』の作文集

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』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/14/2025, 2:20:30 PM

【夏】

汗でべたべたの身体に張りつくシャツが鬱陶しくて、ハンディファンで小さな抵抗を続ける。送られてくる風もなんだかぬるくて歩幅を大きくして歩いた。

少し切った髪に気づいてくれるだろうか。心なしか足取りが軽くなる。

ビル街の中の僅かな緑を強い風が揺らす。

どこか遠くで蝉が命を燃やしているらしい。

7/14/2025, 2:20:10 PM

空を見上げれば容赦のない日差しが降り注ぎ、湿気か更なるデバフとなり、身体中から汗が滝のように流れ落ちる。
 
「あっっつい!」
 
 俺は持っていたペットボトルのキャップを勢いよく開けてそのままの勢いで飲みものを喉に流し込んで飲みほす。
 
 こんなに一気に飲んでも良くないのは大いに分かっているんだけれど、さすがにこの暑さで喉が渇いてしまって止められなかった。
 
 これ、後でトイレ近くなりそうだなー。
 
 そんなことを考えながら自販機で新しい飲み物を買った。
 
 俺はカバンにペットボトルをしまって、また歩き出した。
 
 俺はスマホを取り出して恋人にメッセージを送る。
 
『今日も暑いから、熱中症に気をつけてね。飲みものをこまめに飲んでね』
 
 
 
おわり
 
 
 
四二四、夏

7/14/2025, 2:18:51 PM




暑い、
熱い、
アツイ。

扇風機で事足りてたのはいつまでか。
四角い箱から出てくる冷風はオアシスだけど
情緒がない。

小さい頃に、必死に追い縋った首振り扇風機。
ソーダ味の棒付きアイス。
揺れる風鈴。

……でも、やっぱりもう
エアコンなしじゃ生きられない

7/14/2025, 2:16:11 PM

7/14。信号待ちの交差点。終業式終わりの帰り道。
「夏って、いつからなんだろう。もう夏だよね」
暑さで回らない頭を回転させて、出した話題がこれだった。我ながらくだらない。

こちらを見ることも無く、信号待ちのメーターが減るのを眺めている友達。ここの交差点は待ち時間がいつも長かった。
「でも、まだ蝉鳴いてないよ」
「ああ、なるほど。とはいえさ、こんなに蒸し暑いんだから」

ジリジリと照りつける太陽。暑さの気休めにスマホを取り出し数回タップした。
「…気象庁によると、6月から8月までらしいよ。定義としては。」
「え、じゃあ丁度半分くらい過ぎたってこと?」
「油断したね」
「そうだねえ」

信号が青になった。でも、何故か私達の足は止まったままだった。


「…今から海行く?」
「ここどこだと思ってるの」
「じゃあ、プール。向日葵畑。お祭り。」
「無茶な。…カラオケ行こ。駅のとこ、今日空いてるでしょ」
「名案!」

チカチカと光る青信号に向かって走り出す。
今日、やっと蝉が鳴いた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「夏」

7/14/2025, 2:14:21 PM

《 夏 》

肌にまとわりつく生温い風と痛いほどの日差しが
夏の訪れを感じさせる。

今年は君と夏を楽しみたいな。

約束した花火大会、初めて君に見せる浴衣姿。
可愛いって、褒めてくれるかな。
わたしに惚れ直してくれないかな。

君と恋人になって2ヶ月。

今までなにも気にしてなかったわたしが
保湿とダイエットとストレッチを始めて
三日坊主のはずなのに、今は毎日続けているの。

君に可愛いってもっと思って欲しくて。
君に飽きられないように自分磨き続けて。

今年の夏は君がいてくれるから、楽しめそうだよ。
君がいるだけでありふれた日常がキラキラするの。
何気ない日でも特別な日になるの。

これからも君とたくさんの夏を過ごしたいな。

7/14/2025, 2:14:08 PM

「ふわる!これ、はんぶんこしよう!」
そう言って、彼が差し出してきたのは、2つ入りのアイス。
「くれるの?」
と聞くと彼は、
「早く食べないと、溶けちゃうから!」
と笑う。
今年もまた、この季節が始まる。

