君の奏でる音楽』の作文集

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君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/12/2023, 11:37:29 AM

ここに来るたびに思う
君の奏でる音楽が好きだったと

ひとり奏でる姿、響く音色、窓から吹き込む心地よい風
それを静かに聴く、ぼく
全て覚えている

まるで世界でふたりだけになったような

思い出すたびに戻りたくなる

君のいる世界に

『君の奏でる音楽』2023,08,12

8/12/2023, 11:36:30 AM

帰りのホームルームが終わり、直ぐに音楽室へ向かった。

音楽室には、同い年くらいなひとりの少女。
彼女の姿は私しか見えていない。
彼女は数年前に亡くなっているから。

どういう訳かは知らないが、成仏出来ないのか
音楽室でずっとピアノを見つめている。

「…今日も弾かないの?」
そう聞くと、彼女は首を横に振った。

胸が、バクバクと破裂しそうに鼓動した。

ゆっくりと微かに透き通った指が鍵盤に触れる。
静かな音楽室にぽーんと音が響き渡った。

「…もっと弾いてよ、」

次々と音色が音楽室によく響く。

悲しくて、切なくて、でもどこか強い気持ちがあるこの音色。
何かを訴えてくるような、そんなメロディー。
君の奏でる音楽を、私は永遠と聴いていたい。

彼女が成仏したってこの音をひとつも忘れたくない。

どんどん美しく透き通っていく彼女を見つめながら、
そんなわがままを私は思い続けた。
きっと私は、明日も音楽室に来るだろう。

君の奏でる音楽を忘れないために。


『君の奏でる音楽』

8/12/2023, 11:32:33 AM

君の奏でる音楽は、僕の心の一番柔らかい部分に突き刺さる。
その音色がゆっくり響くと、僕は知らないうちに涙をこぼしている。

8/12/2023, 11:31:05 AM

「君の奏でる音楽」に何度救われたか分からない。

その紡がれる言葉に、汗を流しながら歌うその声に、何度も傷ごと抱きしめてもらった。何度も何度も。

ありがとうと叫んだ私の声は届いただろうか。

8/12/2023, 11:30:37 AM

君の奏でる音楽……。
不協和音。こちらが、ちゃんと合わせようと、しっかり譜面を見ながら演奏する。
しかし……。向こうが、こちらの努力をムダにする。
あの悪女が、それだ。人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。



君の奏でる音楽……。
巧拙は、関係無い。ただ……。君らしく奏でてくれれば、それでいい。

8/12/2023, 11:30:23 AM

もう聴こえないはずなのに
いつも気付けば鳴り響く

初めて聴いたのは優しい音
人を誘う、優しい音

次に聴いたのは怒りの音
愛しい人を守る、怒りの音

最後に聴いたのは悲しい音
悲鳴のような、悲しい音

隣に居ても
もう聴こえない

8/12/2023, 11:28:13 AM

孤高の道を一人行く人よ。

君の歌は郷愁を抱かせるだけでなく
宇宙を抱くかのように荘厳で深遠だ。

濁りのない水晶のような透き通る歌声は
聞く者の心を震わせ、
君の奏でる旋律に共鳴しあう。

君の奏でる音楽は、
音が作り出す宇宙に私を連れて行ってくれる。

何もかもがそこにはあり
各々が持つ宇宙と響き合う。

君の奏でる人間讃歌、自然賛美に
今日も私は、耳をすませ
歌の宇宙を漂う。

8/12/2023, 11:27:02 AM

あなたがあなたでいる
  私が私でいる
  そして
  みんなが自分らしくいる
  そこから生まれる
  素敵なハーモニー





         〜君の奏でる音楽〜


君も僕もそしてみんなが
その人にしか持っていない
素晴らしいものがある
それを自由に表現する
そういう時が来たんだ
それぞれが個性的
みんな違っててよくて
だけど全体でまとまる
そういう世界を
この星で創っていく

8/12/2023, 11:23:11 AM

~君の奏でる音楽~

(楽譜すら読めないので
演奏できる人尊敬します)

