頑張って生きる一般人さん。

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あなたは、立っていた。

気持ち悪いくらい輝かしい太陽を背に、

ひとり屋上で、

立っていた。

彼女は呟く。

「もうこの生活に疲れちゃったよ」と。

笑いながら、

泣きながら、

小さく。

僕は手を伸ばしたけど、もう遅い。

この空間だけスローモーションがかかったように、

腕は鈍く動く。

彼女は速く速く落下していった。

〜太陽の下で〜

11/25/2023, 1:28:39 PM