『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きらきら光るお前の髪を全部ちぎってみたい。束になったお前の髪がどんどん俺からこぼれていって勿体なくなりたい。きらきら光るお前を見ている。そんな事はしない。お前が死んでもそんな事は出来ない。
笑うお前は可愛いよ。いつも俺は温かく思う。
お前を見ていると太陽の心地がわかる。お前の振り撒く愛嬌は、森から抜けたときの最大の眩しさが、ずっと続くようなものと似ていると思う。
どこにいたってお前のこもれ日を思い出せば歩ける。夜の中に居ても俺は、俺はお前の陽射しを目指している。
・太陽の下で
SNSをやればやるほどどんどんその世界にのめり込んでいく☆皆同じだ☆
陽のひかりは清浄をもたらす
豊穣には誰かの祈り陰にあり
来る日も来る日も安寧を祈る
今思いを馳せているのは何か
小さな鳥も真似すれば鳳凰に
なるのではないか天は照らす
心を映す和を以て貴しと為す
美しい世界へと澄んだ心へと
『太陽の下で』
太陽の下ですべてが見えるようになるかと思ったけど、
影が多くて見えない物が多い。
その影を作ってるモノは何?
でも、本当に影はいらないモノ?
わからない
『太陽の下で』
太陽の下で
毎日の暮らしは、同じ事の繰り返し。朝起きて顔を洗って歯磨きしてご飯食べて‥。人生成功したいなら、その単調な毎日を変えようと話す人も居るけど。
歳を重ね具合悪いところを持ち、大病などするとその何気ない繰り返しが有難いと思えるようになった。
同じ事の繰り返し、太陽の下でトボトボ歩く散歩もその一つ。
さあ、今日も太陽の日差しを感じるながら人生の終い方を思いつつ散歩に出かけようか!
「太陽の下、という表現――あれは少し違うと思うね」
彼に言わせてみれば、「視点のスケールが小さすぎる」らしい。てんで意味が分からない、と俺は首を捻る。
「ご承知の通り、地球は太陽の周りを公転している。地球だけじゃない。太陽系の惑星はみんな平面の軌道を辿る」
ふと、小学生のとき理科の教科書に落書きした思い出が蘇った。太陽系の模式図に被せるようにして、下手くそなドーナツを描き込んだような気がする。
「僕はここに、『太陽の隣』という表現を提唱したい」
「……それを言ったら、太陽系みんな『隣』じゃないか」
そうだ、それでいいんだよ、と彼は勝手に深く頷いた。
なんだか一人で満足されたみたいで、少しむっとする。
「俺はやはり、『太陽の下』だと思う」
「ほう、聞こうじゃないか」
「スケールが小さいのは認めよう。でも俺たち人間には、そのちっぽけさを認めることこそ必要だとは思わないか」
うーむ実に面白い意見だ、と彼は唸る。聡明な彼に少し近付けたような気がして、我ながらちょっと誇らしい。
……が。それではダメなのだ。
「――さて。君なら俺の目的、分かるよね」
「……僕のサボりを白日の下に晒そうってのかい先生」
体調不良で遅刻すると彼に電話をもらったのだが、やけに周りが騒がしかったので駅前に行ってみれば、彼がファミレスに入店しようとしたところで現行犯逮捕した。
「白日の下、か。やはり俺たち人間は、どこまでも『太陽の下』のようだな」
大人気なくドヤ顔でふんぞり返る俺に、彼は苦虫を噛み潰したような顔で黙り込む。
「――そうだ、一応具合悪そうにはしておけよ」
ニシシと笑いながら、俺は彼の頭にポンと手を置いた。さすがの彼も想定外だったようで、目を丸くしている。
校門前、もうすぐ二限が始まる時刻か。
太陽の下で、二人で顔を見合せ密約を交わした。
2024/11/25【太陽の下で】
眩しく、私に照り付ける。
痛い、心の底で呟いた。
だから、日は嫌いだ。