お題から思い浮かんだのは某乙女ゲームですが知ってる人いるかな。
初心者の女の子が魔法のバイオリンを手にして学内コンクールで切磋琢磨するお話なんですけど。
言葉で語るより音楽で語りあってしまうような音楽を通しての恋愛があったりなかったり。
このゲームのおかげでクラシックのコンサートに何度か行きました。
クラシックって正直眠くなることも多々あるのだけどそれはそれでリラックスできてストレス解消にもなってそうなので良いかなって思うのでした。
演奏してる人から見たら寝てる観客はイヤかもですねゴメンナサイ。
ちなみにゲームの同シリーズでアプリゲームもあるのでそれも楽しんでます。

8/12/2023, 11:22:19 AM




工場のベルトコンベアをすべて停止する
もう、私のために彼らが働く必要はないから
「おやすみなさい、お疲れ様でした」
電源を落として、彼らに永遠の別れを告げる
間もなく巨大な工場に静寂が訪れる
唯一の明かりは非常灯だけ
でも、それももうじき消えるはず

私の身体は無数の鳥になっていく
痛みや苦しみは存在しない
あるのは、恍惚だけ
私はすべてを超越する
そしてこの大宇宙を漂い続けるんだ
後悔なんかしていない
忌々しい過去と対峙する必要もない

世界が私を受け入れてくれる
すべてが私を慰めてくれる
ベンゾジアゼピンで繋ぎ止めていた糸が切れる
私をいたぶっていた惑星が小さくなる
聞こえてくる、静謐なメロディー
神様がいる場所に近い所へ行く
酸素も二酸化炭素もない所へ

古びた私の肉体は鳥たちが啄んでいった
もう、何も怖くない
もう、何も悲しくない
もう、これ以上死ぬこともない
私は新しい世界で永遠に生きていくのだから…

8/12/2023, 11:20:44 AM

「君の奏でる音楽」


「君は声は大きいし、
今までに散々文句を言われたし、
歯に衣着せないではっきり言うから
口は悪いけど」

それは、私が嫌われてもいいから
あなたが他の方に
尊敬される人でいてほしいから。
だから敢えて人が言わないことも言う。
あなたのこれからの人生に
私はいなくていいから
幸せになってほしい。

私があなたの周りの空気を
ただただ和ませようと願って
拙い手でゆっくりと楽器をひくと


「君の奏でる音楽は嘘をつけないね。
とても優しくて心地よい」

全部あなたに伝わっている。
あなたの言葉も
まるで奏でる音楽のよう

やはりあなたには かなわない。


        「君の奏でる音楽」

8/12/2023, 11:19:40 AM

【15,お題:君が奏でる音楽】

僕は人じゃない。
黒光りする羽にグゥアァ、ガアとしゃがれた鳴き声
僕はカラスだ。

僕は生まれたときから森の奥深くで、息を殺しながら生活してきた。

その森は、色とりどりのカラフルな鳥たちで溢れかえっていて
綺麗なさえずりや羽の美しさを競いあい、鳥たちはより美しく優美に輝いた。

......いつの間にかこの森では、美しさがすべての基準になっていた。

醜かったり、上品にさえずれなかった鳥たちは次々とこの地を離れた
離れた...と言うより追い出されたんだ、宝石に混じった石ころを摘まみ出すようにして
地味な鳥たちは数を減らし、ついには僕だけになってしまった。

僕は離れなかった。

離れたくなかったんだ。

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薄暗い夜明けの光の中、僕は木のうろにある寝床からこっそり抜け出した。
幸いにも、黒い羽はまだ明けきらない闇に溶け込める
今日は見つからずに出ることが出来そうだ。

木の密集している中を音を立てないようにしばらく歩いて、木が少なくなったところで極力ゆっくり飛び立つ
なだらかな丘を少し飛んだ先に“それ”は見えてきた。

......今日はまだ起きてないな

その小さな家は街から離れた丘の中腹に建っていた。
僕が寝床に石を投げ入れられても、頭から水をかぶせられても、ここから離れようとしない理由がこの家だ。

庭の木にとまって、羽繕いをしながら“その人”を待つ。
少し早く来すぎたかな?そう思い始めたとき

ガラガラガラッ

向かいの窓が開いて女性が顔を出した。
視線が誰かを探すように動き、僕の前でピタリと停止する
その瞬間に彼女の綺麗な顔がほころび、片手を前に出して僕の名を呼ぶ。

「ネーロ!おいでっ」

バサササッ!

