大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?』の作文集

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大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/7/2023, 4:01:35 AM

―大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?―

「あれ…」
目が覚めると私は大地に身体を預けて
横になっていた。
ここは…どこなんだろう。
こんなところで横になった覚えはない。
それどころか、ここに来たこともない。
身体を起こすと、そこは広く広く、
果ての見えない大地で、
吹き付ける風が草を揺らしていた。
ここにはたぶん、誰もいない。
花も虫も鳥も、それから、私を遮る人たちも
ここにはいない。何もない。
そう思うと気が楽になった。
ようやく肩の荷が下りたみたいだ。
再び寝転び、長い息を吐いた。
なんだか、息をする隙間もなかった心に
やっと酸素が流れてきたような感じだ。
初めて息ができたような気分。
スっとする。気持ちいい。
空を見上げれば雲がゆったりと流れている。
風が私を洗ってくれている。
目を閉じればいつか昔に見た景色。
水平線に沈む夕日を背に、
穏やかに微笑んだ君が私の頭を撫でてくれる。
「もう大丈夫だよ。よく頑張ったね」と。
私、頑張ったよ。
君がいなくてもちゃんと、できたよ。
だから…君は手を広げて、
私を迎えてくれるかな?
「…うん。待ってるよ」
君は目を細めて上手に笑った。
私も、君と同じように、笑えた。
たぶん。

5/5/2023, 4:55:08 PM

「大地に寝転び雲が流れる···目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?」
幼稚園の時、仲良いお友達と一緒に空を見上げたことはある。そして私は聞いた <もうここには居ない大切な人達はどこにいると思う?>
その日から空を見上げるのが大好きになった。

5/5/2023, 12:47:57 PM

大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?

丘の上にある桜の大木を目指し、ひたすら走っている。
なぜそこに行かなきゃいけないのかわからない。
ただ、そこで私を待っている誰かがいる。そんな予感がするからだ。
遠い日の約束かもしれない。でも、行けばきっと誰だかわかるし相手もまたそうあってほしい。

5/5/2023, 10:03:10 AM

毎朝の通勤電車は今日も満員だ。
次の電車も電車を待つ人で早くもいっぱいにもなっている
ようやく電車が到着する
この電車も早くも満員だ。

5/5/2023, 9:58:52 AM

題 大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話し?

