『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「夏祭り」はJITTERIN'JINNでしょう?
夏祭りがWhiteberryの代表曲と言われる事に納得がいかない…
BeTgetherが鈴木あみの代表曲と言われるのと一緒…?
私は夏祭りもBeTgetherいい歌…と思ったことはないけれども。
JITTERIN'JINNもTMnetworkも私の青春だったので未だに好きだけれども。
君の奏でる音楽を聴くたび胸が踊る。
楽しい、悲しい、悔しい。
感情が動くたびに奏でられる音楽が好きだ。
次は私にどんな表情を、メロディーを見せてくれるだろう?
そう思うたびに、楽しみが増える。
お題《なし》
いい言葉だって、誰かにとっては良薬になるかもしれないけど。
そのまた誰かにとっては、剣になるかもしれない。
だから完璧なんて存在しない。でもそれでいいんじゃないかなって思う。全部が《善.良いもの》だなんて美しい幻想ありはしないのだから。
ゆるくいきたいものですね。
ピアニストになる!なんて夢を語っていた手先が不器用な幼馴染。和音を奏でるのが苦手だとか、それよりも楽譜や記号が読めないとか、躓くことがとにかく多かった。
そんな子が、今やテレビの向こう側に立ち、世界中の人々を魅了している。あんなにそばにいたのに、今では簡単に触れられない場所に行ってしまった。
今でも君の奏でる音楽は、とっても下手くそで泣いていたあの頃と変わらずにきれいなんだ。
テレビを挟んだ向こう側で、僕はいつまでも君の音楽とともに応援し続けているから、忘れないでね。
29.『君の奏でる音楽』
君の奏でる音楽
「大好きです!」
その一言で、救われるものがあるのだと後に知ることとなる。
何気なく再生していた音楽リスト、聞き慣れた馴染みの曲が流れる中、誤操作でまったく知らない曲を再生してしまった。
戻ろうか、と指を動かそうとして、耳に入ってきたその音楽が思わず動きを止めさせる。
美しく繊細なのに、どこか力強くて。気がついたら、曲を聞き入るように聞いていた。
最後の一音が鳴り響き、曲は終わる。無意識にコメント欄を開いて、そのとき初めて気がついた。
何日も前に投稿されているのに、再生数は少なくて、コメントもひとつもなかった。まだ誰も見つけていないような宝物を見つけたような気持ちともっと知られてもいいのに、という気持ちが混在する。
好きだという気持ちを込めて、文字を書いては消して、書いては消してを繰り返した。結局、送れた文字はたったの六文字。それでも、六文字以上の想いを込めて、送信ボタンを押した。
それがきっかけで、その人の曲をよく聞くようになった。いつしか、その人は有名になり、今では世界中にファンがいるほどだった。
とあるインタビューで、活動を続けるきっかけを聞かれ、その人はこう答えた。
「初めてもらった、たった六文字のコメント。それが僕が音楽を奏で続ける理由です」
2人並んで、エプロンつけて
好きな料理をつくろう。
換気扇の回る音
ガスコンロに火が点る音
何気ない会話に、笑い声と。
日常の、ちょっとした時間が
こんなにも、幸せにゆるく溶けて
心地良いのは。
君が居るおかげ。
君が奏でる音も
君と奏でる音も
幸せだなと、感じるよ。
【お題:君の奏でる音楽】
「君の奏でる音」
どんな音 どんな音を聴かせてくれる
何者でもなく 何者にもなれない君の音
奏でるのはみんなひとり
素晴らしい音を奏であったり
不協和音をだしたり
人生の音符はひとりひとり
君の奏でる音楽
中3の時に、四科目の中から選択授業と言うのがあった。運動神経零、絵は美術の先生に、幼稚園以下と言われ、技術は不器用過ぎて、仕方なく音楽を選択した。週一の授業で、他のクラスの人達と一緒にやるものだった…その中に、中2の時に告白してあっさり振られた彼女がいた。楽器の演奏もまともに出来ない僕は、一番出番の少ないシンバルを選らんだが、彼女の選んだ太鼓と一緒に練習する事に…文化祭迄の期間、一言も喋らず、何となく横にいて、彼女の演奏の合間で、シンバルを鳴らしていた…ちょっと切なくて辛くて…
どれだけ人を信じられなくても
どれだけ自分を嫌いになっても
君のことだけはどうしても嫌いになれない
君の音だけはあたたかいから
あなたはどんな音を奏でますか?
