【大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると
浮かんできたのはどんなお話?】
いつもより早めに仕事を終え、抜けるような青空の下、流れていく雲の行方を見つめながら、ふと思い出した。そういえば、今日は年に1度のお祭りじゃないか。ここ数年、コロナ禍で中止になったり大幅に規模を縮小していた、我が街の祭り。今年はようやく、コロナ前と同じかそれ以上の盛り上がりをみせている。
雨、降らなくてよかったなぁ。
街の中心では、多くの見物客が集まる中、地元の子どもたちやブラスバンドによるパレードが行われているころだ。今回はスペシャルゲストも登場すると聞いているから、相当な盛り上がりを見せているだろう。
幼いころ、小児喘息を患っていた私は祭りを見に行きたくても行くことができなかった。初めて目の当たりにしたのは、今から数年前のこと。街の人々が1年に1度、この日のために心血を注ぐ姿に圧倒された。
祭りが終わり、明日からまたいつもの日常が始まる。空には、いつしか雲が多くなってきた。明日からは、しばらく天気が崩れるそうだ。今日、ゆっくりと雲の流れを眺めることができてよかった。
明日もまた、良い日でありますように。
5/5/2023, 6:33:19 AM