リ──────ィ⋯⋯ リ──────ィ⋯⋯ リ──────ィ⋯⋯

「本当のこと言うと、私、貴方を口説いてみたかったのです」
野球少年・涼介は、ばちっ!とその鋭い目を見開いた。
ここは⋯⋯ 山本家の墓場だ。真夏のカゲロウの中に墓石が並び、各々の家の名が刻まれていた。
目の前には、薄い柚色の浴衣を着た、しっとりと美しい女が菊の花を活けていた。その白い首筋からツ、ゥと汗を流し、それがいやに色っぽくてドキドキした。
涼介は、女が暑くないように、白い日傘を差してやっていた。大切な将来のお嫁さんが、日射病にでもなったらたまらない、と思い思い、はて、ただの高校生である自分に、お嫁さんなんていただろうか、と正気に戻りかけていた。
己の名は「浅田涼治郎」。帝国陸軍少尉であり、今日この場所には、あと数刻もすれば日が暮れるというのに、女がどうしても墓参りに行きたいと言うから一緒に来たのだ。仕事着である軍服を着たまま乙女の後ろを歩く姿は、さながらお姫(ひい)さまと用心棒であった。
女の名は「山本水仙」。戦時景気の波に乗った成金の一人娘である。みんなからは、お仙ちゃん、とか、仙女さま、なんて呼ばれ、櫛で髪を梳くみたいに可愛がられて育った娘である。
涼介は己に関する過去を、歴史書を読むみたいに理解していた。
しかし体は涼治郎なので、涼介はお仙ちゃんに恋をしていた。涼介のタイプは野球部のマネージャーのような、ショートカットで、ダイヤモンドみたいに笑う子のはずなのだが(実際、入学式で知り合ったかわゆい子がマネージャーをすると聞いて、野球部に入ったので)。けれど今、自分は、濡れ羽色の長髪を低くまとめた、しっとりと奥ゆかしいこの水仙に恋をしている。
つまりは涼治郎の体に、涼介の魂が入っていた。
「涼治郎さん、おモテになるでしょう。だから、私なんかでいいのかなぁって、思って。ほら、四条さんとこのツルちゃんとか、よく笑う愛想のある子の方が、寡黙な涼治郎さんにお似合いだと、思って」
「⋯⋯ 」
「貴方に手紙を送る子や、腕に擦り寄る子が、羨ましんですの」
「⋯⋯ 十分だと思いますよ」
はわわ、と声が出そうになった。お仙ちゃんはいっさいこちらを見ず、たどたどしくお花を整えている。多分、これは、お仙ちゃんにとって一世一代の告白だ。涼治郎はこんないじらしい子に恋されているのか、と羨ましくなった。
「水仙さん、オレね、今ね、」
「オレ⋯⋯ ?」
「あ、私?ね、涼治郎じゃないんだよ。涼介って言うの」
「え、え⋯⋯ ?」
「ごめんね、わかんないよね、」
涼介は丁寧に説明してやった。日傘を肩にかけてしゃがみ、ふたりでコソコソ話でもするかのようにくっついた。見た目は涼治郎だが中身は違う人間であること、自分は先の未来に生きている高校生であること、なぜ涼治郎の体に入ってしまったか分からないこと。涼介自身にも分からないことが多いのだが⋯⋯ 。
「信じられない⋯⋯ 」
「オレも」
「でも、いつもと雰囲気は違いますね」
「ね、水仙さんから見て、涼治郎ってどんな人?」
「え!⋯⋯ ぅ、かっこいい⋯⋯ 」
「⋯⋯ いいなぁ。ごめんね、さっきは告白聞いちゃって」
「告白?!ちがいますよ、⋯⋯ ただの、わがままです」
「わがまま?」
お仙ちゃんはうつむいてしょんぼりしてしまった。
聞けば、お仙ちゃんと涼治郎は家が決めた許嫁なので、愛を確かめ合ったことは無いという。確かに涼治郎の記憶にも、そんな出来事はなかった。
でも、涼治郎は、確実に水仙に恋をしている。でなければ、涼介が出会ったばかりの、タイプでもない女を好きになるはずがない。帰り道が橙色に染まる夕刻、隣を歩く乙女に、涼介はずっとドキドキしていて、スズムシの音すら聞こえていなかった。