7/14/2025, 2:05:06 PM

昔に比べて暮らしにくくなった夏だが
それでもこの時期を堪能したい

夏季限定メニュー
夏祭り
レジャー

記憶に残るような夏の思い出は
大分減ってしまったが
小さな思い出はきっと作ってる

7/14/2025, 2:02:21 PM

〚夏〛

夏が来た。
風は寒いと感じていたが、太陽の光が
僕が想っていたよりも強くて、逆に風が
ほしいくらいだ。

猛暑日の中。
僕ら学生達は下校する。

彼の後ろ姿をみながら。
ふとため息をつく。
前までは、彼の後ろ姿をみる瞬間はない
だろうと想っていた。
だが、今では空いているみたいだ。

あしたもすてきな日になりますように。

7/14/2025, 2:01:40 PM

昔は夏が大好きだった。
だってプールに行けるから!冷たい飲み物が美味しいから!
それくらいの理由で好きな季節を訊かれたら必ず「夏!」と答えていた

毎年市民プールに行くのが楽しみだったけど、母さんがめんどくさがって小学一年生から連れてもらえなくなった。
たちまち市民プールも潰れ、学校のプール開きもなくなり、夏はただただ暑い季節になった。

自律神経の関係や、熱くなると末梢神経が開くことから、血圧が下がりフラッと倒れたり眩暈が起きやすくなる

いわゆる起立性調節障害の症状。
それは夏になると悪化する。だから塩分と水を大量に摂取し、血圧を上げる努力をしないといけない。

汗も日焼けも血圧が下がるのも、湿気が多くて髪が広がるのも嫌。飲み物を買ってもすぐ温くなるのが不便。
虫が大量発生するのも、電気代が高くなるのも嫌
最近は暑すぎて外に出るのが億劫

一ついいことを挙げるとするなら、夏らしいことをすることで人との絆が深まる。
あと、食欲がないから勝手に痩せる。
ただ、起立性調節障害の影響でちょっと食べ物の香りを嗅いだだけでも気分が悪くなったり吐き気を催したりする。

現在私は中3、受験の時期。皆んな、そろそろ張り詰めてきているようだ。

でも私はODのこともあり長い間学校には行ってない。
症状として一番辛いのが頭痛でも吐き気でもめまいでも立ちくらみでもダルさでもなく朝起きられないこと。

出席日数は勿論足りないので通信制高校か私立にしかいけない。
学費が高い私立に行っても朝起きられない現状は変わらない、それに学費の面でも親に苦労を虐げることにもなるから通信制高校という道しか残されていない。

三年生なってから、1ヶ月半ほど連続して登校試みたが、その間、37.0〜38.0の微熱が1日に何回も出たり下がったりを繰り返していた。現在もそれは続いてる。

7/14/2025, 2:00:44 PM

「夏」

あんたが居なくなって1年も経っていないんだな
ただでさえ限界の俺らが
とどめ刺されそうだよ

あんたがいなくなって3年程度かな
カウントはしてないよ
けど忘てたこともない

あんたがいなくなって4年
あんたはしっかり数えてる
忘れたいとさえ思ったさ

あんたは5年前
最初の印象は怖い人
でもすごく優しい人だった

あんたは6年前かな
記憶の中のあんたはよく笑っている
のくせして頑固者だったな

あんたは8年前か
よく笑ってくれたし怒ってくれた
最後はあまり余裕なさそうだったな

あんたら聞いてくれよ
友達は大切な人を無くしたことがなかったり
最近祖母が亡くなったという人だったり
この歳でこんなに経験してるのは俺だけだったよ

人だけじゃない
ペットも大切な家族出会ったり友達であったり
代わりが効かない大事な理解者だった

どんどんそっちに行っている
もう少し連れてくのゆっくりで頼むよ
みんな教わりたいことも聞きたいことも話したいことも
まだまだあるんだ

そっちが賑わうのはいいんだけど
こっちが寂しいよ

あんたらのこと考えながら
今の俺を伝えながら
俺は1人煙を吹いてるよ

線香じゃないけど
あんたらに届くように
毎日煙炊いてるよ

7/14/2025, 1:54:53 PM

最近ずっとback numberのわたがし聞いてます。

7/14/2025, 1:50:54 PM


汗ばむ季節。
君と花火を見に行く。
いつもは音しか聞こえなかった花火。
私の手を引いて、君は人ごみの中をかき分けていく。歩幅を合わせてくれている君だが、今日はなんだか少し早歩きな気がする。
私は転ばないよう君の背中を追い続ける

7/14/2025, 1:50:12 PM

夏になると思い出すこと。

姉や友達と行った市民プール。泳いだ後のコンビニで食べるアイス。ランニングシャツ。パンツを忘れそのままはいた半ズボン。日焼けした肌になぜか脱色して金色になった自分の腕毛。昼寝の傍にある古い扇風機。すいか、カブトムシ。いつもかぶっていたライオンズの野球帽。暑かったけどいやじゃなかったあの時期。

7/14/2025, 1:49:16 PM

差し込む白昼の匂いがした
こういう日は何故だか、鬼灯を思い起こされる
何かを訴えるように、暗闇の中
それはずっと佇んでいる
幼い頃から、ずっと、ずっと

でも、手を伸ばすことはしないんだ
知っているから、無要だと
君は伽藍とした儘、
そこに居てくれるだけでそれでいいから
そのままずっと蝕んでてよ
この空洞を、心臓みたいに瞬きながら

