『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの日の記憶。
太陽の下で、湖の周りで鬼ごっこをして、帰り道に木の実を拾って遊んだ幼い思い出。
もうそんな年頃ではないものの、またあの頃のように、思いっきり走ってみたいと思った。
そんな私は今太陽の下で、孤独に俳句を綴っている。
太陽の下で
いつも太陽の下で
誰よりも笑顔が輝いてる君
いつも眩しかったし、優しかった
私は何回君に救われたことか
そんな君に私は憧れてた
でもさ、無理に笑顔で輝こうと
せんでもいいんだよ
私は君にありのままの笑顔で
輝いていてほしいからさ
#112 太陽の下で
もう秋らしい日なんて味わえないだろう。
コロナから始まってインフル、風邪、そしてインフルと家族間で発症と看病のマラソンリレーをしながら勝手に見切りをつけていたが。
やがて全員が復帰し、明日は祝日。
病み上がりでもあり、仕事の疲れは溜まっていたが「お出かけしたい」という子供のリクエストには応えたい。
折しも、最高気温も高めで晴れの予報が出ていた。
やってきたのは、動物園。
妻が人混みを嫌がったのと、混んでいてもそれなりに見られるだろうという判断だ。
出発したときは冷えていたが、日が高くなるにつれ子供から上着が荷物として渡される。嵩張っていくもののサイズが小さいから軽い。
少し予想はしていたが、一番はしゃいでいたのは妻であった。曰く「みんなで出かけるのが久しぶりで楽しい」と。
子供にリクエストされるまでは家でゴロゴロしようと言っていたくせに。それも、こちらの体調を気遣っての発言だろうが。
目ぼしい動物を見終えた頃、
ふと空を見上げた妻が「秋?これって秋?」と尋ねてきた。つられて視線を移せば晴れ空はうろこに近い雲が広がり、周囲で紅葉も見られ、遠出して動物園に来ている。こんな行楽日和の季節は正しく秋である。
なので肯定して返せば、
「そっか、行楽日和。うん、秋だね」
妻は子供に危険がないか、ちらっと確認して、また空を見上げていた。
「ありがとう、連れてきてくれて」
しばらくして満足したのか、そんな風に言ってくる。
「いや。こっちこそ、ありがとう」
いつものように返した。
暖かな太陽の下、歩き通しで火照ったた体に、爽やかな風が気持ちいい。
燦々と輝く太陽に目を眇めて、最悪だと悪態を吐く。なんだってこんなに暑いのか。もう十一月だというのに、夏にも迫る気温で汗が出る。半袖はまだ仕舞わなくても良かったな、という後悔をため息とともに吐き捨て、仕方無しに袖を捲くる。いつになったら袖のある服をまともに着れるんだ。
お題『太陽の下で』
――あの子が龍賀家待望のお嬢様ね。私初めて見ましたのよ。
小さいのになんて…凛としたお顔立ちなこと。奥様に似て目がしっかり前を見据えておる。
しかりてどことなく愛嬌もある。さぞ美しい娘に成長なさるのでしょう。
だが……あの娘が男だったらなあ。聡明な当主様の元で安泰じゃったのになあ。
ならばせめて、世継ぎを残して貰わねば。
ええ。龍賀の名を世に至らしめる色濃い血を残すのです。
君がもとで、龍賀に永久の誉れを――。
母の口癖は昔からちっとも変わらない。
村の衆のねばついた視線も、尾鰭が大量にぶら下がって広まった噂話も、本質的には同じものだ。
でも幼かった頃の私は、それがどういう意味を持つのか、その先にどんな出来事が待ち受けているのか知る由もなかった。
理解したのは、骨の中から疼く痛みとともに、背がだんだん伸びだした頃だろうか。……知らないままでいたかったけれど。
――娘、今日もあの爺の慰みにされていたのかい?