「だからね、私、涼治郎さんを口説いて⋯⋯ 好きって言われてみたい」
「かわいいかよ」
まったく涼治郎は何をやっているんだ。こんなにいじらしくてかわゆい子をどうしてほっとけるんだ。いや、ほっといては居ないんだろうが、たった一言の好意がどうして言えないんだ。と、涼介は己の体の元持ち主に悶絶した。
「でもね、女が男の人を口説くなんて、変でしょ?はしたないって思われるかも⋯⋯ だからね、待ってるしかなくてね、今日は、その、私が待ってることを知って欲しくて、あんなこと言ったの⋯⋯ 」
「そっかぁ」
この時代では、女が積極的になるのははしたないことらしい。特に社会的地位が上な程、その傾向は強くなる。それはまァ、時代的に仕方ないのかもしれないが、好きな子が困っているのだ、力になりたい。
「じゃあさ、オレで練習しなよ」
「え、?」
「オレ今は涼治郎だもん。水仙さんにアプローチされて、涼治郎がどう思うか、分かるよ」
「ほ、ほんと?でも⋯⋯ 」
「大丈夫、私、涼治郎じゃなくて、涼介だから」
お仙ちゃんは、困惑しながらも、「わ、かった」と立ち止まった。立ち止まって、スッ、と息を吸って。
「えっと、涼治郎さん、好きです」
それは核にも似ていた。落とされたらたまったものではない、痺れから引き返せなかった。だんだんと体から力が抜けて、心臓が爆速で動き出した。全身の血管が締まっていたのだ。
「ど、どうですか」
「ヤバい、涼治郎まじか⋯⋯ 重」
「お?」
「何でもない。えっと、死にそう⋯⋯ 」
「死⋯⋯?!」
「違う、違う」
涼介は軍帽で目元を隠して、お仙ちゃんから少し距離を取った。だって、とんでもなかった。夕暮れでも分かるほど顔を赤く染め、恥ずかしそうに指を絡めて、少し潤んだ目で見つめられて、あの言葉⋯⋯ 。それを好きな女の子から言われたのだ、とんでもなかった。
「びっくりした。死ぬかと思った」
「やっぱり嫌でしたか、」
「ううん、違うの。ダメだね、未来人はすぐに死ぬって言う⋯⋯ 。その、すっごいドキドキした。涼治郎、めちゃくちゃ喜んでる」
「ほ、ほんと⋯⋯ !」
乙女は宝石ように喜んだ。なんだか今なら、涼治郎がお仙ちゃんを好きになった理由がわかった気がした。
「でも、今のは告白だからなぁ。涼治郎が好きって言いたくなるようなことしないと⋯⋯ 」
「そうでした⋯⋯ ごめんなさい」
「いや、めっちゃ嬉しかったけども」
濡れ羽色の乙女は、見当違いなことをしてしまったことを恥じて、小さく謝った。そして少し考えて、ずっと前からしてみたかったことを思い出した。今は涼治郎では無いとはいえ、涼治郎の体に触れるのは、すごくドキドキした。
「⋯⋯ 、」
「あ、歩いて」
「ぅ、うん、」
「⋯⋯ ヤじゃない?」
「ヤじゃない」
涼介はスルりと手を取られてドキドキした。お仙ちゃんの手は、少し冷たくて柔らかかった。現代では、カップルが手を繋ぐなんて、初歩中の初歩である。しかし(真に)古風なふたりがその初歩を行えば、このザマであった。涼介は日本の伝統純愛を追体験して、「大正ロマンやべぇ」と、あんまり回っていない頭で思った。
「ど、どうですか。好きって言いたくなりましたか」
「いやァ、うん、どうだろ。ヤバいね、これ、頭ん中8割水仙さんだわ。あ、⋯⋯ あ、そっか、そういうことか、涼治郎」
「、?」
涼介はもう8.5割くらいお仙ちゃんで侵食されている頭で、ひとつの可能性を見出した。橙色の太陽が、ジリジリと沈んでいた。
「水仙さん、あのね、」
「はい、」
「あのね、涼治郎が戻ってきたら、「私、涼治郎さんのこと口説きたいです」って、言ってあげて」
「え、?」
「ね。きっとね。」
太陽が完全に沈んだ刹那、涼介はばちっ!と目を閉じた。