木の枝を蹴って飛び立ち、彼女の出された手にのる
僕は彼女のことが大好きだ。

「おはようネーロ、いい朝だねぇ」

グアァガァ(そうだねアリア今日は晴れて良かったよ)

彼女の全部が愛おしい、これまでに何度人間になりたいと思ったことか
彼女の声 笑いかた 話し方 もちろん全てが好きだけど、特に好きなのは

「じゃあ、今日も聞いていてねネーロ」

グァア!(もちろんだよ)

アリアは僕を椅子の上に降ろすと、おもむろに古いグランドピアノの鍵盤に手をのせ
ゆったりと弾き始めた。

遅いテンポでのんびりとした曲調、君の奏でる音に聴き入ってると、ふともう一つ音が重ねられた

「~~~~♪~~~~♪」

音楽に合わせて楽しげに弾む歌声、心からピアノが好きなのが伝わってくる

君の奏でる音楽が僕は大好きだ、心から楽しそうにピアノを弾く君が大好きだ
君が居るから僕はここに居ることができるんだ。

8/12/2023, 11:17:03 AM

テーマ:君の奏でる音楽 #272

君は演奏者で
僕は観客。
君の奏でる音楽は
人々を感動させる力があった。
僕にはそんな力がなくて
君を尊敬する。
君は誰もが持つことができるわけじゃない
魅力的な力を持っている。
僕にもそんな力があったら
なにか違った視点で世界を見られただろうか。
言葉にしてそれを君に伝えると
意外な言葉が返ってきた。
「君にも私は持っていない、
 魅力的な力を持っているよ」
君は優しいから
気を遣ってくれているんだと思っていた。
でも君は言った。
「理想は高くていいと思う。尊敬する気持ちも大切。
 でも自分を認めることも同じくらい大切だよ」

8/12/2023, 11:14:36 AM

窓を開けると いつも心地よい音色が聞こえてきた
音色は スゥーと中に入っていき
僕の中でこだまする。
悲しい時や、辛い時は
あの音色を思い出し
幸せな時や、嬉しい時も
あの音色と踊った
でも 音色を奏でていた君は
音色同然の存在だった。

また 君の音色を聞きたい

8/12/2023, 11:11:29 AM

君の奏でる音楽が好きだった。それは、楽器とかそんなのでは無くて。君の体から流れる音楽が好きだった。衣服の擦れる音、笑う声も泣き声も、心臓の音も。
君から発する音全てが、私を魅了して離さなかった。離れなかった。離れられなかった。

だけど、いつからか君の奏でる音楽は少しずつ小さく、少なくなった。
それに私は気付かなかった。心地良さだけを信仰していたから。気付いた、いや、変わっていくと認めてしまったら、結局私は君の音楽に少しずつ耐えられなくなってしまうだろう。その未来が、もう既に見えていた。
だから、私がこの音楽に終止符を打つことにした。私は指揮者で君は演奏者。2人でひとつの作品になる。ほら、もうそろそろ終わりの時間だ。拍手喝采が聞こえるだろう。
演奏者がいて、指揮者がいる。指揮者がいて、演奏者がいる。
それが私の全てだ。