可哀想に。血が出ている。こないだやられた傷もまだ癒えていないのに。
キミの意志なんて関係ないもんなあ。アイツ、濡れていようがそうでなかろうがお構いなしだもんなあ。
酷い爺だ。それを君に強要するこの家も、それを望むこの村も全部酷い。
こんな村で惨たらしく生きていかねばならないキミは本当に可哀想だ。
可哀想な娘。でも僕らだけは絶対にキミの味方だからね。
村中から呪われるなら村中を呪ってもいいんだよ? キミはそれだけのことをされてきたのだから。
それがキミがここで生きていく、唯一の手段なのだから――。
違う! と私は咄嗟に叫んだ。
骨の痛みを感じなくなった頃、背後から聴こえる囁き声に気づいた。
甘い慰めだった。誰にも知られてはいけない、誰とも共有出来ない深い傷を唯一分かち合える者だった。
けれども、慰めて、ともに悲しんで、それだけ。何も変わらない。
低い雲が垂れ込む忌まわしい村から出られないことには何ら変わりないのだ。
私だって、太陽の下で過ごしたい。
『友』といえる者と談笑しながらプリン・ア・ラ・モードを口の中いっぱい頬張りたい。
ハイヒールを履きカツカツと踵を鳴らしながらレンガ張りの歩道を闊歩したい。
いずれ出会う『彼』と劇的な恋に落ち、結ばれ、彼とだけの子を成したい。
女性としての当然の願いを抱いて、何が悪いのか。
……けれどもこの村も、龍賀の名前も、我が身を守る呪いでさえも、それを許さない。
だから。
誰か早くこの曇天に、風穴を開けてくれませんか。
太陽の下にすべてを晒してくれませんか。
お願いだから、助けてくれませんか。
天に向かって背を伸ばす
体に突き刺す光を浴びて
一心不乱に生を為す
いつか花を咲かせ実を付けて
自分のために 誰かのために
天に向かって背を伸ばす
太陽の下で今日も生きる
自分のために 誰かのために
#太陽の下で
太陽の下で、一輪の花が咲いている。
その花は、とてもきれいで、堂々と咲いていた。
自分の道をまっすぐ進んでいる感じがした。
僕も、あの花みたいに、堂々と生きたい。
君が太陽の下できらめく笑顔を見せる。
君のふわふわの天然パーマも、弾む心みたいに揺れている。
みずみずしい芝生。
春風が頬を撫でていく。
4月の日差しは暖かで、公園は満開の桜色に染まっている。
木漏れ日と遊んでいた君が、それを少し遠くから見ていた僕に駆け寄ってきた。
息を弾ませて話しかけてくる。
「帰ったらコーヒー淹れてよ」
「いいよ。それなら近所のケーキ屋でクッキーを買ってから帰ろう」
喜ぶ君が可愛くて、僕も自然と微笑んでいた。
君といると何もかも幸せだ。
気がつくと、君の髪に桜の花びらが一枚くっついていた。
手を伸ばしてとってやる。
「桜、ついてた」
「ほんとだ。ありがとう」
嬉しそうに笑う。
そして、太陽みたいに暖かな手で僕の手を引いた。
来年も、その先も、ずっと君の笑顔を見ていたい。
僕らは並んで歩き出した。
ポカポカ昼下がり。
猫が寝てそうなそんな昼。
私たちは部屋にこもってお勉強。
お遊び日和なのになーなんて何回思ったことか
そんなポカポカ昼下がり
勉強しすぎて眠たくなる私たち
みんなおねむ。私もおねむ
そんな私を見て君はおやすみーと笑うんだ。
ドキッとしちゃうじゃんか。
いやでも目が覚める。ちらっと君を見る。
あ、おはよう笑なんて笑うから
またドキドキする。
太陽は無いのに、笑顔が太陽みたい。
いつも君に照らされてる私。しあわせだなぁ。
君の太陽の下で。
お題《太陽の下で》
花の香りに包まれた揺り籠。
天窓から零れ落ちる光。
大きな窓から見渡せる庭には、陽光を受け煌めく薬草の庭。奥の方には果樹園もある。日頃から丁寧に世話をされているのだと見ればわかる、生命力にあふれた豊かな庭だが――ただ、その姿を一度もまだ、見たことがないのだ。