そう問われた時、あなたはどんな行動を取りますか?
何かの楽器を弾きますか?
それとも自分自身が大きな事をしてみんなをわっと驚かせますか?
捉え方は人それぞれ。
私がこの質問をされたら、なんて答えるかな。
考えれば考えるほど何を答えれば良いのか分からなくなるけど、きっと私は、
みんなを笑顔にできる音を奏でるって答えるかな。
捉え方は人それぞれだからね。
お題:君の奏でる音楽
放課後
今日も聞こえてくる
ピアノの音
気になって音楽室を覗くと
女の子が一人演奏していた
「その曲なんて言うの?」
僕はそう言った。
「リストの《愛の歌》第3番」
君は冷たく言った。
その1週間後
君の奏でるピアノの音は聞けなくなった。
何故なら君はフランツ・リストの亡くなった日
7/31に死んだから。
君の奏でる音楽
(ワールドトリガー夢創作)
ボーダーの雑踏の中、大嫌いで気になるあいつを見つける。水上はただ一言、言いたくて近づく。こちらに気づいて、微笑む顔が嫌いで。それはどうしようもなく、羨ましいから。
「莉子さん、今日の配信聴きました」
「あ、ありがとう」
「もうちょっと本気で歌えないんすか」
水上は淡々としたトーンで、ちくちくと莉子を責める。いつものことなので、莉子は苦笑い。
「やっぱ水上くんには分かる?」
「そりゃ分かりますわ。本気のあんた聴いてりゃ」
最初から気に食わなかった。あの人に想われているあんたが。それなのに、あんたの歌を聴いたら、自然と涙を溢す自分がいた。水上はそれを一生の不覚と思うし、歌で手を抜く莉子は見過ごせなかった。
「また聴かせてくださいよ」
あの時みたいに。彼女に完全に負けるとしても、もう一度聴きたいと思う歌。ちゃんと躾けて欲しかった、俺はあんたにはなれっこないのだと。
『夏場の独り言』
夏。ちょうどお盆でお墓参りに来ている。
左手には、線香とマッチが入っている袋。
右手には、先程自分の向日葵畑で取ってきた少し大きい向日葵。
最近は猛暑日が続いているということもあり、鐔が広い帽子を深く被る。
自分が唯一持っている小さな車でお墓の目の前まで来てみたが
ここら辺はお墓の集団地ということもあり、大分端まで行かなくちゃならなかった。
「ふぅー…やっぱりここらは荒れてるなぁ~」
田舎の中のさらに田舎であるこの辺りは人気がなく、
またお墓の手入れをする人も少ないため雑草がぼうぼうだ。
「一応刈っておくかぁ」
ポケットからこんなこともあろうかと持ってきていたポケットナイフで草を刈ってゆく。
ざくっざくっと小気味よい音が、静かな平地にすぅっと馴染んでいく。
「よし。このぐらいでいいかな」
30分程が経過したが、真夏の太陽は変わらず全身に照りつける。
「えーっと、あの子のお墓は…」
場所を覚えることが苦手な自分は、
他のお墓を目印に一歩また一歩と目的地までを淡々と歩く。
「あ!あった!」
自分が到着した所には、他の墓とは完全に決別されたであろう
縦横2mぐらいのちょっぴり膨らんだ土地があった。
その土地には墓と言えるようなものがあるかと言えば、
「たろう」と掘られたか細い棒と、使い終わった線香が刺さっているということだろうか
「ん~久しぶりだね~たろうー…僕が来たよ~」
