『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日は太陽の下で弁当を食べた。会社の昼食はオフィスフロアから出て食べるようにしている。フロアではお昼の静かな中、上司のパソコンを触る音やお客さんの電話対応で落ち着きがない。そのくせ静かだから自分の咀嚼音が気になって味わうことより噛むことに集中モードになってしまう。
今日はいつも人がいるはずの席が空いていた。ラッキーと席を取って弁当を広げたところ、日が照ってきた。そういうことか、どうして今日はカーテン空けてるんだろうと考えて、わからないとの結論に至った。というわけで、今日は右ほほに日の暖かみを感じながら昼食をとった。夏の日差しと違って、冬の太陽はいくらか優しい気がする。
そうだ、反省反省、昨日はちょっとした事件があった。私の中の私(性の悪い私のこと)がしゃしゃり出てきて人に危害を加えたんだ(何てやつだ!)。とりあえず一件落着したはもののこれでは相手からの信頼がなくなり、これから取り返しにいくらか時間がかかりそうな気配。またに出てくる性悪君とは仲良くやっていきたいものだ。
やや、俺様のこと書いてやがる…
#太陽の下で
お別れには程遠い日和。
草を踏む音が1つになっても
先まで照らされた、穏やかなやさしい道。
君が隣にいないと
意味がないよ。
“太陽の下で”
《太陽の下で》
太陽の下で、私は貴女と出会った。
貴女は私にとっての太陽だった。
でも、もう朝日は訪れない。陽は登らない。
それでも貴女の言葉を信じ、待つことにした。
毎日頭の中で再生する貴女の木漏れ日のような声。
『明けない夜はないわ。少し夜が長く感じる時もあるかもしれない。でも信じていれば必ず朝日は登る。』
よくある言葉。でも彼女はこう続けた
『ありきたりな言葉とおもったでしょ?私も教えられた時そう思ったわ。この言葉を信じれないならまず私を信じてみて』
私は貴女を信じてる。何年何百年経っても、また貴女に会えると願って。
今、この瞬間ご飯を食べてる人は何人いるのだろう。もしかしたら今結婚した人、今生まれた人、今象に乗った人、今大根を切っている人もいるかもしれない。同じ太陽の下にいても、それぞれが今この瞬間何かをしている。おしゃれだな。
太陽の下で
果たして俺はどれだけの間、地下に居たのだろう。さっきふと目覚めたら、窓のない小さな部屋にいた。いつからか、それが普通だったのだろうか?なにしろ記憶が無い。目覚めるまでの記憶が一切合切無い。俺は誰だ?いくつだ?なにもわからない。
特に監禁されていたわけじゃなくて、普通に歩いてドアを開けて、階段を上ったらここに出た。だが、太陽の光が眩しくて、目が開けられない。上に来て、もう小一時間経ってもそうなんだから、しばらく日に当たっていないということなのではないのか?どうして、あの部屋に居たのだ?それも分からない。
さて、何も分からない状態では、これからどうしたら良いのかも分からない。しばらく、この太陽の下で日向ぼっこでもするか。
俺ってのん気だな。それだけは分かった。
『太陽の下で』
夜の街で夜の蝶としてずっと働いてきた。親が逃げて残した借金を返すまではどんな客にも愛想を良くして媚びを売ってずっと耐え続けてきた。女の盛りのすべてを費やしてきた日々もようやく今日で終わる。
ただの商売相手のひとりだったひとには借金を返すまではここから離れられないと伝えていた。いつまでだって待つよという言葉を最初は素直に受け取れなかったけれど、あれから今日まで本当に待ってくれていたそのひとの元へ私は白昼堂々会いに行ける。
夜の蝶としての服装や化粧は慣れたものだったけれど、そうではない普通の格好で、化粧もろくにしないままの顔で会うことをなぜかとても恥ずかしく思いながら呼び鈴を鳴らす。少ない荷物を手に扉の前に立っていた私を彼はまじまじと見つめていた。
「……なにか言ってよ」
「明るいところで見るの初めてだったから、つい」
「明るいと、シワとかシミとか、結構わかるでしょ」
「わかるけど、それもきれいだって思ってた」
決して褒め言葉ではないそれに、私はなぜか涙が溢れてしまった。ぐしゃぐしゃでべそべそになった泣き顔までをもきれいと言った彼を私は力のこもらない手で少しだけ殴った。
『太陽の下で』
いつか、貴方が
太陽の下で
わたしに手を振って
笑ってくれている
そんな姿を想像すると
わたしは
泣きたくなる
貴方をどれだけ
思い出そうとも
一緒に思い出された
貴方への想いは
何処へも行けないままでいる
同じ目線で自由を
見ていたかった
振り向けば、
貴方が笑っている日常を
知りたかった
雨の日も晴れの日も
曇りの日も
同じ太陽の下を
貴方と生きていけたのなら
笑っていられたのかな
太陽の下
今日髪を染めてきた。黒もいいねって褒めてくれた。違うよ。ブルーブラックだよ。多分あなたはずっと気付かないままなんだろうな。