その代わりに。いつもテーブルに、手紙が置いてあった。
《クロックムッシュ、木いちごのパイを今日は焼いたから庭のカフェスペースで食べて》
《今日は星がたくさん流れる。庭に落ちた星の欠片を集めておいて。明日をお楽しみに》
とりとめのない、日常の手紙。
私は今日も筆をとる。
私の知らない誰かへ。
今年も暑い夏がきた。山の上にあるグランドは平地より太陽がぐっと近い気がする。強い陽射しがグランドを照りつける。そんな中でも白球を追い続けるやつら。正直、かっこいい。普段はお山のサルのようにむかつくやつらなのに、汗を流し監督さんやコーチさんに怒鳴られても諦めない姿に胸が熱くなる。やつらは野球が好きでただ毎日鍛錬しているだけなのだが、私はなにかを好きでここまで没頭できるものがないから悔しいけど、やつらのことを尊敬している。口が裂けてもかっこいいとか尊敬しているなんてやつらにはいわないけど。
今年は私も最後の夏。悔しいこと嬉しいことたくさんあったな。私もなんていったけど、チームの一員として存在しているのか最後までわからなかったな。チームの一員だなんて図々しいか。野球が好きなんじゃなくて好きなことに熱中できる真剣な眼差しが好きでたまたま一緒の場所と時間を共有してきただけだから。
試合終了のサイレンが鳴る。7回コールド。かつて古豪と呼ばれたチームは呆気なく3回戦で敗退した。今までお世話になった保護者さんやサポーターさんたちに感謝を伝えた。去年のチームより終わりは早いって覚悟していたはずなのに最後の日を迎えてしまうと寂しいような悔しいような。
「おい、お前もありがとな。1人でマネージャー大変だっただろ?」
やつらが声をかけてきた。なにか溜まっていたのかわからなかったけど、ぶわっと涙が溢れて止まらなくなってしまった。
今年も7月がくる。またあのころの私たちが今の自分たちを応援しにやってきてくれる。あの頃、こんだけやれたんだ、頑張れたんだ、今だって頑張れるって。実際に姿は見られないが、テレビ中継で白球を追いかける球児たちをみるとやつらの姿が重なる。またやつらに元気づけられた。悔しい。でも、ありがとう。
この子たちもいろんな努力と挫折を経験してグランドに立っている。テレビを見ているだけではわからないが伝わるものはある。今年の太陽は例年より厳しい。この太陽の下でどんなドラマがうまれるのか。
太陽の下で
年に一度旅行に行って、
ピクニックして、
海に行って、
花火を見た。
船にも乗ったし、美術館にも行った。
その時仲良かったいとこ達とは
それぞれ別の道を歩んで疎遠になってしまったけれど
たまに電話した時は、その記憶の話をする。
連れて行ってくれたおばあちゃんの記憶には私達との思い出は消えてしまっているけれど、
私達がちゃんと覚えているから。
きんきらのお日さまの下で、今日が雨だったらと考える。雨だったら、外に出なくてもいいのに。今日みたいな晴天の日は家の中に籠っていると、誰かに怒られているような気持ちになってしまう。
『熱砂』
最高気温が観測された ビーチは今や冬の真ん中
何かが三匹 熱砂に跳ねた 跳ねた跳ねた飛び跳ねた
影帽子かも知れないけれど 真夏の夢を冬に見る
跳ねた何かは春と秋? 謎の一匹も気になるけれど
私は二度寝の真っ最中
【太陽の下】
今日も私たちは太陽の下で生きている。
世界には今様々な事が起こっている。
私たちみたいに今日も‘’平和”に生きて人もいる。
私は今日朝起きて美味しい朝ご飯を食べ、お昼ご飯を食べ、なんとか机に向かいグダグダと勉強を始め、またご飯を食べた。それは当たり前なのか。
私は今日とても充実した日を過ごしたが、世界はどうだろう。私達、いや私みたいにこんな日を過ごしただろうか。今世界では戦争が起きている国がある。