いつからから、鳴り響いてた音楽は止み、指揮者も観客も何もかもが居なくなった。
なーんてね。音楽っていうのは語り継がれるものだから、きっとまた同じ楽曲が流れるさ。

8/12/2023, 11:10:43 AM

その姿は、まさに表現者。
表情に、指先に、足の先まで。
全てを駆使して、音無き音を紡ぎ出す姿は、まさに圧巻で美しい。

音があってこその表現と言われるであろう世界で。
音がなくとも音楽を伝え、観る者に訴える表現力と造詣に富んだ読解力は、他の追随をまるで許さない。

まさに、孤高にして至高。

誰もが到達し得ない、唯一無二の世界を紡ぐ者であり、その先を見据え、たゆまぬ研鑽を積む努力者。

そんな”君の奏でる音楽”は、いつだって憧れで目標なんだ。




君の奏でる音楽

8/12/2023, 11:08:04 AM

初めてライブに行った時
彼らの奏でる音楽に心震えた
映像とは違う迫力
心に響く歌声
光り輝くステージ
彼らに心奪われた私は
この日の事を忘れない

8/12/2023, 11:05:42 AM

「君が奏でる音楽」

忘れ物をし、教室へ急いで走っている時

音楽室から綺麗な音色が流れていた

誰が弾いてるのか疑問を持ちながら教室へ走った

「友達を待たせてるから早く出なきゃ」

そう思いながら下駄箱まで走った

するとやっぱり音楽室から音色が流れていた

弾いてる人がどうしても気になり教室へ入った

そこには仲のいい男友達が弾いていた

「なにしてんの?」

そう聞いたら

「なんとなく、?でも、秘密にしといてよ?」

そう言うとまた彼は弾き始めた

彼が弾いてる姿に見惚れてしまった

これは2人だけの秘密だと思うと胸が高鳴り

今では毎日放課後、音楽室に来て

彼の音色を聞いている

8/12/2023, 11:04:44 AM

かごの中
夏限定で騒いでる
ジージー
ミンミン
チージーチー
しゃあしゃあ
ジージー
賑やかに

苦手や苦手だけれど
夏を感じる
それはどこか
落ち着く、夏の日のできごと





(2023.08.12/君の奏でる音楽)

8/12/2023, 11:00:50 AM

【君の奏でる音楽】

 心をなぞるメロディーに、心を奪われた。

 放課後の音楽室。
 普段は頑丈に閉ざされている防音の部屋は、その日に限り少しだけ空いていた。
 僕は普段、音楽に興味はない。
 けど、今日は嫌なことがあって、少し涙ぐんでいたから。偶然聞こえた音に、ゆっくりと足を向けた。

 この曲はなんと言うのだろう?

 その程度の好奇心。
 だから君が弾いている姿を見たとき、なんで声をかけたら良いか、あるいは何も言わずに立ち去るべきか分からなくなってしまった。

 君ーー宮野は、僕にとって程遠い存在だったからだ。
 クラスでも目立つ男で、人懐っこく友達も多い。
 お喋りで明るい性格は、僕とは正反対で、少し苦手。だから避けていた人物だ。

 鍵盤の上で指が踊るたびに、彼の体が揺れてリズムを刻む。
 強弱をつけて切なく響くメロディは、まるで恋の歌だ。宮野もそんな風に曲を弾くんだな、と思っていたら、急に曲が止まって後悔した。

「……そこで聞くなら、そばに来たら?」

 宮野が俺を見ていた。

「ごめん、盗み聞くつもりはなくて。すぐ、帰るので」
「……帰るなよ。寂しいから、話し相手くらいなれって」
 宮野は明らかに肩を落としたように見えた。いつも笑っているから、意外だ。
「う……うん。でも、なんで……?」
「なんでも」

 聞けば。彼は今日、失恋したのだと言う。
 僕と同じだ。
 好きだと思っていた人に、他に好きな人がいたと、知ってしまったのだ。

 その日から、僕らは放課後に音楽室で語り合う仲になった。
 宮野が弾き手で、僕が聞き手。二人だけの秘密の時間。
 秘密の友達、と言う関係だろうか。
 宮野が好きな人が僕であったと気づくまで、まだ時間がかかりそうだった。

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