次に目を開けた時、目の前には顔色の悪いマネージャーの顔があった。夕方の河川敷、草むらの上に横たわり、スズムシが鳴いていた。
「よ、良かった⋯⋯ 」
「⋯⋯ 」
「今日暑かったから、熱中症かもって、監督が。救急車、もうすぐ来るからね、安心してね」
「スイちゃん、」
「なに?」
「オレ、スイちゃんのこと口説きたい」
「⋯⋯ え、!」

リ──────ィ⋯⋯ リ──────ィ⋯⋯ リ──────ィ⋯⋯

5/5/2023, 9:58:42 AM

ぼーっとのどかに一日を過ごす。
たったそれだけが一番の幸せ。

5/5/2023, 9:55:34 AM

#大地に寝転び雲が流れる···目を閉じると浮かんできたのはどんなお話
  

        むかしは、あの雲から 
       下を覗き込んでいたのに


        今では見上げている。


       上も見ごたえがあったが、 
       今は下の方がよほど楽しい。

        
        明日は何をしようか。

5/5/2023, 9:54:44 AM

大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?


ある日の穏やかな午後、小さな雲が生まれました。

今にも消えそうな程うっすらとしたその雲に、ちょうど隣に浮かんでいたおしゃべり好きな雲が話し掛けます。

やあ、君はまだ何にも知らないのでしょう?可愛い鳥達は僕が話し掛けても無視して飛んでいってしまうんだ。きっと僕達よりも速く動けるから自分達の方が沢山のことを知っているし、僕らの話なんか聞いても退屈だと高を括っているんだろう。

生まれたての小さな雲は突然話し掛けられて驚きましたが、話し掛けられて悪い気はしなかったのでそのまま話を聞いてみることにしました。

僕はあの黄色い花畑が好きなんだ。大きくて綺麗だろう?君の好きなものは?

突然聞かれて、小さな雲は困ってしまいました。

好きってなんだろう?よくわからない。

小さな雲が悲しげに言うとおしゃべり好きな雲は、

他のものよりきらきらして見えて、嬉しくなるんだよ。

と言いました。
それから小さな雲は頑張って考えました。
下を見ると畑の中にぽつぽつと家の屋根が見えます。けれど、きらきらして見えたり嬉しくなったりはしませんでした。
ふと思い出して来た方角を見ると、もう黄色の花畑はとても遠くに見えます。

ねぇ、黄色のお花畑はもうすぐ見えなくなってしまうよ。

小さな雲は隣を見て話し掛けましたが、おしゃべり好きな雲はいなくなっていました。
少しだけ寂しくなった小さな雲は、また好きなものについて考えることにしました。

小さくて消えそうだった雲は少しもこもこの雲になりましたが、まだ小さいままです。
次に見えてきたのは大きな尖った屋根のある白い建物でした。それが何なのか小さな雲には分かりませんでしたが、誰かが鐘を鳴らしているようです。

小さな雲は少しだけ嬉しくなった気がしましたが、それが好きなものなのかを考えているうちに、その建物は見えなくなってしまいました。

なんだか悲しくなった小さな雲は少しだけ泣きそうなのを頑張って堪えて、また好きなものを探し始めました。

しばらくすると、白鳥が沢山いる大きな湖が見えてきました。水面に太陽の光が反射してきらきらと光っています。

今度は早く考えなければいけないと、小さな雲はさっきよりも頑張って考えました。それなのに運の悪いことに、突然風が強くなってしまったのです。

考えなければと焦るほど頭が真っ白になってしまううちに、湖は見えなくなってしまいました。

小さな雲はとうとう悲しくて泣いてしまいました。
泣いているとさっきよりも暗くて景色がよく見えなくなりました。
そしてその分、上の方が明るく見えたのです。

なぜ上の方が明るいのか不思議に思った雲が上を見ると、そこには光輝く太陽がありました。

小さな雲はよく考えました。
太陽はいつもそこに居てくれていなくなりません。きっといつも嬉しい気持ちにさせてくれるでしょう。そして一番きらきらして見えるのです。
他のものよりきらきらして見えて嬉しくなるもの。

小さな雲はやっと好きなものを見つけました。



ある深い森で空を見上げている者達がいました。

あの雲は消えてしまったね。

そうだね。

雲ってすぐに消えてしまうものもあるんだね。

私達よりも長く生きる者達がいるのなら、私達のことを雲のように儚い生き物だと思うのかな。

どうだろうね。
けれど雲も短い一生のなかで、その雲にとっての
何か大切なことを見付けるのではないかな…。





おしまい。

5/5/2023, 9:45:23 AM

#大地に寝転び雲が流れる

あ。あれはうさぎっぽい。
向こうのは吠えてる犬じゃない?
確かに。

なんでもない時間を、こうして寝転んで雲を眺めている。なんて平和なんだろうか。

「ああ、幸せだなあ」
「ただ雲見てるだけだよー?」

5/5/2023, 9:43:26 AM

自分が大人になって

相手の考えを飲み込んだこと

こんな我慢いつまで続けられるんだろう

結局壊れてしまうなら我慢した時間は無駄になるし

それだったら最初から我慢しなければよかったって

きっとあとになって思うんだろうなって

私が私でいられる場所は一体どこにあるんだろう

5/5/2023, 9:41:21 AM

18 大地に寝転び雲が流れる… 目を閉じて浮かんできたのはどんなお話?


