『スリル』 2024.11.12.Tue #1
【実体験】
私は周りから真面目、頭良いと言われ続けてきた。その期待に応えられるように、みんなをがっかりさせないように勉強を頑張ってきた。部活でも副部長として、頑張ってきた。でも、
「疲れた」
そこで、1つ考えた。
「勉強やめよ。教科書はぱらぱら見るだけ、提出物は終
わらせるだけにしよう。」
周りからは、どれくらい勉強した?とかいう典型的な質問ばっかり。私は、
「全然勉強してないよ」
と真実を述べただけだが、全く信じてくれない。そりゃあ、今までの自分を見たらそうだよね。
____________________
「…」
これは流石にやばいか?と気づいたのはテスト前日。教科書見るだけ、提出物を終わらせるだけと決めたのに、やっぱり今までの真面目な自分が出てきて、勉強しろと頭の中でずっと語りかけてくる。
そこで、とりあえず明日の教科の分だけ教科書開いてみようとした。
「見るだけ、見るだけ…」
1ページ目を見る。随分前の内容だから、すっかり忘れている。とても焦る。また、1ページめくる。蛍光ペンを取り出す。線を引く。ノートを開く。内容を教科書と照らし合わせる。ワークを開く。既に書かれている答えを手で隠して、頭の中で答える。…
ふと時計を見ると既に3時間が過ぎていた。
「え?!」
あぁ…、結局普通に勉強しちゃった。自分の集中力を呪いたい。
____________________
テスト当日、私はすごく寝不足だった。朝もいつもより遅く起きてしまい、親からも心配された。ごめんね。
「よーい、はじめ!」
チャイムと共に、紙をめくる音だけが耳に入ってくる。まず、1問目、2問目、3問目…
「…」
やばい、なんかめっちゃ解けるんだが。いつもより自信はないけど、なんか…、できる…。
(自慢してるわけでは全くございません)
そこで、私はこう思った。
「もしかして… 、勉強そんなにしなくても良いのか?」
「点数も相変わらずいつもよりは低いものの、周りとの
差はあるし」
「よし、勉強はテスト前日からしよう!」
この時から、寝不足になりながらも、前日に勉強を始めて高点数を取れるのかという馬鹿なスリルを感じ始めた。しかも、本当に後になってやばいだろと思ったのは高校受験。1週間前まで全く勉強しなかったのは普通に考えてやばい。勉強したのに不合格だった人に申し訳ない
くらい、今は本当に反省してます。
____________________
勉強に関するスリルは感じずに、ちゃんと勉強しましょう。皆さんも真似しないようにね。
11/12/2024, 11:19:24 AM