこで、私はこう思った。
「もしかして… 、勉強そんなにしなくても良いのか?」
「点数も相変わらずいつもよりは低いものの、周りとの
差はあるし」
「よし、勉強はテスト前日からしよう!」
この時から、寝不足になりながらも、前日に勉強を始めて高点数を取れるのかという馬鹿なスリルを感じ始めた。しかも、本当に後になってやばいだろと思ったのは高校受験。1週間前まで全く勉強しなかったのは普通に考えてやばい。勉強したのに不合格だった人に申し訳ない
くらい、今は本当に反省してます。
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勉強に関するスリルは感じずに、ちゃんと勉強しましょう。皆さんも真似しないようにね。