今日髪の毛を染めて来た。黒もいいねって褒めてくれた。違うよ。ブルーブラックだよ。多分あなたはずっと気付かないままなんだろうな。
三人の道化師
太陽の光が穏やかに降り注ぐその下には、国中を巡る巡業サーカス団が夜の公演に向けて準備をしていました。
団員たちがいる無数の小さなテントからは、団員たちの活気あふれる声や道具を準備する音が聞こえてきます。
テントの少し離れたところでは、檻に入れられた動物たちが外に出され、嬉しそうに鳴く声で溢れています。
そして、公演が行われるテントの中では、このサーカス団「スターライト」の一団が今夜の公演に向けてリハーサルを行なっていました。綱渡りをする者、ジャグリングをする者、猛獣を手懐ける者……それぞれが、演目のリハーサルを行なっていたのです。
しかし、この一団は他のサーカス団と比べて、特筆すべき点がひとつだけありました。それは、団員全員が人ではないということ。今夜の公演に向けて準備する者たちは皆、人間ではありません。例えば、スポットライトを準備しているのは蜘蛛のような姿をしたものだったり、マイクチェックをしているのは頭がブラウン管テレビとなっていて、その画面に顔があるものだったりとさまざまです。
そんないろんな者たちがいるこのサーカス団。彼らを率いるのは三人の道化師兄弟です。
「エトワさん!こっちは後二時間で終わります!」
「二時間か……間に合うか?」
裏方を取り仕切っているのは、黒を基調とした道化師の服に身を包んだ青年。真っ白な肌に赤い髪に赤い瞳。右目の下には星のペイントがされていました。
彼の名前はエトワ・スターライト。このサーカス団を率いる三兄弟の末っ子です。
「エトワ。俺たちも手伝えばすぐ終わるよ。みんな、とても優秀だからね」
そう言って弟の肩に触れたのは、水色を基調とした道化師の服に身を包んだ男性。エトワと揃いの髪色と目をした青年の左目下には、涙型のペイントがされていました。
彼の名前はレイン・スターライト。このサーカス団を率いる三兄弟の長男です。
「兄ちゃん。まぁ、確かにそうなんだけどさ……それでも、間に合うと思う?」
「大丈夫。直にラルムも来るって」
「二人して何話してるの?僕も混ぜてよ〜」
会話するレインとエトワに抱きついたのは、赤を基調とした道化師の服に身を包んだ女性。二人と揃いの髪色と目をした女性はその顔に半分笑っていて、半分泣いているお面をつけていました。
「……ラルム。その僕という一人称はやめろって、前にも言ったよな?」
「お兄ちゃん。固定概念は捨てた方がいいよ。女の子だからって、僕とか俺とか使ったっていいじゃん」
「はぁ……」
「姉ちゃん。この調子で、夜の公演に間に合う?」
「間に合う間に合う!だって、準備は後ここだけだよ!みんなは存分にリハーサルをしてくれたら、僕はそれでいいんだ。ほら、残りの分は僕たちでやったら早いよ?」
「姉ちゃんまで……まぁ、二人が言うなら」
「よーし!決まりだね」
ラルムはお面を外しました。その下にあった素顔はレインとエトワの揃いの赤い髪と瞳を持ち、左目に星形のペイントがされていたのです。
「今日もみんなに素敵な夢を見せるために、頑張るよー!」
ここは、人々にとって素敵な夢を見せるサーカス団がいる場所。
道化師三兄弟を中心に、皆は夜の公演に向けて動き出すのでした。
「お仕事は何をしてるんですか?」
合コンなんかで聞かれたときは、こう返すようにしている。
「僕は太陽の下で働いています」
するとだいたい仲間からは
「なにカッコつけてんだよ。現場で仕事してるだけだろ」
とツッコミが入る。そう、僕は建設現場で働いている。でも、太陽の下で働くということに僕は強い思いを持っていた。
「おめぇまた泥棒しやがったな、チクショウ。まだガキだから盗ったもん置いてったら許してやる。早く出せ」
僕は幼い頃から貧乏で、腹を空かせてはよくスーパーで盗みを働いていた。見つかっては叱られるを繰り返していたけど、スーパーのオヤジさんの言葉は耳に届かなかった。
「いいか、いつだってお天道さまは見てるんだ。お天道さまから目を背けなきゃいけねぇような生き方はやめろよ」
仕方ないじゃないか、お金がないんだから。ずっとそう思っていた。そしてあるとき、僕は大変なことをしでかして、少年院に送られることになった。
僕を引き取りに来たのは、親ではなくスーパーのオヤジだった。それからオヤジさん夫婦は僕のことを辛抱強く育ててくれた。
いつも「お天道さまの下で働けるようになれ」と家訓のように言っていた。だからいま、その仕事ができているのがただ誇らしいんだ。
「ねえ、この後も飲みに行かない。夜中までやってるお店知ってるから」
合コンの終わり際、相手側の人に誘われた。
「いや、遠慮しときます。お天道さまの見えないところに行くわけにはいかないので」
太陽の下で。
太陽の下なのになんで私は暗いの?