仄暗い部屋に埃が煌めく
滝のような晴天が、素知らぬ顔で通り過ぎてく
そうだったな
一人ずっと、取り残されていたね


夏だなぁ
後ろの正面、玄関口で、誰かが憂う

7/14/2025, 1:49:08 PM

『夏はまぼろし』
蝋人形と添い寝していた 冷たい朝だ 麦茶を一杯
製氷機が夢をみる 憧れのハワイに旅立つ 夏のまぼろし

7/14/2025, 1:46:01 PM

白い大きな帽子が似合う黒髪の君。
黄色のワンピースを風に遊ばせている君。
青い花の飾りがついたサンダルを脱ぎ、素足を海に浸している君。
君の目線の先に何が見えているのか、それは僕にはわからない。
同じように僕が見てもそこには煌めく海の水平線、それと交わる青い空しかない。
君にしか見えない何かがあるのだろうか。
気になって声を掛けようとしたら、君はこちらを向いてニコリと微笑んだ。
それがとても寂しそうに見えてしまったけれど、直後に僕を呼びに来た友達に気を取られた一瞬の隙に君はいなくなっていた。
……夏が来る度に君と出会った海へ行って君の姿を探す。
親や友達は君のことを知らないし見たこともないと言う。夏の暑さにやられたのではないかとも言われた。
そうだったとしても僕は君にもう一度会いたい。
蜃気楼でも陽炎でも幻影でもいい。
夏が見せた一時の夢だったとしてもいい。
ただもう一度会いたい。
ただそれだけなんだ。

7/14/2025, 1:44:47 PM



今年の夏は溶けそうなくらい暑かった。
地球温暖化で日本、いや世界中が暑さにやられていた。

小柄で顔が整った女性がいた。大きなビルの中の角で彼女は美容師として働いていた。そこそこの人気があり、女性も、高齢者も誰一人例外なくお店に来店していた。
そこの店員の1人が小柄で整った顔の女性なのだ。
名前は 天内 柚葉 美容院で働く22歳
楽しく働いていくごく普通の女性、だと思われている。
だが彼女には誰にも言えない秘密がある。
それは、万引き。
誰もが知ってる万引きだ。
コンビニで食べ物を大量に盗み、それを食べて、食べて、食べ続けて、胃が苦しくなるまで食べ続けて、苦しくなって、もう胃に入らない所まできたら吐く。
これを5ヶ月柚葉は続けていた。
5ヶ月たった頃には顔がぐったりしており、何度も何度も吐き続ける事で、胃酸で歯が溶け始めた。
その状態でも美容院にはしっかり出勤し、仕事をした。
でも周りからは心配の声と彼女への恐怖が混ざりあっていた。彼女の見た目はボロボロのホームレスのようで、生きているのか判断がつかないほどだった。
その状態だとお客さんも怖がり予約がどんどん減っていっていた。この状況はいけないと思った店長は彼女に休みを取らせた。
休みを取らされた柚葉は何もする事がなく、ただただ万引きを繰り返していた。そして吐く行為を繰り返し、歯はボロボロ、遂に栄養失調で倒れてしまった。柚葉は一人暮らしなので誰も助けてくれる人は居ない。
そんな中で柚葉はボロボロの歯を剥き出しにして、ぐったりした顔を無理矢理上げて、笑みを作った。
そのまま彼女はボロボロの状態で死を迎えた。
その彼女を見つけたのは死亡してから約2週間後で、暑い中、2週間も放置してあった死体からは生魚が腐ったような臭いが彼女からしており、目は充血し、歯は何個か抜け落ち、髪もボサボサな状態だった。
そんな彼女に警察も躊躇し、親も居ない柚葉は葬式もして貰えず、ひとり、孤独に亡くなってしまったのだった。

7/14/2025, 1:42:10 PM

2025年の夏は、去年とは違う。私は今、新しい挑戦の真っ只中にいる。

去年の夏は、暑さと騒がしさに振り回されていた。鳴き止まない蝉の声に耳を塞ぎ、どこからか飛んでくる蚊に辟易していた。

でも今年は、不思議なほど静かだ。
蝉の声がしない。蚊も見かけない。夏が、どこか遠くでひっそりと過ぎているように感じる。

その静けさの中で、私は机に向かい、自分の未来と向き合っている。
毎日少しずつ勉強を進めて、進路のことを考えたり、理想の働き方を思い描いたり。これまで逃げていた「自分と向き合う時間」が、今の私にはとても大切だ。