灼熱の太陽のおかげで暖まった土が亡くなったあの子を思わせる。
「たろう」…僕が二年前まで一緒にいた犬だ。
たろうは犬といってもただの犬じゃなかった。
「やだ!やめてよ!!」
「うるさい!!黙れクソガキが!!」
「グルルルル…ガウッガウッ」
「チッ…またこの犬かよ!」
ダンッ
「きゃうんっ!!」
「た、たろう!たろう!」
僕が虐待を受けていた時に守ってくれた、僕の大切な大切な家族だ。
たろうが僕を守ろうとして、蹴られているのをさらに僕が守ろうとして…
二人で一緒に成長したな。
僕がちょうど中学生になったころかな…虐待をしていたお父さんが捕まって、
僕とたろうが親戚に移されたんだ。
そこでやっと助かったと思ったんだけど…
「たろう~…もう足は大丈夫かな。天国で走り回ってるかな」
あれは、二人で親戚に来て約二週間がたった頃。
たろうが交通事故にあった。
ちょうどおばさんが散歩に行ったときに、飲酒運転のトラックが突っ込んできて
おばさんを守ろうとしたたろうがトラックに跳ねられた。
幸い命に別状はなかったけど、足が思いっきり地面に打ち付けられたために骨折。
たろうが走ることはもうできなくなった。
その後のたろうは元気がなくて…それでも僕が大人になる20歳まで生きてくれた。
二年前たろうが亡くなった頃は、
もうそろそろだろうと思っていたから身構えてはいたけど涙は抑えられなかった。
ただ悲しくて、悲しくて、何日も寝込んだ。
でも、ある夜にたろうの声が聞こえたんだ。
「わぉんっ!わぉんっ!」
寝ているときに耳元で、ちっさな声だったけどしっかり聞こえた。
その時に、思い出したんだ。
足を折った後のたろうは体は元気なかったけど、声だけにはやたら元気があって
「わんっ!わんっ!」
「お、今日は気分いいのか。おやつでも食べる?」
「わぁぉんっ!」
その声を聞くたびに、僕も頑張ろうと思った。
きっとたろうが元気だして!って言ってくれたんだろうなぁ。
その日の朝、僕はすぐに近くのお墓まで走っていった。
当時車は持っていなかったからおばさんのをかりて、たろうと一緒に。
お金があんまりなかったから墓という墓は造れなかったけど、それでも十分だった。
「んでもってなんだか物足りなくて刺したのがこの「たろう」って掘られた棒」
十分ではあったけれど、物足りなさを感じた僕は
近くに落ちてた木のささくれみたいな棒に石で「たろう」と掘った。
「今考えたら中々に小学生みたいなことしてるなぁ笑」
それでも、僕にはたろうがそこにいてくれている気がして
一時間くらいはずっとたろうの墓の前に座っていた。
「たーろう~…今の僕のことは見てるかなぁ…」
墓の目の前にある海に語りかける。
たろうが亡くなった後の僕は、
一流企業に勤めてたろうにこの姿を見てもらおうって毎日奮闘してた。
「まだ彼女はできてないけどね笑」
この一年に一回この一時のために頑張っている。
「おっとそろそろ帰らなきゃ」
この田舎に馴染まない最新式の腕時計を見るともう二時間も経過していた。
「じゃあ、またね。たろう」
そう言って、最後にそっとたろうの体がある場所に触れて、この場を去った。
ザザーンザザーンザッパーン…
わぉんっ!
