太陽の下で
果たして俺はどれだけの間、地下に居たのだろう。さっきふと目覚めたら、窓のない小さな部屋にいた。いつからか、それが普通だったのだろうか?なにしろ記憶が無い。目覚めるまでの記憶が一切合切無い。俺は誰だ?いくつだ?なにもわからない。
特に監禁されていたわけじゃなくて、普通に歩いてドアを開けて、階段を上ったらここに出た。だが、太陽の光が眩しくて、目が開けられない。上に来て、もう小一時間経ってもそうなんだから、しばらく日に当たっていないということなのではないのか?どうして、あの部屋に居たのだ?それも分からない。
さて、何も分からない状態では、これからどうしたら良いのかも分からない。しばらく、この太陽の下で日向ぼっこでもするか。
俺ってのん気だな。それだけは分かった。
11/26/2024, 3:28:50 AM