全てを影という形で浮き彫りにしてくる。
最後に日の光を浴びたのは、いつだろう。
極夜前、もう随分前だったような気がする。
何故、あの人は外で会おうなどと手紙に記したのだろう。
外に出なくとも、私の役目たる多大な職務の処理は全うしている。
外に出なくとも、領地経営に貿易会社などの外部収入はある。
私は、あの人に全く頭が上がらないらしい。
「あら、久しぶり。来てくれたのね、嬉しい。
さて、貴男が昼に外出したのは何ヶ月前なのかしら。」
そこには、カフェのテラス席にて優雅に紅茶を飲む、
若き貴婦人、あの人の姿があった。
「何の御用ですか。」
私は、勧められた紅茶を一口だけ飲み込んだ。
何か、嫌な予感がした。
すると、あの人は微笑み、察しが良いと謂わんばかりに目を細めた。
「貴男に息抜きを。と、言えたら良かったのだけど状況が変わったの。」
あの人は真剣な表情になり、あの人の藤色の瞳は瞳孔が小さくなった。
「貴男の仕える、うら若き弱王と貴男をよく思わない臣下が結託して、
貴男に謀反を企ててるみたいよ。」
私は頭が真っ白となった。
「ふふ、意外ね。貴男が感情を表に出すなんて。」
あの人は、鈴が転がるみたいな声で笑った。
そして、即座に、私へ真剣な眼差しを向けた。
「さっきの話には続きがあって、
謀反を協力を願い出る書状が、わたし宛に弱王の側近の名で届いた。
その意味は貴男なら分かるでしょう。」
「勿論です。私の家は、北に於いて強いと自負しています。
しかし、貴方の家には敵わない。
貴方の家との戦に関しては、特に相性が悪い。」
私は、必死に冷静を装った。
「そう、だから貴男へ知らせたの。」
あの人は、また微笑み、また目を細めた。
「感謝します。」
あの人は、再び目を細めた。
「件は、わたしに任せて。」
私は、意味が分からなかった。
「貴男は、件を知らなかったことにしないさい。」
「はい。」
私は、同意した。その方が立ち回り易い。
「件の事で、うら若き弱王への謁見を許されたの。
わたしは、その場で件を阻止させようと思う。
其処からは、貴男の好きなように為さい。」
あの人は、また鈴が転がるみたいに笑う。
「如何ように冷静を装っても、本来の冷静さには敵わないわ。」
あの人は、いつも私の図星を付いてくる。
「親しくとも離れていたのなら、
親しくとも会話を交わさなくなっていたのなら、
相手の心は離れるものよ。」
あの人は、そう言い残し、優雅に去っていった。
あの人に、又、借りを作ってしまった。
本当に感謝しかない。
件が解決した暁には、あの人へ何か贈ろう。
あの人は贈り物を好まないから、感謝の手紙を贈ろう。
「お方様、お手紙が届きました。」
「あら、ありがとう。」
若き貴婦人は、従者から手紙を受け取る。
そして、手紙の封を開ける。
『あなたのお蔭で、件は早急に解決しました。
また、王とも和解する事ができました。
王宮を頻繁に訪れ、王や臣下たち、他の貴族等と些細なことでも、
言葉を交わようにしています。
王から頼られる事も、少しずつ増えてきたように思います。
改めて、感謝致します。』
「本当に簡略化した手紙ね。
でも、思いの籠った、とても丁寧な手紙。」
若きな貴婦人は微笑み、書斎の抽斗に手紙を仕舞った。
「ひーなーた!おはよう!」
「へっ!?って千夏かぁ……。びっくりした。おはようございます。」
突然背中を叩かれてなにごとかと思ったけど千夏のいつもの挨拶か……。なんというかこの子基本的に距離近いんだよな。並んで歩いてると普通に手を握って来る時もあるし。こんなの私じゃなかったら勘違いするよ。
「それでね昨日さ……。」
「どうしたんですか?千夏」
楽しそうに話してたのに急に動きを止めて私をじっと見てどうしたんだろう?