明るくして欲しいな。
太陽さん
太陽の下で
冬はあまり意識しないけど上を見上げればちゃんと太陽があるんだよな。当たり前だけど。
季節を問わず太陽の光を浴びるというのはメンタル管理において重要らしいね。一日数分でも外で散歩するべきなんだろうね。
しかしさすがにこの時期ともなると昼でも肌寒いくらいに冷え込むか。風邪をひかないように気を付けないと。
そういえば結局加湿器はネットで買った。リアル店舗は高いし選択肢も限られてるしでだめだった。
でもリアル店舗のほうが安い時もあるからな。この前はそれで少し損をした。だから加湿器もちゃんとチェックしてからネットにしたのだ。
そして調べたら加湿器は床に置くのはよくないらしい。なので今日もホームセンターにいってカラーボックスの値段をチェックしにいく。
もう買う物はないからしばらくホームセンターにいくことはない。毎回そう思ってるけどすぐに買わなきゃいけない物ができて毎日のようにホームセンターにいっている。そんな毎日。
太陽の下でぐっと伸びをして
吸い込んだ空気の澄んでいること
私は冬の晴れた日が好きだ
寒いのは嫌いだけど冷えた空気が気持ちいい
風はない方がいい寒いから
カラッとした空気が冷たくて心地よいのだ
暑いのもそうかな
じめっとしていると厳しい
カラッとしていると暑くてもいいかも
太陽の下で雲が光る
綺麗だけれどそれは上から見た方がいい
雲海はまるで雲が雪のよう
雲も雪も儚くて綺麗
下からだと暗い雲が厚いとね
でも太陽が覗き込むくらいなら
太陽がより際立って
光が差し込んだ辺りはふんわりあたたかくて
それもそれでいいかもしれない
心が暗くて黒いと光を吸収する
心に色んな色があって物があって
心に光が差し込むと反射してきらきら光る
反射するものが心にあれば太陽の下でぐっと伸びをして
見つけられる自分だけの美しさが
冬が来て
ゆらゆら揺れる
暖かい光
澄んだ空気
降りてくる濃霧
届かない光
太陽の下
「セーター」(一行詩)
寒さ知らずのセーターは飼い猫の敷きカバーになりました
「太陽の下で」(一行詩)
今年の暑さはもう逃げられない太陽の下で睨み返せない
お天頭さまがみんな見ている…
おばあちゃんが良く小さい私に言ってたこと。
前後に何を言われてこの言葉が言われたのは
あまり覚えていないが、多分、私が誤魔化したり、嘘をついたりしたときだったんじゃないかと思う。
「みんなお天頭さんが見てるから」
おばあちゃんの抑止力の言葉なんだろうか…
良いこと、正しい事をして褒められる機会がなかったときも同じように言われてたように思う。
幼い私は褒められて嬉しくなるのを知っているから…
若い頃、一生懸命して、営業手数料が私の方が良くても、私より成績がわずか悪い、男子が表彰された時、母の前で泣いた。
そのときも「お天頭さまが見てる」と言った。
太陽の下で…どれだけの不幸と誤魔化しと嘘を暴かれるんだろう、
太陽の光のもとでは全て手暗がりになってしまうのに。
太陽の下で
太陽の寿命は100億年だと言われおり、後50億年以上は輝き続けますが、その寿命が尽きれば地球は膨張した太陽に飲み込まれ焼き尽くされてしまいます。
と言うことは?
ある日いきなりの膨張でしょうか? ジュッ。
最終日の10年前から徐々に平均気温が上がっていったり、近頃の太陽大きくないか?と思っている内に、干物になっている感じでしょうか?
逸話がある。
かつて太陽に憧れて飛んで行った天使だったか何だったかが、結局その熱に灼かれて朽ちてしまう話だ。
憧れというのは時に身を滅ぼす、という教訓だったのだろうか。
その天使はそれでもきっと最期まで幸せだったのだろうな。
憧れの存在に手を伸ばせば届く距離、その見返りとして身は朽ちる。
推し活にも近しいのかもしれないな。
だからこそ一生手を伸ばしても届かない距離に憧れはいてほしい。
太陽に焦がれて手を伸ばして身体が無くなるのも一つ、究極の推し活の形。
私は自分の身が今のところ大事なので極めなくても良さそうだ。
笑って心ひらいたら
あなたのこと好きになった
一巡り太陽の下で
太陽の下/レミオロメン