僕が去った後の波打ち際からは、静かな波音だけが響いていた。
お題『君の奏でる音楽』
※鐔(つば)=帽子のつば
あとがき
主人公とたろう。幸せな未来があるといいですね。たろう、実は忠犬ハチ公みたいに主人公のことをずっとあのお墓で待ってたり…。
話題変わるのですが、他の皆様って書くのに何分ぐらいかかってるんでしょう?私は大体一時間です。時間が過ぎるのは早いですね。お盆休みだと時間がゆっくりとれて楽です。
お盆休み、皆様は帰省やご旅行でしょうか。暑さ対策をお忘れなきよう気をつけて楽しんでらっしゃいませ。
君の奏でる音楽
て何だろう?僕の奏でる音楽は、はっきりしてる。
クラシックギター、エレキギター、エレキベース、アコースティックギター、横笛、縦笛、和太鼓、ドラム、ハモニカ、指1本たどたどしく弾くピアノ、小学校の時、鼓笛隊の部長だったので、トランペット。カスタネットなんかも楽しいね!それからタンバリン!口笛!おばーちゃんは詩吟やってたけど。
お経も奏でる音楽かな?君は愛を奏でるのかな!
徳博
君はずっと悩んでいた。
きっと自分の音に悩んでいた。
でも、
君の奏でる音楽は、
僕にとって唯一無二のものだった。
僕が音を失った時だって、
君の音は僕に届いていた。
君の奏でる音は、
僕にとって唯一の救いだった。
お題「君の奏でる音楽」
催眠作用でもあるのか
いつも眠気に襲われる
優しい優しい音色が
子守歌のように全身に染み渡る
だから最後まで聴くことが出来ない
だからいつも怒らせてしまう
それでも懲りずにリクエストをする僕に
呆れながらいつも聴かせてくれる
優しい優しい君が奏でる
優しい優しい音楽
「君の奏でる音楽」
僕が思う音楽というもの、手、指先、腕、足、足先、体、顔、表情、瞬きや息遣いの身体のてっぺんから髪の毛一本に至るまで、全て、そして、こころを使って楽器を奏で、声をからだから出して、打ち込んで、命を吹き込んで、聴く人たちに、自分に、感情をいっぱいに込めて伝える。それが、僕にとっての音楽。
でも、僕にはそんな表現はできない。音楽は好きだ、だけど僕が音を奏でるには、障害が大きすぎるんだ。無理をしてやったことがあったんだ、大丈夫、大丈夫、って自分に暗示をかけて。楽しめるように、楽しみたかったんだけどね、怖くて怖くて仕方がなくて自分の目が膜で覆われて深い海に沈んでしまうから。無理だっだんだよ。僕にはきょうきだ。
そんな、そんな僕は、心地よい音を出す人に出会った。音をいっぱい出して楽しませる音楽じゃなくて、優しくて、高い音を使わなくて、そっと寄り添うような、そんな音に。
ふるえた。声が。体が。溢れてしまった。これまで積もってきたものが。
君が奏でる音一つ一つが繊細で、優しくて、楽しんでいて、まるで語りかけているような、安心する、音楽。
音楽は、何を通して聞くかだけで聴けることもあれば聴けないこともある。
「今日は付き合ってくれてありがとう」
「いや……僕は、勝手についてきただけだから。邪魔してごめん」
「ううん。私ね、思い出したの」
君は慈しむように、トランペットのケースに視線を落とした。
「私、この子を吹くことが好きだったんだって。それを……あなたに聴いてもらうことも、好きだったの」
そう言って、僕の顔を見上げて微笑んだ。
「だから、一緒に来てくれてありがとう!」
「……こちらこそ、聴かせてくれてありがとう」
僕もそうだった。君が吹くトランペットが、僕は好きだった。
優しく包み込むような温かい音色も、天高く突き抜けるような鮮やかな音色も、豊かな表現力で奏でる君のトランペットを……いつまでも、聴いていたかった。
自作小説『有り得た(かもしれない)話』より
君の奏でる音楽
彼女の奏でたノクターンの音色を辿っても、
脳内に響くのはけたたましく往来する
サイレンの音ばかりであった
彼女ともう一度だけ
話がしたかった