ボケっとしてる私の頭に急に手を伸ばしてーー
「よし取れた!頭に葉っぱ乗ってたよ。ほんと日向ってば可愛いところあるよねぇ。」
そう言って頭を撫でたかと思いきや、太陽にも負けない眩しい笑顔で私を見て……。
「ーーっ。」
「どうしたの?なんか顔赤くない?」
「いえちょっと暑いだけです……。」
「そう?なら良かった。よし行こう!」
今が太陽の下で良かった。この頬の熱を誤魔化せる言い訳にできたから。
太陽の下にいれば寒くないし影もついてきてくれる
そんな太陽が雲に隠れて見えない
肌寒いし、影もついてこない
月も今夜は寂しそうに光っている
「太陽の下で」
太陽の下で
焦がれていく指先から足先まで
太陽の恩恵を受け入れる
そうして塵となって消えれたら
これでもう寒くないね
世界で一番暖かく感じるもの
「太陽の下で(創作)」
給料が入ってすぐに、靴屋に行き、青い生地に白い花の刺繍がしてある、紐靴のスニーカーを買った。
前から欲しかったけど、値段が高すぎて諦めた靴だ。やっと、やっとやっと、私のものになる!
店員さんから、靴の入った袋を受け取ると意気揚々と家に帰った。
ザーザーー
翌日、雨だった。
その次も、雨だった。
せっかくの靴だから、濡らしたくないし汚したくない。
てるてる坊主を作って雨乞いもしたのに、さらに翌日も雨だった。どうやら、台風の影響で、今週は雨が続いているらしい。
玄関に今か今かと出番を待っている靴に目をやり、ふぅと息をはいた。きっと明日は晴れるはず。
朝起きて直ぐに、カーテンを開けた。チュンチュンと鳥が囀る声。キラッと眩しい光が私を照らしていた。
急いで身支度をして、丁寧に靴を履き、紐を結んだ。
玄関を開けて外に出ると、太陽光が眩しすぎて目を細めた。
「さあ、行くよ」
1歩踏み出した私の心と連動してるかのように、靴も喜んでいるように見えた。
お題『太陽の下で』
友達と学校から出たら外がとんでもなく寒かった。それでも膝より上の短い丈のスカートをはく私たちにはどうしようもない。なんでうちの学校は靴下まで学校指定のもので、せめてタイツじゃないんだろうと思う。スラックスだってはいていいってなっていいと思う。
そんなことを考えてると、となりにいた友達が白い息を吐きながら言った。
「あのさぁ」
「ん?」
「連想ゲームしない?」
「なんで?」
「寒すぎるからせめて、夏を感じたい」
「えー、でも今年の夏すごく暑かったじゃん」
「じゃぁ、そこまで暑くなってない想定で」
「なにそれウケる」
しばらく笑った後友達が「太陽」と呟いた。
ここで「かんかん照り」と答えたら、今年の汗が止まらない暑すぎる夏を思い出す。それは嫌だなと思って
「海」
と言った。それから
「砂浜」
「水着」
「ボール」
「浮き輪」
と続いて、ふと友達が「外国人」と答える。
「なんで?」
思わずつっこむと、友達が
「なんか、海行きたくなってきた」
「でも、なんで外人?」
「ハワイだよ、ハワイ」
「あぁ」
そんなやり取りをしてたら、本当に海、いや、ハワイに行きたくなってきた。その考えを見透かしてたのか友達が言う。
「うちらさ、大学になってバイトできるようになったらさ。ハワイ行こうね」
「なにそれ、ずいぶん先」
「うちの学校、バイト禁止じゃん」
「うわー、校則が厳しいのマジでしんどーい。はやく大学生になりたーい!」
「うちら受験勉強あるよ」
「うげぇ」
勉強が嫌いな私が心底げんなりしていると、不意に友達が
「現実逃避」
と呟いた。
「えー、別に良くない?」
「連想ゲーム、連想ゲーム」
「あっ、そか……えと、旅行」
「飛行機」
「グアム」
そんな感じで、できるだけあったかそう……いや、暑そうなものを思い浮かべながら私達は連想ゲームを友達と途中で別れるまで続けた。