 この島で一番雲に近いのは、うちの民宿の屋上だ。村役場と中学が二階建てでうちが三階建てっていう、非常にレベルの低い争いだけど。
 ちなみに中学の生徒は一学年七人しかいない。高校進学か卒業の時にだいたいみんな、島を出て下宿する。
「私は絶対、明裕に受かるんだから。それでこんなとこは出ていくの」
 単語帖をめくって、幼馴染の渚がつぶやく。漁師の娘のくせに頭がいい、と言われてしまうこの島を、渚はとてもとても嫌っている。だから勉強して、出ていくらしい。
 俺のほうは船で本島の高校行きながら父親の漁船と母親の民宿手伝ってどっちか継ぐつもりだから、勉強は適当にしかやってない。人生はそんなもんでいいんじゃないかと思っている。魚とって料理して出せば生計立つわけだし。俺が継がないと廃業だし。
 だから渚も似たような感じで行くのかと思ってたけど、どうやら違うらしい。本土にある頭いい学校に受かったら、親戚が衣食住の面倒見るよと言ってくれたようで、最近猛勉強している。
 島には図書館も喫茶店もなく、渚の家には正午過ぎから夕暮れまで飲んだくれのおっちゃん達がいる。公園のベンチで勉強してると漁師の娘のくせにと陰口をたたかれる。
 だから渚にとって一番勉強にいい環境は、うちの屋上だ。海と山がくっきりとよく見え、宿泊客用のシーツと布団カバーが干されて翻っている。トロ箱を積み上げたものにノートを広げて、ずっとガリ勉していた。こののどかでしみったれた風景の中で、人生をかけた戦いというものをしているんだろう。きっと。
 港のおっちゃんにもらったタバコに火をつけた。俺が屋上に上がるのは、こっそりと喫煙したいからだ。
「あっまた吸ってる! 中学生なのに」
「いいんだよ、大人公認だから」
「離れて吸ってよ、臭い付けて帰ったら怒られちゃう」
「怒らないんじゃね? おじさんって放任じゃん。むしろ喜んだりして」
「そういうのは放任じゃなくて非常識っていうの」
 渚は深い深い溜息をついた。感じ悪い態度だが、これでも初日はきちんと、俺に頼んできたのだ「落ち着いて勉強できる場所がないから、ここを使わせてほしい」と、真剣な顔で。ダメとは言えなかった。うちの親はたぶん、渚と俺がここでいちゃいちゃしているんだと思っている。渚の親も、いっそ俺と出来上がってしまえば島にとどまってくれるとか、そういう期待をしてなくもないと思う。だからうるさく言わない。俺だってまったく期待してないかと言えばうそになる。勉強は邪魔したくないし、渚に受かってほしい。でもなんか、やっぱさみしい。好きとかじゃないけど。いやもしかしたら好きなのかもしれないけど。でもそれってあまりにも手近すぎるんだよなぁ。
 そういうもろもろをすっぱぁ、と深々吸った煙に乗せるようにして吐き出した。
 もう、とまたため息をついて、渚が勉強を再開する。高い空の高い雲に向かって、煙が登っていく。タバコでくらっとして気持ちがよかったので、大の字に寝転んだ。
 漁業会館の放送と、海鳥の声と、渚がさらさらと英単語を書きとる音がする。昼寝でもしよ、と思って目を閉じた。

5/5/2023, 9:19:21 AM

【大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?】

大地に寝転んで、空に流れる雲を眺めるということを、私はあまりしたことがない。そして、寝転んだまま目を閉じて、お話が浮かんできた経験もない。
きっと雲を眺めていたから、その雲がどんな形をして、どこから流れてきたのか、を想像すると思う。すると、いつのまにか眠ってしまっているのだろう。
とても素敵なシチュエーションだ。