そんな国があるのに私はこんなダラダラと生きていていいのか?今グダグダと机に向かってなんとなく勉強
している日々、それって‘’幸せ”ではないか。
世界ではご飯も食べることも出来ず、勉強も出来ない人だっている。みんな知っていることだろう。
だが、改めて考えて欲しい。今生きているのも辛い、勉強なんて、これ嫌いだからいらない、、、
どんなに生きたくても今日がない、明日がない人だっている。勉強したいのにできない人だっている。
食べたくても食べれない人だっている。それを忘れないで欲しい。
辛い事があってこそ明日があって幸せがある。明日も頑張って生きよう太陽の下にいる限り。
ゆいかへ
8ヶ月おめでとう💕💕
まー今月も色々あったね
今日なんか大喧嘩したよね
ごめんね😢
辛かったよね😢
ゆいかの気持ちを理解すべきやったごめんね😢
もう二度と泣かせたくない
お互いの良いところは
優しい笑顔が最高一緒に居て楽しい☺
ゆいかは可愛いし自分の気持ちをすぐに言ってくれて俺ほんとに嬉しい😄
これからはもっともっと辛いことあるかもしれん
俺絶対にそばにいるからね
💕
泣きたいときは俺の肩で
泣きな!
クリスマスまで後一ヶ月やなー
香川楽しみ!!!!💕💕
そのときはイルミでキスしような!
大好きやで!!!!💕💕
将来の旦那より
真奈には姉妹の真由という姉がいる。
真奈と真由は別々に暮らしている。
ちなみに、真由は彼氏がいる。
ある日、真奈は朝の県内ニュースを見ていると、
スマホの通知音がなった。
なんだろうかとスマホを手に取った。
スマホを開くと、「真由から...」だけ表示された。
ポチッと押すと、LINEのトークルームだ。
そこには真由から
「明日から三連休だし、
一緒にキャンプでもしない〜?
行ってみたいの!!」
と送られてきている。
真奈は、彼氏はどう思っているのだろうと
思いながらも
「いいね。じゃあ今日準備のもの買いに行こう〜
11時に駅前集合ね!」
と送信した。
するとすぐに返信が送られてきて…
「OK!あ、テントはこっちで用意するから大丈夫!」
という。
ー当日ー
トコトコ…
真奈は少し早めに駅前についた。
切符を買って待っていた。
しばらく経つと、背後から声が聞こえた。
「おまたせ〜!」
真由だと分かった瞬間、真奈は後ろを振り向く。
「もうすぐで電車来るよ〜切符買った?」
真奈は言うと真由はうん,と言う。
電車が出発した。
何度かガタンゴトンと揺れた。
満員電車だった。離れないよう、
真奈は真由は手を繋ぐ。
目的地のホームセンターについた。
中に入ると沢山のものが。
「お姉ちゃん!これ凄くない?!」
真奈は真由の肩をトントンッと叩いた。
「なになに〜?…凄いねー!便利だね。
……買ってみようかな。あ....高い笑」
真由は自分の言ったことに笑うと
真奈もクスッと笑った。
2人はなんだかんだで買うものが決まり
色々なものをたくさん買ってホームセンターを出た。
「明日楽しみだね」と話しながら帰りの電車に乗った。
当日(2)
真奈と真由はそれぞれたくさんの
荷物を持って家を出た。
キャンプをするのはもちろんキャンプ場。
森なども考えたが、最終的には
虫嫌いな2人はむいていないと考えた。
キャンプ場につき、
ガイドさんに色々説明をしてもらい、テントの用意。
ちなみに、テントを持ち込みOKの
キャンプ場を選んだ。
「なんで虫嫌いなのにキャンプしようと
したんだろうね笑」
と2人は笑いながら大きなテントを組み立てる。
「こう?」「え、いやこうじゃない?」「あ、待ってこうかも…」「これかも…」
キャンプ初心者な2人は手こずって、
30分程度もかかってテントを完成させた。
「お茶飲みたくなってきた〜」
「私も水飲みたいな…
あ!あそこに自動販売機ある!