太陽の下で楽しそうに走り回り、
大空の下で大きく伸びをした。
暖かい風が顔を撫で、
草の匂いに包まれて眠る。
❦
太陽の下に出ると狙われるんだよ
身を隠す。
誰かを探しながら、
曇の空に飛行機。
❧
太陽の下
強く弱く。
綿毛が舞うともう終わり。
誰も悪くないや、で片付ける。
今後こんなことがないようにと、
記念日つけては、忘れてく。
私は望まないよ、 な なんて、
✡
「太陽の下で」
雨や風にも負けず、
太陽の下で成長し、
春には花を咲かせるよ
まどろみの中、周囲の様子に聞き耳をたてていた。こちらに降ってくる陽の光が暖かくて眠くなってくる。でも、周りのことだって気になる。誰かが、同じ陽の下で呑気に何か飲みながら読んでいる。匂い的に、これはあの苦いのか。あいつは晴れていて家にいる時は大抵あんな感じである。よくかまって欲しいから膝の上に乗ったりするが、あんな文字だけのものを読んでいて飽きないのだろうか。私なら飽きる自信がある。多分数行だけで。…まぁ、生まれてこの方勉強なんてしたことないけど。ずっとあいつがご飯をくれるし、かまってもくれる。そうしてのんびりしていいのが私なのだ。ここに来てからだいたい少しで気づけた。いやぁ、のんびり過ごせるっていいなぁ!
…あいつはまだ集中しそうだし、かまってくれなさそうだから、この暖かい光に誘われたままに寝ようかな。
そうして、私は温かい家の中で暖かい陽に包まれて眠るのだった。
『太陽の下で』
太陽の下で
今日は朝からどしゃぶりです
傘をさして仕事場へ
音が多くてにぎやかで
土や草は生臭い
そらは 太陽の下で
反抗期の 子供のようで
そらは 化粧の仮面で
真実なんて 簡単に隠せる
疲れて 死にたいと思う
どしゃぶりより 雷雨のごとく
それでも 笑ってあいさつ
雨雲は去る 邪魔してるだけ
きっと どしゃぶりの上も
絶望だけの 未来の先も
いつも 太陽の下で
僕らは生きてる 見えないだけで
もうすぐ、住宅ローンが全て完済する
振り返れば30年…
がむしゃらに働き、子育てをし借金を
返し続けた30年だった…
目を閉じれば、やっと念願のマイホームを
手に入れ、親子4人「太陽の下」で希望に
満ち溢れ「頑張ろう!」そうやって
意気揚々と未来に向かって歩み始めた日が
昨日の事のようだ…
正直…しんどかった…
金利は容赦なくくっつき金額は膨れ上がる
私みたいな庶民に出来る事は
ひたすらに、コツコツやるしかない
それから…あまり深く考え過ぎない事
「払えなくなったら売り飛ばそう!」
これは、夫婦でよく言ってた会話だ
桁違いの買い物をした時は、これくらい
開き直らないと潰される…
年が明けたら、彼(主人)と2人で30年の
労をねぎらい祝勝会でもしようか…
「私たち本当によくやったよね…」
…と、自分たちを褒めてあげたい。
太陽の下で笑う君をずっと僕は記録していたい。
僕に笑いかける君をずっと写真に残していたい。
太陽の下で笑う君は世界で1番綺麗だよ。
─────『太陽の下で』
太陽の下で
あの夏
あなたと二人で海へ
水着も持たずに衝動的に行ったのに
水があまりにも気持ち良くて
結局二人してびしょ濡れになった
あの太陽の下で
服を乾かしながらいろんな話をした
あの時の日焼けの後は
もうない
目が覚めて、闇から開放されたと知る。
また一日が始まる。
窓から差し込む光に誘われて立ち上がり
玄関に向かって靴を履く。
何ら変わりないような朝。
扉を開くと無条件に照らす光。
別に特別な事ではない。
でも多分、当たり前でもない。
そんな太陽の下で、ただ深呼吸をする。
今日は、何をしよう。
そんな休日の朝。