5/5/2023, 9:01:46 AM

友達と遊びに来た、大きめの公園。

小さな上り坂と共にある、アスレッチック風遊具。

隣にある階段を自分は登る。

「そうだ、鬼ごっこしよう」

友達が言い出す。他の2人も賛成する。

仕方なく自分も賛成。

鬼は、◯ちゃんだ。自分は小さな上り坂の隣にある

散歩コースに従って、逃げる。

大きい公園だから、鬼の友達は大変そう。

自分も疲れて休んでいると、鬼の友達が来た。

タッチされ、上り坂の上にいる友達を追いかける。

でも、友達の姿はなかった。

辺りを見渡してみると、そこは自分だけの世界に見えた。

疲れたから、寝転んで休む。

太陽の陽に当たりながら、流れていく雲見る。

目を瞑って、何かを考えてみる。

1番最初に思い浮かんできたのは、君の姿だった。

自分よりも背が低い君がね_。



『大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると

浮かんできたのはどんなお話?』

5/5/2023, 8:29:17 AM

それは青い春を謳歌する物語

くだらない話で
くだらない喧嘩で
くだらない怪我を負って
くだらない恋を求めて
くだらない日々を過ごす

高校生は1番はしゃげる歳
でもそこには将来がついてくる
いちばん楽しくて何よりも苦しい時期

流れる雲を眺めて
何もかも投げ捨てて逃げられたらな
夏は、青空はそんなことを連想させる気がする。

_ ₄₅

5/5/2023, 8:09:42 AM

大地に寝転び雲が流れる· · · 目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?

風が気持ちいい。
散歩するにはちょうどいい。

いつも少しづつ変化している。

昨日咲いていなかった花が今日は咲いている。

少しづつ変化している日々を楽しんで過ごしていきたい。

5/5/2023, 7:49:50 AM

青い空
白い雲
様々な大きさの白い雲
あれは何かな?
綿菓子みたい
あれは何かな?
煙みたい
人それぞれが考える
人それぞれの形があって
正解も間違いもない
雲が流れて移り変わって
あれはソフトクリームみたい

5/5/2023, 7:34:53 AM

レジャーシートを地面に敷いて、コンビニで買ったおにぎりを横に置き思いっきり伸びをしてから寝転ぶ。
周りの草木の匂いが肺をいっぱいにして、マイナスイオンがしこたま取れるな。とぼんやり考えた。
今日はそこまで風が強くないため、ゆっくりと流れる雲を眺めながら手探りで胸ポケットに入れていた写真を取り出す。取り出した写真を空に掲げて見ると、自然と頬が緩んだ。

「うん。よく撮れてる。」

ふわっと舞った草と一緒に流れる風が自分の髪や頬を撫でていくのを甘受しながら、僕は目を瞑った。

思い出す情景は先程掲げた写真を撮った日のこと。
あの日は確か、久しぶりに夕方外に出た。
僕は基本休日に外に出ることはなく、その日は本当に珍しいことをしたと思う。行く宛てもなくぶらぶらとさまよっていると、自然と海の方に向かっていた。
夕陽が綺麗に見える日だった。水平線に沈もうとする太陽がオレンジ色の光を放ち、上に紫や桃色のグラデーションを作り上げる。
明日は晴れなのかなーと寒い海風を全身に浴びながら呑気に考えていたものだ。
そんな綺麗な空を見ながら堤防にそって歩いていた時、二つの人影があることに気づく。柵を乗り越えて座る二人組は笑っているのか、片方が肩を揺らしていた。柵を乗り越えるなんて危ないな。僕は特に気にすることなく歩き続け、ふと足を止めた。
肩を揺らして笑っていた方が、自分の知人にそっくりだったから。
確か、同じクラスの無口な男。いつも無愛想で部活にストイックだと噂されていた奴だったか。
そんなクラスメイトが笑っているという事実に、かなりの衝撃を受けたのを覚えている。動かない表情筋が働きすぎていて心配になるほどだ。
もう一人の座っている男と何かを話しながら時に意地悪げに、時に心から溢れる笑いのように、コロコロと変わる表情がとても面白くて。見ているこっちまで笑いそうになる。
とても、幸せなんだと分かるような笑い方だった。
数分その様子に魅入って、我に返った僕はそろそろ帰ろうと踵を返す。クラスメイトの意外な一面が見れたことで上機嫌になった僕は、ポケットからスマホを出そうとして一枚の紙切れを落とした。
前に何かを買った時のレシートがふわりと落ちて、さすがにポイ捨てはいけないと思いながら拾い上げる。
それから一瞬前を見て、思わず固まってしまった。
口元を綻ばせ、じっと隣の人物を見つめて膝に顔を預けているクラスメイトが目に入ったのだ。
儚く、それでいて力強い目を持つ彼が幸せだと感じているのを緩んだ口元が伝えてくる。
思わず、本当に咄嗟にスマホを構えてパシャリと一枚の絵画のようなものを撮ってしまった。