風鈴の音が微かに鳴る午後。冷たい麦茶を片手に、ふと外を見れば、照りつける太陽の下で誰もいない道が広がっている。
季節は確かに夏だけれど、去年と同じではない。

静かなこの夏が、きっと私の「転機の夏」として、記憶に残るのだと思う。
変わらないようで、変わっていく。そんな日々の中に、小さな前進を感じている。

7/14/2025, 1:40:40 PM

【夏】
夏休み中の俺と……俺だと自分は信じてる
アレはイタズラなんかじゃない
心の中で考えていること全部を知っていたじゃないか……
うたた寝したんじゃないか、と言われたら
そうかも知れない、そうであって欲しい
アレが夢なら俺は今、迷っては居ない
0時になった
ラジオのオープニングと同時にチューニングが合わなくなってキュンキュンガガガガツーガガガガ「イ・マ・キ・イ・テ・イ・ル・ノ・ハ…………コウサン、ガガガガガガノ…オレカ……」キューンーガガンガガンンンンン……少し静かになった後「俺は未来の43歳の俺だ……運命を変えてしまってもいいと思っている……もしかして今よりも不幸になるかも知れない……から、高3の俺には申し訳ないけど
今、夏だろ……そう設定されている
まず、第1志望の大学へ行くのはやめて欲しい、お前は理系じゃない……信じられないかも知れないが……理系かも?のレベルだ…文系の勉強はつまらないんだろ?もっと工夫して
文系の大学にしろ………アノ女に出会うキッカケがなければ、こんな事にはならなかった……だから絶対に文系の大学にしろ……
コレは夢ではない…俺の5年分の命と引き換えに過去の俺に話をする権利を買ったんだ、、、頼んだよ…お願いします」
そう言うとラジオはプツンと切れて
直にDJの他愛もない話が流れてきた

こんな事ってあって良いのか?
時計をみたら0時のまま
ほら…夢だよ
でも夢じゃなかったら?
未来の俺は時間を来たときの0時を帰りに合わせて来たんじゃないのか?

どうする俺……
運命はどんな事があっても変えてはいけない
とんでもなく多くの人に影響も大迷惑もかける
それに大学は……やっぱり第1志望に入りたい

するとラジオから大きな声が飛んできた
「何、躊躇して、1人で良い子になってんだよ!俺はまた5年分の命と引き換えに話をしている、合わせて……10年だ…分かるか?俺は本気だ!」

高3の俺ほやっと言い返した
「分かるよ……43歳のオッサンの俺

あんた………めっちゃギャンブラーになってるんだな
俺が言う事を聞く事に賭けて10年分の命を賭けたんだろ?
そんなに返せない程のギャンブルに負けたのかよ

大人なら自分でな・ん・と・か・しろよッ
がんばれオッサンの俺」

7/14/2025, 1:40:04 PM

“夏”

「あっちぃ……」

 あまりの暑さに耐えかねて低く呻けば、パピコの片割れをかじっている隣人がびくりと肩を震わせる。気が弱いやつは声が大きいだけでビビるのだ、という友人の忠告が過ぎる。が、茹だった頭では上手いフォローも思いつかず、無心でパピコにかじりついた。部活終わりの帰り道。

「うまい、コレ」
「お前ほんと、食べるの好きな。確かにうめーけど」

 キョドっていたかと思えば、次の瞬間には、冷たい甘味に顔を綻ばせているのだからよくわからない。オドオドしている割に、マイペースなやつだと思う。

「嫌い?」
「なわけねーよ。夏に食べるのは別格だよな」
「わかる? オレも、スキだ」

 ふふ、と笑う横顔を見て、どうやら今日は上機嫌だ、と気づく。機嫌が悪いところ、は見たことがないけれど。気分が下がっているとき、はわかるようになってきた。そういう日は会話が弾まない。つまり今日はその反対で――上手に話せていると思う。オレたちが。

「はんぶんこ、だから」
「うん?」
「これ。もっと、美味しくなった」

 言葉足らずにもほどがあるだろう、と突っ込むのにはもう飽きた。彼の意図に思考を巡らせて――ワンテンポ遅れて、頬が熱くなる。

「……お前、サラッとそういうこと言うよなあ」
「?」

 小っ恥ずかしいことを言ったくせに何も知らん顔で首を傾げている。あるいは、恥ずかしいと思う自分の方が恥ずかしいのか。

「オレも、うまいよ」

 はんぶんこ、だもんな!
 強調して言ってやっても、嬉しそうに頬を緩めるだけ。勝手に負けた気持ちになって、残りのコーヒー味をガツガツと吸い尽くした。甘さの中の程よい苦味は今のオレの心境に似て。

「いい、食べっぷり」

 にこにことマイペースにアイスを口にする、隣のコイツに、きっと、一生かないっこない。

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