買いに行ってくるからテントで待ってて!」
真由は財布をもって自動販売機の方へ走っていった。
「水と…お茶!」
ボタンを押すと、カランとペットボトルが取り出し口
に転がってきて、それを手に取る…
真奈の所に帰る前に腕を伸ばそうとすると…
「まぶしっ!」
目にとても明るい日光が当たる。
テントの組み立てに集中しすぎて
こんなにも晴れていたと気づいていていなかった。
「そっか。ここは太陽の下なんだ。」
真由は眩しい太陽をじっと見つめ、
少しだけ微笑んだ。
一微笑みの意味は太陽しか…いや、太陽も知らない一
「太陽の下」
この文章入力してる時、飼い猫がずっと後ろから
見守ってくれてました笑
(真由と真奈がテントつくり終わったときくらいから)
皆さんは猫派?犬派?
太陽の下で
冬の青空は、寒いけれど気持ちいい…北風が冷たくて、ポケットに手を突っ込んで猫背になってしまうけれど、凛とした空気も悪くない…陽射しもだいぶ低くなり、夕暮れも早くなり…色付いた木々がやがて枝だけになり、薄もやがて立ち枯れて、代わりに山茶花が彩りを添える…
でも本当は、冬は苦手で、でも、冬の青空は迚も好き…
『太陽の下で』2023.11.25
普段は夜の世界にいるので、こうして明るいうちに出歩くのは新鮮な気分だ。
これから向かうのは明るいライトの下。ライブ会場である。
会場が近くになると、女性客が増えてくる。誰も彼もみな、楽しそうな笑顔を浮かべていて、誰か好きだとか誰がカッコイイだとか話している。
自分もこれから、その誰かのパフォーマンスを体感するのだというのに、耳はすっかり仕事の耳になっており、職場の嬢たちとの話題を探している。
自分のようなものがいることが女性たちは珍しいのか、ちらちらとこちらを見ている。誘ってくれた本人は、男性客もいるから大丈夫だと言っていたが、どうみてもカタギでない人間がいれば浮くだろう。
そういうちょっと抜けているところが愚かではあるが、可愛いところでもある。
彼は最近、デビューしたばかりのアイドルだ。自分が働いているキャバクラに客としてきていて、どういうわけか「そういう仲」にまでなった。
今日は彼の所属するアイドルグループのミニライブがある。わざわざチケットも用意してくれたというわけだ。
正直、彼に招待されなければ、こんなところには来なかった。断るつもりですらいたが、気まぐれが働いてこうしてここにいる。
そして気まぐれに物販列に並んで、彼の写真を買った。客としてでもそういう相手としてでもない、アイドルとしての笑顔を浮かべた彼がそこにいた。
ライブでも彼は弾けんばかりの笑顔やクールな表情でファンを魅了していた。
室内とはいえ、太陽の下での彼は、まばゆく輝いていた。
あなたは、立っていた。
気持ち悪いくらい輝かしい太陽を背に、
ひとり屋上で、
立っていた。
彼女は呟く。
「もうこの生活に疲れちゃったよ」と。
笑いながら、
泣きながら、
小さく。
僕は手を伸ばしたけど、もう遅い。
この空間だけスローモーションがかかったように、
腕は鈍く動く。
彼女は速く速く落下していった。
〜太陽の下で〜