後からこれは盗撮という所謂犯罪なのではと我に返ったが、その時にはもう消す気になどなれず。そのままファイルに保存した。
紆余曲折あり、結局あのクラスメイトとは友人と呼べる仲になる。まぁ、その頃には彼は全く笑わなくなってしまったけれど。
今日わざわざレジャーシートを敷いて寝転んでいるのも後から来る友人を待っているからだ。
目を開いて、突然入ってきた光に再び目を閉じる。何度か瞬きすればだんだん慣れてきて、青い空が僕の視界を独占する。しばらく見ていると、がさりと草を踏みしめる音が近づいてきて、僕は目を閉じた。
そうしていればほら。

「いつまで寝てんだ寝坊助。」

と意地悪げに笑った友人が顔を出す。

【大地に寝転び雲が流れる…目を閉じて浮かび上がってきたのはどんな話?】

5/5/2023, 6:33:19 AM

【大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると
浮かんできたのはどんなお話?】

いつもより早めに仕事を終え、抜けるような青空の下、流れていく雲の行方を見つめながら、ふと思い出した。そういえば、今日は年に1度のお祭りじゃないか。ここ数年、コロナ禍で中止になったり大幅に規模を縮小していた、我が街の祭り。今年はようやく、コロナ前と同じかそれ以上の盛り上がりをみせている。

雨、降らなくてよかったなぁ。

街の中心では、多くの見物客が集まる中、地元の子どもたちやブラスバンドによるパレードが行われているころだ。今回はスペシャルゲストも登場すると聞いているから、相当な盛り上がりを見せているだろう。

幼いころ、小児喘息を患っていた私は祭りを見に行きたくても行くことができなかった。初めて目の当たりにしたのは、今から数年前のこと。街の人々が1年に1度、この日のために心血を注ぐ姿に圧倒された。

祭りが終わり、明日からまたいつもの日常が始まる。空には、いつしか雲が多くなってきた。明日からは、しばらく天気が崩れるそうだ。今日、ゆっくりと雲の流れを眺めることができてよかった。

明日もまた、良い日でありますように。

5/5/2023, 6:33:07 AM

雲がゆっくり流れる。
 それと同時に時間も。
 鳥の声がどこからか聞こえる。
 よーく耳をすますと‥
 気付いたら寝てしまっていた。
 時間を確認する物も持っていない。
 太陽の位置はあまり変わっていないように感じる。 
 
 まだこのまま居たいけれど何処かに行かないといけない。
 その何処かは分からないけどきっとここより悪い場所に。

5/5/2023, 6:04:21 AM

瞼を閉じると、穏やかな風の息吹と大地の匂いを感じる。
歩き続けていた足は疲れ果てているけど、靴を脱いで身体を投げ出して自然に身を任せると、本当の意味で自由になった気がするようだ。
都会から少し離れたこの場所だけは、誰にも介入されることもなく変わらず自然に満ちて悠々といて欲しいものだ、と思う。

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